■住宅関連情報/2021年3月 ■       
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. 住宅着工動向:国土交通省情報/2月の新設住宅着工戸数-60,764戸(前年同月比3.7%減)と20カ月連続の減少。季節調整後の年率換算/808,000戸(前月比0.8%増)と2カ月連続の増加。※国交省3-31/21配信
  2. 住宅着工動向:同上/種別-持ち家は20,390戸(同4.3%増)と4カ月連続の増加。貸家は22,556戸(同0.4%減)と30カ月連続の減少。分譲住宅は17,398戸(同14.6%減)と先月の増加から再びの減少。1戸建て住宅は10,470戸(同4.0%減)と15カ月連続の減少。※同上
  3. マンション動向:不動産経済研究所/2月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンションの発売戸数-前年同月比50.7%増の2243戸。3カ月連続の増加で、都内23区で発売された大型案件がけん引した。※日経3-19/21P15
  4. 住宅:分譲マンション賃料/東京カンテイ情報-2月の分譲マンション賃料は東京23区で1㎡あたり3845円で、前月比0.2%下落。1月に5カ月ぶりに上昇に転じたが、再び下落した。東京都も同1円下がり3722円となった。※日経3-20/21P19
  5. 住宅:積水ハウス/2021年1月期連結-増収減益。売上高24469億円(前期/24151)、経常益1846.97億円(同/2139.05)、利益1235.42億円(同/1412.56)。22年1月期連結見通し/売上高25520億円、経常益2000.00億円、利益1350.00億円。純利益/21年比9%増-戸建て住宅や賃貸住宅、リフォ-ムなどの受注が回復している。※日経3-5/21P17
  6. 住宅:飯田グル-プホ-ルディングス/新社長-兼井 雅史氏(かねい・まさし)。1986年(昭61年)法政大法中退。92年飯田産業入社。06年社長。17年飯田グル-プホ-ルディングス副社長。東京都出身。54歳(4月1日就任。西川洋一社長は会長に)。※日経3-9/21P16
  7. 住宅:明豊エンタ-プライズ/2021年1月中間期連結-最終増益。売上高31億円(前年同期/50)、経常益1.77億円(同/2.81)、利益1.50億円(同/1.01)。21年7月期連結見通し/売上高106億円、経常益5.00億円、利益3.20億円。※日経3-18/21P19
  8. 住宅:中古住宅/東京カンテイ情報-2月の中古マンション平均希望売り出し価格(70㎡換算)は東京都心6区(千代田、中央、港、新宿、渋谷、文京)で、1月から0.8%上がって8856万円。上昇は4カ月連続で、千代田区は1億2000万円を超えた。東京23区は同05%高い6071万円で、8カ月連続で上昇。※日経3-27/21P20
  9. 住宅:中古住宅/同上-東京都全体は0.6%高の5457万円。流通数が少ない中でも需要は堅調で、価格を押し上げている。首都圏/0.8%高い3892万円。1都3県すべてで前月より上昇。近畿圏/0.7%高の2518万円、大阪府で直近の最高値を更新。中部圏/0.9%高い1969万円。愛知県で上昇が続いている影響が大きい。※同上
  10. 地価:国土交通省情報/2021年1月1日時点の公示価格-商業・工業・住宅の全用途平均(全国)は前年比0.5%のマイナスと6年ぶりに下落。新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、三大都市圏はそろって下落。外出自粛や訪日客急減に伴う飲食店や小売店などの不振が地価を押し下げた。回復には早期の感染防止が必須。※日経3-24/21P1,3
  11. 地価:同上/21年の商業地-前年比0.8%の下落。三大都市圏の商業地は平均で1.3%の下落、下落はいずれも8年ぶり。住宅地-全国平均で0.4%下落。商業地より下落幅は小さく、コロナ禍で底堅い動きも見られた。在宅勤務の拡大で上昇した地域も。工業地-0.8%上昇と6年連続のプラス。ネット通販拡大/物流拠点の地価上昇。※同上
  12. 地価:同上/地方-札幌、仙台、広島、福岡の中核4市が堅調に推移。人口増を見込んだ再開発が進み、全国平均で2.9%のプラスを保った。地方圏/全体では人口減やコロナ禍の影響で0.3%の下落。「・・・21年以降も大都市圏では1-2割下がる可能性がある」(三井住友トラスト基礎研究所)とみる。※同上
住宅リフォーム関連
