- 住宅ロ-ン:住宅金融支援機構が提供する長期固定の住宅ロ-ン「フラット35」が金利競争に参戦し始めた。10月/調達金利が上昇したにもかかわらず貸出金利を引き下げる異例の行動に出た。低水準の変動金利との差が拡大を続け(0.7%程度が1.1%と最大に)、利用者が減少しているためだ。変動型の競争が固定型にも波及へ。※日経11-9/22P7
- 住宅ロ-ン:同上/フラット35の利用件数-2021年の融資件数は6万件超と過去5年で4割減少。フラット35利用者の一部が変動型への切り替えに動いているとみられる。三菱UFJ銀行/4月に31-35年固定型を最低1.8%から1.2%に引き上げた。りそな銀行/1.31%、常陽銀行/1.1%、りそな銀行/販促キャンペ-ン実施など金利競争へ。※同上
- ファンド:不動産運用のケネディクス/2023年春にも賃貸戸建ての私募ファンドを組成する。今後3年で年金基金など長期運用の機関投資家からの資金受け入れや借り入れで2000億円程度を調達し、累計投資戸数を約5000戸まで拡大する。22年9月末時点で賃貸戸建てを707戸取得している。資産規模/約300億円。※日経11-26/22P17
- ファンド:同上/30代を中心に間取りの多い戸建てへの引き合いは多いとみて、管理体制も整え賃貸戸建てを新たな投資対象に育成。同社/「コレット」という名で新築の賃貸戸建てを手がけ、21年夏にファンド事業を開始。新計画/自社で取得した入居者を集めた物件をファンドに組み入れるほか、資金調達をもとに住宅メ-カ-から新築物件を購入。※同上
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- 建材:ウッドワン/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高330億円(前年同期/316)、経常益3.27億円(同/7.08)、利益0.73億円(同/4.77)。23年3月期連結見通し/売上高700億円、経常益18.00億円、利益11.00億円。※日経11-5/22P16
- 建材:永大産業/2022年9月中間期連結-赤字。売上高329億円(前年同期/279)、経常益▲6.50億円(同/▲1.98)、利益▲5.22億円(同/▲0.93)。23年3月期連結見通し/売上高650億円、経常益0.30億円、利益0.70億円。※日経11-11/22P18
- 建材:大建工業/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高1202億円(前年同期/1090)、経常益99.28億円(同/93.99)、利益77.71億円(同/49.35)。23年3月期連結見通し/売上高2340億円、経常益155.00億円、利益110.00億円。※日経11-12/22P18
- 建材:南海プライウッド/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高114億円(前年同期/104)、経常益7.88億円(同/11.54)、利益2.32億円(同/6.51)。23年3月期連結見通し/売上高225億円、経常益12.00億円、利益5.00億円。※日経11-10/22P18
- 建材:ニホンフラッシュ/2022年9月中間期連結-減収減益。売上高116億円(前年同期/129)、経常益10.02億円(同/21.61)、利益7.01億円(同/15.00)。23年3月期連結見通し/売上高300億円、経常益38.50億円、利益28.00億円。※日経11-15/22P18
- 建材:ニチハ/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高672億円(前年同期/626)、経常益67.67億円(同/68.61)、利益47.91億円(同/52.35)。23年3月期連結見通し/売上高1410億円、経常益137.00億円、利益97.00億円。日経11-9/22P18
- 建材:文化シャッタ-/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高865億円(前年同期/840)、経常益27.81億円(同/21.19)、利益18.69億円(同/12.24)。23年3月期連結見通し/売上高1920億円、経常益116.00億円、利益80.00億円。※日経11-9/22P18
