■住宅関連情報/2008年11月 ■             
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. マンション動向:10月のマンション市場動向/首都圏の発売戸数-4,240戸、前年同月比26.0%減、14カ月連続で前年実績を割り込んだ。近畿圏-18.3%減の2,164戸。マンション価格の上昇が続いたため、消費者の購買意欲が減退。08年の首都圏の発売戸数/93年以来15年ぶりに45,000戸の大台を割り込む公算が高くなった。※日経11-14/08P9
  2. マンション動向:発売戸数が減少した背景/「大型の住宅減税が施行されるまで様子見をするデベロッパ-が多かった」(不動産経済研究所)ことが主因とみられれ、各社が発売戸数を抑制した。10月の契約率/首都圏62.5%、近畿圏62.0%といづれも好不調の目安である70%を割り込んだ。発売価格/首都圏-3.3%増の4,848万円。※同上
  3. マンション動向:マンション大手も抑制/2008年度発売戸数1-2割減。マンションの販売低迷が続く中で、ブランド力や営業力で強みを持つ大手不動産が供給制限に動き始めた。大京/08年度当初6,500戸計画から2割減の5,200戸に下方修正。三井不動産/計画戸数を1割削減。消費者の購買意欲が大幅に減退、販売不振に歯止めかからず。※日経11-18/08P11
  4. マンション動向:2009年度も販売不振続く-首都圏4万戸割れ。マンションの販売不振/09年度も続くとの見方が有力。「5万戸台に回復する可能性もある」(不動産経済研究所)との指摘はあるが、業界関係者の間では「4-4.5万戸」との見方が大半だ。一部には4万戸割れを指摘する。発売戸数の抑制に動く背景/深刻な販売不振がある。※同上
  5. 住宅着工動向:10月の新設住宅着工戸数/前年同月比9.8%増の92,123戸、4カ月連続で前年同月を上回る。2007年6月の改正建築基準法の影響で、前年が落ち込んでいた反動増が続いている格好で、戸数は停滞傾向。改正法の影響を除くため、06年までの5年間の平均値比では、10月は16.0%減。不動産買い控え続く。※日経11-29/08P4
  6. 住宅:大和ハウス工業/2008年9月中間期連結-減収減益。売上高8216億円(前年同期/8258)、経常益352.63億円(同/408.82)、利益179.12億円(同/236.39)。経常減/想定していた系列不動産投資信託の上場延期が響いた。09年3月期連結見通し/売上高16650億円、経常益600.00億円、利益265.00億円。※日経11-5/08P16,17
  7. 住宅:大和ハウス工業/住宅分譲用地-購入を凍結。08年度にマンション向けを含めた分譲用地の調達を前年度比4割程度削減。マンション用地の新規購入を原則凍結。08年度上期の分譲マンション受注が前年同期比26%減り、戸建てを含む不動産販売全体も23%減少。住宅市場の長期低迷の措置/供給戸数絞り込み・販売価格下落に歯止め。※日経11-9/08P1
  8. 住宅:レオパレス21/2008年9月中間期連結-最終黒字化。売上高3533億円(前年同期/3171)、経常益305.62億円(同/291.78)、利益122.80億円(同/▲118.48)。09年3月期連結見通し/売上高7650億円、経常益700.00億円、利益329.00億円。※日経11-5/08P16
  9. 住宅:ユニバ-サルホ-ム/2008年9月中間期単独-最終赤字。売上高16億円(前年同期/16)、経常益▲1.20億円(同/1.52)、利益▲1.30億円(同/3.23)。09年3月期単独見通し/売上高45億円、経常益0.50億円、利益0.10億円。※日経11-5/08P16
  10. 住宅:大京/全額出資子会社の扶桑レクセルを09年にも吸収合併する。09年3月期の業績が大幅に悪化することを受け、両社の重複業務を整理・統合しグル-プ全体の採算性を引き上げる。合併に合わせグル-プ人員(約4,000人)の15%削減を実施予定。筆頭株主のオリックスを引取先とした第三者割当増資も実施、自己資本も増強。※日経11-6/08P16
  11. 住宅:大京/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高1193億円(前年同期/1774)、経常益▲388.43億円(同/136.17)、利益▲440.21億円(同/98.77)。09年3月期連結見通し/売上高3610億円、経常益▲440.00億円、利益▲510.00億円。※日経11-8/08P14
  12. 住宅:住友林業/2008年9月中間期連結-経常減益。売上高4035億円(前年同期/4303)、経常益26.59億円(同/33.65)、利益18.68億円(同/8.94)。09年3月期連結見通し/売上高8400億円、経常益125.00億円、利益70.00億円。※日経11-7/08P17
  13. 住宅:アゼルとグロ-ベルス(マンション分譲)/2009年2月に予定していた合併を中止。マンション市況が悪化するなか、合併によって事業規模を拡大する時期ではないと判断。グロ-ベルスの上場は維持。※日経11-7/08P15
  14. 住宅:ミサワホ-ム/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高1987億円(前年同期/1967)、経常益31.95億円(同/11.89)、利益▲6.05億円(同/▲35.66)。09年3月期連結見通し/売上高4100億円、経常益75.00億円、利益15.00億円。※日経11-8/08P15
  15. 住宅:積水ハウス/住宅分譲用地-購入を凍結。戸建て向けで新規取得の凍結を決めた。08年度の購入額を前年度比25%減らし、在庫を圧縮する。08年度の戸建て向け分譲用地の購入額は500億円程度になる見通し。ここ数年で約1,900億円まで積み上がった在庫を1,500億円程度に圧縮する方針。2-9月受注減対応。※日経11-9/08P1
  16. 住宅:ダイア建設/2008年9月中間期単独-最終赤字。売上高197億円(前年同期/173)、経常益▲25.35億円(同/▲10.10)、利益▲24.76億円(同/2.66)。09年3月期単独見通し/売上高430億円、経常益10.00億円、利益7.00億円。※日経11-8/08P14
