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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2009年5月号>      No.0049
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国情報    

  中国映画「南京!南京!」

(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

中国レポート

中国映画「南京!南京!」

 今回は中国で4月下旬から公開されている映画「南京!南京!」に関するレポート

です。

この映画は、南京大虐殺を題材とした陸川監督による作品ですが、公開以来中国国

内では大ヒットとなっており、5月に入って興行成績が1億元(日本円で約14億5000

万円)を突破したようです。

 中国でこの映画が最近話題になっているから、見に行こうと誘われたのですが、中国

のテレビでよく見る戦争ドラマと同じで、日本人を極悪非道の人間性の無い侵略者とし

て扱かっているのだろうと思って気が進まなかったのですが、すごい人気だと言うので、覚

悟を決めて見てきました。

 映画の内容は、想像とはかなり違ったイメージで、日本人俳優が多数出演しており

台詞の半分は日本語で、中国語が解らなくても内容はほぼ把握できるものでした。

 ストーリーは1937年12月に日本軍が当時の中華民国の首都南京を攻略した時

の戦闘シーンから始まって、多くの捕虜を処刑するシーン・略奪・レイプ等・・・・治安維

持の為に設置された慰安所の話から、この映画の後に公開される、中国・ドイツ・フラ

ンスの合作映画「ジョン・ラーベ」の主人公ジョン・ラーベの南京安全区(日本軍の南京

侵攻時に南京在住の外国人を集めて国際委員会を作って一部を安全区とした)も登

場して、日本軍の角川という軍人と日本人慰安婦との感情表現を通して、最終的に

は角川が二人の中国人捕虜を逃がして、自分は自殺するというストーリーです。

 映画を見終わった時、ほっとした感じが一瞬したのは事実で、私のような一般的な多

くの日本人は、この映画を見たら、中国のこのような映画の表現もかなり違った角度から

するようになり、日本を一方的に非難する事から変わりつつあるのだろうと思って、いい方

向かなと考えるでしょう。

 しかし、中国でなぜこの時期に南京大虐殺関連の映画が続けて二本(南京・南京と

ジョン・ラーベ)が上演されるのかと、疑問に思う人も居るのではないかと・・・日中戦争・

南京事件・大虐殺と少し調べてみたら、南京大虐殺に関しては多くの疑問が有ること

もわかり、政治的には事実として認定されてはいますが、真実がどのようだったのかは、

規模や内容がはっきりしていないようです。

 私の中では(たぶん多くの一般の日本人)、学校の教科書で日中戦争時に南京での

日本軍による虐殺行為があったと言う事実を受け入れてきていますが、それ以上の情

報は今回が初めてで、インターネット上に出ている情報を見る限りでは、大虐殺に関し

ては、事実認定がはっきりしないようですが、日本が中国を侵略した事は事実ですし、

戦争状態では多くの理解できない行動を人間がする事も理解できますが、この件に関

して私の知識では何もコメントできません。

 話は戻りますが、なぜこの時期に南京大虐殺の映画・・・いまさら中国共産党の正当

性を宣伝する目的でもないとは思いますが、私には、現中国の統治された経緯から国

民党との内紛や、過去の多くの民族間の争いや未だに残る少数民族問題がくすぶる中

国サイドの思惑や官僚・民間事業者の汚職や経済犯罪問題、農村・都市部の貧富の

格差社会の歪問題まで、思いださせてしまうのは・・・・・考えすぎでしょうか?

 最近の中国国営新華社通信の調査で中国人の嫌いな国は一位が40.1%で韓国、

日本は二位に下がって30.2%、三位はインドだそうですが、好きな国の第三位に日本が

入っていて、一位はパキスタン・二位はロシアで、中国人は少なくとも隣国に多くの興味を

持ってみているようですね。

 まあ、今回の映画の内容は率直に中国人のバランス感覚に脱帽と言ったところです!

                                        20090510

                                            車田 修

                                                                                    
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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2009年4月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連


尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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