■住宅関連情報/2023年5月 ■        過去の住宅情報
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. 住宅着工動向:国土交通省情報-2023年4月の新設住宅着工戸数は67,250戸、前年同月比11.9%減と3カ月連続の減少。季節調整後の年率換算値/771,000戸、前月比12.0%減と先月の増加から再び減少となった。※国土交通省5-31/23配信
  2. 住宅着工動向:同上/種別-持ち家は18,597戸、前年同月比11.6%減と17カ月連続の減少。貸家は28,685戸、同2.8%減と26カ月ぶりの減少。分譲住宅は19,701戸、同21.8%減と3カ月連続の減少。分譲住宅のうちマンションは7,233戸、同43.0%減と5カ月ぶりの減少。一戸建て住宅は12,362戸、同0.8%減と6カ月連続の減少。※同上
  3. マンション動向:不動産経済研究所情報/4月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンションの発売戸数-前年同月比30.3%減の1690円。価格高騰で新規物件の供給が減ったため、6カ月連続のマイナスとなった。※日経5-19/23P13
  4. 住宅:住宅価格/東京カンテイ情報-4月の小規模新築戸建て住宅の平均希望売り出し価格は東京23区で1戸当たり7031万円、前月比0.7%高。調査対象/敷地面積50㎡以上100㎡未満の一戸建て(土地含む)で、最寄りの駅まで徒歩で30分以内またはバスで20分以内。土地面積が限られる都市部/近年-小規模タイプが主流。※日経5-13/23P26
  5. 住宅:住宅価格/同上-首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)は同0.6%高い5256万円。うち23区外も含めた東京都全体は同1.8%高い6571万円。神奈川県/同1.3%安の4712万円、千葉県/同3.4%高の4402万円、埼玉県/同1.0%安の4145万円。※同上
  6. 住宅:住宅価格/同上-近畿圏は同2.7%高い3872万円。中部圏は同1%下落の3889万円。東京23区/2021年夏ごろまで5000万円で推移。その後急速に値上がりし、22年12月には、14年4月の統計開始後で最高の7264万円を記録。東京カンテイ/「高値感から買い手がつきにくくなっている。新築市況は転換期、価格調整が進みそう」。※同上
  7. 住宅:住宅価格/東京カンテイ情報-4月の分譲マンション賃料は東京23区で1㎡あたり4087円。前月比0.8%高く、比較可能な2004年以降の最高値を4カ月連続で更新。上昇は7カ月連続。引っ越しシ-ズンで都心部への流入が増えたことから、高めの賃料を設定する貸し手が多かった。※日経5-18/23P17
  8. 住宅:住宅価格/同上-調査対象はマンションの住戸の持ち主が貸す際に設定する賃料。専有面積30㎡未満の住戸や事務所・店舗用は除く、ファミリ-タイプのみ。都市圏別/首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)-前月比0.5%高い3494円。うち、23区外も含めた東京都全体-0.7%高の3974円。※同上
  9. 住宅:住宅価格/同上-神奈川県は同1.3%安の2535円、埼玉県はほぼ横ばいの2025円、千葉県は同0.3%高の1935円。近畿圏/同0.3%高の2218円。中部圏/同2.6%安の1954円。中部では平均築年数が2年近く進み、下落が拡大。東京カンテイ/「引っ越しシ-ズンでの上昇圧力は一時的、秋口にかけて賃料は調整される可能性がある」。※同上
  10. 住宅:フジ住宅/2023年3月期連結-最終減益。売上高1144億円(前期/1186)、経常益57.44億円(同/56.27)、利益38.17億円(同/38.69)。24年3月期連結見通し/売上高1200億円、経常益60.00億円、利益40.00億円。※日経5-3/23P18
  11. 住宅:日本ハウズイング/2023年3月期連結-増収減益。売上高1404億円(前期/1246)、経常益69.24億円(同/71.75)、利益47.61億円(同/47.71)。24年3月期連結見通し/売上高1422億円、経常益77.00億円、利益50.00億円。※日経5-11/23P17
  12. 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/2023年3月期連結-増収増益。売上高10272億円(前期/9097)、経常益882.65億円(同/818.71)、利益593.26億円(同/544.90)。24年3月期連結見通し/売上高10800億円、経常益830.00億円、利益555.00億円。※日経5-12/23P14
  13. 住宅:コスモスイニシア/2023年3月期連結-増収増益。売上高1233億円(前期/1073)、経常益44.69億円(同/26.10)、利益35.24億円(同/17.03)。24年3月期連結見通し/売上高1250億円、経常益46.00億円、利益33.00億円。※日経5-12/23P18
  14. 住宅:サンヨ-ホ-ムズ/2023年3月期連結-赤字。売上高409億円(前期/511)、経常益▲1.19億円(同/5.45)、利益▲2.45億円(同/5.26)。24年3月期連結見通し/売上高568億円、経常益11.00億円、利益7.00億円。※日経5-13/23P17
  15. 住宅:大和ハウス工業/2023年3月期連結-増収増益。売上高49081億円(前期/44395)、経常益4560.12億円(同/3762.46)、利益3083.99億円(同/2252.72)。24年3月期連結見通し/売上高49200億円、経常益3540.00億円、利益2500.00億円。純利益/23年度比19%減。売上高は過去最高を更新。※日経5-13/23P12,17