  17. 住宅:ダイア建設/09年3月期単独見通し・一転最終赤字。最終損益/65億円の赤字に下方修正。7日の決算発表で同時期の純利益見通しが従来通り7億円になると発表。首記30)参照。下方修正の背景/①決算発表後に利益率が大幅に低下、②アゼルとの販売代理業務提携で事業化戦略による見直しで損失が見込まれる。※日経11-14/08P15
  18. 住宅:エイブル/2008年9月中間期連結-減収減益。売上高169億円(前年同期/170)、経常益3.20億円(同/4.60)、利益0.62億円(同/0.89)。09年3月期連結見通し/売上高354億円、経常益16.60億円、利益6.50億円。※日経11-8/08P14
  19. 住宅:日本綜合地所/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高447億円(前年同期/480)、経常益4.76億円(同/28.41)、利益▲4.51億円(同/12.83)。09年3月期連結見通し/売上高1100億円、経常益3.50億円、利益0.60億円。※日経11-8/08P14
  20. 住宅:日本綜合地所/28日-09年春入社予定の大学4年生53人全員の内定を取り消したことが判明。一部の学生は個人加盟できる地域労組・全国一般東京東部労組に加入し、同社側に金銭補償などを求めて団体交渉を求めている。背景/同社は首都圏を中心にマンション分譲事業展開、分譲価格の下落や販売戸数の伸び悩み。※日経11-29/08P42
  21. 住宅:新日本建物/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高199億円(前年同期/439)、経常益▲16.40億円(同/42.95)、利益▲14.68億円(同/25.00)。09年3月期連結見通し/売上高734億円、経常益21.50億円、利益9.10億円。※日経11-8/08P14
  22. 住宅:住宅大手8社(積水ハウス、大和ハウス工業、積水化学工業、ミサワホ-ム、パナホ-ム、旭化成、住友林業、三井ホ-ム)/2009年3月期連続業績-上位2社を除く6社が営業増益の見通し。共同購入などのコスト削減策や大手のブランドを生かした単価上昇が寄与。多角化で先行する上位2社に対し、6社は07年度/住宅市場低迷の影響大。※日経11-11/08P14
  23. 住宅:マンション分譲主要9社(大京、コスモスイニ、藤和不、日綜地所、有楽地、タカラレ-ベン、ゴ-ルドクレ、明和地所、ダイア建設)/2009年3月期業績見通し-大京、藤和不動産、有楽土地の3社が最終赤字。残り6社も、ダイア建設を除く5社が前期比で純利益減少を見込んでいる。不動産不況が各社の業績を直撃する。※日経11-12/08P19
  24. 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/2008年9月中間期連結-減収減益。売上高2480億円(前年同期/3664)、経常益76.46億円(同/291.60)、利益32.01億円(同/64.98)。利益大幅減の背景/マンション建築の請負や用地仲介などが落ち込んだ。09年3月連結見通し/売上高5800億円、経常益280.00億円、利益165.00億円。※日経11-14/08P15
  25. 住宅:エス・バイ・エル/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高264億円(前年同期/320)、経常益▲0.33億円(同/▲2.93)、利益▲2.08億円(同/7.62)。09年3月期連結見通し/売上高580億円、経常益11.00億円、利益10.00億円。※日経11-14/08P15
  26. 住宅:住友林業/自社で保有・管理する山林の面積を広げる。2010年3月期までに最大20億円を山林買収に投じるほか、管理請負も増やし、面積を現在比25%増の5万ヘクタ-ルへ。規模拡大による効率化で森林事業の収益改善目指す。国産材は輸入材に比べ3-4割高い場合があるとされるが、コストを削減/需要拡大につなげる。※日経11-18/08P12
  27. 住宅:トヨタ/住宅用の制震装置を開発。自動車のサスペンションの技術を応用した油圧式の減衰装置が、地震のエネルギ-を吸収し建物の揺れを抑える。住宅販売子会社のトヨタホ-ムが09年に発売する新製品から採用。住宅市場が冷え込む中、購入者の関心が高い災害対策の技術を訴える。装置装着(1階に4個)での価格上昇/約50万円。※日経11-19/08P13
  28. 住宅:飯田産業/2009年4月期連結見通し-経常利益は前期比21%減の21億円。景気減速で主力の戸建て分譲事業が一段と低迷し、従来予想を43億円下回る。年配当/10円、前期比10円減。日経11-21/08P17
  29. 住宅:建設業のジョ-・コ-ポレ-ション(松山市)/遊休地を持つ土地所有者向けに、賃貸用の戸建て住宅販売を始めた。間取りや設備を規格化して建築費用を削減、価格を低めに設定した。標準仕様/木造2階建ての3LDK、延べ床面積は約75㎡。2棟セットで建築した場合、1棟当たりの建築費用は7,875,000円(本体価格)。※日経11-22/08P31
  30. 住宅:三菱地所/木村社長-△2009年3月期と10年3月期について/マンション分譲など住宅事業の経営環境は引き続き厳しいという認識。今後のマンション供給を弾力的に見直す。△マンション市況の悪化にどう対応する/08年度マンション用地取得予算650億円のうち1/3は9月末までに消化、残りを年度内に消化するつもりはない。※日経11-27/08P15
  31. 住宅:倒産/マンション分譲の滋賀県大津の環商事-17日、大津地裁に自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けた。負債総額/約158億円。滋賀県や京都市などで分譲マンション事業を展開したが、不動産市況の低迷で需要が減少。資金繰りが悪化し、経営が行き詰まった。※日経11-18/08P11
  32. 住宅:倒産/東証二部上場のマンション販売会社・モリモト-28日発表。東京地裁に民事再生法の適用を申請、同日付で受理された。負債総額/1,615億円。不動産ファンドなどの投資家向け不動産開発を主軸にして08年2月に株式上場したばかりだが、不動産市況の冷え込みで販売用不動産の在庫が膨らみ、資金繰りに行き詰まった。※日経11-29/08P9
  33. 地価:地価動向(国交省/10月調査)/10月1日時点の全国主要150地点の地価動向-3カ月前(前回調査/7月1日)に比べ上昇地点はゼロ。前回調査/上昇地点は13%あった。その後の米国発の金融危機や国内景気の低迷などで不動産市況が一気に悪化。東京・銀座や大手町、大阪・西梅田など人気地点も下落に転じた。※日経11-22/08P1