- 建材:不二サッシ/2022年9月中間期連結-赤字。売上高452億円(前年同期/403)、経常益▲10.20億円(同/▲7.35)、利益▲12.76億円(同/▲10.01)。23年3月期連結見通し/売上高980億円、経常益6.60億円、利益3.77億円。※日経11-9/22P18
- 建材:住友大坂セメント/2022年9月中間期連結-赤字。売上高956億円(前年同期/890)、経常益▲54.90億円(同/69.79)、利益▲29.10億円(同/60.42)。23年3月期連結見通し/売上高2074億円、経常益▲46.00億円、利益▲6.00億円。最終赤字/背景-セメント生産に使う石炭の輸入価格がウクライナ情勢や円安で高騰。※日経11-10/22P18,19
- 建材:太平洋セメント/2022年9月中間期連結-赤字。売上高3759億円(前年同期/3397)、経常益▲0.84億円(同/265.78)、利益▲164.55億円(同/194.85)。23年3月期連結見通し/売上高8440億円、経常益130.00億円、利益▲160.00億円。最終損益/赤字-セメント製造に使う石炭の価格高騰に値上げが追いつかず採算悪化。※日経11-11/22P18
- 建材:日本板硝子/2022年9月中間期連結-赤字。売上高3756億円(前年同期/2906)、経常益▲345.43億円(同/147.27)、利益▲388.16億円(同/85.98)。23年3月期連結見通し/売上高7400億円、経常益▲350.00億円、利益▲410.00億円。最終損益/赤字-買収した英ガラス大手にかかる無形資産の一部で減損損失計上。※日経11-11/22P18
- 建材:セメント/セメント協会情報-4-9月期のセメントの国内販売量は18,592,000トンで、前年同期比0.5%減。56年ぶりの低水準。年度の上期ベ-スで前年を下回るのは5年連続。新幹線延伸など大型公共工事の関連する需要が一服した。全11地区のうち7地区が前年同期を下回った。※日経11-5/22P24
- 建材:セメント/同上-建設関連の人材不足も販売減の一因。公共工事は企画から着工までの期間が長期化している。ゼネコン各社の働き方改革などの影響で民間工事も遅れが目立つ。2022年度通期の販売量/前年度比0.3%増の38,000,000トンと予想。東京や福岡の再開発など都市部を中心として民需がけん引する。持ち直すかは不透明。※同上
- 建材:セメント/建設資材のセメントの市中価格が5カ月ぶりに上がり、最高値を更新。指標の普通セメントの11月の特約店卸値(東京地区)/1トン当たり約13,300円(中心値)と、10月に比べ1000円(8%)上昇。記録のある1996年以降の最高値を更新。セメント工場で使う熱源は石炭が7割を占める。石炭価格上昇/セメント各社の値上げ浸透。※日経11-11/22P25
- 建材:鋼板/薄鋼板の主要3品種(熱延、冷延、表面処理)のメ-カ-・流通の国内在庫/9月末時点の速報値-全体で4,419,000トンと8月末比49,000トン(1.1%)減。減少は2カ月ぶり。前年同月比では99,000トン(2.3%)多く、需給均衡の目安とされる400万トンをなお上回る。在庫は依然として高水準だ。※日経11-5/22P24
- 建材:鋼板/自動車や家電など幅広い製品に使う代表的な鋼材、熱延鋼板の一般流通(店売り)価格が2年5カ月ぶりに下落。東京地区の指標品/前月末に比べ2%ほど安い。自動車メ-カ-の生産回復が遅れ需要は弱い。安価な輸入材も流入し、需給が緩和している。※日経11-22/22P19
- 建材:鋼材/日本鉄鋼連盟情報-熱延鋼板類は2021年の国内の普通鋼生産量全体の25%を占め、鋼材の代表品種だ。指標品(厚さ3.2mm品)の東京地区・問屋仲間価格/現在-1トン125,500円前後。前月末に比べ2000円(2%)ほど下落。※同上
- 建材:鋼材/在庫も過剰感-熱延鋼板も含めた薄鋼板の国内在庫は9月末時点で4,419,000トン。8月末に比べ1.1%減と増加には歯止めがかかりつつあるが、需給均衡の目安とされる400万トンを上回る。ここに海外相場の下落が波及した。「熱延コイル」の東アジア価格/指標品-1トン550ドル前後。4月中旬の直近高値から4割ほど安い。※同上