  1. HC:ア-クランドサカモト/2021年2月期連結-増収増益。売上高1784億円(前期/1094)、経常益169.56億円(同/103.94)、利益87.25億円(同/48.46)。20年11月にビバホ-ムの連結子会社化に加え、雪害対策用の資材や除雪機などの売れ行きが好調。22年2月期連結見通し/売上高3650億円、経常益195.00億円、利益105.00億円。※日経3-30/21P19
住宅ロ-ン関連
建材・住設・家具関連
  1. 建材:鋼板/薄鋼板の主要3品種(熱延、冷延、表面処理)のメ-カ-・流通の国内在庫-1月末時点の速報値は3,565,000トンと2020年12月末比9000トン(0.3%)増。2カ月連続で微増。1月は営業日が少ない影響で在庫が増えやすく直近10年では平均11万トン増加。今年は自動車生産の回復などで品薄感が強く、微増にとどまる。※日経3-3/21P21
  2. 建材:鋼板/自動車や家電など幅広い産業で使う鋼材「熱延コイル」の東アジアでの取引価格が再び上昇している。約10年ぶりの高値圏に迫っている。中国が春節明け後も堅調な需要を維持していることが大きい。アジア市場に出回る熱延コイルは限られ、品薄感が続いている。日本の鋼材輸入価格にも上昇圧力が強まる。※日経3-13/21P17
  3. 建材:鋼板/同上-熱延コイルの東アジアでの取引価格(運賃込み)は現在、1トン740ドル前後。春節前の1月末と比べ3%上昇し、2011年4月以来、9年11カ月ぶりの高値を付けた。コロナ禍が世界で深刻になった昨春の安値(425ドル)より70%高い。※同上
  4. 建材:鋼板/自動車や家電など幅広い産業で使う「熱延コイル」の東アジアでの取引価格がさらに上昇。今週前半時点では1トン750-780ドル前後と前週比3%強高い。中国などからの引き合いが旺盛/需給の引き締まった状況が続いている。現在は10年ぶりの高値圏。原料コストが高止まりしていることも押し上げ圧力になっている。※日経3-20/21P19
  5. 建材:鋼板/日本製鉄/自動車や家電などで幅広く使う薄鋼板(薄板)の一般流通(店売り)向け価格を、5月出荷相当分から1トンあたり10,000円(約1割)引き上げる。海外での取引価格の上昇や、鉄鉱石など原料高の反映を一段と進める。昨秋以降の値上げ幅は合計で30,000円(約4割)に達する。※日経3-30/21P22
  6. 建材:鋼板/同上-問屋や商社、加工事業者(コイルセンタ-)が販売する熱延、冷延、表面処理など薄板の全品種を値上げする。※同上
  7. 建材:建設用鋼材/JFEスチ-ル-薄鋼板や形鋼など鋼材全品種を4月出荷相当分から1トン当たり13,000円値上げする。一般流通(店売り)向けに加え、大口需要家向けの「ひも付き」も対象。値上げ率は品種により異なるが、平均では17%に相当。値上げ理由/原料高-鉄鉱石は中国の旺盛な輸入が続き、価格の上昇傾向も続く。※日経3-4/21P23
  8. 建材:建設用鋼材/「ときわ会」情報-2月末時点のH形鋼在庫は198,700トンと1月末比10,000トン(5.3%)増加。増加は6カ月連続、2019年7月以来1年7カ月ぶりの高水準。例年2月は不需要期で、コロナ禍などを背景に建築着工が低迷していることもあり、出庫量が伸びなかった。需給均衡の目安である20万トンに接近。※日経3-11/21P18
  9. 建材:建設用鋼材/東京製鉄-薄鋼板などの4月契約価格を引き上げる。1月契約分で全鋼種の価格を上げて以来、値上げは3カ月ぶり。鋼板を巻き取った鋼材「コイル」と角形鋼管を3月契約比5000円、鋼板類を同3000円引き上げる。海外価格の上昇に加え、電力料金や材料費の上昇を反映する。※日経3-23/21P22
  10. 建材:建設用鋼材/同上-熱延コイルの価格は1トン84,000円と3月契約比6%上げ、溶融亜鉛メッキコイルは同5%上げる。熱延鋼板は88,000円と同4%値上げする。コイル類の動向/中国などの需要が旺盛で輸出向けの引き合いが強く、アジアや米国で取引価格が大幅に上昇している。国内では値上がりが相対的に小幅、内外価格差が開いた。※同上
  11. 建材:建設用鋼材/同上-H形鋼や異形棒鋼、厚鋼は据え置く。国内の建築着工が低水準で推移し、需要も鈍いためだ。ただ今後は電気料金や電極などの資材費が上昇するという。「需給環境が十分に整ってくれば、次月以降で全面的な値上げを検討したい」(同社)。※同上
  12. 建材:ステンレス/日鉄ステンレス-厨房機器や自動車部品などに使うステンレス冷延薄鋼を値上げする。3月契約分/ニッケル系薄鋼板-1トン15,000円(4%強)、クロム系薄鋼板-同10,000円(同)引き上げる。原料価格の上昇を反映。クロム系薄鋼板の値上げは9カ月ぶり、今まで主原料のクロム系の価格変動が小さかった。ニッケル系の値上げは3カ月連続。※日経3-4/21P23