  34. 米国:米国の住宅市場の下振れが続いている。物価の値下がりが需要を刺激せず、むしろもっと下がるとみる買い控えによって建設、販売の双方が冷え込む悪循環が起きている。当初は08年内にも始まるとの見方があった市況の回復は、09年以降もしばらく見通せない状況だ。住宅投資不振/米景気下降を長引かせるか。※日経11-27/08P11
住宅リフォ-ム関連
  1. HC:セブン&アイ・ホ-ルディングス/ホ-ムセンタ-(HC)事業に参入。イト-ヨ-カ堂の店舗を活用して28日に都内に1号店を開き、2009年から多店舗展開。HC/4兆円市場に成長(約300社)、地方の郊外立地がほとんど。主力の総合ス-パ-事業の苦戦が続くセブン&アイは既存店を転換、低コスト運営で価格も抑えながら空白地帯の都市部を開拓。※日経11-20/08P9
住宅ロ-ン関連
  1. 住宅ロ-ン:三井住友銀行/17日から、変動型の住宅ロ-ン金利を引き下げる。新規利用者を対象に、現行2.85%の金利を0.2%下げて2.67%にする。変動型 金利は日銀の政策金利の変更に応じて半年ごとに見直すのが原則だが、先行して引き下げることで顧客の獲得を狙う。ほかの大手も追随の可能性がある。※日経11-7/08P7
建材・住設・家具・合板・木材関連
  1. 建材:ニチアス/2008年9月中間期連結-最終黒字化。売上高779億円(前年同期/859)、経常益51.24億円(同/75.30)、利益23.09億円(同/▲152.38)。09年3月期連結見通し/売上高1560億円、経常益85.00億円、利益40.00億円。※日経11-5/08P16
  2. 建材:文化シャッタ-/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高537億円(前年同期/569)、経常益▲0.40億円(同/15.33)、利益▲11.08億円(同/6.53)。09年3月期連結見通し/売上高1200億円、経常益31.00億円、利益6.50億円。※日経11-6/08P19
  3. 建材:ウッドワン/2008年9月期中間期連結-最終赤字。売上高401億円(前年同期/471)、経常益1.65億円(同/16.14)、利益▲49.60億円(同/12.83)。09年3月期連結見通し/売上高835億円、経常益15.00億円、利益▲37.00億円。※日経11-8/08P14
  4. 建材:南海プライウッド/2008年9月中間期連結-最終黒字化。売上高64億円(前年同期/65)、経常益0.61億円(同/1.00)、利益0.20億円(同/▲0.19)。09年3月期連結見通し/売上高133億円、経常益2.50億円、利益1.30億円。※日経11-8/08P14
  5. 建材:名古屋木材/2008年9月中間期連結-最終黒字化。売上高39億円(前年同期/40)、経常益0.07億円(同/▲0.43)、利益0.13億円(同/▲0.41)。09年3月期連結見通し/売上高80億円、経常益0.50億円、利益1.00億円。※日経11-8/08P14
  6. 建材:ニホンフラッシュ/2008年9月中間期連結-減収減益。売上高40億円(前年同期/49)、経常益0.70億円(同/2.37)、利益0.30億円(同/1.33)。純利益の大幅減/マンション建設の落ち込みに伴い、主力の内装ドアや収納ボックスの減収が響いた。09年3月期連結見通し/売上高88億円、経常益3.90億円、利益2.50億円。※日経11-11/08P14,39
  7. 建材:JKホ-ルディングス/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高1426億円(前年同期/1519)、経常益2.57億円(同/▲1.02)、利益▲3.07億円(同/▲5.37)。09年3月期連結見通し/売上高2900億円、経常益14.00億円、利益2.50億円。※日経11-13/08P14
  8. 建材:永大産業/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高358億円(前年同期/387)、経常益0.18億円(同/▲3.53)、利益▲5.81億円(同/▲4.98)。09年3月期連結見通し/売上高740億円、経常益11.30億円、利益4.50億円。※日経11-14/08P14
  9. 建材:天竜木材/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高86億円(前年同期/106)、経常益0.13億円(同/0.08)、利益▲1.26億円(同/▲0.88)。09年3月期連結見通し/売上高182億円、経常益1.20億円、利益0.05億円。※日経11-14/08P14
  10. 建材:ニチハ/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高483億円(前年同期/479)、経常益0.36億円(同/13.59)、利益▲13.12億円(同/4.03)。09年3月期連結見通し/売上高990億円、経常益2.00億円、利益▲18.50億円。※日経11-15/08P16
  11. 建材:大日本木材防腐/2008年9月中間期単独-増益。売上高101億円(前年同期/101)、経常益0.93億円(同/0.57)、利益0.53億円(同/0.12)。09年9月期単独見通し/売上高200億円、経常益2.50億円、利益1.30億円。※日経11-15/08P16
  12. 建材:住生活グル-プ傘下のトステム/2009年1月-同社の窓製品の大半に窓枠内蔵防犯錠「カスク」を取り付けられるようにする。現在は一部の高級製品だけに内蔵。追加料金25,000円を支払えば、窓製品の90%以上に取り付けられる。カスク/窓の縦枠に内蔵したカギ。外部からカギの位置が分かりにくく防犯効果ある。単価引上狙う。※日経11-17/08
  13. 建材:木造住宅の柱に使う構造用集成管柱の卸値下落。指標の国産集成管柱(3m×10.5㎝)の東京地区プレカット工場向け直販価格/1本1,880-1,900円。1カ月前比中心値で35円(2%)安い。国内集成材メ-カ-/原料の欧州産製材品の仕入れ値上昇を背景に8月から値上げ、その後のユ-ロ急落で先行きのコストの低下観測強る。※日経11-21/08P29
