■住宅関連情報/2012年10月 ■
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>
住宅関連 |
- マンション動向:ワンル-ムマンションの新築が減少/床面積20㎡以下の着工戸数-2011年、直近ピ-クの06年(約12000戸)の1/3まで急減(約4000戸)。全体に占める割合も低下傾向。バブル期の1990年の10万超とは様変わりだ。やや大きめの30㎡以下も11年は約39000戸で06年の1/4。主因/「住環境の改善」を理由に自治体の規制強化。※日経10-8/12P3
- マンション動向:不動産経済研究所情報/新規分譲マンションの販売価格弱含み。9月の新規発売マンションの平均発売価格/1戸当たり4120万円。前年同月比3.4%下落。2012年度上半期も前年同期比1.9%のマイナス。12年1-9月/同4515万円と、前年同期比2.0%下落。景気低迷/購買力低下/各社価格抑制。「郊外」「小ぶり」がキ-ワ-ド。※日経10-17/12P2
- マンション動向:不動産経済研究所情報/9月の首都圏のマンション発売戸数-前年同月比9.3%減の3366戸。注目物件が少なく、契約率も69.3%と好不調の目安とされる70%を1年1カ月ぶりに下回った。近畿圏/目玉物件がけん引し同1.2%増の1981戸。契約率も72.6%と堅調。平均販売価格は1戸3486万円、直近ピ-クの6月は3598万円。※同上
- マンション動向:各社動向/野村不動産-2011年秋、主力の都市型高級マンション「プラウド」シリ-ズとは別に、郊外で1戸2000万円台から購入できる「OHANA(オハナ)」シリ-ズでの分譲開始。すでに3物件完売。プラウドの供給規模/年約5000戸。OHANAは2,3年後に年1000戸に引き上げる。※同上
- マンション動向:各社動向/長谷工コ-ポレ-ション-1戸あたり70-80㎡のマンション開発に力を入れる。これまでの住戸よりも面積は一回り狭いが、室内で柱やはりが目立たない工法を採用、サッシを工夫するなどして開放感確保。中心価格を3000万円前後に抑制、相模原市の同タイプの物件は出足好調で完売。当面、年間600戸を供給。※同上
- マンション動向:各社動向/大京-首都圏の平均販売価格よりも1000万円以上安い3000万円前後の物件開発を強化。価格設定を重視、郊外で土地の選別を強化。第一弾/2012年秋にも埼玉県越谷市で総戸数380戸の物件を販売する。※同上
- 住宅着工動向:国土交通省情報/9月の新設住宅着工戸数-74,176戸で、前年同月比15.5%増。増加は4カ月ぶり。住宅エコポイントの期限切れ前の駆け込み需要の反動で2011年9月に着工戸数が落ち込んでいたことが影響した。4-9月期の着工戸数/442,948戸、前年同期比で2.4%伸びた。※日経11-1/12P5
- 住宅:住宅関連各社/割安な物件の営業強化-消費増税後に割安な住宅を求める顧客が増加するとみて、タマホ-ムやLIXILグル-プは大手メ-カ-(1坪/60-80万円、顧客の嗜好に応じた設計や住宅設備を売り物にしている)に比べ4割程度安いとされる価格競争力をテコに市場を広げる。※日経10-2/12P12
- 住宅:同上/タマホ-ム-東証上場準備に着手。資本力を強めて分譲住宅の土地を取得、5年後の年間販売戸数を50%増の15,000戸に増やす。価格帯/坪30-50万円台と手の届きやすい価格に設定。間取りや設備の種類を絞り、コストを削減、販売価格を抑える。用地情報収集の協力不動産会社/現在の2.5倍の約5000社に拡大、積水ハウス追撃。※同上
- 住宅:同上/LIXIL住宅研究所-住宅の設計や資材調達を手掛けFC加盟店を通じて住宅販売。FC加盟店を2018年度までに約2倍の400店に拡大。「増税後には受注低迷に悩む工務店が増える」(社長)と予想。商品開発や営業を支援する住宅FCの利点をPRし、新規出店や加盟を後押し。販売戸数/11年度比2倍の約8000戸に拡大。※同上
- 住宅:同上/「パワ-ビルダ-」と呼ばれる新興の戸建て分譲住宅各社-首都圏中心だった営業網拡充に乗り出す。一建設/2,3年以内に、大阪府や兵庫県など関西地方に進出。5年後に国内全体で年間7500戸の供給戸数を10,000戸(関西/2000戸)まで拡大。ア-ネストワン/供給戸数を数年内に4割増の10,000棟に。三重・鹿児島県に営業新設。※同上
- 住宅:同上/厚生労働省情報-2010年の1世帯あたりの平均所得は538万円と、1987年以来の低水準。14-15年の消費増税後には、住宅価格に対する消費者の視線が厳しくなるとみられるおり、住宅業界では「割安な住宅の需要が膨らむのではないか」と指摘する声もある。※同上
- 住宅:エス・バイ・エル/2012年8月中間期連結-最終赤字。売上高174億円(前年同期/215)、経常益9.35億円(同/10.87)、利益▲9.81億円(同/7.92)。前期の上期は9月/決算期変更に伴う変速決算で単純比較できない。広告宣伝費が膨らんだ。13年2月期連結見通し/売上高530億円、経常益11.00億円、利益6.00億円。※日経10-5/12P15
- 住宅:飯田産業/2012年10月中間期連結見込み-住宅ロ-ンの低金利など良好な住宅取得環境を追い風に、主力の戸建て分譲住宅の引き渡し好調。増収見込む。供給過剰な一部地域で販売価格を値引きするも、増収効果で営業段階から増益見通し。13年4月期連結見通し/今期から5カ年の経営計画策定。最高益更新狙う。※日経10-5/12P27
- 住宅:マンション・アパ-ト(アットホ-ム情報)/マンションやアパ-トの成約数が伸びている。8月の首都圏(1都3県)の成約数/15,626件、前年同月比6.5%増。増加は3カ月連続。背景/空き家が増えて賃料が下落。8月のマンション・アパ-トを含めた全賃貸物件の成約賃料/79,200円。前月比2.6%安。前年割れは年初から続く。単身者/賃料重視傾向。※日経10-6/12P23
- 住宅:新日鉄住金と新日鉄興和不動産/釜石市で東日本大震災の被災者向けの災害公営住宅を約200戸整備。10日/54戸分の集合住宅建設に着手。薄板状の鋼材と木材などを組み合わせたパネルで壁材や屋根を造る独自工法を活用。工期を約5カ月と鉄筋コンクリ-ト造りの約2/3に抑える。完成後/市に10億円で売却(建物だけ)。※日経10-11/12P11