  16. 住宅:飯田グル-プホ-ルディングス/2023年3月期連結-増収減益。売上高14397億円(前期/13869)、経常益1066.01億円(同/1522.00)、利益755.96億円(同/1033.81)。24年3月期連結見通し/売上高15400億円、経常益1040.00億円、利益700.00億円。※日経5-16/23P18
  17. 住宅:アズマハウス/2023年3月期連結-増収減益。売上高141億円(前期/139)、経常益11.51億円(同/11.75)、利益7.23億円(同/7.55)。24年3月期連結見通し/売上高133億円、経常益10.70億円、利益7.15億円。※日経5-16/23P18
  18. 住宅:オ-プンハウスグル-プ/2023年3月中間期-増収増益。売上高5417億円(前年同期/4554)、経常益675.36億円(同/616.27)、利益444.52億円(同/395.30)。23年9月期連結見通し/売上高11300億円、経常益1365.00億円、利益920.00億円。※日経5-16/23P20
  19. 住宅:アパレル大手のアダストリア/主力の衣料品店「ニコアンド」ブランドの住宅を企画開発し住宅メ-カ-など他社に販売権を売り出す。まず新築の戸建て住宅を全国展開する。ブランドを商品やサ-ビスの企画開発と組み合わせて他社に提供する。知的財産ビジネスを確立して物品販売以外の稼ぎを増やす。※日経5-17/23P15
  20. 住宅:同上/住宅は「エコアンド エディットハウス」の名称で売り出す。住空間に植物などで緑色を取り入れたり、クロ-ゼットの造りに余裕を持たせたりするなど、ブランドの考えを反映させる。価格/仕様によって異なるが1棟で数千万円の見通し。販売/九州地区で住宅販売を手掛けるリブワ-クの子会社と組み、同社を通じて販売権を売る。※同上
  21. 住宅:政府/海外に住む分譲マンションの所有者向けに代理人による管理制度を創設する検討に入った。所有者本人が不在でも、代理人の判断で工事などで立ち入れるようにする。老朽化したマンションの増加に合わせ修繕工事の手続きを簡素にする。法相の諮問機関の法制審議会で議論し、2024年をメドに区分所有法の改正を目指す。※日経5-28/23P1
  22. 住宅:中古住宅/東京カンテイ情報-4月の中古マンション平均希望売り出し価格。東京都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)/70㎡当たり1億225万円。前月比0.5%高。好立地の物件に対する不動産投資家からの引き合い根強く、価格を押し上た。調査対象/専有面積30㎡未満の戸建てや事務所・店舗用を除く、ファミリ-タイプ。※日経5-25/23P17
  23. 住宅:中古住宅/同上-都市圏別。首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)/同0.1%安い4853万円。うち、6区外も含めた東京都全体/同0.4%高の6477万円、神奈川県/横ばいの3661万円、埼玉県/同1.4%安の3007万円、千葉県/同0.4%高の2780万円。近畿圏/同0.4%高の2907万円、中部圏/同1.5%安の2297万円。※同上
  24. 住宅:中古住宅/同上-「実際に移住する実需ニ-ズは高値で弱まっている半面、都市部の条件の良い物件を中心に、投資ニ-ズは底堅い」(東京カンテイ)と。立地や築年数といった条件によって中古マンションの値動きはまだら模様になっている。しばらくは大きな強弱が出にくい状況が続きそうだ。※同上
住宅リフォーム関連
  1. HC:大和ハウス工業/子会社ロイヤルホ-ムセンタ-(HC)が運営するHC「ロイヤルプロ]の売上高を2030年度までに2000億円と現状の2倍に引き上げる(営業利益も2倍超の100億円)。職人が使う工具などの商品を充実した「プロ」向け店舗数を約3倍に増やす。ドラッグストアと競争が激化する日用品から成長するプロ向けにシフトし活路を見いだす。※日経5-24/23P16
  2. HC:大和ハウス工業/同上-「ロイヤルプロ」の店舗数を現在の10店から30年度までに30店に拡大する。中小HCなどの買収も検討。※同上
  3. HC:プロ向けHC市場/競争も激化。HC大手のコ-ナン商事/プロ向け専門店「コ-ナンPROプロ)」を増やす。同社はプロ向け市場を先駆的に開発してきた。23年2月時点で114店を営業。今後、年15店近くを出店する計画。一般消費者向けHC最大手カインズ/現在3店舗あるプロ向けHC「C、zPRO(シ-ズプロ)」を、関東を中心に出店を増やす方針。※同上
  4. HC:矢野経済研究所予測/HC全体の市場規模-21年度に4兆1600億円と18年度比4%増にとどまる。一方、プロ向けに限ると市場規模こそ2300億円と小さいものの、27%も伸びている。プロ向け店舗を増やす背景/ドラッグストアと日用品の購入層が重なっている。近年、ドラッグストアは食品や日用品の取り扱い品目を増やしている。※同上
住宅ロ-ン関連
  1. 住宅ロ-ン:きらぼし銀行/国内で初めてスタ-トアップ企業で働く役員と社員向けの住宅ロ-ンの提供を5月31日から始める。これまでの審査では長期かつ安定した収入が重視され、スタ-トアップ社員は承認を得にくい場合があった。金利の引き下げ競争が過熱するなか、特定の層に対象を絞って差別化を図る。※日経5-31/23P9
建材・住設・家具関連
  1. 建材:セメント/セメント協会情報-セメントの販売量が低迷。2022年度の国内販売量/37,256,000トンと21年度に比べ1.6%減少。減少は4年連続。仕向けの大半を占める生コンクリ-ト向けが振るわなかった。公共工事の減少やコロナ禍での工事遅延が響く。需要の急回復は見通しにくく、メ-カ-の生産見直しが進みそうだ。※日経5-2/23P15
  2. 建材:セメント/同上-23年度のセメント国内販売量の見通しは38,800,000トン(2月時点の予想)と5年ぶりに上昇するとみる。都市部の再開発に伴うオフィスなどの建設需要が押し上げると見込むためだ。※同上