- 建材:輸入鋼材/輸入鋼材3品種(厚鋼板、熱延コイル、冷延コイル)の9月末時点の岸壁在庫-東京地区と大阪地区の合計は167,000トン。前月末比11,000トン(6.2%)少ない。前月を下回るのは2カ月ぶり。前年同月比では27,000トン(19.3%)多く、高水準が続く。※日経11-9//22P23
- 建材:輸入鋼材/同上-東アジア地区の熱延コイル価格は下落が鮮明だ。指標品の取引価格(厚さ1.6mm品、運賃込み)/現在-1トン560ドル前後と、4月中旬につけた直近高値(同960ドル)から4割ほど安い水準。輸入鋼材は円安の進行で割安感が薄れているが、国内価格の高止まりから、一部の需要家は輸入材を手当する動きもある。※同上
- 建材:輸入鋼材/阪和興業情報-輸入鋼材(厚鋼板、熱延コイル、冷延コイル)の10月末時点の岸壁在庫は東京地区と大阪地区の合計で173,000トン。9月末に比べ6000トン(3.6%)多い。前月を上回るには2カ月ぶり。前年同月比では21,000トン(13.8%)多く、在庫量は依然として高水準だ。洋上で陸揚げを待つ滞船数は増加している。※日経12-1/22P22
- 建材:ステンレス/日鉄ステンレス-産業機械や厨房機器に使うステンレス冷延薄鋼板の一般流通(店売り)向け価格を、11月契約分からニッケル系を1トン5000円(1%弱)引き上げる。ニッケル系の値上げは2カ月連続。為替の円安など反映。クロム系の薄鋼板の11月分の契約価格/1トン5000円(1%前後)、厚鋼板/1トン5000円(1%弱)引き上げる。※日経11-10/22P27
- 建材:建設用鋼材/東京製鉄-鋼材の12月の契約価格について全品種で11月分から据え置く。全品種の据え置きは3カ月連続。海外市場は需要が反転する機運に乏しいものの、減産など、メ-カ-による採算改善を探る動きが出てくるとした。国内市場は分野に応じ需要に差があると判断。※日経11-22/22P19
- 建材:建設用鋼材/同上-12月の契約価格。熱延コイル/1トン122,000円、「熱延コイル」/同115,000円、H形鋼/同124,000円を維持。原料の鉄スクラップ価格は軟調だ。主力の宇都宮工場で購入する価格/指標品-1トン47,500円。11月に入り累計で2500円引き下げた。※同上
- 建材:建設用鋼材/「ときわ会」まとめ-10月末時点のH形鋼在庫は全体で184,000トン。前月末比1100トン(0.6%)少なく、2カ月ぶりに減少。前年同月比では1300トン(0.7%)多い。大規模鉄骨造(S造)向けの需要が底堅く、問屋や特約店といった流通業者からの出庫が増加。中小物件/資材高で中止や延期が徐々に増えている。※日経11-26/22P22
- 建材:産業資材/景気動向に敏感な素材や燃料などの企業間取引価格を基に算出する日経商品指数42種(1970年=100)の11月末値-2カ月連続上昇。長期化する円安の影響で燃料などの輸入品が高騰し、木材やセメントなどの建設資材の国内価格を押し上げている。世界景気の減速懸念で国際市況は弱含み/価格動向は不透明。※日経12-1/22P22
- 建材:産業資材/同上-42種の11月末値は250.600、10月末値から1.884ポイント(0.8%)上昇。42種指数は6月まで12カ月連続で過去最高を記録していたが、足元では小幅な上昇と低下を繰り返している。前年同月比の上昇率/13.6%。10月(12.8%)よりも上昇したものの、8月(17.7%)や9月(15.3%)より伸びが鈍化。※同上
- 建材:産業資材/同上-木材は前月末比0.6%上昇。型枠用合板(輸入品/12mm品)が上昇。型枠用合板は輸入品が9割を占める。円安で輸入価格の上昇に加え、商社が仕入れを抑え、国内需給が締まった。生産も絞られている。セメントを含む「その他」は2%上昇。セメントは熱源の7割を占める石炭の高値が続く。メ-カ-各社の転嫁値上げ浸透。※同上