  13. 建材:ステンレス/厨房機器や建材などに使うステンレス鋼板の流通価格が一段高となった。ニッケルを主原料に使う「SUS304」の厚さ2mm品の流通価格/東京地区-現在、1kgあたり385円前後。1カ月前比5円(1%強)高い。原料高を背景にメ-カ-の値上げが続き、流通会社も販売価格を断続的に引き上げている。※日経3-17/21P20
  14. 建材:ステンレス/同上-東京地区の流通価格は2020年秋からの累計で20円(5%)上昇。国内最大手の日鉄ステンレス/20年6月契約以降、ニッケル系冷延薄鋼板を1トン計65,000円(1kg65円)値上げしている。仕入れ値の上昇に対する転嫁値上げが追いついておらず、流通会社の間では「今後も販売価格が上がる」との声がある。※同上
  15. 建材:生コン/マンション建設などに使う生コンクリ-ト(生コン)の取引価格-東京地区で5%上昇。東京地区生コンクリ-ト協同組合が原材料コストの上昇を理由に打ち出した値上げを、買い手のゼネコンが上げ幅を圧縮して受け入れた。東京地区の建築用生コンの取引価格/1立方m15,500円前後で、前月比700円(5%)高くなった。※日経3-30/21P22
  16. 建材:セメント/セメント協会情報-2月のセメントの国内販売量は2,981,333トン、前年同月比10.3%減。前年を下回るのは4カ月連続。東北地方の落ち込みが大きかった。東日本大震災の興関連工事が減少しているためだ。北陸地方も不振/北陸新幹線の延伸工事の需要も落ち込んでいる。※日経4-1/21P27
  17. 建材:産業資材/景気動向に敏感な資材や燃料の企業間取引価格を基に算出する日経商品指数42種(1970年=100)-3月末値は191.707と前年同月比25.512ポイント上昇。前年実績を上回るのは3カ月連続。海外経済の回復を背景に生産や輸出が持ち直し景況感が上向きつつあるが、需要の先行きへの不安は残っている。※日経4-1/21P27
  18. 建材:三好石材(高松市)/富裕層をタ-ゲットに、最高級石材とされる庵治石を壁材などとして売り込む。価格/表面積1㎡あたり14万~15万円(工事料別)前後。主力の墓石の需要が落ち込むなか(現状/全体の数%)、壁材などとして「量り売り」(建築上、厚さはある程度決まっている)することで販路や用途を広げる狙いだ。※日経3-18/21P43
  19. 建材:セントラル硝子/板ガラスを生産する窯を2022年3月期に2窯を休止。4窯から半減し、国内建築ガラスの生産を縮小。売上高は200億円程度減る見込み。国内/人口減少に加え、コロナ禍の影響で建築需要の低迷が見込まれる。生産体制の合理化で収益性の向上を図る。※日経3-30/21P6
  20. 家具:内田洋行/2021年1月中間期連結-増収減益。売上高985億円(前年同期/899)、経常益29.20億円(同/41.37)、利益15.46億円(同/17.90)。21年7月期連結見通し/売上高2600億円、経常益82.00億円、利益47.00億円。純利益/20年7月期比35%増。最高益を更新。学校&企業関係のIT関係備品の需要が増加。※日経3-5/21P17
  21. 家具:家具販売のビッグウッド(松山市)/アウトレット店50店(中四国、九州で展開)を低価格店「オフプライスストア」(アメリカで普及)に順次転換する。メ-カ-などから余剰在庫を仕入れて低価格で販売する。オフプライスストアはアパレルを中心に注目が集まっている。日本でも2019年ごろからアパレルの出店が相次ぐ。※日経3-11/21P42
  22. 家具:ミサワ/2021年1月期連結-減収増益。売上高109億円(前期/111)、経常益8.84億円(同/8.33)、利益6.18億円(同/5.10)。22年1月期連結見通し/売上高117億円、経常益7.50億円、利益4.65億円。※日経3-16/21P21
  23. 家具:ニトリホ-ルディングス(HD)/2021年2月期連結見込み-営業利益は前の期比3割増の1400億円弱。従来予想(24%増の1329億円)を上回り、34期連続で最高益。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が増え、仕事用の机や椅子、調理機器などの販売が好調。売上高-1割増の7200億円。従来予想は9%増の7026億円。※日経3-20/21P1