  14. 建材:建設の構造材に使う形鋼の一般流通(店売り)価格/21日に一段と下落。H形鋼/東京-前日比3,000円安の1トン112,000-115,000円と4月以来の安値。大阪-3月以来の11万円割れ、107,000-109,000円と3,000円値下がり。H形鋼最大手の東京製鉄/12月契約分で1トン5,000円の値下げ決め、他の電炉も追随か。※日経11-22/08P25
  15. 建材:住宅の床材や壁材に使うパ-ティクルボ-ド/値上がりしている。主原料の廃材チップや接着剤の価格高騰を理由にメ-カ-が値上げ姿勢を強めた。原料不足からメ-カ--の生産量は減少しており、品薄感を背景に需要家の値上げ(6-7%)受け入れが進んだ。東京地区の問屋卸値/置き床用(2×6尺、20mm厚)-1枚900円前後。※日経11-27/08P30
  16. 建材:住宅用断熱材であるグラスウ-ルの市中価格/10-13%上昇した。マグなどメ-カ-各社が原燃料高を理由に9-10月に相次いで12-23%の値上げを打ち出し、需要家が一部の幅を圧縮する形で受け入れた。08年内入居を条件にした現在の住宅ロ-ン減税の期限切れを前に駆け込み需要が伸びたことも影響した。※日経11-28/08P29
  17. 建材/住設:住宅需要減/「不振の連鎖」-マンションなど住宅市場の低迷は建設業界だけだなく建材や住設機器、耐久消費財のメ-カ-にも影響、不振の連鎖が広がっている。10月の建設業倒産件数/全国で420件、倒産全体の約3割を占める。住設機器メ-カ-/住宅不況の直撃を受けている。セメント最大手太平洋セメント/今期赤字に。※日経11-13/08P9
  18. 住設:クリナップ/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高541億円(前年同期/547)、経常益▲6.52億円(同/▲3.52)、利益▲10.20億円(同/▲7.40)。09年3月期連結見通し/売上高1135億円、経常益▲6.50億円、利益▲14.50億円。※日経11-8/08P14
  19. 住設:サンウエ-ブ工業/2008年3月中間期連結-最終黒字化。売上高452億円(前年同期/474)、経常益2.34億円(同/▲1.41)、利益2.67億円(同/▲18.51)。09年3月期連結見通し/売上高920億円、経常益7.90億円、利益6.00億円。※日経11-14/08P14
  20. 住設:総合警備保障/インタ-ネットを使った家庭向け警備サ-ビスを本格展開。まず近鉄と提携、12月1日から沿線住民に売り込む。今後、ネット接続業者などとの提携を目指し、全国にサ-ビスを提供する計画。提供サ-ビス/従来の警備サ-ビスに加え、玄関のカギを閉め忘れてから一定時間で警報発信や、警備員が訪問して在宅者の安否確認。※日経11-21/08P15
  21. 住設:INAX/INAXブランドの古い温水洗浄便座で2007年5月以降に火災事故が数件起きていることが分かった。故障したまま使い続けることも事故の一因とみられる。対象は50十数万台にのぼる見通し。問題の製品/10-20年前のINAXブランドの便座。要因/便座を暖めるヒ-タ-のコ-ドの断線→ショ-ト→発火。※日経11-26/08P42
  22. 住設:経産省発表/INAXの洗浄便座発火-INAXブランドの古い温水洗浄便座での発火事故問題で、同社と製造元のアイシン精機が1982-98年製の計約60万台を対象に無償点検に乗り出す。製品/両社の共同設計、OEMで6社にも供給。INAXの点検対象/自社ブランド計約58万台と旧松下電工などに供給した約3,000台。※日経11-27/08P42
  23. 住設:同上関連/アイシン精機の点検対象-積水化学工業や長府製作所、マキタ電機製作所(現マキタ)に供給するなどした約2万台。※同上。
  24. 住設:大和ハウス工業/08年内にもLED照明事業に参入。寿命が従来の2.5倍の白色LED照明システムを京セラなどと共同開発。センサ-で日照を感知して点灯・消灯や明るさを自動調整する省エネ機能も付け、まずコンビニエンスストア向けに販売。商業施設やオフィスビル、住宅向けの販路を持つ住宅大手の参入で、LED照明の販売競争も激化へ。※日経11-29/08P11
  25. 家具:パラマウントベッド/2008年9月中間期連結-経常減益。売上高193億円(前年同期/175)、経常益7.71億円(同/5.82)、利益1.68(同/1.55)。09年3月期連結見通し/売上高447億円、経常益18.00億円、利益6.00億円。※日経11-6/08P19
  26. 家具:フランスベッドホ-ルディングス/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高276億円(前年同期/303)、経常益0.09億円(同/7.65)、利益▲2.53億円(同/4.85)。09年3月期連結見通し/売上高575億円、経常益7.30億円、利益0.50億円。※日経11-8/08P14
  27. 家具:ロ-ランド/2008年9月中間期連結-増収減益。売上高531億円(前年同期/525)、経常益50.76億円(同/73.77)、利益11.04億円(同/21.94)。09年3月期連結見通し/売上高1067億円、経常益87.00億円、利益23.00億円。※日経11-8/08P14
  28. 家具:岡村製作所/茨城県つくば市で進めていたオフィス家具工場の増設を1年先送り。2010年6月に増設する予定だったが、景気減速を受け企業のオフィス増床や移転需要の減退に対応、11年6月に変更。当初計画/120億円を投じオフィス用のデスクや収納家具の生産能力を1.5倍にする予定だったが、投資額・規模縮小も検討。※日経11-11/08P13
  29. 家具:大塚家具/輸入家具・インテリア用品約1,000を追加値下げした。下げ幅/5-20%。11月1日に続く値下げで、合計の対象品目は全輸入品の33%にあたる9,500品目。値下げを広げて消費者の購買意欲を促す。42万円のイタリア製2人掛けソファは35.7万円に引き下げた。※日経11-15/08P13
  30. 家具:内田洋行/2009年7月期連結見通し-純利益は前期比59%減の6億円にとどまる。従来予想は35%増の20億円。国内景気の先行きの不透明感を受け、主力のオフィス家具の販売が想定に比べ減少するため。※日経11-26/08P19
  31. 合板:国産針葉樹合板/価格上昇で減産緩む?-木造住宅の床や壁などに使う国産針葉樹合板の生産量が増加している。メ-カ-は減産を表明しているが、9月の生産量はほぼ前年並みに戻った。市中価格の上昇で一部のメ-カ-が増産に転じたとみられる。9月の生産量/前年比1.4%減の189,995立方m、11カ月ぶりの高水準。※日経11-7/08P24