  3. 建材:建設用鋼材/共英製鋼-異形棒鋼の5月契約分の販売価格は前月から据え置く。原料の鉄スクラップの調達価格は足元で下がっているものの、電気代の高止まりなど生産にかかわる費用が依然かさんでいるとして、販売価格を維持した。同社/3、4月契約分で値上げを打ち出し、2カ月の合計で1トンあたり8000円引き上げ。※日経5-3/23P19
  4. 建材:建設用鋼材/東京製鉄-6月契約分の全品種の鋼材価格を5月分から据え置く。電力コストや原材料価格は高止まる一方、中国などからの安価な輸入品が流入している。すぐに販売価格を引き上げることは困難との見立てがある。※日経5-23/23P17
  5. 建材:建設用鋼材/同上-6月契約価格。H形鋼/1トン127,000円、異形棒鋼/同103,000円。据え置きは2カ月連続。熱延鋼板/同122,000円、熱延コイル/同115,000円。いづれも9カ月連続で据え置いた。国内の鋼材市況/需要は自動車関連などで戻りつつあるものの、「中国からの輸入品の増勢が継続するか見極める必要がある」(同社)と。※同上
  6. 建材:建設用鋼材/「ときわ会」情報-4月末時点のH形鋼在庫は前月末比3.6%減の189,100トン。前月を下回るには6カ月ぶり。一部の製造設備が定期修理に入り、新規供給減が在庫減につながった。都市部の再開発向けなどの需要は堅調。中小規模のビルなどは人手不足などで建設が遅れ気味だ。日本製鉄/需要動向を注視と。※日経5-25/23P17
  7. 建材:鋼材/薄鋼板-国内メ-カ-・流通が抱える薄鋼板在庫が2カ月連続で減少。3月末時点の主要3品種(熱延、冷延、表面処理)の在庫量/前月末比10万トン(2.4%)少ない4,111,000トン(速報値)と、2021年8月末以来、1年7カ月ぶりの低水準。鉄鋼メ-カ-が薄鋼板の減産を続ける中、自動車向けの需要が回復した。※日経5-13/23P26
  8. 建材:鋼材/薄鋼板-春以来、在庫の減少基調が続いており、需給均衡の目安とされる400万トンに近づきつつある。足元/低価格の輸入鋼材の流入が続いている。3月の薄鋼板の輸入数量/292,600トンと2月に比べ4300トン(1.5%)増えた。輸入鋼材の出回り増加による価格低下への警戒感は根強い。※同上
  9. 建材:鋼材/薄鋼板-アジアで鋼材が値下がりしている。機械や建設資材など用途が広い薄鋼板/熱延コイル-東アジア地区価格(運賃込み)が現在、1トン600ドル強。3月から10%安。中国/建設関連などで需要の戻りが鈍い。韓国も景気が減速するとの観測から引き合いが落ち、東アジア域内で需給が緩和。日本への輸入価格も下落。※日経5-23/23P17
  10. 建材:ステンレス/日鉄ステンレス-ステンレス冷延薄鋼板の5月契約分の一般流通(店売り)向け価格はニッケル系を1万円(約2%)引き下げる。背景/ニッケルの価格の下落。値下げは3カ月連続。ニッケル系厚鋼板も1トン1万円(1.5%)引き下げる。クロム系の冷延薄鋼板/1トン5000円(1%)引き上げる。値上げは11カ月ぶり、原料のクロムの値上がりで。※日経5-12/23P24
  11. 建材:製鋼原料/高炉メ-カ-が使う製鋼原料の国際価格が下落。鉄鉱石(中国向け/鉄分62%粉鉄、CFR=運賃込み)の5月初旬のスポット価格-1トン104ドル前後。3月中旬に133ドル強の高値を付けた後に下落。原料炭(オ-ストラリア産、強粘炭、FOB=本船渡し)-1トン230-240ドル前後と2月中旬の390ドルをピ-クに4割程度値下がり。※日経5-12/23P24
  12. 建材:塩化ビニ-ル樹脂(塩ビ)関連製品/クボタケミックス-7月3日出荷分から値上げ。水道用の塩ビ継ぎ手などが対象で、上げ幅は10%以上。値上げは2022年6月出荷分以来。塩ビ管の指標となる薄肉管(4m✕直径100mm)用継ぎ手のソケットVU-DS(直径100mm)/約70円以上値上げ。ポリエチレン管・継ぎ手など/10%以上値上げ。※日経5-25/23P17
  13. 建材:塩化ビニ-ル樹脂(塩ビ)関連製品/同上-主原料の塩ビが高値で推移する中、段ボ-ルといった副資材や物流費が高騰した分を製品価格に転嫁。塩化ビニル管・継手協会情報/1-3月の塩ビ継ぎ手の出荷量-前年同月比14%減少。一戸建ての着工数低迷などが響いているとされる。※同上
  14. 建材:産業資材/景気動向に敏感な素材や燃料などの国内の企業間取引価格を基に算出する日経商品指数42種(1970年=100)の5月末値-251.557と、4月末から0.908ポイント(0.4%)低下、2カ月連続で低下。中国や欧米を中心とする世界経済の減速懸念を背景に非鉄を中心に国際価格が下落したことを反映。※日経6-1/23P17
  15. 建材:産業資材/同上-5月末の日経42種は前年同期比では1.5%上昇したが、上昇幅は4月末(2%)から縮小。国内/物価高を背景に素材需要は盛り上がりを欠いている。2.5%の低下となった木材/戸建て住宅向けの需要の弱さが影響している。国土交通省情報/木造住宅着工戸数は3月まで12カ月連続で前年を割り込んでいる。※同上
  16. 建材:ニチアス/2023年3月期連結-最終減益。売上高2381億円(前期/2162)、経常益330.82億円(同/305.72)、利益213.98億円(同/220.34)。24年3月期連結見通し/売上高2380億円、経常益295.00億円、利益204.00億円。※日経5-9/23P21
  17. 建材:ニホンフラッシュ/2023年3月期連結-減収減益。売上高273億円(前期/330)、経常益26.64億円(同/54.01)、利益18.82億円(38.41)。24年3月期連結見通し/売上高300億円、経常益32.50億円、利益23.00億円。※日経5-13/23P16
  18. 建材:永大産業/2023年3月期連結-赤字。売上高697億円(前期/594)、経常益▲13.09億円(同/0.59)、利益▲11.04億円(同/3.89)。24年3月期連結見通し/売上高750億円、経常益▲3.00億円、▲2.00億円。※日経5-13/23P16
