■住宅関連情報/2008年6月 ■
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>
住宅関連 |
- マンション動向:分譲マンション大手/分譲マンションの販売失速で、大京など大手の在庫が急増している。08年3月末の棚卸し資産は軒並み増加。各社は抱え込んだ在庫を早急に減らすため、販売価格の引き下げを検討。採算悪化は避けられず、09年3月期の連結経常利益を押し下げる要因になる。大手9社/すべてで棚卸し資産増加。※日経6-4/08P16
- マンション動向:5月のマンション市場動向/首都圏-発売戸数は4,398戸で前年同月比17.7%減。前年実績を下回るのは9カ月連続。契約率は71.0%、好不調の目安である70%を10カ月ぶりに超えた。新規発売戸数が落ち込んだ背景はマンション各社が在庫の販売を優先したことと、改正建築基準法の影響で物件の完成が遅れたため。※日経6-17/08P11
- マンション動向:5月のマンション市場動向/近畿圏-発売戸数は1,791戸で前年同月比25.2%減。契約率は前年同月比14.1ポイント下落の56.3%。首都圏の契約率が上昇した背景/供給戸数の減少に加え、各社が価格の引き下げに動いた。首都圏の1戸当たりの価格/前年同月比0.4%上昇し4,821万円。18カ月連続で上昇/上昇幅は縮小。※同上
- 住宅着工動向:5月の新設住宅着工戸数/前年同月比6.5%減の90,804戸、11カ月連続で減少。改正建築基準法の影響は薄れているが、景気の足踏みの影響などで住宅需要は低迷。加えて資材価格の高騰、住宅ロ-ンの金利上昇など外部環境の悪化が目立つ。先行き指標の建築確認申請件数/同15.0%減(4月は5.9%減)。※日経7-1/08P3
- 住宅着工動向:5月の新設住宅着工戸数/利用目的別-持ち家は前年同月比5.7%減、貸家は8.6%減、分譲住宅は3.1%減と全用途で減少。唯一、分譲住宅のうちマンションは4.0%増加(前年大幅減の反動)。地域別-景気が堅調な中部圏は6.1%増と3カ月ぶりに増加、首都圏は1.5%減、近畿圏は30.5%減、3大都市圏以外は3.2%減。※同上
- 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/取引先の近藤産業(大阪市)が5月30日に大阪地裁に破産手続きの開始を申し立てたことに伴い、債権約46億円(受取手形約21億円、進行中の工事に関する債権約24億円)が回収不能や回収遅延になる恐れがある。回収不能額は09年3月期の決算で貸倒引当金として損失計上する予定。※日経6-3/08P15
- 住宅:穴吹工務店/2009年3月期連結見通し/経常利益が前期比42%増の30億円。営業人員は17%増の539人に拡充、地方の中核都市を中心に分譲マンションを強化。販売戸数(引き渡し済み)は4,800戸(7%増)を目指す。売上高は12%増の2,000億円。4月に各営業地域の住宅供給に応じた事業所再編を実施。※日経6-6/08P35
- 住宅:穴吹興産/障害者を雇用する新会社を設立。従来外注していたチラシ広告の作成や印刷の一部、同社マンション周辺の清掃など担う。企業の社会的責任(CSR)の一環として障害者雇用を促進する。※日経6-21/08P35
- 住宅:伊藤忠都市開発/東京ガス、TOTOの3社で高級バスシステム付き戸建て事業に参入。ミストサウナや14インチの大型テレビを標準装備、幅85㎝の腰掛けいすも組み込んだデラックスの浴室をテコに商品力高め、販売増見込む。販売価格は200万円程度割高だが、主婦を中心に幅広い需要が見込めるとして3年間で10カ所程度で手掛ける計画。※日経6-7/08P12
- 住宅:住友林業/2009年3月期に約6億円の特別損失を計上。主に子会社の早期退職希望者への退職金支払いにかかる費用。注文住宅の建築請負事業を手掛ける子会社・住友林業ツ-バイフォ-を9月30日に解散。受注棟数が伸び悩み、業績低迷が続いていた。住友林業/同事業を譲り受け、営業拠点の統廃合など経営効率化推進。※日経6-10/08P17