- 住宅:東京建物/分譲マンション開発に交流サイト(SNS)を活用。働く女性にとって使い勝手のよい間取りや設備、付帯サ-ビスなどについて意見を集め、2013年以降に発売する自社ブランド「ブリリア」シリ-ズの物件に反映。マンション購入が増えている夫婦共稼ぎ世帯の取り込みを狙う。住宅部門の女性社員を中心にプロジェクトチ-ム発足。※日経10-16/12P12
- 住宅:大和ハウス工業と住友不動産/埼玉県古川町のJR武蔵野線古川美南駅前の旧国鉄操車場跡地で、商業施設や住宅を共同開発。9月に鉄道・運輸機構から16ヘクタ-ル取得。取得額/180億円超。半分を商業地、イオンタウンがショッピングセンタ-を開設。住宅地区では大和ハウスを中心に300戸規模の環境対応型戸建て住宅街もつくる計画。※日経10-16/12P12
- 住宅:大和ハウス工業/2013年4月1日から65歳定年制導入。現行制度/60歳定年、定年後は希望者を最長5年間、嘱託社員として再雇用(11年/7割再雇用)。定年年齢を引き上げるとともに待遇を改善し、従業員の士気向上につなげる。新制度の初年度/大和ハウス本体で450人(現嘱託社員含む)、給与は60歳時の6割程度。※日経10-20/12P9
- 住宅:大和ハウス工業/分譲マンションに快眠しやすい照明やエアコンを設置する有料のオプションプランを設ける。調光可能なLED照明や、室温を自動調整するエアコンなど設置。付加価値を高めることで、マンション販売に弾みをつける。第一弾/東京杉並区の新築マンションで導入。同社の総合技術研究所と奈良県立医大が共同で進めてきた研究の成果。※日経10-28/12P7
- 住宅:住友林業/新製品-独自開発の柱を使う「ビッグフレ-ム(BF)構法」採用の木造住宅。壁の面積を少なくできるように改良。窓や扉など居室の開口部を広くとったり、従来工法より広い間取りを確保できる。柱は幅が56㎝と住宅向けの一般的な柱の約5倍、耐力壁の役割を果たす。価格/2階建て向け坪55万円以上、発売中。※日経10-17/12P31
- 住宅:ミサワホ-ム/新製品-木質系戸建て住宅「JUST PLUS30(ジャストプラス サ-ティ)」。延べ床面積を100㎡未満とし若い世代が買いやすい低価格にしつつ、狭い敷地や生活へのこだわりに対応できる設計にした。販売期間/2013年9月30日まで。参考価格/30坪で1690.50万円~1989.75万円。発売中。※日経10-23/12P27
- 住宅:アパマンショップホ-ルディングス/2012年9月期連結見込み-営業利益は前の期比5%増の23億円程度。マンションなど賃貸物件の管理事業で不採算物件を解約し、採算が改善。売上高は1割減の385億円程度。本業の賃貸物件のあっせんに経営資源を集中する目的で、不動産の売却推進。最終損益は8000万円程度の黒字化。※日経10-26/12P14
- 住宅:アパマンショップホ-ルディングス/2012年9月期連結-最終黒字化。売上高386億円(前期/425)、経常益13.53億円(同/8.59)、利益0.93億円(同/▲31.26)。13年9月期連結見通し/売上高380億円、経常益16.00億円、利益10.00億円。※日経11-1/12P17
- 住宅:三井ホ-ム/新製品-断熱性能を2割改善した環境型住宅「グリ-ンズⅡ」を売り出す。外壁を6割厚くし窓ガラスの間にガスを充満させる技術を採用。3.3㎡あたりの単価は871,000円と標準より2割近く高いが環境型住宅の先端モデルと示し需要喚起につなげる。※日経10-27/12P12
- 住宅:三井ホ-ム/2012年9月中間期連結-最終赤字。売上高813億円(前年同期/863)、経常益▲77.30億円(同/▲37.61)、利益▲52.22億円(同/▲13.82)。13年3月期連結見通し/売上高2260億円、経常益49.00億円、利益24.00億円。※日経10-31/12P16
- 住宅:大東建託/2012年9月中間期連結-増収減益。売上高5465億円(前年同期/5159)、経常益384.49億円(同/404.72)、利益236.44億円(同/247.57)。13年3月期連結見通し/売上高11669億円、経常益865.00億円、利益512.00億円。※日経10-27/12P15
- 住宅:パナホ-ム/2012年9月中間期連結-減収減益。売上高1405億円(前年同期/1427)、経常益29.46億円(同/50.66)、利益17.52億円(同/30.27)。13年3月期連結見通し/売上高3000億円、経常益122.00億円、利益69.00億円。※日経10-27/12P15
- 住宅;野村不動産ホ-ルディングス/3カ年の中期経営計画(2014年3月-16年3月)-主力の分譲住宅事業の販売戸数を年7000戸(内訳/都心・近郊型高級ブランド「プラウド」シリ-ズが5000戸、郊外型の低価格マンション「オハナ」が1000戸、戸建て住宅が1000戸)に引き上げる。13年3月期見通しの約2割増。建替事業と郊外型販売増やす。※日経10-29/12P9
- 住宅:野村不動産ホ-ルディングス/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高2225億円(前年同期/1514)、経常益252.56億円(同/109.43)、利益132.81億円(同/50.34)。マンション・戸建て住宅の引き渡し戸数大幅増加(前年同期の2倍2114戸)。13年3月期連結見通し/売上高5140億円、経常益520.00億円、利益190.00億円。※日経10-30/12P18,19
- 住宅:積水化学工業/2012年9月中間期連結-増収減益。売上高5160億円(前年同期/4714)、経常益225.40億円(同/251.60)、利益128.09億円(同/132.99)。13年3月期連結見通し/売上高10300億円、経常益580.00億円、利益310.00億円。住宅事業/スマ-トハウスを中心に需要が伸びる。環境・インフラ事業/不振。※日経10-31/12P16
- 住宅:穴吹興産グル-プ/2013年秋-太陽光発電設備のリ-ス事業開始。自社の分譲マンションの管理組合に太陽光発電設備一式をリ-スで貸し出し、組合は通常時に売電、災害時にはマンションの非常用電力として使う。子会社のパワ-&リ-スが運営。リ-ス料/年間44万円。発電容量/10kw、売電で年間47-49万円程度の収入。第一号/新居浜で。※日経10-31/12P39
- 住宅:大京/2012年9月中間期連結-最終減益。売上高1567億円(前年同期/1173)、経常益102.87億円(同/43.26)、利益73.14億円(同/91.93)。13年3月期連結見通し/売上高3000億円、経常益195.00億円、利益155.00億円。※日経11-1/12P16