- 建材/住設:LIXIL/グロ-バル戦略が試練に立たされている。コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の影響で欧米や中国に分散してきた供給網が目詰まりし、ライバルに比べ在庫の積み上がりが顕著だ。稼ぎ頭になる国内はTOTOより成長モデルへの転換が遅れており、新たな戦略が問われる。2022年4-9月の営業キャッシュフロ-/363億円の赤字。※日経12-1/22P19
- 住設:タカラスタンダ-ド/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高1100億円(前年同期/1016)、経常益63.90億円(同/79.79)、利益41.50億円(同/54.24)。23年3月期連結見通し/売上高2176億円、経常益127.00億円、利益82.00億円。※日経11-2/22P16
- 住設:クリナップ/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高613億円(前年同期/549),経常益20.32億円(同/24.10)、利益13.34億円(同/15.52)。23年3月期連結見通し/売上高1180億円、経常益44.70億円、利益32.00億円。※日経11-8/22P16
- 住設:ジャニス工業/2022年9月中間期連結-赤字。売上高22億円(前年同期/21)、経常益▲0.34億円(同/0.41)、利益▲0.36億円(同/0.32)。23年3月期連結見通し/売上高49億円、経常益0.40億円、利益0.30億円。※日経11-10/22P18
- 住設:ホ-チキ/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高376億円(前年同期/385)、経常益10.60億円(同/13.01)、利益8.41億円(同/9.55)。23年3月期連結見通し/売上高930億円、経常益59.00億円、利益43.00億円。※日経11-5/22P16
- 住設:能美防災/2022年9月中間期連結-減収減益。売上高439億円(前年同期/499)、経常益6.84億円(同/48.98)、利益4.09億円(同/33.73)。23年3月期連結見通し/売上高1110億円、経常益104.00億円、利益71.50億円。※日経11-10/22P18
- 住設:三菱地所/賃貸マンションの玄関や宅配ボクッスの解錠に顔認証を導入。不動産開発を手掛けるプロパティエ-ジェント子会社(システム開発のDXYZ-ディクシ-ズ)と連携し、まずは2024年に完成させる物件で導入する。家電や住設機器をスマ-トフォンで一括操作できる三菱地所のサ-ビスと組み合わせ、入居者の利便性を高める。※日経11-29/22P14
- 住設:三菱地所/複数の家電をスマ-トフォンで一括操作できるサ-ビスを提供するスマ-ト事業でLIXILと提携。三菱地所のサ-ビス利用者はLIXILの規格で制御する機器と連携することができる。家電でエネルギ-使用量の見える化も始めるなど住宅のデジタル化を進める方針で、提携先を増やして利便性を高める。※日経11-30/22P14
- 家具:オカムラ/2022年9月中間期連結-経常減益。売上高1299億円(前年同期/1189)、経常益66.15億円(同/73.51)、利益58.42億円(同/50.57)。23年3月期連結見通し/売上高2750億円、経常益180.00億円、利益156.00億円。※日経11-5/22P16
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合板・木材関連 |
- 合板:農林水産省情報/10月末の国産針葉樹合板の在庫-164,761立方mと9月末から10.4%増。増加は4カ月連続。工務店や建材問屋が自社で抱える在庫の消化を優先しているとみられるため、引き合いが鈍っている。10月の生産/221,858立方mと前月比で10%減少。※日経11-26/22P22
- 合板:木造住宅の壁や床に使う合板の国内市場/中国産の供給を巡って揺れている。ロシア産材料の代替として輸入を増やしたが、品質面の懸念が強まり流通が滞っている。国内/住宅向けの需要が振るわず、合板在庫が高水準で推移。輸入品が減っても国内メ-カ-は減産緩和の姿勢をみせず、相場は高値圏で高止まりしている。※日経11-30/22P17
