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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2009年2月号>      No.0046
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㈱アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国情報
  中国就労ビザと居留許可証の取得
(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

中国レポート

中国就労ビザと居留許可証の取得

 今年の中国の正月は1月26日で、中国の政府の決めた休みは1月25日から28日の

ようですが、一般的な企業は1月24日から2月1日までの休みのところが多いようです。

私も今回、2月1日に香港経由で中山市に来ましたが、香港空港で中山行きの高速船

の切符を買う為の、長蛇の列にびっくりしました。

 通常期であれば、日本各地からの朝の飛行機が同じ時間帯に香港空港に到着して、

中国本土(深センや中山・珠海)やマカオに渡るために、高速船に乗り換える為のチケット

を買うカウンターは一時的に混雑するのですが、それでも10人から20人位が並んでいる

程度です。

しかし、今回はどう見ても100人以上が列を作って並んでいて、ほとんどが日本人で見た

感じ若い人もいますが、40歳代から50歳代が大勢を占めた出稼ぎ労働者の様相で海

外旅行とは違った雰囲気を漂わせていました。

 ほとんどが中国・広東省に在る日系企業の管理職だと思いますが、中にはこの数年か

なり増えてきていると言われている、中国の大手企業(家電関係が多いようですが)の日

本人管理職も相当数いるのではないかと思いながら黙々と順番待ちをしていました。

 去年の情報で、現在広東省には数万人の日本人の不法労働者が居ることが報じられ、

今後取り締まりを強化するとの話でしたが、現在日本人は15日間ビザ無しで中国に滞

在できる事になっており、観光目的だけではなく、知人訪問・商用・会議等の目的も可能

となっていますが、就労等は許可されておらずZビザを取得する必要があります。

 しかし、この就労ビザは簡単な手続きで取得できる事になっていますが、実際にはかなり

の時間と労力が必要な為、多くの広東省に居る日本の出稼ぎ労働者たちは15日毎に香

港かマカオに一時出国して再入国をして働いているのではないかと思われます。

 今回、精一機械に昨年末から駐在している木村氏が3ヶ月かかってZビザと中山市の居

留許可書を取得しましたが、私もそろそろ不法労働者の烙印を押されかねない状況かも

知れないと考えて、Zビザを取得することにしました。

 今後、必要になってくる人もおられると思いますので、どのような手続きで取得するかをご

説明いたしますが、日本で調べた情報と中国の各省や市単位で若干の手続きが違ってい

るようで広東省中山市での経験ですので、あくまで参考にしてください。

1.まず最初に、就労する中国の会社が本人の為に就行証明書を取得しなければなり

  ません。

  本人が提出する書類は、パスポート・学歴証明書・資格証明書・履歴書(一般的な

  もの)が必要ですが、全て日本語と中国語が必要です。

  その他に健康証明書は、指定された中国の検査病院で200元位払って受ける必

  要がありますし、証明写真も指定された写真館で手数料を払って、写真が本物であ

  ると言う証明書を一緒に発行してもらう必要があります。

  もう一つ、就労する会社と本人との就労契約書を会社で作成してもらい、これらの書

  類と、その会社の営業許可書及び納税証明書をそろえて、就業許可申請書を作成

  の上、市政府行政部門の労働和社会保障部門に提出して、申請が終了します。

  これらの書類はコピーが可能であったり、本物とコピーが必要だったりのようです。

  申請が受理されたら、30日から45日(土・日・祭日を除いた日数)後に立派な外

  国人就業許可証書が発行されます。

2.次にZビザ(一次)を取得するのですが、中国以外の国の大使館や領事館に中華人

  民共和国外国人就業許可証書を提出して申請する事になりますが、上記就業許

  可申請の段階で、香港・マカオ・日本を選択しておく必要があります。

  私は香港の中国領事館で申請後翌日に発行できることから、香港で一泊してZビザ

  を取得しましたが、特急料金で400香港ドルを請求されました。しかし、簡単な必要

  事項を記入して申請書と就業許可書を提出すれば受理してくれます。

  この就業ビザ(Zビザ)は3ヶ月有効ですが、入国してから、15日以内に外国人居留

  許可書を申請しなければなりません。

  Zビザそれ自体は入国のためのビザであり、一回しか有効でありませんのでこれで数次

  のビザ取得が終了したわけでは無いことになります。

3.Zビザで入国後、15日以内に108元払って、人力資源市場(労働局)で外国人就

  業証を発行してもらって(これは108元の銀行振り込みが必要)最後に公安局で外

  国人居留許可の申請を行います。

  これはパスポートを渡して受理されてから、5日(土・日・祭日を除いた日数)後にパス

  ポートに中華人民共和国外国人居留許可の大きなシール(ビザと同じ)を貼り付けて

  くれます。これで1年間中国に滞在できますし、何回でも出入国が可能になります。

  その後は5年間各1年の有効期限終了日の30日前に申請して継続できることにな

  っています。

  以上が就労の為に必要な手続きとなるのですが、ネット上の情報では簡単に取得で

  きるように説明されていますが、結構大変な労力とお金がかかる事がわかりました。

  しかし、日本の外国人就業許可やビザを取得するほうがもっと大変なようです。

                                       20090210

                                           車田 修

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2009年1月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連


尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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