  19. 建材:ウッドワン/2023年3月期連結-減収減益。売上高658億円(前期/665)、経常益6.68億円(同/21.47)、利益3.65億円(同/13.08)。24年3月期連結見通し/売上高680億円、経常益12.00億円、利益8.00億円。※日経5-13/23P16
  20. 建材:南海プライウッド/2023年3月期連結-最終増益。売上高230億円(前期/219)、経常益8.80億円(同/25.28)、利益15.90億円(同/14.14)。24年3月期連結見通し/売上高250億円、経常益10.00億円、利益6.00億円。※日経5-16/23P21
  21. 建材:日本板硝子/2023年3月期連結-赤字。売上高7635億円(前期/6005)、経常益▲219.33億円(同/118.59)、利益▲337.61億円(同/41.34)。24年3月期連結見通し/売上高7600億円、経常益160.00億円、利益70.00億円。※日経5-13/2317
  22. 建材:文化シャッタ-/2023年3月期連結-増収増益。売上高1991億円(前期/1823)、経常益99.92億円(同/90.81)、利益78.99億円(同/67.06)。24年3月期連結見通し/売上高2110億円、経常益108.00億円、利益70.00億円。※日経5-12/23P19
  23. 建材:不二サッシ/2023年3月期連結-最終黒字化。売上高1017億円(前期/904)、経常益9.60億円(同/11.01)、利益3.38億円(同/▲33.26)。24年3月期連結見通し/売上高1020億円、経常益8.80億円、利益9.40億円。※日経5-12/23P19
  24. 建材:三和ホ-ルディングス/2023年3月期連結-増収増益。売上高5881億円(前期/4689)、経常益527.80億円(同/341.22)、利益330.84億円(同/228.42)。24年3月期連結見通し/売上高5800億円、経常益465.00億円、利益318.00億円。※日経5-16/23P18
  25. 住設:クリナップ/2023年3月期連結-増収減益。売上高1240億円(前期/1133)、経常益35.62億円(同/42.61)、利益25.23億円(同/31.55)。24年3月期連結見通し/売上高1310億円、経常益50.00億円、利益33.00億円。※日経5-10/23P16
  26. 住設:タカラスタンダ-ド/2023年3月期連結-増収減益。売上高2274億円(前期/2155)、経常益114.90億円(同/148.56)、利益84.17億円(同/109.05)。24年3月期連結見通し/売上高2353億円、経常益145.00億円、利益95.00億円。※日経5-12/23P18
  27. 住設:ジャニス工業/2023年3月期連結-赤字。売上高46億円(前期/48)、経常益▲1.34億円(同/0.82)、利益▲1.88億円(同/▲1.92)。24年3月期連結見通し/売上高49億円、経常益0.60億円、利益0.40億円。※日経5-16/23P18
  28. 住設:能美防災/2023年3月期連結-減収減益。売上高1055億円(同/1129)、経常益94.20億円(同/131.55)、利益70.22億円(同/93.51)。24年3月期連結見通し/売上高1138億円、経常益103.00億円、利益72.30億円。※日経5-11/2316
  29. 住設:ホ-チキ/2023年3月期連結-増収増益。売上高854億円(前期/812)、経常益58.57億円(同/56.26)、利益44.22億円(同/41.24)。24年3月期連結見通し/売上高865億円、経常益61.00億円、利益45.00億円。※日経5-11/23P16
  30. 家具:ニトリホ-ルディングス/2023年3月期連結-最終減益。売上高9480億円(前期/8115)、経常益1440.85億円(同/1418.47)、利益951.29億円(同/967.24)。決算期変更/2月→3月へ。単純比較すると24年ぶりの最終減益。24年3月期連結見通し/売上高9320億円、経常益1470.00億円、利益1000.00億円。※日経5-10/23P2,15,16
  31. 家具:オカムラ/2023年3月期連結-増収増益。売上高2770億円(前期/2611)、経常益189.24億円(同/174.91)、利益159.06億円(同/149.92)。24年3月期連結見通し/売上高2850億円、経常益215.00億円、利益150.00億円。※日経5-11/23P16
  32. 家具:パラマウントベッドホ-ルディングス/2023年3月期連結-増収増益。売上高990億円(前期/903)、経常益141.39億円(同/135.43)、利益92.15億円(同/90.92)。24年3月期連結見通し/売上高1050億円、経常益145.00億円、利益98.00億円。※日経5-12/23P18
  33. 家具:フランスベッドホ-ルディングス/2023年3月期連結-増収増益。売上高585億円(前期/543)、経常益44.85億円(同/39.59)、利益27.02億円(同/25.57)。24年3月期連結見通し/売上高605億円、経常益48.50億円、利益30.50億円。※日経5-16/23P21
合板・木材関連
  1. 合板:合板市況/合板の流通価格が軒並み下落。東京地区の問屋卸価格/5月-構造用合板や普通合板が4月比3-10%下落。木造住宅向けの販売が振るわず、型枠用とも建設工事の停滞が響く。国内メ-カ-や商社/供給を絞るが、関係者からは需要の回復を見通しにくいという声が多い。※日経5-19/23P28
  2. 合板:同上/国内市場-国産品と、インドネシアやマレ-シアなど東南アジア産の輸入品がそれぞれ5割程度流通。住宅や公共施設といった建物構造物の流通が多い。構造用合板/国産針葉樹合板(厚さ12mm)-5月時点で1枚1850円(中心値)と4月比150円(8%)下落。輸入品(同)の価格/225円(10%)下がり1枚1925円(中心値)。※同上