  24. 家具:同上/売上高増の背景-家族連れや高齢者など新規顧客を取り込み、リピ-タ-につなげた。既存店の顧客数は13%増と大幅に伸びた。自社ネット通販も6割程度伸びた海外の生産拠点で商品の品質やデザイン性の向上に取り組んだ。22年2月期連結見通し/増収の公算大。1月に子会社化した島忠も業績を押し上げる見通し。※同上
  25. 家具:ニトリホ-ルディングス(HD)/2021年2月期連結-増収増益。売上高7169億円(前期/6422)、経常益1384.26億円(同/1095.22)、利益921.14億円(同/713.95)。22年2月期連結見通し/売上高8736億円、経常益1464.00億円、利益986.00億円。営業利益は21年比5%増の1439億円。子会社化したホ-ムセンタ-島忠の業績が加算。※日経4-1/21P17,21
  26. 家具:個室シェアオフィス/富士ゼロックス-2022年3月末までに個室型シェアオフィスを200台超と現在の3倍に増やす。1人用の仕事ブ-スに机や電源、モニタ-などを備える。従来は首都圏の駅やオフィスビルのエントランスに設置してきたが、関西や中部の大都市にも設置する。コロナ禍の影響で利用拡大傾向に対応する。15分250円で利用できる。※日経3-26/21P17
合板・木材関連
  1. 合板:輸入合板/コンクリ-ト基礎工事や住宅に使う輸入合板の価格が一段と上昇。東京地区の問屋卸価格(厚さ12mm、中心値)/現在-コンクリ-ト型枠用合板が1枚1260円。前月比20円(1.6%)高い。対日価格が上昇し、商社などが転嫁した。壁や床に使う構造用合板も同20円(1.6%)高い1270円(中心値)になった。※日経3-10/21P22
  2. 合板:輸入合板/同上-住宅の内装に使う普通合板も、2.3mm品が1枚610円(中心値)と1カ月前より20円(3.4%)高く、4mmが735円(同)と1カ月前に比べ10円(1.4%)上がった。背景/主産地のインドネシア・マレ-シアでは、雨期で原木が不足しているほか、コロナ禍で人手がたりず工場がフル稼働できない。海上運賃の上昇も要因だ。※同上
  3. 合板:輸入合板/コンクリ-トの基礎工事に使う輸入合板の価格が一段と上昇。コンクリ-ト型枠用合板の東京地区の問屋卸価格(厚さ12mm、中心値)/現在-1枚1290円、3月中旬比30円(2.4%)高く、ほぼ1年ぶりの高値。国内で在庫が大幅に減っており、春の需要回復もにらんで合板を手当する動きが増えた。※日経3-30/21P22
  4. 合板:輸入合板/2020年下半期の合板輸入量-19年同期比で21.9%減。コロナ禍での需要低迷で商社が買い控えた結果、主産地のインドネシアやマレ-シアでは一部工場が稼働を停止するなど減産に動いた。現地は原木の供給も減って材料高となり、対日価格が上昇している。コンテン不足で海上運賃の上昇も拍車をかけている。不足のピ-ク/4,5月。※同上
  5. 合板:国産合板/農林水産省情報-2月末の国産針葉樹合板の在庫は114,089立方mと1月末から6%増(前年同月比は27.5%と大幅減少)。2月は営業日が少なく、生産量に比べ出荷量が少なかった。生産量/246,457立方mと前月比0.8%増。出荷量/239,912立方mと同3.7%減少。需要自体は年初から変化なし(メ-カ-)。※日経4-1/21P27
  6. 木材:輸入木材/住宅に使うカナダ産製材品の対日価格-2四半期連続で更新。指標のカナダ西部内陸産のSPF(トウヒ・マツ・モミ類)材の4-6月期価格/日本向け規格(Jグレ-ド)-1000ボ-ドメジャ-(BM=2.36立方m)1000ドル(海上運賃込み)。3四半期連続の上昇で、これまでの最高値だった前四半期より270ドル(37%)高い。※日経3-3/21P12
  7. 木材:輸入木材/米業界誌ランダム・レングス情報-主流のSPFのツ-バイフォ-(2✕4)製材品「NO.2&ベタ-」は2月末に1000BM1025ドルと最高値更新。米国内では昨夏から住宅需要が旺盛、住宅木材の高騰が続いている。対日価格/これまで、米国に比べて上げ幅は小さかったが、米国需要が旺盛で木材が逼迫、4-6月期は大きく引き上がった。※同上
  8. 木材:製材品/米松製材品最大手の中国木材-住宅の梁や柱に使う米松製材品などを3月1日受注分から1立方m3000~6000円値上げした。値上げは2020年12月中旬以来約2カ月ぶり。原料の丸太価格と海上運賃の上昇分を転嫁した。※日経3-12/21P24
  9. 木材:製材品/同上-正角(乾燥)は1立方m6000円、小割(同)は同5000円値上げした。平角(同)やグリン平角(未乾燥)などは同3000円上げた。背景/米国での旺盛な住宅需要を受けて丸太価格が上昇。米西海岸の山火事の影響で、原木の伐採が優先で、製材用の伐採は後回し状態、海上輸送費も上昇し20年4-5月比2倍以上。※同上