- 住宅:ア-バンライフ/2012年9月中間期連結-最終黒字化。売上高11億円(前年同期/28)、経常益1.72億円(同/0.48)、利益1.41億円(同/▲0.23)。13年3月期連結見通し/売上高22億円、経常益2.80億円、利益2.65億円。※日経11-1/12P16
- 住宅:フジ住宅/2012年9月中間期連結-減収減益。売上高325億円(前年同期/356)、経常益19.77億円(同/27.05)、利益12.11億円(同/15.76)。13年3月期連結見通し/売上高700億円、経常益40.00億円、利益24.20億円。※日経11-1/12P16
- 住宅:スマ-トシティ/積水ハウスと日本IBM-スマ-トシティ事業で提携。2013年春から3年間で全国3万棟以上の住宅をITを使ってネットワ-ク化。居住者に電気やガス使用量を知らせたり節電方法を指南する。ネットは他社にも開放、高齢者の見守りなどもできるようにし、生活支援サ-ビスを一括提供できる基盤に育成。同社着工実績/210万戸。※日経10-30/12P12
- 住宅:中古住宅/複数の居住者でキッチンなどを共用する<シェアハウス>の運用会社が、老朽マンションや企業が手放した社員寮を利用して供給戸数を拡大する。最大手のオ-クハウス/年間500-1000室のペ-スで増やし、10年後までに現在の約5倍の10,000室規模にする。入居者間の交流や人脈づくりに関心を持つ20-30代単身者を取り込む。※日経10-8/12P11
- 住宅:中古住宅/同上-オリックスは首都圏で約2100室運営。少子高齢化で増えてきた空き家を借りて戸建てタイプのシェアハウスを主力にしてきたが、老朽化や募集を停止した賃貸マンションの空室も借り上げる。室内の改修や備え付けの備品の更新などに1億円程度投資する計画。オ-クハウス情報/国内シェアハウス-現在約15000室、中長期的に50,000室へ。※同上
- 住宅:中古住宅/同上-グロ-バルエ-ジゼンツは6億円以上を投じ、運営室数を3年後をメドに3倍強の2500室強に増やす。首都圏に加え、関西への営業エリア拡大も検討。京王電鉄グル-プのリビタは2014年3月期に現在の6割増の1000室に。両社は企業がコスト削減対策で手放した社員寮などを改修、広めのラウンジを設置。付加価値を高めてアピ-ル。※同上
- 住宅:中古住宅/大和ハウス工業と東京カンテイ-中古マンションの売買をインタ-ネット上で仲介する。大和ハウスと東京カンテイの親会社の朝日ホ-ルディングスが共同出資し、新会社「大和ホ-ムズオンライン」設立(大和ハウス出資/約7割)し、2013年1月から業務開始。物件は東京カンテイの不動産鑑定士などが査定。取引に入札方式を採用し、売買の透明性を高める。※日経10-12/12P11
- 住宅:中古住宅/東京カンテイ情報-首都圏の中古マンション価格が9カ月ぶり上昇。9月の平均価格(70㎡換算)/前月比0.5%高い2833万円。割安感から東京の物件が買われ、全体の価格を押し上げた。23区の価格/前月比0.4%高い3943万円。千葉/0.2%高い1821万円、埼玉/横ばい1806万円、神奈川/0.3%安い2418万円。※日経10-12/12P19
- 米国:9月の住宅着工件数(季節調整済み/年率換算)/872,000戸、前月の改定値758,000戸に比べ15.0%増。2008年7月以来、4年2カ月ぶりの高水準で、市場予測の平均768,000戸も大幅に上回った。前年同月比では34.8%の増加。米住宅市場の回復傾向を裏付けた。※日経10-18/12P7
- 米国:住宅市場に明るさが増している(9月住宅着工件数は前月比15%増)。低金利を背景に価格が底入れした中古住宅の引き合いが増え、欲しい物件が入手しづらくなった買い手が新築物件に向かっている。住宅市場の復調が消費を中心に米景気を下支えするとの期待が高まる一方、銀行の収益にも追い風となっている。※日経10-19/12P7
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住宅リフォーム関連
- 住宅リフォ-ム:集合住宅丸ごと改修販売/大京-社宅や賃貸マンションなどを1棟丸ごと取得し、改修・再生したうえで各住戸を消費者に販売する「リノベ-ション」事業に参入。千葉市で1号物件取得、2013年前半にも売り出す。企業の合理化で社宅などの処分が増えており、その有効活用策に役立てる。当面は年間4-5棟の再生を目指す。※日経10-3/12P11
- 住宅リフォ-ム:同上/マンション関連大手-中古物件を通じた収益拡大策を強めている。中長期の人口減少で新築分譲市場の伸びが見込めない一方で、中古マンションや社宅処分などが増えていることが背景にある。所得が伸び悩む中で低価格で購入できる中古物件が注目されている。過去のマンション建設ブ-ムで増えた「ストック」の有効活用の意味もある。※同上
- 住宅リフォ-ム:同上/不動産経済研究所情報-首都圏の新築マンションの供給戸数は2000年の約95,000戸をピ-クに、現在は半分以下、今後も大きな伸びは期待できない。長谷工コ-ポレ-ション/12年度からの4年計画で、マンション管理やリフォ-ムなどの分野強化。三菱商事グル-プや三井不動産グル-プ/リフォ-ム関連事業を伸ばす基盤整備を急いでいる。※同上
- 住宅リフォ-ム:同上/政府-20年までに中古流通・リフォ-ム市場を20兆円と現状の2倍規模に引き上げる目標を掲げる。政府の後押しも期待されるだけに各社は中古関連事業の拡大を急ぐ。※同上
- 住宅リフォ-ム:大和ハウス工業/自社で活用中の住宅の床下を点検するロボットを外販する。床下に人の代わりに入る無線操作カ-型(大きさ/全長約50㎝、全幅約30㎝、本体重量約11.5kg。15㎝までの段差なら乗り越え可能)で、定期点検やリフォ-ム前の簡易耐震調査などに利用。パソコンを見て遠隔操作。価格/1年保証で210万円。※日経10-16/12P13
- 住宅リフォ-ム:住宅設備メ-カ-/高齢者向けの住宅リフォ-ムの需要喚起を急ぐ。新築市場が伸び悩む中、魅力的な設備提案、成長余地の大きいバリアフリ-化の改修需要開拓。住宅のバリアフリ-化は政府も後押し。国交省/2020年に高齢者のいる住宅の初歩的な配慮(手すりなど)を75%、高度なバリアフリ-化(廊下拡張など)を25%に引き上げる。※日経10-24/12P24