  3. 合板:同上/国内メ-カ-情報-手ごろな価格で大量供給する「パワ-ビルダ」向けの販売が好調だったが、2022年秋以降は需要が一巡。国土交通省情報/3月の木造住宅着工戸数-前年同月比6.9%減の36,531戸と、12カ月連続で前年を下回った。木材高による住宅価格の上昇が理由とみられる。※同上
  4. 合板:同上/国内合板メ-カ--2022年秋から、国内住宅需要の一服を受けて生産調整を続ける。23年5月時点の生産量/前年同月より3割少ない。国内在庫/農林水産省情報-減産効果を上回る勢いで増え続けている。針葉樹合板の3月末在庫/前年同月比76.5%多い168,980立方mと、11カ月連続で前年同月を上回った。※同上
  5. 合板:同上/輸入合板-輸入構造用合板も、商社が不足時に買いためていた在庫を減らすため値下げした。型枠用合板も値下がりした。輸入品(同)/1枚1925円と前月比150円(7%)安い。型枠を使う現場技術者が足りず、工事が停滞し需要が鈍化。塗装型型枠用合板にも値下がりが波及(使い回す回数も増やしている)。※同上
  6. 合板:同上/輸入合板-建物内装や家具に使う輸入普通合板(同)も3-9%下落。3月の合板輸入量/前年同月比28.5%減の約156,901立方mと、22年9月から2桁減少が続く。主要な建築向け需要の先行きは不透明で、流通価格が底入れする時期は見通しにくい。「思い切った調達はしにくい」(輸入商社)と。※同上
  7. 木材:木材応用/住友林業や京都大学-宇宙空間で木材が劣化しにくいことを確認した。宇宙放射線や温度変化の影響を受ける宇宙空間に約10カ月間さらした。地上に戻ってきた木材を調査/見た目の劣化はみられず、重さもほぼ変わらなかった。2024年にも打ち上げる人工衛星に使って有用性を確かめる。※日経5-19/23P15
  8. 木材:集成材/住宅に使う木材の市況が悪化している。東京地区の問屋卸価格/梁や柱に使う集成材-4月比で1割程度下落。背景/主用途の木造の戸建て向けの販売が振るわない。集成材原料のラミナ(引き板)の価格/海外の製造コストの増加で値上がりしているが、メ-カ-が今後の製品価格に反映できるかは不透明だ。※日経5-31/23P19
  9. 木材:集成材/日本-欧州から輸入した原料ラミナを使い国内で製材したものが多く流通。住宅の柱に使う木材の5割、梁や桁になどに使う木材の8割を海外材で作る集成材が占める。※同上
  10. 木材:集成材/梁に使う集成平角(4m✕10.5㎝✕30㎝)の価格-5月に1立方m8万円(中心値)と4月比11%下落。柱に使う集成管柱(3m✕10.5㎝角)の価格-同13%下がり1本2450円が中心だ。下落の原因/住宅着工の低迷。国土交通省情報/木造住宅着工戸数-3月まで12カ月連続で前年を下回った。※同上
  11. 木材:集成材/商社-現在、輸入を絞り、在庫は低い水準だ。1-3月の輸入量/134,748立方mと前年同期に比ベ5割弱にとどまる。東京埠頭の4月の在庫量/22年9月から減少傾向で23年1月比2割減少。前年同月比では3割減に抑えられている。※同上
  12. 木材:集成材/輸入ラミナの対日輸出価格-4四半期ぶりに上昇に転じた。主力の欧州産の4-6月期の対日輸出価格/梁向け-1立方mあたり290ユ-ロ程度と前四半期(1-3月)から20ユ-ロ(7%)高い。背景/ロシア材の供給停止による原料丸太の値上がりや、電気代の高騰で製材工場のコストが上昇している。市況の先行きは不透明。※同上
  13. 木材:国産材/国内の木材を使う国産材-建物の土台に使うヒノキ正角(近県材、3m✕10.5㎝角)は4月比で2%値下がりし1立方m79,000円が中心。ヒノキはスギに比べて材料となる原木の供給が少なく木材の価格水準も高い。「住宅需要の回復時期は見通しにくく販売環境はよくない」(木材流通業者)と。国産材/今後も軟調な相場が続く。※同上
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:野村不動産/東京医科歯科大学と土地の利用活用で協業する。同大の職員寮がある東京都江東区の敷地(約18,000㎡)を使い、住宅や商業施設を整えた複合施設を開発する。着工や実施時期は未定。都心部でマンション向けの開発用地が減少するなか、老朽化した施設を抱える大学と再開発で連携。産学連携/増加傾向。※日経5-3/23P18
  2. 不動産:三井不動産/研究所を併設している賃貸オフィスに特化した不動産投資信託(RIET)を組成する計画だ。大手製薬会社や新興企業を中心に、都心で医薬品などの研究を手がける需要は高まっている。同社/RIETを通じた資金調達などで、物件開発や取得を加速する。今後数年で物件を現在の2倍の10施設へ。※日経5-3/23P16
  3. 不動産:三井不動産/2023年3月期連結-増収増益。売上高22691億円(前期/21008)、経常益2653.58億円(同/2249.40)、利益1969.98億円(同/1769.86)。利益/前期比11%増で、過去最高を更新。米国などでオフィス賃料収入などが寄与。24年3月期連結見通し/売上高23000億円、経常益2450.00億円、利益2100.00億円。※日経5-11/23P16,17
  4. 不動産:東急不動産ホ-ルディングス/2023年3月期連結-増収増益。売上高10058億円(前期/9890)、経常益995.58億円(同/728.34)、利益482.27億円(同/351.33)。24年3月期連結見通し/売上高11200億円、経常益1005.00億円、利益620.00億円。※日経5-11/23P17
  5. 不動産:三菱地所/2023年3月期連結-増収増益。売上高13778億円(前期/13494)、経常益2718.19億円(同/2537.10)、利益1653.43億円(同/1551.71)。24年3月期連結見通し/売上高14690億円、経常益2320.00億円、利益1660.00億円。※日経5-12/23P18
