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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2009年7月号>      No.0051
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㈱アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国情報    

  中国北京の不燃ボード展覧会

(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

中国レポート

中国北京の不燃ボード展覧会

 

 630日に大連の客先訪問の途中、北京に立ち寄って「第3届中国国際新型壁体

材料技術装備及産品展覧会」を覗いてきました。

 この展示会は、主にセメント系の不燃建材(ボード)系統の展示会ですが、まだ3回目

と言うことで規模的には大きくなく、日本的な感覚の不燃建材と言うよりセメントブロック

のような材料が目に付くレベルで、繊維補強の薄板セメント板や石膏ボード・ロックウー

ルボード等の展示はまだ少数派でした。

 今回精一機械は、現在珠海市の塗料メーカーと共同開発をしている、不燃セメント

系外壁ボードへのUV転写印刷に関する設備をその塗料メーカーと共同で出展しました。

 この製造ラインは既に中国国内での納入実績がありますが、外壁(フラット板)に塗布

できる紫外線や風雨等に対抗性がある、特殊UV塗料によるフィルム転写印刷と上塗

りを連続生産する設備です。ライン幅は4尺まで対応していますので、興味のある方は

ご連絡ください。

 以前、広東省広州でも同様の展覧会に行きましたが、中国国内においては徐々に

この種の不燃建材と言われるボードの製造メーカーや二次加工メーカーが増えてきてい

る感じがしています。

 中国の一般住宅は最近一戸建ても増えてきていますが、圧倒的に集合住宅と言わ

れるマンション形式の家が多く、内装の壁と天井はほとんどコンクリートの表面に白の塗

料を厚塗りしたもので、床に関しては木質フローリングが急速に増えてきていますが、特

に南の地区では陶板の床が未だ多く、その他MDF+低圧メラミンの床等が安価である

為、使用されています。

 壁に関して、キッチンや風呂場等も相変わらず陶板(タイル)が多く使用されているの

が現状だと思いますが、一部間仕切り(マンション等の基本構造壁は変更できないが、

他の間仕切り等は変更可能)でコンクリートの壁を新たに作ったり、合板で間仕切りを

作って表面塗装というのも多く見かけましたが、最近は不燃ボード等で間仕切りするケ

ースも増えてきているようです。

 一戸建ての住宅も、地方都市では富裕層を中心に増えているようで、鉄筋コンクリー

3階建て住宅がメインで、外壁の仕上げには、モルタル、タイル・レンガ等が使われてい

ますが、意匠性が単一になりがちなのと、目地の汚れが目立つことも含めて、自己主張

が強い中国人には物足りないのかどうか判りませんが、不燃ボードの印刷壁や日本的

なサイディングボードを使用するケースも増えてきているのではないかと思います。

 中国北京に本社がある北新建材と言うメーカーは、石膏ボード・ロックウールボード・岩

綿保温シート等の不燃材総合メーカーですが、2007年に蘇州地区に日本からの技術

導入により(カタログにはあえて日本とは明記しないで、外国からの輸入としている)押し

出し成形によるサイディングボードの工場を建設して、年産180万m2の生産をしている

ようです。販売や用途は、一般一戸建て住宅の外壁ばかりではなく、低層集合住宅の

外壁・公共建物やビルの外壁の一部・地下通路や駐車場の壁等に使われているようで

す。

 このように中国国内において、日本で一般に言われている、新建材(不燃ボード)の業

界も少しずつ目立つようになってきており、過去の日本と同じように、今後のこの業界の販

売戦略や商品開発の動向によっては、耐震や防火の法的な整備、ビル等に使用される

建材の軽量化・吸音対策等が進むにつれ、この業界も急成長するかもしれません。

 いずれにしても、中国の景気は確実に上向いてきているようで、マンションの販売価格も

少し上昇し始めているようですし、自動車・家電も販売を延ばしはじめているようなので、

日本の景気回復の牽引役の一部のなると期待するところです。

                                       20090710

                                          車田 修

                                                                          
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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2009年6月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連



尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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