- 住宅リフォ-ム:同上/国交省-首記目標達成のため2011年10月にバリアフリ-住宅の建築費補助を始めた。65歳以上の高齢者がいる家庭は現状で約2000世帯。このうち手すりなどの設置など初歩的な配慮を加えた住宅に住む世帯は4割、車いすで通行可能な廊下幅などの条件を満たす高度なバリアフリ-住宅は1割りに満たない。※同上
- 住宅リフォ-ム:同上/富士経済情報-高齢者向けの住宅リフォ-ムの設備・建材市場は年間200億円。手すり設置や段差解消など10万円前後の定額案件が大半を占めている。需要喚起に向けて、住設メ-カ-が新製品の開発で知恵を競っている。※同上
- 住宅リフォ-ム:同上/△LIXILグル-プ-照明付き手すりを11月に発売。新製品をテコに階段材料の年間売上高を20億円と2-3割り伸ばす△TOTO-寝室に設置可能な水洗トイレを開発、価格は50万円程度予定、販売目標は3000-4000台。△YKKAP-2013年にも、高齢者が車いすで出入りすることを想定した新しい窓の販売に乗り出す。※同上
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- 住宅ロ-ン:住宅金融支援機構/長期固定金利の住宅ロ-ン「フラット35」の10月の適用金利-主力の21年以上は取扱金融機関の最低金利が1.88%と前月比で0.01%低下。20年以下も1.6%と前月に比べて0.02%下がった。金利低下は2カ月ぶり。※日経10-4/12P5
- 住宅ロ-ン:会計検査院/住宅金融支援機構が手がける長期固定金利型の住宅ロ-ン「フラット35」について、機構と提携する民間金融機関の一部に「甘い審査」が行われているとして、機構に金融機関の指導を求めた。機構が求める融資審査の基準を全て満たす金融機関はなかった。融資資金をだまし取る詐欺事件が相次いでいる。※日経10-20/12P5
- 住宅ロ-ン:みずほ銀行/10月から、病気やケガで借り手が働けなくなった場合、返済を最長1年間保障する住宅ロ-ンを扱う。損保保険ジャパンと商品開発。がんなどの重大病気以外でも幅広く返済免除の対象/業界初。契約者は返済とは別に、年齢や借入残高などに応じ保険料を毎月支払う。30日働けないと/その後1年間保障。※日経10-21/12P1
- 住宅ロ-ン:国土交通省/消費増税に伴う住宅購入の支援案を政府税制調査会に提出した。2013年末で期限が切れる住宅ロ-ン減税を5年間延長し、最高の減税額を10年間で500万円(現行/300万円-年30万円×10年)に引き上げる。ロ-ン上限額は2014年以降5000万円(同/3000万円)。消費増税による住宅需要減抑制を狙う。※日経10-24/12P5
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- 建材:建材商社のアドヴァン/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高72億円(前年同期/57)、経常益15.91億円(同/11.65)、利益9.75億円(同/6.56)。13年3月期連結見通し/売上高135億円、経常益28.70億円、利益17.20億円。※日経10-2/12P15
- 建材:文化シャッタ-/徳島県つるぎ町にビルなどの防火ドアに使われるスチ-ルドアの新工場開設、11月から稼働。運営担当子会社「朝日建材」を17日に設立、中四国を中心とする西日本向けの製造拠点に。競争激化で小規模メ-カ-の淘汰と大手企業への生産集中が進む中で生産能力を増強。経営破綻の朝日建材工業の既存工場活用。※日経10-11/12P43
- 建材:大和ハウス工業/衝撃音を小さくできる賃貸住宅向けの床を開発。音を吸収するコンクリ-トや防振材を使い、上の階で子供が走り回る音を1/3に軽減できるという。2-3年以内に10,000世帯での採用を狙う。※日経10-23/12P12
- 建材:不二サッシ/2012年9月中間期連結見込み-最終損益は1.40億円の黒字(前年同期/1.43億円の赤字)。主力の建材事業で中小型ビル向けのサッシなどの販売が伸びている。東日本大震災の復旧需要も利益押し上げ要因。売上高は2%増の380億円。アルミ加工品の形材外販事業は弱含んだ。営業利益は86%増の5.60億円。※日経10-23/12P15
- 建材:三和ホ-ルディングス/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高1200億円(前年同期/1107)、経常益32.52億円(同/10.58)、利益15.13億円(同/1.44)。13年3月期連結見通し/売上高2630億円、利益132.00億円、利益75.00億円。※日経11-1/12P16
- 建材:東洋シャッタ-/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高80億円(前年同期/76)、経常益2.00億円(同/0.40)、利益1.55億円(同/0.40)。13年3月期連結見通し/売上高170億円、経常益4.20億円、利益3.60億円。※日経11-1/12P16
- 建材:新日鉄住金/一般流通(店売り)向けステンレス建材の10月の契約価格を引き上げる。ステンレスの原料となるニッケルの価格上昇を反映。対象品目/水処理施設などに用いられるステンレス鋼のH形鋼やみぞ形鋼という建材。値上げ幅/約10%。ステンレス建材は旧住友金属工業が手掛けていた事業で、値上げ表明は2011年5月以来。※日経10-24/12P23
- 建材:大東建託とLIXIL/賃貸住宅向けに耐久性のある建材を共同で開発。屋根や壁などの取り替えが賃貸住宅の大きなコスト(維持管理費は物件の建設費の3割必要)になっており、大東建託の賃貸物件から集まるデ-タをもとに、LIXILと提携し長持ちする建材開発を急ぐ。5年間で改修費など70億円のコスト削減へつなげる。※日経10-25/12P13
- 建材:大建工業/2012年9月中間期連結-増収減益。売上高763億円(前年同期/726)、経常益19.10億円(同/20.73)、利益5.12億円(同/6.76)。13年3月期連結見通し/売上高1580億円、経常益49.00億円、利益13.00億円。※日経10-30/12P18
- 建材:アイカ工業/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高477億円(前年同期/440)、経常益54.67億円(同/47.16)、利益31.14億円(同/27.33)。13年3月期連結見通し/売上高1000億円、経常益120.00億円、利益70.00億円。※日経10-31/12P16