- 合板:同上/「中国産全体への信頼感が落ちている」と、木材問屋などの業界関係者の会合で、中国産合板の動向が重要な関心事として話題に。一部の中国メ-カ-の合板でJAS認証が10月10日に停止されたためだ。同社/工場の監査時に必要な品質管理記録などを提出しなかったとされ、建設資材としての適格性に懸念が強まった。※同上
- 合板:同上/中国産合板-今年に入り急増。ウクライナ問題での対ロ制裁の報復として日本などへの合板材料の輸出を禁止。商社などが代替として中国産合板の調達を増やしたが、合板の厚さが規格に合わないといった問題が起き、品質面の懸念はくすぶり続けていた。農林水産省/説明会を開き、該当する合板の出荷停止を求めた。※同上
- 合板:同上/9月の中国産針葉樹合板の輸入量は6月の約1/4に減少。今回の認定停止を受け、輸入はさらに落ち込むとの見方が強い。国内メ-カ-/静観姿勢-住宅着工の伸び悩みで合板の荷動きは鈍く、メ-カ-各社は秋から10-20%の減産に着手。※同上
- 合板:同上/農林水産省情報-10月の国産針葉樹合板の生産量は減産の影響で前月比1割減。出庫量は0.6%の微増にとどまる。在庫/4カ月連続で増加、2年4カ月ぶりの高水準に膨らんでおり、荷余り感は消えていない。※同上
- 合板:同上/国産針葉樹合板(厚さ12mm品)の東京地区の問屋仲間価格-1枚2000円とこの1年で5割上がり、最高値で推移。足元の在庫増で値下がりに転じるとの見方もあったが、輸入品の減少と国内の減産で相場は踏みとどまる。国内生産量の5-6%を占める新秋木工業の合板工場が10月に火災で停止、供給に影響の可能性も。※同上
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- 不動産:日経/オフィスビル賃貸料調査-オフィス賃料の下落が加速している。2022年下期の東京の賃料水準は東日本大震災以来11年ぶりの下落幅となった。在宅勤務の定着に伴う拠点集約が続くほか、足元も世界のインフレに伴う景気不安から企業はオフィス投資に慎重だ。23年もビルの大量供給を控え、賃料の下落圧力はおさまらない。※日経11-5/22P3
- 不動産:同上/調査-オフィス仲介大手4社から賃料を聞き取り、1985年2月を100として指数化。東京地区の22年下期(9月時点)/オフィス市場の大半を占める既存ビル(築後1年以上のビル)の指数-149.12と21年下期より5.65ポイント低下。18年下期以来の水準。下げ幅/11年下期(4.56ポイント)から拡大。下期としては2年連続で下落。※同上
- 不動産:オフィスビル/三鬼商事情報-10月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率/6.44%と、前月比0.05ポイント低下。中規模ビルの成約が進んだ。供給過剰の目安となる5%は21カ月連続で上昇。※日経11-11/22P25
- 不動産:オフィスビル/同上-新築ビルの空室率は37.91%と、9月比2.54ポイント低下。完成時点で満室のビルが1棟あり、全体を押し下げた。前年同月比では23.88ポイント高い。新築と既存をあわせた平均賃料/3.3㎡あたり20,114円と前月比0.21%(42円)下落。既存ビルに限ると0.22%(45円)安い19,990円。2018年7月以来の2万円割れ。※同上
- 不動産:東急不動産ホ-ルディングス/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高4450億円(前年同期/4117)、経常益407.60億円(同/268.40)、利益269.25億円(同/143.17)。23年3月期連結見通し/売上高10050億円、経常益810.00億円、利益390.00億円。※日経11-10/22P18
- 不動産:三井不動産/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高10570億円(前年同期/9968)、経常益1202.67億円(同/888.74)、利益1001.44億円(同/863.26)。純利益/同期間として過去最高を更新。賃貸収入が増加。23年3月期連結見通し/売上高22000億円、経常益2600.00億円、利益1900.00億円。※日経11-10/22P18