- 住宅:住友林業/新製品-ツ-バイフォ-住宅「NOSTALGIA(ノスタルジア)」。国産材の利用率を高めるため、国産のヒノキやスギでできた合板を新たに開発。外国産木材を使った合板の代わりに壁パネルに活用。パネルや土台など構造材に使う国産材の1棟当たりの比率を4%から30%に引き上げた。価格/3.3㎡当たり56万円台から。※日経6-18/08P35
- 住宅:藤和不動産/マンション市況の悪化を受けて、戸建て用の宅地造成事業に再参入する。土地情報を有効に活用し、需要低迷が長期化するマンション事業に比率を減らし、非マンション事業を拡大。新たな収益源の確保を目指す。マンション分譲事業で収集した用地情報を活用し、3年間で200区画(平均区画面積/100㎡)程度を手掛ける。※日経6-12/08P15
- 住宅:土屋ホ-ム/11月1日-純粋持ち株会社になる。同社を持ち株会社と事業会社に分割。持ち株会社「土屋ホ-ルディングス」が引き続き東証2部に上場し、新設の住宅事業会社「土屋ホ-ム」や、株式交換方式で完全子会社化するジャスダック上場の「土屋ツ-バイホ-ム」などを傘下に置く。土屋ツ-バイホ-ム/10月8日に上場廃止。※日経6-14/08P13
- 住宅:土屋ホ-ルディングス/新社長-土屋昌三専務(36)が社長に昇格。川本譲社長(58)は新設する事業会社の副社長に移る。土屋昌三氏/1995年(平成7年)東海大法卒、日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。99年土屋ホ-ム青森入社。02年土屋ホ-ム取締役。04年専務。北海道出身。※同上
- 住宅:土屋ホ-ム/2008年4月中間期連結-最終赤字。売上高110億円(前年同期/122)、経常益▲17.05億円(同/▲13.05)、利益▲18.52億円(同/▲13.64)。08年10月期連結見通し/売上高296億円、経常益▲6.30億円、利益▲9.40億円。※日経6-14/08P16
- 住宅:土屋ツ-バイホ-ム/2008年4月中間期単独-最終赤字。売上高23億円(前年同期/26)、経常益▲2.84億円(同/▲1.14)、利益▲3.05億円(同/1.58)。08年10月期単独見通し/売上高58億円、経常益▲0.40億円、利益▲0.70億円。※日経6-14/08P16
- 住宅:サ-ラ住宅/2008年4月中間期連結-最終赤字。売上高157億円(前年同期/182)、経常益▲0.96億円(同/4.43)、利益▲1.70億円(同/▲0.24)。08年10月期連結見通し/売上高325億円、経常益3.00億円、利益1.30億円。※日経6-14/08P16
- 住宅:ファ-スト住建/2008年4月中間期単独-減収減益。売上高165億円(前年同期/239)、経常益5.06億円(同/22.17)、利益0.29億円(同/13.33)。08年10月期単独見通し/売上高320億円、経常益8.00億円、利益2.00億円。※日経6-14/08P16
- 住宅:東建コ-ポレ-ション/2008年4月連結-増収減益。売上高1858億円(前期/1554)、経常益81.38億円(同/123.26)、利益34.10億円(同/66.29)。09年4月期連結見通し/売上高2522億円、経常益124.80億円、利益68.30億円。※日経6-18/08P17
- 住宅:東日本ハウス/2008年4月中間期連結-最終赤字。売上高231億円(前年同期/252)、経常益▲16.26億円(同/▲18.02)、利益▲16.92億円(同/▲30.22)。赤字幅は縮小、経費削減に加え、子会社の株式譲渡益の計上が寄与。08年10月期連結見通し/売上高663億円、経常益33.20億円、利益27.00億円。※日経6-18/08P17
- 住宅:タクトホ-ム/2009年5月期単独見通し-税引き利益は前期推定比11%増の10億円程度。個人消費の低迷などで戸建て住宅の売れ行きは依然鈍い、採算重視の仕入れ販売を推進し利益率が改善。売上高は横ばいの630億円前後。上半期は住宅在庫の販売を急ぐ、下半期は選別受注で売上の伸び鈍る。営業利益/20億円程度。※日経6-18/08P16