- 建材:セブン工業/2012年9月中間期単独-最終黒字化。売上高54億円(前年同期/54)、経常益0.41億円(同/▲0.09)、利益0.36億円(同/▲0.51)。13年3月期単独見通し/売上高124億円、経常益3.40億円、利益2.80億円。※日経11-1/12P16
- 建材:産業資材/産業資材や燃料の在庫に再び過剰感が強まってきた。8月末の主要15品目の在庫/石化製品など9品目で増加。「過剰」「やや過剰」が12品目で前月比1品目増。低密度ポリエチレンや塩化ビニ-ル/前月比7-9%増。H形鋼/微減、棒鋼/7%減、生産抑制と需要増。国産針葉樹合板/7%減、住宅関連で出荷堅調。※日経10-11/12P21
- 建材:産業資材/産業資材や燃料、食品などの企業間取引価格を指数化した日経商品指数42種(1970年=100)の10月末値-163.824、前月末比2.438ポイント(1.5%)低下。指数が前月比で下がったのは3カ月ぶり。紙製品や鉄鋼など内需関連の商品で値下がりが目立った。値下がり品目/19品目、上昇品目/5品目。※日経11-1/12P20
- 建材:建設用鋼材(「ときわ会」情報)/9月末時点のH形鋼の国内在庫-179,300トンで、前月末比0.5%の微減。中小ビルなどの建設需要が上向いたため在庫が減少したという。建材問屋からの出庫/前月比5%増の93,600トン。在庫率/1.92カ月分。適正水準の2カ月分を9カ月ぶりに下回った。ただ、全体に需要は低迷している。※日経10-12/12P17
- 建材:建設用鋼材/鉄鋼需要が低調。例年秋になると建設物件向けなどが伸び、全体の需要を押し上げるが今年は目立たない。足元でマンションの鋼材需要は勢いを失っている。鋼材価格は多くの品種で横ばいが長期化している。代表品種のH形鋼/直近高値(2011年4月)比18%安の1トン68,000-70,000円、7月以降横ばい。※日経10-20/12P17
- 建材:建設用鋼材/鉄鋼各社-鉄スクラップや銑鉱石など鋼材原料が下落する中、鋼材の販売価格を据え置いている。販売低迷で業績悪化/利益確保を重視。東京製鉄/11月の一般流通(店売り)向け鋼材価格を前月から据え置く。H形鋼/1トン68,000円、異形棒鋼/54,000円、熱延鋼板/60,000円。9月以降/改定見送り。※日経10-23/12P18
- 建材:セメント/セメント協会情報-9月の国内セメント販売量は前年同月比3.6%増の3,647,000トン。前年実績を上回るのは10カ月連続。東日本大震災の被災地で復旧工事の需要が伸びている。首都圏や近畿圏、四国などの需要も堅調。東北/27.5%増の355,000トン。首都圏/1.6%増の870,000トン、近畿圏/5.9%増の465,000トン。※日経10-26/12P18
- 建材/住設:LIXILグル-プ/2012年9月中間期連結見込み-最終損益は110億円の赤字(前年同期/152億円の黒字)。従来予想は60億円の黒字。希望退職の募集に伴い約330億円の特損計上。売上高は前年同期比12%増の6800億円。従来予想を100億円下回る。経常損益は125億円の黒字(同/9億円の赤字)。※日経10-16/12P15
- 建材/住設:LIXILグル-プ/11月1日から、冬期限定で政府の住宅エコポイント制度に代わる独自の需要喚起策開始。対象品目/断熱内窓、断熱性能の高い玄関ドア、部屋の内壁に取り付ける断熱板。ポイント/窓は3枚、ドアは1枚、断熱板は15㎡で2万ポイント。1ポイント=1円。家電製品などと交換。2013年3月まで総額5億円分用意。※日経10-27/12P12
- 住設:TOTO/スイスのウリマット社と提携して水を使わない小便器を輸入販売する。一般的な小便器に比べ6割ほど維持費を抑制できる利点をアピ-ルし、ビルや商業施設を開拓。小便器/樹脂製、表面に尿が付着しにくいのが特徴。排水口の下にあるカ-トリッジに尿が流れると蓋が閉まり密閉され、臭いの漏れ防ぐ。維持費/年約3万円。※日経10-11/12P15
- 住設:TOTO/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高2200億円(前年同期/2119)、経常益68.25億円(同/62.63)、利益41.20億円(同/30.96)。13年3月期連結見通し/売上高4710億円、経常益220.00億円、利益130.00億円。※日経11-1/12P16
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合板・木材関連 |
- 合板:輸入合板/対日輸出価格が5カ月連続で上昇。マレ-シアの大手合板会社が値上げを打ち出し、9月積みの成約価格が上がった。代表的なコンクリ-ト型枠用(12mm厚物)は一部で8月比1%上昇し、1立方m535ドル前後(運賃込み)、4月の直近安値比9%高。コンクリ-ト型枠用合板の問屋卸値/現在-1枚920-930円。出荷/底堅い。※日経10-3/12P21
- 合板:国産針葉樹合板/住宅の壁や床の下地に使う構造用国産針葉樹合板が4カ月ぶりに値下がり。下落幅は中心値で3%。合板メ-カ-の減産幅が市場想定より少なかったことで先安感強まった。構造用の国産針葉樹合板(12mm厚物)の問屋卸価格(東京地区)/現在-1枚800-820円前後。在庫処分のための安値販売も影響。※日経10-6/12P23
- 合板:国産針葉樹合板/林野庁情報-8月の生産量は前月比3%減の180,000立方m。大手のセイホクなど各社/6月に1割前後の減産表明したが「6月以降の減産量が想定より少ない」(合板問屋)ため在庫調整に時間がかかるとの見方が広がってきた。輸入品の構造用合板(同)の問屋卸価格/1枚960-980円前後。輸入価格上昇基調だが。※同上
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- 不動産:京王電鉄/東京都内で相次ぎ大規模開発に取り組む。渋谷区「京王重機ビル」建て替え/21階建て大型複合ビルを2015年1月完成させる計画(事業費/約140億円-商業施設、オフィス、賃貸マンションの複合)。吉祥寺駅ビル/14年春の開業を目指して建て替える(同/約160億円)。調布駅地上部分の再開発(同/約100億円)。※日経10-5/12P13
- 不動産:明豊エンタ-プライズ/新社長-梅木篤郎氏(うめき・あつお)。1986年(昭61年)慶大法卒。ト-メン(現豊田通商)入社。00年明豊エンタ-プライズ入社、02年社長、12年2月代表取締役専務執行役員。福岡県出身。49歳。(10月30日就任。井元義昭社長は取締役会長)。※日経10-12/12P10