  32. 合板:木造住宅の構造用などに使う国産針葉樹合板の卸値/10カ月ぶりに反落。指標の針葉樹構造用合板(12mm厚)東京地区・問屋卸値/1枚900-910円。前週比で20円(2.2%)程度下落。最大手のセイホク/940円の値上げを打ち出しているが、浸透しなかった。景気減速でマンションや住宅の販売鈍り/新築着工手控え響く。※日経11-11/08P28
  33. 合板:木造住宅の壁などに使う国産針葉樹合板の問屋卸値/大阪で下落。指標品(構造用12mm厚)/前週比で1枚20円(2%)下落、900-920円中心。値下がりは07年12月以来、11カ月ぶり。不動産市況の悪化で住宅建設低迷、流通業者は販売価格を維持できなくなった。大阪・合板卸値/年初から1割以上上昇していた。※日経11-18/08P26
  34. 合板:輸入合板の対日成約価格が下落している。背景/経済悪化による需要減。マレ-シアなど大手の輸出業者は生産停止を打ち出して、価格維持に努めているものの、先行きは不透明だ。※日経11-19/08P29
  35. 合板:輸入合板の代表品種/△住宅の内装や家具に使う普通合板の薄物(2.4mm厚)の10月積み対日成約価格-1立方m約780ドル(運賃込み)で、過去最高値の8月から20ドル前後下落。1月から40%近く上昇していた。△コンクリ-ト型枠用合板-約7割のシェア持つマレ-シアの輸出業者は価格維持で生産停止措置打ち出し、10月積み成約無。※同上
  36. 木材:09年1月から輸出関税が大幅に引き上げられるロシア産丸太に品種による価格格差が拡大。合板原料となるカラ松/価格低迷が続く。ロシア産丸太輸入の6割占める。10月積み対日成約価格は前月同値の1立方m150-152ドル(運賃・保険料込み)。製材品になるアカ松-輸入割合2割、同5%高の200-210ドルと最高値更新。※日経11-5/08P27
  37. 木材:国産スギ・ヒノキ丸太/供給減で値上がり-製材用に使う国産丸太の価格が上昇している。10月の全国の原木市場の相場平均(1立方m)/△スギ柱用丸太-11,600円と前月比600円高。△ヒノキ柱用-19,000円と600円高。7月以降/スギが1,900円(19.5%)、ヒノキが2,700円(16.5%)上げた。※日経11-8/08P25
  38. 木材:ニュ-ジランド(NZ)材丸太/対日輸出価格-据え置きで決着。指標の梱包材向けラジア-タ松グレ-ドの11月積み価格/1立方m当たりが中心値で75ドル前後(本船渡し)と12カ月連続で横ばい。産地は丸太の集荷難やコスト高による採算悪化を理由に値上げを求める一方、国内の製材業者は抵抗を強めた。パレット向け不調。※日経11-12/08P29
  39. 木材:木材卸の丸島産業(香川県土庄町)/伝統的な日本建築を解体したときに手に入る丸木の梁や柱など「古材」を、小豆島など香川県内から仕入れ全国に販売する事業を開始。通常の木材は県内向けが中心で需要はほぼ頭打ち。一方で首都圏や関西など大都市圏で飲食店や高級住宅の内装に古材を使う需要拡大に着目。※日経11-14/08P35
  40. 木材:四国で地場産材の利用が急拡大している。高知県/ス-パ-やレストランが内装に利用。徳島県/県産材の耐震セットも登場。四国は森林面積が74%で全国平均を上回り、高知県は84%で全国一。県産材利用でCO2を吸収する森林整備を促進、環境保全につなげる。行政なども利用を促す制度を相次ぎ導入し始めた。※日経11-20/08P39
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:オフィスビル/10月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率/4.3%、前月比0.23ポイント上昇。空室率の上昇/9カ月連続。景気の減速を背景にテナント企業の増床意欲が一段と後退(三鬼商事/情報)。※日経11-7/08P15
  2. 不動産:オフィスビル/10月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率/前月比0.3ポイント上昇し2.7%。景気減速でオフィス移転計画を先送りするテナント企業が増え、空室率が上がっている。平均賃料(募集ベ-ス)/3.3㎡当たり15,270円で、前月比0.6%(90円)上がった(シ-ビ-・リチャ-ドエリス総合研究所/情報)。※日経11-13/08P9
  3. 不動産:オフィスビル/景気悪化を背景に新築オフィスビルの賃貸料(募集ベ-ス)が本格的な下落局面に入った。新築ビルの賃料は東京で6年ぶりに下落した。大阪でも賃料の下げが鮮明。テナント企業は新築オフィスへの移転や拡張に慎重になっており、ビル所有者は賃料を下げて成約を急ぐ動きが目立っている。調査/下期(10月下旬)※日経11-17/08P1
  4. 不動産:オフィスビル/募集賃料の水準を指数化したオフィスビル賃貸料指数(1985年2月=100)/東京の新築ビル(築後1年未満)-152.1、前年同期比43.48ポイント下落。大阪の新築ビル-134.23、同31.28ポイント下落。東京、大阪ともバブル崩壊後の1993年秋調査以来、15年ぶりの急激な下落幅を記録。東京既存ビル/162.76、6.85ポイント上昇。※同上
  5. 不動産:オフィスビル/全国賃料統計(毎年9月末の賃料を指数化)-全国の新築オフィスビルで賃料が下落している。9月末のオフィス賃料/全国平均で前年同期比2.5%下落。下落は4年ぶり。下落幅の最大都市/新築ビルが大量に供給されている仙台市(7.7%下落)。東京千代田区(3.7%下落)。大阪圏/0.6%下落、名古屋/横ばい。※日経11-20/08P23
  6. 不動産:NTT都市開発/2008年9月中間期連結-増収増益。売上高683億円(前年同期/566)、経常益153.84億円(同/99.70)、利益97.13億円(同/59.85)。09年3月期連結見通し/売上高1460億円、経常益250.00億円、利益155.00億円。※日経11-5/P16
  7. 不動産:住友不動産/2008年9月中間期連結-減収減益。売上高3133億円(前年同期/3548)、経常益558.60億円(同/751.01億円)、利益230.08億円(同/402.89)。09年3月期連結見通し/売上高6950億円、経常益1130.00億円、利益580.00億円。利益は前期比8%減、不動産仲介事業の不振やマンション分譲事業の伸び悩み。※日経11-7/08P17