- 不動産:三菱地所/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高5945億円(前年同期/5790)、経常益1305.34億円(同/946.31)、利益763.42億円(同/552.87)。純利益/前年同期比38%増-過去最高。海外で投資家向け物件売却増加。23年3月期連結見通し/売上高14160億円、経常益2710.00億円、利益1650.00億円。※日経11-11/22P18,19
- 不動産:住友不動産/2022年9月中間期連結-減収増益。売上高4748億円(前年同期/4809)、経常益1364.77億円(同/1326.02)、利益940.50億円(同/911.03)。純利益/前年同期比3%増-不動産販売事業(新築マンション好調)が2カタ増益。23年3月期連結見通し/売上高9500億円、経常益2350.00億円、利益1600.00億円。※日経11-12/22P18,19
- 不動産:明和地所/2022年9月中間期連結-赤字。売上高176億円(前年同期/238)、経常益▲5.27億円(7.17)、利益▲4.21億円(同/5.63)。23年3月期連結見通し/売上高616億円、経常益37.00億円、利益31.00。※日経11-11/22P18
- 不動産:不動産投資/ジョ-ンズラングラサ-ル(JLL)情報-2022年1-9月の世界の不動産投資額は前年同期比4%増の8140億ドル(約119兆円)。米国を中心にオフィスビルや商業施設への投資が増えたが、金利上昇の影響などで上半期(1-6月)から伸び率は鈍化。低金利が続く日本への投資家の関心は依然高いが、前年同期比4割減。※日経11-11/22P13
- 不動産:不動産投資/欧州の大手不動産ファンドのパトリシア-今後5年間で日本の不動産に最大約1500億円を投資する。日本は市場規模が大きく、低金利下で比較的高いリタ-ンが見込めると判断した。金融環境が大きく変わるなか、割安で安定した市場として海外勢から国内不動産への関心が一段と高まっている。※日経11-16/22P9
- 不動産:商船三井/2023年から5年間で不動産事業へ4000億円を投じる(海外/1300億円/国内2700億円)。4月に完全子会社化したダイビルが主導し、米国に進出するほかベトナムやオ-ストラリアなどの海外案件を増やす。国内投資/東京や大阪を中心に既存ビルの買収を目指す。※日経12-1/22P17
- 不動産:同上/海運事業が好調なうちに中長期的に安定的な収益が見込める不動産への投資を急拡大し、市況に左右されやすいコンテナ事業(経常益の約8割を占める)への依存を減らす。ノウハウ蓄積のため、M&Aなどに数年で600-1000億円を投じる方針。住友林業と組み、不動産で米国に初進出してオフィス事業を手掛ける。※同上
- ゼネコン:大林組/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高9243億円(前年同期/8991)、経常益486.59億円(同/231.46)、利益384.94億円(同/188.46)。23年3月期連結見通し/売上高20450億円、経常益940.00億円、利益710.00億円。純利益/前期比81%増。建設資材高騰や工事の滞りで、従来予想を50億円下回る。※日経11-8/22P16,17
- ゼネコン:清水建設/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高8259億円(前年同期/6456)、経常益142.64億円(同/128.07)、利益112.81億円(同/106.51)。23年3月期連結見通し/売上高19600億円、経常益700.00億円、利益515.00億円。※日経11-9/22P18
- ゼネコン:鹿島/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高11374億円(前年同期/9561)、経常益791.55億円(同/654.58)、利益547.41億円(同/498.75)。23年3月期連結見通し/売上高24300億円、経常益1410.00億円、利益1000.00億円。純利益/前期比4%減。従来予想から150億円上方修正。※日経11-11/22P19