  6. 不動産:住友不動産/2023年3月期連結-増収増益。売上高9399億円(前期/9394)、経常益2366.51億円(同/2251.15)、利益1619.25億円(同/1504.52)。24年3月期連結見通し/売上高9700億円、経常益2500.00億円、利益1750.00億円。※日経5-12/23P18
  7. 不動産:住友不動産と三菱地所/2024年3月期連結見通し-純利益が最高となる。住友不動産/1750億円と23年度比8%増。全部門が増益だ。三菱地所/微増の1660億円。商業施設やホテルなどが回復。三井不動産/最高益の見通し。3社とも好調が続く。※日経5-12/23P19
  8. 不動産:明和地所/2023年3月期連結-増収増益。売上高623億円(前期/572)、経常益49.89億円(同/31.60)、利益44.15億円(同/25.67)。24年3月期連結見通し/売上高830億円、経常益52.00億円、利益38.00億円。※日経5-12/23P18
  9. 不動産:新日本建物/2023年3月期連結-増収増益。売上高211億円(前期/194)、経常益18.15億円(同/15.15)、利益18.86億円(同/12.36)。24年3月期連結見通し/売上高236億円、経常益24.30億円、利益16.80億円。※日経5-16/23P20
  10. 不動産:オフィスビル/日経がまとめた2023年上期のオフィスビル賃貸料調査情報-東京の新築ビル(築後1年未満)の賃料水準-上期としては3年ぶりに前年を上回った。コロナ禍からの経済回復に伴い、事業強化や人材確保に向けた移転ニ-ズが高まっている。※日経5-4/23P1,9
  11. 不動産:オフィスビル/同上-調査はオフィス仲介大手4社に聞き取り、1985年2月を100として指数化。23年上期(3月時点)の指数/東京の新築ビル-161.13。前年同期に比べて4.18ポイント高い。※同上
  12. 不動産:オフィスビル/三鬼商事情報-4月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率は6.11%と、前月比0.30ポイント低下。低下は2カ月ぶりで、2021年5月以来の低さとなった。供給過剰の目安とされる5%は27カ月連続で上回っている。不動産関係者/「出社率が上がる中、解約したものを再び借りる動きも」。※日経5-12/23P24
  13. 不動産:オフィスビル/同上-新築ビルの空室率は27.46%と前月比1.62ポイント低下、既存ビルは0.27ポイント低い5.74%。新築・既存をあわせた区分では渋谷区を除く4区で空室率が低下。5区の平均賃料/3.3㎡あたり0.48%(95円)安い19,896円と33カ月連続で下落。新築ビル/1.18%(320円)、既存ビル/0.48%(96円)それぞれ下げた。※同上
  14. 不動産:オフィスビル/森ビル情報-東京23区を対象にした大規模オフィスビルの市場動向調査(調査対象/86年以降に完成した東京23区で延べ面積が1万㎡以上のビル)。今後5年間の平均供給量-93万㎡で、1986年以降の平均(102万㎡)を約9%下回る見通し。大規模プロジェクトに一服感が出ている。※日経5-26/23P13
  15. 不動産:ジョ-ンズラングラサ-ル(JLL)/まとめ-世界の都市別不動産投資情報。2023年1-3月/日本の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の不動産投資-前年同期比26%増の48億ドル(約6600億円)。都市別で米ロサンゼルスに次ぎ世界2位、22年同期の14位から上昇。首都圏が2位以上となるのは8四半期ぶり。※日経5-30/23P18
  16. 不動産:同上/2位に上昇した背景-欧米で金利が上がる中、金利が低い円を調達し、不動産に投資する海外マネ-が流入している。国内の不動産投資のうち、海外投資家による投資が前年同期比2倍の20億ドルと3割を占め、全体を押し上げた。国内投資家による投資は31%増の68億ドル。集計対象/世界のオフィスビル、ホテル、物流施設など。※同上
  17. ゼネコン:大林組/2023年3月期連結-増収増益。売上高19838億円(前期/19228)、経常益1008.02億円(同/498.44)、利益776.71億円(同/391.27)。24年3月期連結見通し/売上高22800億円、経常益790.00億円、利益550.00億円。※日経5-12/23P17
  18. ゼネコン:清水建設/2023年3月期連結-増収増益。売上高19338億円(前期/14829)、経常益565.46億円(同/504.19)、利益490.57億円(同/477.61)。24年3月期連結見通し/売上高19450億円、経常益540.00億円、利益500.00億円。※日経5-12/2317
  19. ゼネコン:大成建設/2023年3月期連結-増収減益。売上高16427億円(前期/15432)、経常益631.25億円(同/1032.47)、利益471.24億円(同/714.36)。24年3月期連結見通し/売上高17600億円、経常益670.00億円、利益450.00億円。※日経5-13/23P17
  20. ゼネコン:鹿島/2023年3月期連結-増収増益。売上高23915億円(前期/20796)、経常益1567.31億円(同/1521.03)、利益1117.89億円(同/1038.67)。24年3月期連結見通し/売上高24800億円、経常益1500.00億円、利益1050.00億円。※日経5-16/23P18
  21. 建設:日本建設業連合会情報/4月の加盟93社の国内建設受注額-前年同月比20.1%増の1兆1085億円。1000億円超の大型オフィスビルのほか、商業施設やマンションなど非製造業がけん引。地方でも大型競技場の受注が寄与した。※日経5-27/23P13