  8. 不動産:大手不動産5社(三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産、野村不動産HD)/2009年3月期連結見通し-三井不動産を除いた4社が経常減益。不動産取引の停滞で仲介事業が落ち込むほか、マンション分譲事業も伸び悩む。主力のビル賃貸事業は好調だが補いきれず、全社が従来予想から下方修正した。※日経11-8/08P15
  9. 不動産:東急不動産/2008年9月中間期連結-経常減益。売上高2975億円(前年同期/2683)、経常益180.92億円(同/227.37)、利益88.26億円(同/63.22)。09年3月期連結見通し/売上高6200億円、経常益335.00億円、利益110.00億円。※日経11-8/08P14
  10. 不動産:民事再生手続き中の不動産会社ア-バンコ-ポレ-ション/支援企業として、大和ハウス工業を中心とする企業連合、米ゴ-ルドマン・サックス、米メリルリンチ、米不動産ファンドのエ-スト・キャピタルの4陣営が名乗り出ている(19日/判明)。ア-バンは12月初めにも入札でスポンサ-企業を決める。資産買い取りなどによる支援額/1,000億円規模か。※日経110-20/80P9
  11. 不動産:倒産/新興不動産のレアルシルエット-東京地裁に民事再生法の適用を申請し、監督命令を受けたことが分かった。負債総額/約131億円。2003年設立で不動産流動化事業で成長したが、有利子負債が膨らんだ上、不動産市況の悪化で資金繰りに行き詰まった。※日経11-28/08P15
  12. ゼネコン:大成建設/企業が保有する不動産の有効活用を支援する事業に参入。2009年度末に不動産の時価開示が始まるので、地価の下落などで資産価値が目減りしないよう遊休地や自社ビルの再開発など提案。建設工事が低迷する中、不動産活用のコンサルタント事業を新たな収益の柱に育成。建築物の解体・新築工事受注につなぐ。※日経11-12/08P13
  13. ゼネコン大手4社(鹿島、大成建設、清水建設、大林組)/2009年3月期連結見通し-4社合計の純利益は前期比7割減。国内民間建築の不振と資材価格高騰が響く。景気低迷による住宅市場冷え込みがゼネコンの業績を直撃、建材や耐久消費財など周辺産  業にも影響が広がっている。※日経11-13/08P9,15
  14. ゼネコン:準大手・中堅ゼネコン14社/2008年9月中間期連結-不動産市況の悪化による国内の民間建築需要の低迷に加え、資材高による採算悪化が重しになった。取引先企業の破綻や保有株式の減損処理も利益を圧迫し12社が最終赤字。最終黒字は長谷工コ-ポレ-ションとハザマの2社。減収10社。増収4社/五洋、西松、東亜、銭高。※日経11-15/08P15
  15. 建設:倒産/中堅建設会社で橋梁大手のオリエンタル白石-26日発表、東京地裁に会社更生法の手続き開始を申し立て、保全処分命令を受けた。子会社2社も含めた負債総額/約620億円。金融機関からの借り入れや借り換えが難しくなり、資金繰りに行き詰まった。08年に入って上場企業倒産は30社目、戦後最多。※日経12-27/08P11 
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:DD原油/日本のエネルギ-輸入価格が軒並み大幅に下がってきた。日本の石油各社がサウジアラビアなどから調達する直接取引(DD)原油価格/10月の船積みが1バレル69.6ドル、9月比で3割、7月のピ-ク比で49%下がった。金融危機に伴う世界景気の減速で需要が減り、国際相場が下落。ガソリンなど最終製品も値下がり。※日経11-5/08P1,3
  2. 原油:石油元売り各社/08年内の原油スポット輸入を大幅に削減。出光興産がゼロにするほか、新日本石油、ジャパンエナジ-なども100万バレル程度削減。金融危機に伴う景気減速でガソリン、灯油などの国内需要が減少しているうえ、好調だった輸出も円高の影響で陰りが出たためだ。原油輸入の8割を占める長期契約は減らせない。※日経11-6/08P27
  3. 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/6日夜-指標となるWTI先物で期近の12月物は一時62ドル台に戻したが、59.97ドルまで下落。7日朝は一時62ドル台に戻したが、安値圏で推移している。原油先物相場は米金融危機が深刻の度合いを深めた秋口から下げ足を速め、9月末から4割下落。7月の最高値からの下落率は6割。※日経11-8/08P7
  4. 原油:ニュ-ヨ-ク原油先物市場/超期先と期近の価格差が拡大。WTIの超期先の2017年12月物/前週末比3.16ドル高の1バレル90.04ドル。中国やインドなど新興国の需要が長期的に底堅いとの見方を反映。16年12月物も3.06ドル高の89.04ドル。期近の09年1月物/世界的な景気減速を受けて50ドル前半まで下げている。※日経11-26/08P30
  5. 原油:東京原油スポット市場/11日-中東産ドバイ原油が反落。2009年1月渡しの終値/前日比2.55ドル安い1バレル53.30ドル(中心値)、終値ベ-スで1年9カ月ぶりの安値となった。※日経11-12/08P28
  6. 原油:東京原油スポット市場/12日-中東産ドバイ原油は終値で1年10カ月ぶりの安値となった。2009年1月渡しの終値/1バレル51.50ドル(中心値)、前日比で1.80ドル安い。ニュ-ヨ-ク原油先物市場の原油相場が12日の時間外取引で続落した流れを引き継いだ。※日経11-13/08P26
  7. 原油:東京原油スポット市場/17日-中東産ドバイ原油価格が急反落。2009年1月渡し/1バレル48.10ドル(中心値)、前週末比で2.10ドル安い。ニュ-ヨ-ク原油先物相場が17日の時間外取引で続落した流れを引き継いだ。※日経11-18/08P26
  8. 原油:東京原油スポット市場/18日-中東産ドバイ原油が続落。2009年1月渡しの終値/前日比0.75ドル安い1バレル47.35ドル(中心値)、3年5カ月ぶりの安値を付けた。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が大幅に下落した流れを引き継いだ。中東産が多く流通するアジアの需給も緩んでいる。特に中国の石油製品買い控え響く。※日経11-19/08P29