  10. 木材:製材品/住宅の梁や柱に使う米松製材品の流通価格が一段と上昇、1年4カ月ぶりの高値。指標の米松KD平角(4m✕10.5㎝✕30㎝)/東京地区の問屋卸値-1立方mあたり57,000~58,000円と1カ月前より3000円(5.5%)上昇。米松製材品最大手の中国木材/原料高を受けて3月受注分から1立方m3000円引き上げが浸透。※日経3-25/21P22
  11. 木材:製材品/同上-未乾燥の米松平角(グリン材)は同54,000円と同3000円(5.9%)高い。原料となる米松丸太は、米国の旺盛な住宅需要の影響で引き合いが増え、対日価格が上昇している。コロナ禍に伴う物流の混乱でコンテナ船が不足した余波で丸太を運ぶばら積み船の引き合いが増え、海上運賃も上昇。流通価格/さらに上昇しそうだ。※同上
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:野村不動産/新社長-松尾 大作氏(まつお・だいさく)。1988年(昭63年)同志社大経卒、野村不動産入社。12年執行役員、18年取締役専務執行役員。鹿児島県出身。56歳(4月1日就任。宮嶋誠一社長は副会長に)。※日経3-6/21P11
  2. 不動産:野村不動産ホ-ルディングス(HD)/2021年3月期連結見込み-純利益は前期比18%減の400億円。従来予想の370億円から上方修正。住宅販売や管理業務の売上げが想定を上回るほか、経費節減も寄与。売上高は14%減の5820億円、営業利益-10%減の740億円。従来予想はそれぞれ5800億円と710億円。※日経3-19/21P19
  3. 不動産:オフィスビル/アットホ-ム情報-2020年下期(7-12月)の東京の主要20ビジネスエリアの小規模オフィスビル賃料はデ-タのある12年下期(7-12月)以降で最高を更新。コロナ禍でいち早くオフィスの解約が相次いだ渋谷などの家賃相場が高い地域で募集が増えたことも一因とみられる。※3-9/21P23
  4. 不動産:オフィスビル/同上-アットホ-ムのサイトで募集している165㎡(50坪)以下の物件を対象に調査。共益費などを含む募集賃料/3.3㎡当たり。82.5㎡以上165㎡以下の「小型」/15,315円、20年上期比1.1%上昇。16.5㎡以上82.5㎡未満の「超小型」/13,410円と同1.5%上昇。※同上
  5. 不動産:オフィスビル/同上-募集賃料が最も高額な地域は「渋谷」。小型/20年上期比0.6%高の21,400円、超小型/同6.1%高い16,966円。20年上期に最も高かった「銀座」/小型-19,966円で9.1%下がり、超小型-20,212円で8.6%上がった。※同上
  6. 不動産:オフィスビル/三鬼商事情報-2月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率/1月比0.42%高い5.24%。オフィスの空室が多くなった目安とされる5%台を付けるのは2015年6月以来5年8カ月ぶり。過去最低だった20年2月の1.49%から、わずか1年で急速に上昇した。5区で空室の増え方には差も目立つ。※日経3-12/21P24
  7. 不動産:オフィスビル/同上-コロナ禍で在宅勤務が浸透し、余ったスペ-スを解約する企業が広がってきた。仲介各社情報/港区の空室率-5区で最も高い6.88%。渋谷区-5.55%港区に次ぐ水準。新宿区-5.02%。千代田区-3.85%。※同上
  8. 不動産:オフィスビル/同上-賃料は空室率が上がれば下がり、空室率が下がれば上がる。従来、賃料が反転する空室率の目安は5%とされてきた。ただ賃料は空室率が3%を超えた20年8月からすでに下げに転じており、7カ月連続で下落。2月の5区の平均募集賃料/3.3㎡あたり21,662円と、1月から184円下落。下落傾向続く公算大。※同上
  9. 不動産:オフィスビル/大和ハウス工業-オフィスビルなど大規模物件の買い取り再生事業に参入。他社が建設した中古のビルやマンションの品質を検査したうえで取得、大規模改修し価値を高めて不動産投資信託やファンドなどに売却する。コロナ禍でニ-ズが高まっているシェアオフィスなど、用途変更にも対応。同事業で5年後に売上高300億円を目指す。※日経3-24/21P17
  10. 不動産:環境認証/日本の不動産業界で建物の環境性能などを評価する認証の取得が加速。日本政策投資銀行や国土交通省の認定を取得した物件数/足元で約1500件と3年で2倍強。住友不動産が新規大型物件で原則取得方針、大手不動産の積極姿勢が目立つ。認証取得でESC(環境・社会・企業統治)マネ-の取り込みを狙う。※日経3-30/21P19