- 不動産:三菱地所/2012年9月中間期連結見込み-営業利益は前年同期比2割増の570億円。マンション引き渡し戸数が大幅に増加。主力のビル事業も堅調に推移。売上高は6%増の4200億円強。マンション引き渡し戸数が2000戸弱と前年同期の約1000戸から大幅に増加。東日本大震災の影響で前期からのずれ込みがあった。※日経10-27/12P14
- 不動産:三菱地所/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高4359億円(前年同期/3979)、経常益460.64億円(同/320.60)、利益248.45億円(同/87.77)。13年3月期連結見通し/売上高9340億円、経常益1050.00億円、利益500.00億円。※日経11-1/12P16
- 不動産:オフィスビル(三鬼商事情報)/9月末の東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)のオフィスビルの平均空室率が3カ月連続低下。新規供給が少ないうえに、新築、既存ともに成約が進展。9月末オフィスビル平均空室率/前月比0.27ポイント低い8.90%。9%割れは9カ月ぶり。平均募集賃料/3.3㎡あたり16,675円、前月比58円下落。※日経10-12/12P17
- 不動産:オフィスビル(ビルディング企画情報)/9月の都心5区(同)の大規模ビルの平均空室率-前月比0.33ポイント低い8.38%。※同上
- 不動産:オフィスビル(シ-ビ-ア-ルイ-情報)/9月末の東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の大型オフィスビル(調査対象/築11年未満、1フロア1650㎡以上、延べ床面積33,000㎡以上)の空室率-6月末に比べ1.0ポイント低下し、9.3%。空室率の低下は4四半期ぶり。7-9月期の新規供給/約4.3万㎡と4-6月期に比べ86%減少。※日経10-18/12P17
- 不動産:オフィスビル(ジョ-ンズ・ラング・ラサ-ル情報)/世界5都市のオフィス賃料比較(各都市07-0年のピ-ク=100)/4-6月の東京-4年3カ月ぶりに反発、前四半期比0.76ポイント高い55.41。高機能新築物件への入居進む。香港/0.89ポイント低い82.76、シンガポ-ル/0.54ポイント低い50.0、ニュ-ヨ-ク/0.63ポイント高い72.16、ロンドン/横ばい82.61。※日経10-20/12P17
- 不動産:オフィスビル(三幸エステ-ト情報)/東京都心3区(千代田・中央・港)の成約賃料指数(1994年1-3月期=100)/7-9月期は4-6月期比4ポイント高い76と1年ぶりに上昇。大規模ビス(1フロア660㎡以上)は供給が多く4ポイント下落、中型ビル(同330㎡未満)と大型ビル(同330㎡以上、660㎡未満)はそれぞれ7ポイント上昇。※日経11-1/12P20
- 建築:清水建設/震度7級の地震と20mの津波に耐える津波対策ビル開発。楕円形の外壁で波の力を受け流しつつ、内部に独立した建物をつくる二重構造で浸水を防ぐ。大津波来襲時でも施設機能を維持する必要がある沿岸部の自治体や医療機関などに提案。緊急時/施設利用者他合計2400人収容可。3日間施設機能維持。※日経10-27/12P13
- 建築:国土交通省/オフィスビルやマンションなど多くの人が利用する大規模な建物が、大きな地震に耐えられるか調べるよう所有者に義務化の方針。大地震で倒壊の危険がある建物には、耐震性能を高める改修や建て替えを求める。調査や改修に必要な費用は国と自治体が補助。2013年通常国会に「耐震改修促進法」の改正案提出。※日経10-29/12P1,3
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- 原油:日本の石油会社が長期契約に基づいて調達する直接取引原油(DD原油)の9月分の価格が確定/△サウジアラビア産の指標油種「アラビアンライト」-1バレル112.51ドルと前月比1.5%上昇。3カ月連続で上昇、5カ月ぶりの高値。背景/原油高。△インドネシア産原油「スマトラライト」(発電用が多い)-2%強値下がり。背景/節電意識の浸透。※日経10-2/12P18
- 原油:アジアスポット市場/4日-1バレル105.90ドル(中心値)と前日比2.60ドル下落。同日午前に一時2カ月ぶりの安値を付けた。市場では「景気減速で下振れする可能性がある」(みずほコ-ポレ-ト銀行)との見方が広がる。※日経10-5/12P19
- 原油:アジアスポット市場/15日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は反落。取引中心の12月渡し/1バレル110.50ドル(中心値)、前週末に比べ0.90ドル下落。中東情勢の先行き不透明感などで上昇していたロンドン市場の先物相場が持ち高調整の売りでアジア時間帯に下げたのを反映。※日経10-16/12P19
- 原油:アジアスポット市場/16日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油価格は反発。取引中心の12月渡し/1バレル111.50ドル(中心値)。前日比で1.00ドル値上がりした。内戦が続くシリアと隣国トルコは相手国の領空飛行を禁止するなど緊張が強まる。15日発表の9月の米小売売上高が市場予測を上回り米国の景気減速懸念後退。※日経10-17/12P23
- 原油:アジアスポット市場/18日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油価格は続落。取引中心の12月渡し/1バレル110.75ドル(中心値)、前日比で0.55ドル下落。※日経10-19/12P16
- 原油:アジアスポット市場/25日-アジア市場の指標となる中東産ドバイが、7日続落し2カ月ぶりの安値。取引中心の12月渡し/1バレル105.30ドルと9月中旬の高値に比べ7%安い。ロンドン市場で北海ブレント原油も24日に2カ月半ぶりの安値をつけた。背景/米国の原油在庫増、ドイツの景況感悪化と欧州景気の先行き不安、イラン情勢。※日経10-26/12P18
- 原油:アジアスポット市場/31日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油価格が小反発。取引中心の12月渡し/1バレル107.00ドル(中心値)と前日比0.10ドル高い。海外の原油先物相場は時間外で小動きにとどまり、持ち高調整の買いが入ったことを反映。※日経11-1/12P20
