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今月のアドペックレポート(中国情報等) |
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(1)中国国慶節 (2)住宅関連情報 今月の住宅関連情報へのリンク て発信します。 ★ * + * ☆ * + * ★ * + * ☆ * + * ★ * + * ☆ * + * ★ * + * ☆ * + * ★ *+ *☆ 中国レポート
中国国慶節
能登半島地震から9か月が経とうとしていた9月21日から23日にかけて、石川県能 登半島で大きな豪雨災害が発生しました。奥能登中心に河川の氾濫・土砂災害が多 発し、14人の人が死亡され、未だに1人の人が行方不明となっています。 地震の復興に もまだ手が付けられていない状況が多くある中で、続けて大きな災害が起こってしまいまし た。 災害に会われた方々に対して、心よりお見舞い申し上げます。
名古屋地区は大雨等の災害は今のところ発生していませんが、9月の平均気温は過去 最高を記録しており、10月に入っても最高気温が30℃を超える日があり、10月半ばごろま では季節外れの暑さが続く見込みのようです。今年の夏は中国広東省と比べても名古屋 地区の方が暑く、いずれにしても今年は異常な気候となっています。
10月1日は中国の国慶節で中国の建国記念日となっています。1949年10月1日に 毛沢東主席が中華人民共和国の成立を宣言しましたが、この日を祝日として毎年祝って います。 今年は10月1日から7日までの7連休となっていますが、他の春節等の祝日は 毎年旧暦がベースとなっているため変わりますが、国慶節は毎年固定で基本は7連休とな っています。 この国慶節の休日期間は多くの中国人が国内外の旅行を楽しむとされてお り、今年は新型コロナウイルスにまつわる水際対策が撤廃されてから迎える、初めての国慶 節ということもあり、中国国内の景気が冷えていると言われる中、多くの中国人観光客が海 外にも旅行に出かけました。
今年の中国人の海外旅行の訪問先では、日本が最も人気となっているとの報道があり ますが、8月18日に深浅で日本人学校に通う男子児童が、刃物で襲われ死亡する事件 が起きている事もあり、北京の日本大使館は現地に滞在する日本人に対して、連休中の 安全対策について注意を呼び掛けている一方、東京にある中国大使館は日本に旅行す る中国人に対して、安全に注意するよう呼び掛けています。今、日本に旅行に来る中国 人は富裕層と言われる人が多く、過去に数回日本に旅行している人も多いようです。
中国のアウトバウンドはここにきて急激に増加してきているようで、この10月の国慶節休 暇中の海外旅行者は、コロナ前の2019年に最も近くなると予想されており、今年に入って からの旅行先の地域ではアジア地区が全体の80%を占めていると言われています。 マカ オ・香港が最も多いのですが、韓国・日本・タイが上位にランクされています。長距離旅行 先としては、ドイツ・フランス・アメリカ・ニュージーランドが人気だそうです。
以前の中国人旅行客といえば、日本においても爆買いという言葉がはやった時期があ り、薬や家電品・食材等を日本円で数百万円使うとされていましたが、最近の海外旅行の 予算は1万元~3万元(約20万円~60万円)としており、その中で飲食に最も多く使うと 言っている人が70%以上のようです。 今の中国人旅行者は現地の食べ物を試すことが重 要なテーマとなっているようです。 次に続くテーマとしては、現地のエンターテイメントやアクティ ビティで、60%以上の人がここに予算を割くとされていますが、買い物と答えた人は30%位と の事です。
中国の国内景気が低迷していると言われる中、なぜ国慶節中の旅行者が増加している かに関して疑問があるのですが、中国の発表によると今回の国慶節の大型連休中に旅行 等で移動した人が、延べ20億人を超え新型コロナ以前の2019年を上回ったとの事です。 国内を旅行の件数は7億6000万を超え、コロナ以前の2019年と比べて10%以上増え、 消費額は14兆円で7.9%の増加となっています。海外旅行も増加傾向となり、訪問先の 1位は日本で、次いでタイ・韓国となっていますが、一人当たりの支出額としては2019年よ り少し少なかったとの事です。
中国人の今の旅行の目的は、以前のような目的地での買い物から変化してきており、日 常のストレスから解放され、リラックスする為とか、新しい場所を訪れてその地域の文化や風 景を楽しむとか、家族や友人と一緒に過ごすための旅行とかが主な目的になってきているよ うです。 中国経済が低迷していても各個人の蓄えはまだまだあるようで、富裕層に関して は不動産投資を控えている分、海外旅行に資金を回しているとの見方もあるようです。一 方国内旅行においては近場に旅行する人が多く、各観光地は人がいっぱいになり、高速道 路は各地で渋滞がおこり、ホテルの予約が取れなかった人や宿泊代を節約する為か、公衆 トイレで多くの人が座り込んで寝ているニュースも拡散されていました。
人口が多い事は、国内経済が低迷している中においても、各個人の生活習慣やお金を 消費する基本的な目的は大きく変化するものではなく、将来の見通しがない中において節 約する方向でありますが、今回のような大型連休においては大きな金額が短期間に消費さ れる事につながっています。 又、中国国内においてデフレが進む中、今まで買おうとしても高 すぎて変えなかったもの、例えば海外メーカーの高級車等がかなり価格が下がってきている 事から、いまなら買うチャンスだととらえている人もいるようです。
やはり日本においてもバブル崩壊後の低迷した社会において、一般の人々は大きな生活 変化が急激に起こっていたわけでもなく、各個人のお金の貯蓄や使い方がそれぞれの人の 生活を安定させてきたと思います。 中国においても人それぞれの考え方があり、個人の生 活がニュース上において経済の低迷だと騒がれていても、政治的な紛争や戦争などの人為 的な大きな変化や、大量な失業者が出るような大きな経済的な変化、中国全体に渡る 自然災害等が無い前提においては、大きく変化するものでないと思います。
2024年10月10日 車田 修
(2)住宅関連情報
2024年9月 2.リフォーム関連 尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。
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