  11. 内装:丹青社/2021年1月期連結-減収減益。売上高692億円(前期/816)、経常益52.66億円(同/58.70)、利益34.37億円(同/40.74)。22年1月期連結見通し/売上高680億円、経常益21.50億円、利益14.10億円。※日経3-13/21P15
  12. 施設:空き家の古民家再生事業を手がけるNOTE(丹波篠山市)/2021年度に北海道と山梨県に進出。同社/1-2グル-プ限定の再生旅館を手がけ、コロナ禍で「密」を避けた旅行に需要を絞り込んでいる。7月には岐阜県美濃市でワケ-ション対応施設も開業、古民家再生を加速。1軒3000万円前後で改修、旅館運営会社などに貸し出す。※日経3-22/21P9
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:日本が中東から輸入する原油(DD原油)と液化石油ガス(LPG)の月決め価格が大幅に上昇。1日までに確定したサウジ産原油の2月積み価格/代表油種「アラビアンライト」-1バレル61.35ドルと1月積み比6.77ドル(12.3%)上昇。値上がりは4カ月連続。サウジ産の値決め基準になるドバイ原油価格/2月を通じて約17%上昇。※日経3-2/21P19
  2. 原油:原油価格が一段と上昇し、国際指標の北海ブレント先物が一時約1年2カ月ぶりに1バレル70ドル台を付けた。背景/米国の追加景気対策による景気回復期待に加え、産油国の減産などで需給が一層引き締まるとの見方から買いが進んだ。ニュ-ヨ-ク先物/一時67ドル台とすでに2年4カ月ぶりの高水準にある。※日経3-9/21P21
  3. 原油:原油相場の強気ム-ド後退。欧州の新型コロナウイルス感染再拡大で需要回復の遅れが意識され、ニュ-ヨ-ク先物は18日に一時1バレル60ドル台を割り込んだ(一時、58.2ドル)。米長期金利が急伸し、ドルが主要通貨に対して上昇したこともドル建ての原油価格を圧迫。協調減産で相場を下支えしてきた主要産油国の対応にも注目集まる。※日経3-20/21P15
  4. 原油:原油価格が大幅に下落。ニュ-ヨ-ク先物の23日終値/1バレル57.76ドルと前日比3.8ドル(6.2%)下落、2月上旬以来ほぼ1カ月半ぶりの安値水準に。アジア指標の中東産ドバイ原油のスポット価格も24日の取引で一時60ドルを割り込む。コロナ禍対策再強化で、欧州景気の回復が遅れて石油需要が再び鈍るとの観測から売りが膨らむ。※日経3-25/21P21
  5. 素材:合成樹脂/三菱ケミカル系の日本ポリルロ-15日納入分から、ポリプロピレン価格を1kg10円(4-5%)以上値上げする。値上げ表明は2カ月ぶり。主原料のナフサの値上がり分を製品価格に転嫁。アジアのスポット市場/ナフサ価格の上昇が続いている。前週には1トン610ドル前後と、2019年4月以来1年10カ月ぶりの高値をつけた。※日経3-3/21P21
  6. 素材:合成樹脂/プライムポリマ--合成樹脂のポリエチレンとポリプロピレンの価格を4月1月から1kg当たり15円(6-8%)引き上げる。値上げ表明は2カ月ぶり。原料価格の上昇傾向を反映する。※日経3-5/21P27
  7. 素材:合成樹脂/東京スチレン-ポリエチレンの価格を4月1日納入分から、1kgあたり28円(15%前後)以上引き上げる。原料のナフサやベンゼンの価格が上昇しており、製品価格に転嫁する。3月分から22円以上の値上げを打ち出していたが、その後も原料価格の上昇が続いたため、値上げ幅を引き上げて交渉する。※日経2-6/21P17
  8. 素材:合成樹脂/石油化学製品の原料や合成樹脂がアジア市場で軒並み急騰。低密度ポリエチレン/1トン1550ドル前後、ポリプロピレン/同1230ドル前後と、いずれも2月中旬比1割強高い。ABS樹脂/2割強上昇。基礎原料のエチレン/1トン1200ドル前後。2月中旬比4割程度上昇。米国の南部を襲った大寒波の影響で化学プラントが操業停止。※日経3-9/21P23
  9. 素材:合成樹脂/国内価格が一段と上昇。ポリエチレンとポリプロピレン/いずれも2月に比べ1kg10円(5%)程度高い。主原料のナフサの価格が急上昇するなか、メ-カ-値上げが浸透。東京地区の価格/低密度ポリエチレン-1kg220-250円程度、ポリプロピレン-同220-260円程度。値上がりは共に2カ月連続。※日経3-12/21P24