- 住宅:戸建て住宅分譲のHuman/2008年4月期連結見込み-純利益は前の期比81%減の2.53億円、従来予想は5.80億円。住宅需要の低迷で戸建て住宅の販売が苦戦した。売上高は6%減の339億円、従来予想を34億円強下回る。※日経6-18/08P16
- 住宅:Human/2008年4月連結-減収減益。売上高339億円(前期/362)、経常益5.18億円(同/23.01)、利益2.53億円(同/13.42)。09年4月期連結見通し/売上高363億円、経常益6.00億円、利益3.50億円。※日経6-21/08P15
- 住宅:大和ハウス工業/2008年4-9月の連結業績予想を下方修正。連結業績見通し/純利益-従来予想を90億円下回り前年同期比30%減の165億円。自社開発物件の売却先として想定していた傘下のREITが上場を延期したことで売却収益が得られなくなった。売上高-1%減の8,200億円、経常益は27%減の300億円。※日経6-21/08P15
- 住宅:大和ハウス工業/サカイ引越と業務提携。大和ハウスが顧客をサカイに優先的に紹介する代わりに引越料金を約20%割り引く制度を導入。顧客情報の共有化で地域間の人の移動をきめ細かく把握し、住宅・不動産開発を効率化する。サカイは客単価の高い戸建て住宅の受注拡大を目指す。大和ハウスグル-プの転居需要/年10万件程度。※日経6-27/08P15
- 住宅:マンション分譲大手の大京、ダイア建設/完成在庫物件の値下げ販売を始める。下げ幅/物件により異なるが、最大10%の見込み。マンション需要の冷え込みに対応。地価や資材価格の上昇で建設コストが跳ね上がる中での異例の値下げで、膨らむ在庫の早期処分をめざす。大京/首都圏在庫800戸、ダイア建設/約540戸(昨年末)。※日経6-22/08P1
- 住宅:飯田産業/2008年4月期連結-減収減益。売上高1084億円(前期/1221)、経常益27.20億円(同/86.02)、利益6.41億円(同/50.74)。温泉施設の減損損失11億円計上、主力の分譲戸建て住宅販売振るわず利益率低下。09年4月期連結見通し/売上高1283億円、経常益64.50億円、利益35.30億円。
- 住宅:東京建物/2008年6月中間期連結見込み-純利益は前年同期比34%減の70億円、従来予想115億円。分譲マンションの販売不振に加え、連結子会社東京建物不動産販売の業績不振、特別損失50億円計上。売上高は11%減の910億円、予想を120億円下回る。経常利益は54%減の115億円、予想180億円。通期見通し/減益。※日経7-1/08P18
- 住宅:倒産/住宅販売のフォルム(横浜市)-事業を停止し、6月にも横浜地裁に破産手続き開始を申し立てることが、2日わかった。負債総額/約61.40億円。同社は神奈川県内を中心に住宅の販売を手がけていたが、改正建築基準法施行に伴う住宅着工遅れや、販売不振などで資金繰りが悪化していた。※日経6-3/08P12
- 住宅:倒産/矢緒企画(大牟田市)-5日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。同社/「フェステイオ」ブランドでマンション開発・販売を手がけているが、金融機関の不動産向け融資の抑制で、資金繰りが行き詰まった。負債総額/約60億円。※日経6-6/08P15
- 住宅:倒産/住宅販売のNANBU(東京・渋谷)-東京地裁に自己破産を申請。負債総額/約87億円。サブプライムロ-ン問題の影響などで物件販売が急速に低迷。資金繰りが悪化していた。※日経6-21/08P13
- 住宅:倒産/分譲マンション販売のインベスト(福岡市)-30日、会社更生法の適用を福岡地裁に申請。グル-プの負債総額/約98億円。福岡県の都市部を中心に「ルネッサンス21」ブランドで家族向けの分譲マンションを展開していたが、資金繰りが悪化し事業継続を断念。※日経7-1/08P15
- 住宅:倒産/首都圏中心のマンション販売のケイ・エス・シ-(東京・中央)-30日、東京地裁に自己破産を申請。負債総額/約100億円。マンション市況の悪化から販売が苦戦、資金繰りが悪化した。※日経7-1/08P15