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:輸入原油が大幅に上昇/サウジアラビア産の代表油種「アラビアンライト」の4月積み価格-1バレルあたり85.84ドルと、3月積みに比べ6.6%(5.35ドル)高となった。上昇は2カ月ぶりで上げ幅は11カ月ぶりの大きさ。4月初旬/主要産油国が5月からの自主減産を発表し、需給が引き締まるとの見方からの国際価格上昇を反映。※日経5-2/23P15
  2. 原油:原油価格が低迷/米国の原油先物価格の指標のWTI-12日、一時1バレルあたり70ドルを再び割り込み(69.93ドル)、4週連続で下落。中国経済の回復鈍化が意識され、米国の債務上限をめぐる懸念も重荷となっている。※日経5-16/23P11
  3. 原油:15日の米国市場/原油が反発。原油先物の国際指標となるWTI/1バレル71ドル台と前日比2%高で取り引きを終えた。上昇は4営業日ぶり。米エネルギ-省が民間から原油を買い入れると発表し、需給の引き締まりが意識された。※日経5-17/23P17
  4. 素材:塩化ビニ-ル樹脂(塩ビ)/塩ビのアジア向け輸出価格が下落。国内大手メ-カ-の5月積み価格/インド向け-1トン890-920ドルと、中心値は前月比25ドル(3%)安い。中国向け-同830-840ドルと、同35ドル(4%)安い。アジア域内の供給過剰感が強まり、ともに2カ月連続で下落。「だぶつく米国品がインドに流入」(国内塩ビメ-カ-)。※日経5-10/23P18
  5. 素材:塩化ビニ-ル樹脂(塩ビ)/同上-国内メ-カ-が値決めの参考にする台湾大手の輸出価格はインド向けは前月比80ドル安い1トン820ドル、中国向けは同60ドル安い1トン805ドル。6月積みの輸出価格がさらに下がるかは不透明だ。※同上
  6. 塗料:中国塗料/2023年3月期連結-増収増益。売上高994億円(前期/842)、経常益43.51億円(同/10.12)、利益38.48億円(同/2.57)。24年3月期連結見通し/売上高1000億円、経常益73.00億円、利益45.00億円。※日経5-11/23P17
  7. 塗料:日本特殊塗料/2023年3月期連結-増収増益。売上高607億円(前期/547)、経常益31.41億円(同/26.25)、利益21.03億円(同/13.00)。24年3月期連結見通し/売上高625億円、経常益34.50億円、利益22.00億円。※日経5-11/23P17
  8. 塗料:ロックペイント/2023年3月期連結-増収減益。売上高276億円(前期/256)、経常益15.29億円(同/22.45)、利益9.97億円(同/11.76)。24年3月期連結見通し/売上高285億円、経常益13.50億円、利益12.00億円。※日経-11/23P17
  9. 塗料:アサヒペン/2023年3月期連結-最終減益。売上高171億円(前期/142)、経常益9.95億円(同/9.76)、利益6.53億円(同/10.03)。24年3月期連結見通し/売上高180億円、経常益10.40億円、利益6.50億円。※日経5-11/23P17
  10. 塗料:イサム塗料/2023年3月期連結-増収増益。売上高76億円(前期/70)、経常益6.38億円(同/5.89)、利益4.37億円(同/4.01)。24年3月期連結見通し/売上高79億円、経常益6.50億円、利益4.60億円。※日経5-11/23P17
  11. 塗料:神東塗料/2023年3月期連結-赤字。売上高190億円(前期/191)、経常益▲11.46億円(同/▲2.43)、利益▲18.06億円(同/▲18.25)。24年3月期連結見通し/未公表。※日経5-16/23P18
環境関連
アジア関係/その他
  1. アジア:中国/銀行で不動産業界向けの不良債権が増え続けている。2022年末時点/4大銀行(中国銀行/中国建設銀行/中国工商銀行/中国農業銀行)の残高は前年比6割増え、直近10年で過去最大。不良債権を処理する政府系資産会社の業績悪化も鮮明で、中国恒大集団の経営危機から1年以上たつ今も火種がくすぶる。※日経5-16/23P9
  2. アジア:中国/住宅市場の回復が緩慢-4月は主要都市70のうち9割近(62)くで新築販売価格が3月比で上昇。高所得層が立地条件がよい住宅を買って価格を押し上げたが、購入層は広がりを欠いている可能性がある。前月比の価格上昇率は主要70都市の単純平均で0.32%と、3月の0.44%から鈍化。※日経5-18/23P12
  3. アジア:中国/同上-4月の主要70都市の新築取引面積は前月から27%減。44都市で前月を下回った。新築の在庫面積/4月末時点-前年同月末より15%多い。各年4月末で比較すると、6年ぶりの高い水準にある。取引が低調なのに、値上がりした都市が多い背景/「高所得者による高額物件件数が多かったため」(丸紅中国)。※同上
  4. アジア:中国/中国政府の統制政策が不動産市場にひずみを生んでいる。投資家が不動産危機の再燃を警戒し、不動産開発会社の債権利回りが再び上昇(債券価値が下落)。昆山市/「値下げ制限令」-販促での値下げできなく、思ったように資金回収ができない。不動産開発会社「合景秦富集団」/約1700億円の債務不履行に。※日経5-22/23P3
  5. アジア:中国/国家統計局情報-4月の分譲住宅販売価格は前月比の上昇幅が全体として縮小した。中古住宅はその上昇幅の縮小が一段と顕著である。4月の70大中都市のうち分譲住宅販売価格が前月比で上昇した都市の数は減少し、前年同月比で上昇した都市の数は増加。※京貿
  6. アジア:中国/国家統計局情報-4月の新築住宅(低・中所得者向けの保障住宅は除く)販売価格指数は前月と比べ70都市のうち62都市が上昇、1都市が横ばい、7都市が下落。1-4月の全国の住宅販売額と住宅販売面積/それぞれ前年同期比8.8%増、0.4%減。1-4月の不動産開発投資と住宅在庫面積/それぞれ同6.2%減、15.7%増。※京貿