  10. 素材:合成樹脂/東ソ--合成樹脂のポリエチレンの価格を4月1日納入分から、1kgあたり20円(8-10%)以上引き上げる。値上げは2月分以来2カ月ぶり。値決めの指標となる国産ナフサが、堅調な石油化学製品の需要や原油高などを背景に上昇。1キロリットル48,000円を超えるとみて、製品価格に転嫁する。※日経3-13/21P15
  11. 素材:合成樹脂/住友化学-合成樹脂のポリエチレンとポリプロピレンを4月1日納入分から、1kgあたり15円(6-7%)以上引き上げる。値上げは2月分以来。原油やナフサの価格が一段と上がっており、製品価格に転換する。※日経3-16/21P23
  12. 素材:合成樹脂/旭化成-ポリエチレンの価格を4月1日から1kgあたり20円(9%前後)以上引き上げる。値上げは2月分以来。値決め指標となる国産ナフサの価格が4月以降、1キロリットル47,000円程度に上がると想定し、製品価格に転嫁する。※日経3-24/21P22
  13. 素材:塩化ビニ-ル樹脂(塩ビ)/建設資材や日用品などに使う塩ビの国内取引価格が4月から3年ぶりに上昇。原料のナフサやエチレンの値上がりを理由に、国内塩ビ各社が打ち出した値上げを大口需要家が受け入れ始めた。世界各地で需給の逼迫感が強いことも交渉に影響した。※日経3-24/21P22
  14. 素材:塩化ビニ-ル樹脂(塩ビ)/同上-東京地区の需要家渡しの価格は1kg175-187円と、前月比12円(7%程度)高い。値決めの参考となる国産ナフサ価格/1-3月-1キロリットル38,000円前後と、前四半期比2割強上がる見込み。足元のスポット相場の水準が続けば4月以降は4万円台半ばから後半に上がる可能性がある。※同上
  15. 素材:塩化ビニ-ル樹脂(塩ビ)/塩ビ工業・環境協会情報-2月の国内出荷は78,466トンと前年同月比2.9%減。需要は持ち直し傾向(昨年/2割減)。輸出価格の高騰も国内の値上げが浸透する一因。国内大手の4月積み輸出価格/インド向け-1トン1800-1850ドルと前月比300-320ドル程度高い。中国向け-300ドル高の1510-1520ドルで決定。※同上
  16. 素材:ナフサ/国産ナフサ-1㎘38,000円前後と前四半期(1-3月)比2割程度上がる見込み。さらに4月以降は同4万円台半ばから後半になるとみた合成樹脂各社/昨秋以降3度目の値上げを打ち出した。国産ナフサの先行指標となるアジアのスポット価格は上昇が続く。8日に1トン648ドル程度と2018年10月以来2年5カ月ぶりの高値。※日経3-12/21P24
  17. 塗料:塗料卸のまつえペイント(松江市)/壁や屋根の塗装を1回で済ませられる塗料を開発し販売開始。通常は3回塗り(下塗り、中塗り、上塗りの3工程)なので、工期短縮や施工費の軽減が期待できる。塗装職人が不足するなか、工期短縮は塗装現場の働き方改革につながる商品として売り込む。※3-11/21P43
  18. 塗料:同上/特殊繊維や火山堆積物からつくられる天然素材を加え、接着性と厚みを備えた塗料「アミコ-ト」-通常だと3回塗りでも厚さは0.1mm程度に対し、アミコ-トは1回で約2倍の厚みを出せる。遮熱性、防カビ、紫外線カットなどの機能も備える。カラ-は100色以上用意。単位面積価格/無機系塗料と同程度。工期の短縮で施工費全体は抑制。※同上
  19. 塗料:日本ペイントホ-ルディングス(HD)/マレ-シアで接着剤などを手掛けるバイタルテクニカルの株式の75%を3月末をめどに取得する。投資額は非公開。接着剤など塗料と併せて使える製品を増やす。バイタルテクニカ/2002年創業、20年度の売上高は約45億円。接着剤や壁の隙間を埋める際に使うシ-リング材でマレ-シアの最大手。世界70カ国で展開。※日経3-17/21P13
  20. 塗料:中国塗料/新社長-伊達健士氏(だて・けんし)。1995年(平7年)関西学院大経卒。中国塗料入社。18年執行役員。20年上席執行役員。兵庫県出身。50歳(6月下旬就任。植竹正隆社長は代表権のある会長に)。※日経3-27/21P13
環境関連
アジア関係/その他
  1. アジア:中国/鋼材輸入が2020年に急増し、19年の2.5倍になった。中国の鋼材大手が当初減産に動くが、政府の景気対策で需要が急回復。中期でみると生産能力自体は減っていると政府は説明。ただ、生産能力の過剰が解消したわけではない。周辺国の鉄鋼メ-カ-は今後も翻弄される状況が続きそうだ。※日経3-2/21P11
  2. アジア:中国/国家統計局情報(2021年2月の主要70都市の新築住宅価格動向)-前月より価格が上昇した都市数は56で、1月より3増。3カ月連続で前月を上回った。春節期間中の帰省や旅行を見送った富裕層らが居住地で新たな物件を購入する動きがあった。下落した都市数は1月より2少ない12。横ばいの都市数は2。※日経3-16/21P11