- 素材:塩化ビニ-ル(塩ビ工業・環境協会情報)/9月の塩ビ樹脂の生産量-前年同月比 6.4%増の125,470トン。前年同月を上回るのは1年3カ月ぶり。配水管などに使う硬質用の出荷が前年同月比8%増と好調だったのが主因。出荷が伸びた塩ビ管も建築用途などでの一時的な需要増で「本格的な回復ではない」(同協会)。※日経10-18/12P17
- 素材:合成樹脂/原料高を背景に合成樹脂の値上がりを巡り、品目ごとの温度差が広がっている。ポリエチレンやポリプロピレン/いち早く値上げ表明し交渉が進む。ABSや塩化ビニ-ル/値上げの動きは目立たない。今春の値上げ交渉失敗が尾を引いているためだ。機動的な価格転換ができない樹脂メ-カ-の採算は圧迫されそうだ。※日経10-24/12P23
- 素材:ナフサ/スポット価格-現在、1トン950ドル前後。1000ドルを超えた9月中旬以降はやや上値が重いものの、6月につけた安値から4割り近く高い。需要の落ち込みが目立つなか、原料は高値圏が続いている。※日経10-24/12P23
- 素材:ナフサ/国産ナフサ-石油化学原料である国産ナフサの7-9月期価格が30日確定。4-6月期に比べて1キロリットル10,800円(18%)安の49,800円。7月から8月前半にかけての原油相場が低迷したのを反映。ナフサスポット価格/9月中旬に4月末以来となる1000ドル台を付けるなど反発。その後も高値圏で推移している。※日経10-31/12P25
- 素材:三井化学/塗料生産に使う溶剤を10-15%値上げする。原燃料として使うナフサやC重油が価格上昇したのを反映する。今後、需要家の塗料メ-カ-と交渉。11月1日出荷分から△アセトン1キロ22円(約15%)、△MIBK(メチルイソブチルケトン)同24円(10%)、△IPA(イソプロピルアルコ-ル)同20円(12-13%)引き上げる。塗料需要は停滞。※日経10-25/12P19
- 素材:コニシ/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高512億円(前年同期/481)、経常益23.93億円(同/20.94)、利益13.31億円(同/9.23)。13年3月期連結見通し/売上高1060億円、経常益53.40億円、利益30.10億円。※日経11-1/12P17
- 塗料:トウペ/2012年9月中間期連結見込み-最終損益は約1000万円の黒字(前年同期/2.45億円の赤字)を確保。海外調達の拡大で調達コスト抑制、従来予想並を確保。売上高は前年同期比5%増の78億円。電子部品塗料など高付加価値製品が増え、道路標識や橋梁用塗料も好調。通期業績見通し/中国の動向を見極め判断。※日経10-25/12P15
- 塗料:神東塗料/2012年9月中間期連結-増収増益。売上高116億円(前年同期/104)、経常益7.38億円(同/3.36)、利益4.34億円(同/1.59)。13年3月期連結見通し/売上高231億円、経常益13.60億円、利益7.80億円。※日経11-1/12P17
- 塗料:中国塗料/2012年9月中間期連結-減収減益。売上高431億円(前年同期/481)、経常益28.24億円(同/34.66)、利益15.98億円(同/21.44)。13年3月期連結見通し/売上高845億円、経常益50.00億円、利益29.00。※日経11-1/12P17
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- 蓄電池:オリックス・NEC/家庭向けに大型蓄電池(一般家庭の消費量で10時間程度稼働可能)をレンタルする事業を始めた。レンタル料/月5000-7000円で検討中。家庭の電気料金が割安な夜間に蓄電し、日中に利用する仕組みで、節電効果が見込める。電気設備設計のエプコと3社の共同出資で新事業を手掛ける会社を2012年内に設立。※日経10-3/12P3
- 再生エネ:経済産業省情報/9月末時点の再生可能エネルギ-の導入状況-固定価格買い取り制度が始まった7月から9月までに認定を受けた設備は合計で178万kw。制度開始から3カ月で、認定設備は2012年度末までの見通し(250万kw)の7割超に達した。相次ぐ企業参入を背景に、メガソ-ラ-など太陽光発電が順調に増加。※日経10-11/12P15
- 再生エネ:富士経済予測/再生可能エネルギ-の国内市場が20年度に12年度比96%増の2兆9734億円に拡大。メガソ-ラ-の開発が相次ぐ産業用太陽光発電は13年度以降、伸び悩む一方、洋上開発が期待される風力発電や住宅用太陽光発電は安定成長が続くと見込む。発電装置や制御機器に加え、設置工事を合わせた市場を予測。※日経10-11/12P15
- 再生エネ:富士経済予測/同上-産業用太陽光発電システム市場は12年度に11年度比4.6倍の4800億円に拡大、13年度は12年度比40%増の6700億円、20年度は7300億円と成長ペ-スが鈍る。20年度の風力発電システム市場は12年度比4.7倍の1120億円、住宅用太陽光発電の市場は20年度に12年度比61%増の1兆400億円と予測。※同上
- 太陽電池:昭和シェル石油子会社のソ-ラ-フロンティア/太陽電池の生産を集約。2012年末に第2工場(宮崎市/年産能力6万kw)を一時休止、国内最大級の生産能力がある第3工場(宮崎県国富町/同90万kw)に一本化。太陽電池メ-カ-間の価格競争で苦戦するなか、固定費削減などを通じ収益の改善急ぐ。出力160Wの大型品製造可。※日経10-17/12P
- 太陽電池:昭和シェル石油/年末をメドに、子会社の太陽電池工場をフル稼働に引き上げる。7月に再生可能エネルギ-の固定価格買い取り制度が始まり、国内のメガソ-ラ-向け受注が伸びており、7割弱の稼働率から引き上げる。対象/ソ-ラ-フロンティアの第3工場。※日経10-31/12P11
- 省エネ支援:オリックスや日本IBMなど/相次ぎ、ビルエネルギ-管理システム(BEMS)を使った中小企業向け節電事業に乗り出した。燃料費増による電気料金上昇や電力会社からの節電要請に備え、大企業では電力監視装置などの設置が進んでいるが、設備投資余力が乏しい中小企業では導入が遅れている。導入負担軽減の提案で市場開拓。※日経10-16/12P9