- 住宅:倒産/中部地区のマンション分譲の愛松建設-30日、名古屋地裁に民事再生法の適用を申請、同日付で保全命令を受けた。負債総額/約155億円。※日経7-1/08P15
- 米国:5月の住宅着工戸数(季節調整済み/年率換算)/975,000戸、前月比3.3%減。2カ月ぶりの減少で、100万戸を再び割り込んだ。住宅建設の先行指標とされる許可件数/969,000戸と前月比1.3%減少。着工件数は1991年3月(921,000戸)以来、約17年ぶりの低水準。前年同月比は32.1%減と、落ち込みが続く。※日経6-16/08P7
- 米国:4月の全米主要20都市の1戸建て住宅価格/前年同期比15.3%下落。サブプライムロ-ンを背景に、住宅の差し押さえなどが高水準で推移していることなどが影響。20都市の下げ幅/2000年の調査開始以来で最大。1月から2ケタの下落率が続いており、全米の住宅価格は04年8月以来の安値水準に落ち込んでいる。※日経6-25/08P7
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- 住宅ロ-ン:住宅金融支援機構/発表-民間金融機関と提携した最長35年の長期固定金利の住宅ロ-ン「フラット型」(買い取り型)の6月の適用金利/返済期間20年以上35年以下の場合、取扱い337機関の最低金利は前月比0.1%高い3.05%、最高金利は0.45%高い4.0%。※日経6-4/08P7
- 住宅ロ-ン:2007年度の国内銀行による新規の住宅ロ-ンの貸出額/約14兆8,000億円で、前年度比5.7%減。2年連続で前年度割れで、融資額は6年ぶいの低水準。背景/改正建基法施行に伴う住宅着工の減少や、不動産価格の上昇による需要の落ち込みなどが主因。大手銀行/金利や手数料の優遇などで需要取り込みに懸命。※日経6-25/08P4
- 住宅ロ-ン:三菱東京UFJ銀行とりそな銀行/長期金利の上昇に対応して、7月実行分の固定型住宅ロ-ン金利を全期間で引き上げる。前月からの引き上げ幅は0.1-0.2%。各行が固定金利型を本格的に取り扱い始めた1996年以降で最も高い水準まで達した。みずほ銀行と三井住友銀行の住宅ロ-ン金利/30日発表。上昇傾向/鮮明。※日経6-28/08P7
- 住宅ロ-ン:みずほ銀行と三井住友銀行/金利を一定期間固定する固定型の金利を全期間で引き上げる。関連記事/107)参照。各行とも3カ月連続の引き上げで、7月1日の新規融資分から適用。各行とも6月に比べ0.05-0.2%引き上げる。背景/住宅ロ-ン金利の指標となる長期金利の上昇。※日経7-1/08P4
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- 建材:値上げ/旭硝子、日本板硝子、セントラル硝子-進めていた建築用板ガラスの値上げがほぼ8年ぶりに浸透した。上昇幅/全品種平均で15%。重油など原燃料高を受けて価格転嫁を需要家の工務店や工事店が受け入れた。最大手の旭硝子の工場の生産停止で需給が締まったことも値上げ浸透につながった。※日経6-14/08P25
- 建材:値上げ/松下電工-雨どいや金属製の外壁材などを9月1日から値上げする。石油化学製品の高騰を受け、原材料の塩化ビニ-ル樹脂や鉄鋼材料が値上がりしているため。上げ幅/住宅用雨どいやビニ-ルパイプなどは各15%以上、金属製の外壁材は10-15%。※日経6-18/08P13
- 建材:値上げ/生コンクリ-ト-取引価格が約14年ぶりに上昇。主原料のセメントや骨材などの原燃料価格の上昇を理由に打ち出した値上げを、ゼネコン各社が受け入れた。生コンの東京の取引価格/標準物で1立方m当たり11,600-11,800円、前月比・中心値で400円(4%)上昇。鋼材などの価格高騰に直面、建設業界のコスト負担増大。※日経6-24/08P11
- 建材:値上げ/鉄筋用棒鋼-値上がりが鈍化。標準品の異形19mm/東京-前日比で1,000円(1%)高い1トン11万円中心。4月末に10万円を超えてから上昇ピッチが鈍い。大阪-11.1万円で前月末から横ばい。マンションの販売不振の影響で棒鋼需要は4月以降急減。2-3月ごろに先高を見込んで活発だった前倒し需要の反動も。※日経6-25/08P31