  3. アジア:中国/国家統計局情報-2月の分譲住宅販売価格の変動状況。2月の1-3線都市の分譲住宅販売価格の前月比の上昇幅はまちまちだった。一方、前年同月比上昇幅は前月に比べて若干拡大した。※京貿
  4. アジア:タイ/パナソニック-タイでモジュ-ル住宅に参入。モジュ-ル住宅/工程の一定程度を工場で仕上げ、現地で組み立てる仕組みで工期が短いのが特徴。空気清浄装置などを組み込んだ住宅を投入、2025年3月期に30億円、31年3月期に100億円の売上げを目指す。現地の建材大手サイアム・スチ-ルと組む。価格/250㎡のタイプで約2200万円。※日経3-20/21P10
  5. アジア:ベトナム/出光興産-バイオマスの燃料の生産を始める。木質ペレットを半分炭化した「ブラックペレット」の生産プラントをベトナムに建設、2022年から稼働。CO2の排出を減らした石炭火力発電所を対象に、石炭と混ぜて使う需要を取り込む。出光も石炭事業をブラックペレットにシフト、30年までに200万トン(現在の石炭生産の1割)の生産目指す。※日経3-24/21P15
  6. その他:トラック運賃/企業間の輸送に使われる貸し切りトラックの運賃が約8年ぶりに下落。コロナ禍で荷動き低迷/運送業者の収益が悪化。背景/緊急事態宣言の再発令も追い打ちとなり、元請け企業が利益確保のため、下請けに実際に委託する際の手数料を増やし、「中抜き」を強める。荷主と元請けの間の運賃にはあまり変化はない。※日経3-5/21P27
  7. その他:同上/貸し切りトラック-荷主が日時を指定して貨物を目的地まで運ぶ。東京発大阪行きチャ-タ-の料金/足元で、10トン車で片道8万~9万円程度と、前年同期比3%値下がりした。ここ数年、トラック運賃は右肩上がりが続いていた。ドライバ-の賃上げや安全装置の搭載など車輌コストの上昇の反映もあるが、「中抜き」の拡大も一因。※同上
  8. その他:同上/「中抜き」-手数料は「通常時ならばせいぜい数千円だが、最近は数万円のものも散見されるようになった。過去に見たこともない水準だ」(中堅運送会社)。トラック業界/「孫請け、ひ孫請けが当たり前の多重構造」(船井総研)。※同上
■トピックス
  バイオマス発電/「早生樹」で安く-育成コスト3割に レノバ/導入検討<日経3-27/21P12>
  • 概要:バイオマス発電の燃料として、通常より早く育つ樹木が注目されている。育成にかかるコストを3割程度に抑えられ、バイオマス発電コストの約7割を占める燃料費の削減につながるからだ。再生エネルギ-専業のレノバが活用を目指し、自ら育成に乗り出すスタ-トアップ企業も現れた。
  • バイオマス発電:石化燃料を使う火力発電と同様、発電時にCO2を排出する。ただ燃料となる木材などが成長過程でCO2を吸収するため、実質的な排出量はゼロとみなされる。固定価格買い取り制度(FIT)に基づき認証を得ると通常より高い価格で売電できるが、20年間の認証期間後は燃料コストの削減が課題となる。
  • 育成が早い樹木/「早生樹」:センダンやコウヨウザンなどが代表例だ。苗を植えてから伐採できるまでの期間は約20年。バイオマス発電の燃料として一般的なスギの場合は50-60年だ。その分、育成コストを省ける。早生樹を国内で安定して育てられれば、輸入材よりも割高な国産材のコストを下げ、国内林業の振興にもつながる。
  • レノバ:バイオマス発電所での早生樹の利用に向け、国内で育成地を探している。同社/2023年までに発電能力が75,000kw程度のバイオマス発電所を5カ所新設する予定。稼働開始直後は輸入材を使用するが、将来は輸送時のCO2が少ない国産材の使用比率を高める方針。その際にコストを抑えられる早生樹を使う考えだ。
  • 早生樹の育成を始めた企業:バイオマス発電所の建設などを手掛けるフォレストエナジ-(東京・品川)/早生樹よりも成長の早い「超早生樹」の育成を宮崎県都農町で始めた。耕作放棄地などで4年程度で伐採できるハコヤナギを育てる。同社は都農町の施設などに電熱併給設備を設置予定で、その燃料向けに木質チップを製造して供給する。「通常のコストは1トンあたり7000-8000円程度。早生樹だと、将来は4000円程度にまで下げられる可能性がある」(同社)と。
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=日本国際貿易促進協会京都総局
       ※国貿=国際貿易          ※高新=高知新聞