- ゼネコン:大成建設/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高7185億円(前年同期/6281)、経常益277.28億円(同/283.34)、利益185.18億円(同/195.93)。23年3月期連結見通し/売上高17700億円、経常益1000.00億円、利益670.00億円。※日経11-12/22P16
- ゼネコン:上場ゼネコン13社/2023年3月期の業績予想-下方修正が相次いでいる。大手・準大手13社のうち、大林組、戸田建設など7社が同期の純利益予想を下げた。H形鋼など建材の価格が上がり、工事原価がふくらんでいるからだ。工事損失引当金を積み増す動きもある。9月中間期でも大成建設など7社の純利益が減少。※日経11-11/22P17
- ゼネコン:大林組/18日-壁などを3Dプリンタ-で作った建屋を公開。3Dプリンタ-だけで建設する建物として、建築基準法に基づく国土交通大臣認証を取得。3Dプリンタ-は複雑な曲面の壁を簡単に製作できるため、従来工法と比べて工事の短縮が期待できる。大林組技術研究所で建設中の、床面積30㎡の実証棟を報道陣に公開。※日経11-19/22P14
- ゼネコン:国内/清水建設や竹中工務店、大成建設などゼネコン大手各社-3Dプリンタ-を使った建築技術の確立に力を入れている。建設業/人手不足に直面しており、生産性の向上が課題になっている。大林組/デザイン性の高い公共施設などで、3Dプリンタ-の活用検討。足元/資材価格や建築コスト上昇、3Dプリンタ-による建築物の需要は増加傾向※同上
- 施設:出光興産/CLTを使ったガソリンスタンドを高知県南国市に開設した。成長過程でCO2を吸収する木材を多用することで環境に配慮した。CLT活用のガソリンスタンドは国内初。同社/2025年度までに全国で30カ所展開する計画。「スマ-トエコステ-ション南国バイパス」/給油所の屋根や待合室にもなる事務所棟にCLTを使用した。※日経11-16/22P43
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- 原油:輸入原油(DD原油)/4カ月連続で値下がりした。サウジアラビア産の代表油種「アラビアンライト」の10月積み価格/1バレル96.80ドルと、9月月比3.85ドル(3.8%)下落。今年2月積み以来8カ月ぶりに節目の100ドルの水準を下回った。アジア指標のドバイ原油とオ-マン原油の10月の月間平均価格/1バレル91ドル前後、9月から横ばい。※日経11-2/22P17
- 原油:原油相場の下落が再び目立ってきた。米原油先物/節目の1バレル80ドルを下回り9月下旬以来約2カ月ぶりの安値圏へ。各国中央銀行の利上げに伴う世界景気の減速懸念に加え、中国でコロナ禍が再拡大し、原油需要が鈍化するとの見方が強まった。先行きの供給懸念がくすぶる一方、足元では需給の緩和が強まっている。※日経11-22/22P11
- 原油:原油相場が下落している。主要7カ国が導入するロシア産原油の価格上限を巡り/「1バレル65-70ドル」とすることを検討していると伝わったためだ。米原油指標のWTI原油先物/23日-1バレル77ドル台と前日比3.7%低下、9月下旬以来2カ月ぶりの安値圏。北海ブレント原油先物も1バレル84ドル台と前日比4.1%下落。※日経11-25/P2
- 原油:米原油先物が一時73ドル台に下落(日本時間28日)、年初来の安値更新。中国でコロナ感染拡大が急増、原油需要が鈍化するとの見方が強まったことに加え、中国政府の厳格なウイルス対策への抗議行動が投資家の不安を高めた。米政府がベネズエラ向けの経済制裁の一部を緩和すると発表したことも供給懸念の緩和につながった。※日経11-29/22P11
- 素材:DIC/2022年12月期連結見込み-純利益は前期比4.6倍の200億円。従来予想を260億円下回る。パネルメ-カ-の生産調整の影響でディスプレ-用顔料の需要が想定より落ち込む。前期比では独BASFの顔料事業の買収関連費用などが無くなり利益が大きく増える。売上高は26%増の1兆800億円と200億円下方修正。※日経11-15/22P17