- 建材:値上げ/木造住宅の構造材などに使われる単板積層板(LVL)の最大手・キ-テック(東京・江東)-LVLの価格を7月出荷分から20%引き上げる。LVLは指標品である曲げ強度が120Eの製品が現在85,000円。主原料のロシア産カラ松の価格高騰を転嫁する狙い。同社がLVLを値上げするのは07年4月以来1年3カ月ぶり。※日経7-1/08P29
- 建材:建材の需要低迷が長期化。1年前に施行された改正建築基準法の影響に加え、住宅市場の冷え込みと建材価格高騰が新たな足かせに浮上した。メ-カ-の減産と輸出増で在庫調整が進んでいる品目も多いが、需要の先行きには慎重な見方が支配的だ。合板/5月末時点の在庫-約298,000立方mと07年末から20%減。※日経6-25/08P31
- 建材:神島化学工業/2008年4月期連結-最終赤字。売上高167億円(前期/175)、経常益▲5.86億円(同/4.87)、利益▲5.48億円(同/0.29)。09年4月期連結見通し/売上高185億円、経常益2.30億円、利益2.30億円。※日経6-14/08P16
- 建材:神島化学工業/7月18日-人事異動。△取締役・総務/檜垣浩△監査役/藁科卓也△退任/(取締役)香西久信△同/(監査役)末沢和政。※日経6-14/08P13
- 建材:シャッタ-大手/公共・商業施設に設置した大型製品の保守点検事業を強化。最大手の三和シャッタ-/保守点検営業向け契約社員を3年後メドに約3倍強に増員。2位の文化シャッタ-/08年度に点検技術員約10%増員、販売履歴の管理要員を全国に配置。国土交通省が施設にあるシャッタ-の定期保守点検義務化を進め、需要が急増。※日経6-15/08P6
- 建材:ミサワインタ-ナショナル(社長/ミサワホ-ム創業者-三沢千代治氏)/エス・バイ・エル向けに戸建て住宅部材の供給を始める。同社が独自に開発した柱などをエス・バイ・エルが購入。共同ブランドで販売する見通し。今後両社は、商品開発などに協力関係を広げることを検討する。ミサワインタ-ナショナル/三沢氏が04年に設立、ミサワホ-ムとは資本関係はない。※日経6-16/08P9
- 建材:南海プライウッド/日本通運などと組んで建材製品を自社から取引先に配送する際、トラックの積載効率を高める実証実験に乗り出す。専用のソフトを使って、輸送前にムダの少ない積み方を割り出し、実際の積載に活用。輸送時に建材が破損する事故防止にもつなげる。試算/現在・月間配送車両数約500台が約440台に削減へ。※日経6-17/08P39
- 建材:ノダ/7月1日付-人事異動。(B=ブロックの略)東部B・関東甲信越B・中部B・西部B・九州B担当(北海道支店・東北支店・関越支店・千葉支店・東京支店担当)取締役建材事業部副事業部長兼特建営業/野田励。※日経6-25/08P13
- 建材:三協立山ホ-ルディングス/2008年5月期連結見込み-経常利益は前の期比85%減の3億円程度。従来予想は24%増の25億円。改正建基法施行に伴う住宅着工減で建材需要が低迷、主力の住宅用サッシ販売などが不振。特に07年12月-08年2月に生産工場の稼働率が大幅に悪化。売上高は3,300億円(予想を100億円減)。※日経6-25/08P17
- 建材:三協立山ホ-ルディングス/2008年5月期連結見込み-最終損益は26億円の赤字(前の期/3億円の黒字)、従来予想は4億円の黒字。04年5月の経営統合以来、初の赤字。主力のサッシ販売が落ち込んだ。繰り延べ税金資産の取り崩しも利益を下押し。上高は7%減の3,350億円と予想を50億円下回る。住宅着工減響く。※日経7-1/08P18
- 建材:ニチハ/7月1日付人事異動。執行役員生産本部副本部長/川瀬敏夫。※日経6-26/08P16
- 建材:朝日ウッドテック/6月26日付-人事異動。△取締役、西日本営業部/植野均△同、商品部/佐藤護△退任/(取締役)大橋博美。※日経6-28/08P15
- 建材:ウッドワン/6月27日付-人事異動。△取締役東日本営業本部長兼開発営業(相談役)/山口忠一△執行役員物流/大志茂和敏。※日経6-28/08P15