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- アジア:タイ/簡易型建物を製造・販売するナガワ-タイでプレハブ建築事業に参入。壁などの部材を工場で大量生産し現場に運搬、組み立てる方法。大手建設会社が手がける大型の鉄骨を使う建築方法に比べ3割程度工費を抑えられる。自動車部品メ-カ-などの現地工場の建設需要を見込む。日系タイ企業などと合併会社「ナガワタイランド」設立。※日経10-7/12P7
- アジア:中国/不動産研究機関の上海易居研究院レポ-ト-北京・上海・広州・深センを含む10大都市の8月の新築分譲住宅の平均在庫販売比率は9で、現在の在庫は9カ月で消化できる。2012年初めは12カ月以上の「拡大ライン」だったが、16カ月ぶりに「合理的ライン」(6-9月)に入った。在庫販売比率の低下/不動産市場の回復、住宅価格上昇示唆。※京貿
- アジア:中国/9月の最終週-全国主要都市の土地成約件数が2012年最高を記録。不動産大手・中原地産研究部/住宅ロ-ンの緩和で、住宅市場回復、不動産開発業者の今後の見通しも好転、土地需要が上向傾向。「3月から住宅販売数が持続的に増え、一部の不動産企業の土地購入意欲が出始め、6月以降土地市場に好転、各地で供給増の傾向」。※京貿
- アジア:中国/国家統計局情報-2012年第1-3四半期の全国不動産開発投資-5兆1046億元で、前年同期比15.4%増(名目)、伸び率は上半期比1.2ポイント、前年同期比16.6ポイントそれぞれ下がった。同期の分譲建物の販売額/前年同期比2.7%増の4兆354億円、上半期は5.2%減。うち住宅の販売額は3.3%増、上半期は6.5%減。※京貿
- アジア:中国/国家統計局情報-主要70都市のうち9月の新築分譲住宅(低所得者向け住宅を除く)の価格が前月より下落したのは24都市、前月並みだったのは15都市、上昇したのは31都市。前年同月比では下落は55都市、昨年並みは3都市、上昇は12都市。中古住宅/前月比-上昇35、前月並み17、下落18。※京貿
- アジア:中国/国土資源部情報-住宅用地価格の上昇率が低下。第3四半期の105都市の地価/1㎡当たり3093元(1元=約13円)で、前年同期比1.77%上昇、うち住宅用地の平均価格は4564元で、同1.03%上昇。住宅用地の価格上昇率は第2四半期に比べ0.74ポイント低下、5四半期連続の低下となった。だが、地価は上昇傾向。※京貿
- アジア:中国/人民銀行情報-第3四半期の不動産融資が大幅に増えており、個人向け住宅購入融資、不動産開発融資の伸びも回復し始めている。9月末時点/土地開発融資残高-前年同期比7.3%増の8461億元、伸びは6月末を6.5ポイント上回った。住宅開発融資残高-12.1%増の2兆9600億元、同1.6ポイント上回った。※京貿
- アジア:中国/太陽電池-中国の地方・中央政府が供給過剰で苦境に陥った太陽電池産業の支援に乗り出す。LKDソ-ラ-やサンテックパワ-に地方政府系の企業が出資。発電設備の普及促進策も打ち出した。中長期的には成長すると判断して支援するが、市場の競争原理をゆがめるとの批判も出ている。※日経10-31/12P6
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■トピックス:産業天気図10-12月/「曇り」13業種に-自動車や旅行悪化 <日経10-8/12P1,18,19,21> ○日経/まとめ:主要30業種を対象にまとめた2012年10-12月期の産業天気図予測/7-9月期に比べて「曇り」が1つ増えて13業種となった。素材など幅広い業種に影響を与える自動車はエコカ-補助金の終了と、尖閣諸島問題を契機とした中国での大幅な販売減によって「薄日」から「曇り」に悪化する。「晴れ」の業種は今四半期もなかった。30業種の景気予測状況/「晴れ」0(-)、「薄日」6(▲1)、「曇り」13(1)、「小雨」9(1)、「雨」2(▲1)、注( )内は前期実績比の業種数の増減、▲は減少、-は横ばい。住宅関連産業は次の通り。 ○マンション・住宅/「曇り」→「曇り」:駆け込み需要まだ目立たず/首都圏や近畿圏のマンション需要は一部でモデルル-ムの客足の落ち込みを懸念する声があるが、初めて住宅を購入する一次取得者の需要があり全体は底堅い。景気の不透明感で都心の高額物件の動きに鈍さも。戸建ては被災地の復興需要が徐々に出ている。消費増税前の駆け込み需要はまだ目立たない。 ○建設・セメント/「曇り」→「曇り」:復興需要も採算厳しく/除染やがれき処理など震災の復旧・復興関連需要は増える。一部の専門工場では人手不足で労務費が高騰。東北以外の地域への影響も。セメントの販売量は、被災地域の工事需要で一層伸びるとみられる。価格は依然として安い状態が続く。安定的な利益を確保できるほど価格が上昇するかは不透明。 ○鉄鋼・非鉄/「小雨」→「小雨」:需要減で業績回復に遅れ/銑鉱石など原料価格が下がるが鋼材の値下げ圧力も強まりそう。エコカ-補助金終了による自動車需要の減少なども見込まれ、国内需要の動きは鈍く、鋼材の生産量は伸び悩みそう。東南アジア向けなどの需要増加に期待。自動車向けなど高付加価値鋼材だけでなく、建材でも海外需要の取り込みを急ぐ。 ○石油/「小雨」→「小雨」:軽油に復興需要/ガソリン需要は小型車やエコカ-の普及などで減少傾向が続く。トラックなどで使う軽油は東北地方で復興需要が出てきている。販売価格競争が激しいガソリンスタンドの収益確保が遅れている。円高も背景に、韓国などがら割安なガソリンが多く輸入されており、国内市況をかく乱する要因になりそう。 ○化学/「小雨」→「小雨」:石化の回復遅い/自動車部材向け樹脂などは需要が回復してきたが、汎用石化全体では依然として低迷を脱していない。基礎材料のエチレンの設備の稼働率は好不況の境界線の90%を下回る。円高で輸出の採算が合わず、割安な海外製品の国内への流入も加速している。過剰設備の整理と海外事業の拡大が反転のカギを握る。 ○産業・工作機械/「曇り」→「曇り」:中国回復遅れ/世界最大の需要国である中国市場で回復が遅れている。円高による価格競争力の低下も顕著だ。北米市場は自動車やエネルギ-関連向けで堅調な需要が見込めるが、中国の成長力鈍化を補うほどの勢いはない。欧州市場もマイナスが続く見通し。受注額は好不調の目安となる月間1000億円前後で推移しそうだ。
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=国際貿易促進協会京都総局 ※国貿=国際貿易 |
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