  9. 原油:東京原油スポット市場/19日-中東産ドバイ原油価格が3営業日続落、3年6カ月ぶりの安値を付けた。2009年1月渡し/1バレル46.25ドル(中心値)、前日比で1.10ドル安い。19日のニュ-ヨ-ク原油先物市場で時間外取引相場が続落した流れを引き継いだ。アジア市場の需給は中国の買い控えで緩和している。※日経10-20/08P23
  10. 原油:東京原油スポット市場/21日-中東産ドバイ原油価格が5営業日続落。2009年1月渡し/前日比2.10ドル安の1バレル43.05ドル(中心値)、終値では3年8カ月ぶりの安値だった。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が大幅に下落した流れを引き継いだ。※日経11-22/08P25
  11. 原油:東京原油スポット市場/25日-中東産ドバイ原油価格が6営業日ぶり反発。2009年1月渡し/1バレル47.05ドル(中心値)、前週末比4.00ドル高い。24日のニュ-ヨ-ク原油先物が急上昇した流れを引き継いだ。※日経11-26/08P30
  12. 原油:東京原油スポット市場/27日-中東産ドバイが反発。2009年1月渡し/1バレル47.45ドル(中心値)、前日比で2.40ドル高い。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が大幅に反発したことが主因。中国の利下げでアジアの需要が底堅く推移するとの見方も強材料に働いた。※日経11-28/08P29
  13. 素材:電炉各社/アジアでの鋼材需要の急減を受け、本格的な減産に入る。最大手の東京製鉄/08年度下期の生産を前年同期に比べ16%減らす。共英製鋼など準大手/2-3割減産する。国内の建設需要の低迷に加え、ここにきて鋼材価格の急落で輸出採算が急速に悪化、東京製鉄は韓国・東南アジア向け輸出を停止。ステンレスも減産。※日経11-5/08P9
  14. 素材:DIC/2008年9月中間期連結-減収減益。売上高5118億円(前年同期/5310)、経常益145.21億円(同/244.60)、利益101.89億円(同/205.38)。09年3月期連結見通し/売上高10350億円、経常益300.00億円、利益170.00億円。※日経11-8/08P14
  15. 素材:DIC/11月15日付人事異動-カラ-&コンフォ-ト本部ホ-ムアメニティ大阪営業/下本孝紀。※日経11-15/08P13
  16. 素材:合成樹脂/食品包装材などに使う合成樹脂の価格がアジア市場で急落している。原油安を背景に基礎原料ナフサがピ-クの8割下落で、夏場ごろの高値からの下げ率は最大で7割に達した。景気後退で中国の加工業者の樹脂買い付け意欲乏しく、取引料も急減している。アジア価格の急落は国内の取引価格には下げ圧力になる。※日経11-20/08P23
  17. 素材:合成樹脂/アジア市場でのナフサや合成樹脂の値下がりは国内価格の下げ圧力になる。国内需要家はナフサ安をみて値下げ要求を強めている。石化各社も石化製品の値下げを検討中。「2009年1月以降は石化製品を値下げする可能性もある」(住友化学)。※同上
  18. 素材:ナフサ/石油化学の基礎原料ナフサのスポット価格がアジア市場で急落。スポット市場の指標の東京オ-プンスペック/21日-1トン261ドル(中心値)と最近1カ月ではほぼ半値に落ち込んだ。7月4日の最高値(1284ドル)からの下げ幅は約8割に達した。主因/原油価格の下落。世界景気の減速で合成樹脂など石化製品の需要不振。※日経11-22/08P25
  19. 素材:主要商品の企業間取引価格を指数化した日経商品指数42種(1970年=100)/急落。11月末値/158.952と前年同月末値比8.4%下がり、アジア通貨危機などの影響が続いた99年5月以来、9年半ぶりの大幅な低下。米国発の世界的な金融危機と景気減速が石油化学製品や鋼材、石油などの商品価格を押し下げた。※日経11-29/08P29
  20. 塗料:イサム塗料/2008年9月中間期連結-増収増益。売上高42億円(前年同期/41億円)、経常益3.89億円(同/2.02)、利益2.73億円(同/1.13)。09年3月期連結見通し/売上高85億円、経常益6.50億円、利益3.00億円。※日経11-5/08P16
  21. 塗料:日本特殊塗料/2008年9月中間期連結-経常減益。売上高185億円(前年同期/177)、経常益7.27億円(同/7.45)、利益5.78億円(同/5.36)。09年3月期連結見通し/売上高374億円、経常益12.00億円、利益8.00億円。日経11-12/08P19
  22. 塗料:関西ペイント/2008年9月中間期連結-増収減益。売上高1340億円(前年同期/1257)、経常益120.47億円(同/127.31)、利益62.54億円(同/74.81)。09年3月期連結見通し/売上高2600億円、経常益220.00億円、利益140.00億円。純利益/従来予想165億円、自動車塗料が国内低迷、新興国伸び鈍化。円高影響。※日経11-13/08P14
  23. 塗料:大日本塗料/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高413億円(前年同期/399)、経常益▲5.71億円(同/11.28)、利益▲8.93億円(同/4.48)。09年3月期連結見通し/売上高850億円、経常益2.00億円、利益▲2.00億円。※日経11-14/08P15
  24. 塗料:トウペ/2008年9月中間期連結-最終赤字。売上高83億円(前年同期/83)、経常益▲3.65億円(同/▲0.96)、利益▲4.33億円(同/0.97)。09年3月期連結見通し/売上高173億円、経常益▲3.20億円、利益▲3.60億円。※日経11-15/08P16
  25. 塗料:神東塗料/2008年9月中間期連結-増収減益。売上高112億円(前年同期/98)、経常益3.77億円(同/3.98)、利益2.10億円(同/2.38)。09年3月期連結見通し/売上高232億円、経常益8.00億円、利益4.50億円。※日経11-15/08P16
  26. 塗料:ロックペイント/2008年9月中間期連結-最終黒字化。売上高132億円(前年同期/129)、経常益6.92億円(同/2.78)、利益2.93億円(同/▲5.01)。09年3月期連結見通し/売上高248億円、経常益8.70億円、利益3.80億円。※日経11-15/08P16
環境関連