- 建材:大建工業/7月1日付-人事異動。△経営企画部副部長、執行役員経営情報室長/酒井敏男△同部広報室長/安田進。※日経7-1/08P17
- 建材:倒産/建材卸の和山物産(盛岡市)などグル-プ5社-13日に東京地裁に自己破産を申請し、同日破産手続きの開始決定を受けたことが17日、わかった。負債総額/約100億円。建設需要の低迷などで業績が悪化、グル-プ内の資金繰りが行き詰まった。※日経6-18/08P13
- 住設:TOTO/経常益の4割「中国」-同社の中国事業は09年3月期、経常利益が前期比13%増の62億円、全体の経常利益の約4割を占める見通し。中国での販売網が拡大していることに加え、主力の衛生陶器など建材の需要も高水準で推移。北京オリンピックを控え、建設ラツシュが続いていることが背景。原料高も価格転嫁で吸収。※日経6-4/08P17
- 住設:松下電器産業/2010年までに、家庭向け白熱電球の生産量を現状から約5割減産する方針。電球型蛍光灯など省エネルギ-の製品にシフト、性能強化や販売価格引き下げで消費者に置き換えを促す。松下電工/白熱灯向け器具を順次減産、LED照明や有機EL照明開発を加速する。有機EL照明は12年中に製品化。※日経6-7/08P13
- 住設:松下電工/住宅用高級シャンデリア「ド・ル-チェ」の新製品3シリ-ズを21日に発売。素材/ボヘミアンガラスなど高級品を使用、富裕層向けに受注生産。イタリアとドイツのメ-カ-計3社が装飾部分をデザイン、製造。松下電工はシャンデリア用に強度や耐久性を設計したソケットや電線など器具を付けて販売。希望小売価格/441,000-2,677,500円。※日経6-14/08P27
- 家具:大手家具メ-カ-/相次ぎ家庭用商品の値上げに乗り出している。5月までにフランスベッド(ベッドやソファなど取扱い商品の3割を平均5-6%程度値上げ)、カッシ-ナ-・イクスシ-(ソファやテ-ブル、ベッドなど約120の製品を8%程度値上げ)。7月にシモンズが約300種類のベツド全製品の価格を7-10%引き上げる。鋼材など資材価格上昇に対応。※日経6-4/08P12
- 家具:オフィス家具大手のコクヨとプラス/7月1日受注分から机やイスなど値上げする。鋼材や樹脂など原材料価格の高騰が理由で、上げ幅はコクヨが8-14%、プラスは8-15%。岡村製作所なども6月に値上げしており、大手メ-カ-の値上げ出そろった。コクヨ/ほぼ全商品にあたる480品目値上げ。プラス/オフィス家具の全製品を4年ぶり値上げ。※日経7-1/08P15
- 家具:家具・インテリア専門店大手ニトリ/家具、インテリアなど268品目(家具43、インテリア関連225)を平均19.6%値下げした。中国・アジアの工場からの輸入コストが為替の円高で低下しているため。これほどの規模の製品値下げは初。全国167店舗で実施。家具業界も原材料高で値上げが相次ぐ中、戦略的な値下げで競争力を高める。※日経6-6/08P13
- 家具:ニトリ/下請法違反で是正勧告。公正取引委員会/17日-下請け業者に支払うべき代金約3.29億円を不当に減額したとして、家具販売大手のニトリに対し、下請法違反で再発防止を求める是正勧告をした。ニトリ/減額分は6月9日にすべて返還(国内71業者)。「協定販売促進費」として0.3-2.6%要求していた。※日経6-18/08P42
- 家具:高級ベッドメ-カ-のシモンズ/地方営業所に併設した小型ショ-ル-ムを展開する。第一弾/7月1日に静岡市に開設し、3年後に約10店舗の開設を目指す。※日経7-1/08P15
- 合板:4月の針葉樹合板の在庫/308,659立方mで、前月比3.3%減。合板メ-カ-各社の減産で在庫は07年12月のピ-ク(373,944立方m)に比べ17.5%減。4月の針葉樹合板生産量/前年同月比22.4%減の168,216立方m。07年の改正建築基準法施行以来の需要低迷を受け、生産量は9カ月連続で減少。※日経6-3/08P26
- 合板:木造住宅の構造材に使われる国産針葉樹合板の卸値価格が上昇。指標の構造用(厚さ12mm)の東京地区卸値/現在-1枚730-780円。前月に比べ中心値で15円(2%)上昇。上昇は2カ月ぶり。主原料であるロシア産カラ松の価格上昇で、国内合板メ-カ-が6月1日から値上げを打ち出し、これが浸透し始めた。※日経6-10/08P26