  7. 海外:米国/全米不動産協会情報-米住宅市場の不透明感が高まっている。4月の中古住宅販売価格(中央値)/前年同月比1.7%下落。急ピッチの金利上昇で需要が落ち込み、下落率は2012年1月以来の大きさ。一方、中古物件の在庫不足を受けて新築の需要は高まっている(流通の9割は中古)。先行きの見方は分かれる。※日経5-20/23P13
  8. 海外:英国/NTT都市開発-ロンドンで賃貸住宅開発に乗り出す。現地の住宅会社と共同で学生寮を改修し、屋外テラスやコワ-キングスペ-スを整えた全210室の大規模住宅にする。総工事費/非公表。2023年度上期に着工し、25年度下期に完成予定。※日経6-1/23P15
  9. その他:倒産/帝国デ-タバンク情報-物価高が中小企業の経営に影を落としている。原材料高に値上げが追いつかない「物価高倒産」/2022年度に463件と過去最高だった。コロナ禍を受けた日本の価格転嫁の進捗は欧米の半分ほどだ。経営難の企業が増えれば、高まる賃上げ気運も腰折れしかねない。※日経5-3/23P5
  10. その他:倒産/同上-仕入れ価格の上昇や価格転換できなこったことを倒産の理由に上げた企業数は22年度463件で、21年度の136件の3.4倍。特に23年3月は単月で67件と過去最多を記録。物価高を理由とした倒産は全国で相次ぐ。負債総額/関連会社を含めて約25億5500万円。※同上
  11. その他:倒産/同上-日本の価格転嫁は欧米に比べて進みが遅い。20年7-9月期と22年10-12月期の転化率の比較/日本-20.8%、米国-48.5%、欧州-58.1%と、日本は半分以下だ。※同上
  12. その他:倒産/東京商工リサ-チ情報-4月の全国企業倒産件数は前年同月比25%増の610件。前年同月を上回るのは13カ月連続。特に物価高を原因とする倒産が49件と、前年同月比2.3倍増が目立つ。原材料価格の上昇を販売価格に転嫁できない中小企業が減らなければ、倒産件数の高止まりが長期化する可能性がある。※日経5-12/23P9
  13. その他:倒産/同上-産業別。建設業-134件(65%増)、製造業-77件(26%増)、運輸業-24件(9%)増など増加が目立つ。資材や原材料、光熱費の高騰が響いた。東京商工リサ-チ/4月に約4000社を対象に調査。「調達コスト増の影響を受けている」と回答した企業は87%に達した。うち「上昇分を価格転嫁できていない」の回答が約4割。※同上
  14. その他:倒産/同上-ゼロゼロ融資を受けた後に倒産した件数は38%増の43件。負債総額は2.5倍の2038億円となり、2カ月ぶりに前年同月を上回った。ゼロゼロ融資の返済が本格化するなか回復が遅れた企業を中心に再建を断念するケ-スも増加傾向。※同上
■トピックス
 古民家再生/外国人を魅了-空き家 20年で1.5倍の全国849万戸  <日経5-14/23P27>
  • 概要/「貴重な財産」見直す機会に:空き家の買い手として外国人の存在感がじわりと高まっている。人気を集めるのが畳や床の間を備えた古民家。古き良き日本の文化が詰まった建築への高い評価に、円安による割安感が相まって購買意欲を刺激する。住人不在の家屋を「貴重な財産」と捉える感覚は、空き家を取り巻く負のイメ-ジを変えるだろう。
  • 空き家:総務省の住宅・土地統計調査情報/高齢化と人口減で空き家を取り巻く環境は深刻度を増している。全国の空き家/2018年-約849万戸と1998年の約1.5倍。全ての住宅に占める割合は13.5%に達した。およそ7戸に1戸が空き家という水準で、日本人にとって大きな悩みの種だが、海の向こうでは魅力的に映る。ここにきてコロナ禍下で物件探しを控えていた人の購入の動きが活発になっている。
  • 空き家の紹介:米国出身のアレン・パ-カ-さんとマット・ケッチャムさん/2020年-日本の田舎に住みたい外国人向けに和風の空き家を紹介する事業「Akiya&Inaka」を東京で立ち上げた。22年/問い合わせ40件程度と創業年の約5倍で、顧客は40-50代の会社経営者が多い。東京からアクセスが良い神奈川県や静岡県、千葉県などにある2000万円ほどの物件が売れ筋だが、円安を受けて予算を4000万円程度に増やす顧客もある。「別荘として購入し、退職後の住居にする人も目立つ」(アレンさん)と。
  • 空き家の問題:空き家問題は地方共通の課題/外国人の購入者が増えたからといって問題がすべて解決するわけではないが、人が住まない住宅が過度に増えると周辺の環境が悪くなり、地域の活力低下につながる。多文化共生社会を実現するためにも、伝統や暮らしの習慣、価値観の違いを互いに認めつつ、暮らしやすい環境を整えていくことが欠かせない。空き家問題に詳しい明海大の中城康彦教授/「行政などが橋渡し役となり、外国人と地元住民が交流し、理解を深める場を積極的につくるべきだ」と指摘。「地域の溶け込んだ外国人を通じて空き家に対するポジティブな感覚が広がれば、日本人の持つマイナスイメ-ジも薄まり、貴重な財産として見直される可能性がある」と。
  • 空き家「3軒に1軒」へ/38年推計-対策必要:野村総合研究所の推計/今後、空き家の取り壊しが進まない場合、全国の空き家は2038年に2303万戸になる。総家屋の31.5%に達し、国内の家の約3軒に1軒が空き家になる計算だ。解体と利用の両面からの対策強化が欠かせない。政府対策/①15年-空き家対策特別措置法を施行。自治体が問題のある空き家の持ち主に修繕や撤去を指導、勧告できるようにした。命令に従わなければ、自治体は持ち主に代わって解体や撤去をする「行政代執行」ができる。②今国会-管理が不十分な物件について住宅の固定資産税の軽減対策から外すなどとする同法改正案を提出した。③国土交通省-17年、各自治体が運営する「空き家バンク」の情報を集約し、物件などを検索できる専用サイトを開設した。自治体ごとの異なる公開情報を統一し、利用者が物件を探しやすくする狙いがある。23年3月時点で956自治体が参加し、約13600件の成約実績がある。 100-36
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=国際貿易促進協会京都総局
※国貿=国際貿易 ※高新=高知新聞