  1. バイオマス発電:住友林業/2011年をめどに、電力の卸売り事業に参入。住友グル-プの発電事業者の住友共同電力(新居浜市)、木質チップ販売大手のフルハシEPO(名古屋市)と共同で85億円を投じ、火力発電所を川崎市に新設。住宅解体時に発生する建設廃材の有効利用で発電コストを低く抑え、需要を取り込む考えだ。※日経11-26/08P13
  2. 太陽電池:太陽光発電協会/まとめ:2008年度上期(4-9月)の太陽電池の国内外出荷量/前年同期比40%増の563,400kw。輸出/51%増、国内/6%増と上半期ベ-スで3年ぶりに増加。電気など主要エネルギ-価格の高水準が続く中、代替エネルギ-としての需要が国内外で高まった。国内17社の出荷量の約6割が欧州向け。※日経11-26/08P11
アジア関係/その他
  1. アジア:中国/70大中都市の10月の建物販売価格-前年同月比1.6%上昇、上昇率は前月に比べ1.9ポイント低下。販売価格は前月に比べ0.3%下がった。このうち新築住宅の販売価格は前年同月比1.8%上昇、上昇率は前月に比べ2.1ポイント低下。経済的適正住宅/同0.8%上昇、一般分譲住宅と高級分譲住宅/それぞれ同1.5%、3.3%上昇。※京貿
  2. アジア:中国/1-10月の不動産開発投資と家屋施工面積は前年同期より増加したが、不動産開発企業による土地購入面積は減少した。1-10月不動産開発投資/2兆3,919億元で、前年同期比24.6%増(伸び率/1-9月比1.9ポイント減)。うち分譲住宅投資/1兆7,482億元で、同27.4%増(同/1.3ポイント減)、ウエイト73.1%。※京貿
  3. アジア:中国/1-10月の不動産開発企業の家屋施工面積-24億8,000万㎡で、前年同期比18.7%増。新規着工面積-同7.3%増の7億9,000万㎡。うち住宅竣工面積は同7.6%増の2億5,000万㎡。不動産開発企業の土地購入面積は同5.6%減の3億万㎡、土地開発面積は同2.5%減の1億9,000万㎡、背景/ビル市場低迷の影響。※同上
  4. アジア:中国/1-10月の中国都市部の固定資産投資が11兆3,189億円で、前年同期比27.2%増、伸び率は前年同期を0.3ポイント上回った。うち不動産開発投資は前年同期比24.6%増。※京貿
  5. オセアニア:ニュ-ジランド(NZ)/大建工業-09年2月をメドに伊藤忠商事などと共同で、オセアニア地域の林業最大手のNZのカ-タ-ホルツハ-ベイ社(オ-クランド市)から繊維板の加工工場を買収。伊藤忠グル-プと共同で買収の受け皿企業を現地に設立。出資比率/大建側51%、伊藤忠側49%の予定。資本金未定、出資額は各々数十億円規模。※日経11-22/08P11
  6. 欧州:シャ-プ/欧州第二位の電力会社エネルと合併で、太陽電池をイタリアで生産。日本メ-カ-による太陽電池の海外生産は初。投資額/1,500億円規模。工場の生産能力は世界最大規模になる見通し、2010年の稼働を目指す。発電時にCO2の発生しない太陽電池は世界的な景気後退でも需要は拡大、世界2位のシャ-プは首位奪回狙う。※日経11-26/08P1,13
■トピックス:2007年市場占有率 <2009年版日経市場占有率/日本経済新聞出版社>-住宅&住宅関連市場商品の占有率% ( )内前年・度比増減% ▲マイナス-□マンション:穴吹工務店が首位に躍進
  ○2007年国内新規発売戸数/133,670戸(前年比/14.2%減)
   1位/穴吹工務店3.7(0.0)、2位/大和ハウス工業3.4(0.5)、3位/三井不動産レジデンシャル3.3(▲0.6)、4位/野村不動産2.8(0.8)、5位/大京2.8(▲1.3)。その他84.0。2006年1-3位順位/大京、三井不動産レジデンシャル、大和ハウス工業。
 □戸建て住宅:タマホ-ム/低価格で5位
  ○2007年度着工戸数/432,966戸(前年度比/12.4%減)          
   1位/積水ハウス4.4(0.2)、2位/大和ハウス工業2.5(0.2)、3位/ミサワホ-ム2.4(0.2)、4位/積水化学工業2.3(0.1)、5位/タマホ-ム2.2(0.7)。その他86.2。2006年1-3位順位/積水ハウス、大和ハウス工業、積水化学工業。      
 □木造住宅用アルミサッシ・ドア:トステムとYKKAP/着実に伸ばす
  ○2007年国内業界全体の出荷量/180,794トン(前年比/11.1%減)
   1位/トステム36.5(0.3)、2位/YKKAP30.4(0.4)、3位/三協立山アルミ19.1(▲0.5)、4位/新日軽13.4(▲0.2)。その他0.6。2006年1-3位順位/同2007年。
 □システムキッチン:タカラスタンダ-ドがシェア急伸
  ○2007年度国内出荷台数/1,227,957台(前年度比/1.5%減)
   1位/タカラスタンダ-ド22.1(2.3)、2位/サンウエ-ブ工業18.5(1.6)、3位/クリナップ15.2(▲2.0)、4位/松下電工10.8(▲1.5)、5位/ミカド7.5(▲0.2)。その他25.9。2006年1-3位順位/タカラスタンダ-ド、クリナップ、サンウエ-ブ工業。
 □ユニットバス:INAX/首位浮上
  ○2007年度国内出荷台数/1,516,521台(前年度比/0.4%増)
   1位/INAX23.5(1.3)、2位/TOTO23.0(▲0.5)、3位/松下電工19.4(▲0.1)4位/積水ホ-ムテクノ9.8(0.4)、5位/日立ハウステック7.8(▲1.8)。その他16.5。2006年1-3位順位/TOTO、INAX、松下電工。
 □衛生陶器:TOTOとINAX/合計シェア90%維持
  ○2007年国内出荷台数/7,531,811台(前年比/8.7%減)
   1位/TOTO60.5(0.4)、2位/INAX30.9(0.6)、3位/ジャニス工業4.5(▲0.2)、4位/アサヒ衛陶3.2(0.1)。その他0.9。2006年1-3位順位/同2007年。
 □太陽電池:世界シェア/シャ-プ首位陥落-海外メ-カ-躍進
  ○2007年出荷量・発電能力ベ-ス/3,733,000kw(前年比/48.1%増)
   1位/Qセルズ(独)10.4(0.3)、2位/シャ-プ9.7(▲7.7)、3位/サンテック・パワ-(中)8.8(2.5)、4位/京セラ5.5(▲1.7)、5位/ファ-ストソ-ラ-5.5(-)。
                                        
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=日本国際貿易促進協会京都総局
※国貿=国際貿易