- 塗料:イサム塗料/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高37億円(前年同期/36)、経常益2.98億円(同/3.50)、利益2.00億円(同/2.41)。23年3月期連結見通し/売上高77億円、経常益6.00億円、利益4.10億円。※日経11-8/22P16
- 塗料:ロックペイント/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高141億円(前年同期/131)、経常益11.16億円(同/14.24)、利益7.92億円(同/10.02)。23年3月期連結見通し/売上高275億円、経常益18.00億円、利益13.00億円。※日経11-9/22P18>
- 塗料:アサヒペン/2022年9月中間期連結-増収減益。売上高87億円(前年同期/77)、経常益5.85億円(同/6.55)、利益3.42億円(同/5.14)。23年3月期連結見通し/売上高175億円、経常益9.50億円、利益5.50億円。※日経11-12/22P16
- 塗料:大日本塗料/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高348億円(前年同期/328)、経常益20.31億円(同/17.52)、利益13.23億円(同/9.20)。23年3月期連結見通し/売上高720億円、経常益42.00億円、利益33.00億円。※日経11-11/22P18
- 塗料:関西ペイント/2022年9月中間期連結-増収増益。売上高2507億円(前年同期/2033)、経常益210.41億円(同/207.81)、利益123.71億円(同/114.87)。23年3月期連結見通し/売上高5000億円、経常益390.00億円、利益230.00億円。※日経11-11/22P18
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- 海外:ドイツ/大和ハウス工業-ドイツで住宅用部材の製造を開始。約30億円を投じてベルリン郊外に工場を整備、2023年春の稼働目指す。工場で鉄骨部材組み上げてから建築現場に運ぶため、100世帯の集合住宅でも工期は5カ月程度と従来に比べ約8割短縮。日本でのノウハウを活用、欧州で5年後の売上高/6割増の400億円目指す。※日経11-2/22P14
- 海外:米国/三井物産-米国で高齢者向け住宅を運用対象とする不動産ファンドに参入。30年以上にわたって米国で高齢者住宅の運営を手がけており、稼働率を高めた物件をファンドに移管して、さらなる開発資金を調達する。このほど運用資産9000万ドル(約132億円)の私募ファンドを立ち上げた。2027年度には10億ドル規模へ。※日経11-11/22P13
- アジア:中国/ニトリホ-ルディングス(HD)-4日北京に初出店した。所得向上に伴い同国の家具市場は好調に伸びると判断し、まず2店舗を出した。似鳥会長/「中国大陸の店舗数で2023年度末までに(現在比で7割増の)100店を目指す」と表明。北京進出は長年の悲願だった/北京進出で中国本土の店舗数は59店に増えた。※日経11-5/22P14
- アジア:中国/中国人民銀行-四半期ごとの金融政策執行報告書公表。住宅ロ-ン金利の平均は10月が4.3%で、確認できる2009年以降では最低。マンションの販売不振が長引き、人民銀行などが22年末までの期間限定で一部の都市に住宅ロ-ン金利の下限の引き下げや撤廃を認めたため、実際に適用する金利も下がった。※日経11-18/22P11
- アジア:インド/住友不動産-インドで総事業費5000億円を投じ、オフィスビル開発に乗り出す。まずムンバイ市内(開発が進む新都心BKC地区/敷地面積約12,000㎡、地域最大級のオフィス用地/351億円で取得)で、2025年以降に2棟建設。その後も開発を続けて、31年3月期までにインドなど海外で約300億円の利益計上を見込む。※日経11-17/22P1
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■トピックス
国内建材需要に停滞感/中小物件向け-景況不安、投資慎重に <日経11-17/22P20>
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