- 合板:木造住宅の構造材に使われる国産針葉樹合板の卸価格/東京と大阪で上昇。指標品(12mm厚)/東京で1枚775円が中心で前週比20円(3%)高い。大阪でも835円と10円(1%)上がった。原材料のロシア産カラ松の対日価格が輸出関税の引き上げで値上がり、採算が悪化したメ-カ-の減産で需給が引き締まった。※日経6-24/08P31
- 合板:セイホク/代表品種である針葉樹構造用合板(12mm厚)を値上げ。7月1日出荷分から50円(6%)引き上げ、1枚830円にする。2カ月連続の値上げ。原料であるロシア産カラ松や接着剤の価格上昇が主因。7月も生産能力比で3割減産、07年8月から12カ月連続の減産になる。合板需要は住宅着工の落ち込みで低迷。※日経6-25/08P31
- 合板:木造住宅の構造材に使う国産針葉樹合板の卸価格が上昇。指標品(12mm厚)の価格/東京地区で現在-1枚825円が中心値。前週比50円(6%)高い。原材料のロシア産カラ松の高騰が主因。メ-カ-は7月1日出荷分から6%の値上げを打ち出しており、流通段階で転嫁値上げが進んだ。メ-カ-/減産継続。商社/輸入品も削減。※日経7-1/08P29
- 木材:北洋材丸太/対日輸出価格(成約ベ-ス)が5カ月ぶりに下落。指標のロシア産カラ松の6月積み/1立方m180ドル前後(運賃・保険料込み)。過去最高値を記録した前月に比べ10ドル(10%)下がった。国内合板メ-カ-が需要鈍化に対応した減産を続け、丸太を買い控えている。「一時的な下落にとどまる」との指摘も。※日経6-28/08P29
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- 不動産:住友商事/賃貸用オフィスビルの開発・売却事業を始める。用地取得する段階で投資ファンドなど売り先を決めておき、設計・建設したビルに一定の利益を上乗せして引き渡す。まず08年秋をメドに都内で2つの物件を手がける。安定した売却益を見込める手法として事業を展開する。※日経6-7/08P13
- 不動産:エイブル/賃貸物件・不当表示-排除命令。公正取引委員会/18日-実際には存在しない物件や、すでに入居者のいる部屋に関する情報をインタ-ネツト上で掲載したなどとして、景品表示法違反(優良誤認、不動産のおとり広告)で再発防止を求める排除命令を出した。公取委/「貸せない物件を広告するなど悪質だ」と。※日経6-19/08P42
- 不動産:オリックス/2008年中に、国内の不動産物件に合計3,000億円投資する方針決定。都市部のオフィスビルやマンションの割安感が強まったと判断。東京、大阪、名古屋の3大都市圏に集中投資。同グル-プの不動産投資/年間1,000億円程度が標準的で、今年は大幅に積み増す計画。投資対象/オフィスビルや賃貸マンション、ホテルなど商業施設。※日経-29/08P1
- 不動産:オフィスビル/5月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率/前月比0.2ポイント高い2.2%。空室率の上昇は4カ月連続。「貸し手優位」といわれる3%以下を保ちながら、じわじわと需給が緩和。平均賃料(募集ベ-ス)/3.3㎡当たり15,140円、前月比0.1%(20円)上昇、ほぼ横ばい(生駒デ-タ)。※日経6-11/08P1
- 不動産:倒産/東証二部上場の不動産会社・スルガコ-ポレ-ション-東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理された。負債総額/約620億円。同社は7月25日付で上場廃止。取得した商業ビルの入居者立ち退き交渉をめぐる弁護士法違反事件で、暴力団に近いとされる不動産仲介会社との関係が表面化。資金調達が困難になる。※日経6-25/08P9
- 建築:文部科学省/発表-08年4月1日時点の公立小中校の耐震改修状況調査結果。国交省の基準で震度6強の大地震で倒壊する危険性が「高い」とされる施設が全国で10,656棟あることが初めて判明。危険性が「ある」とされる施設と耐震診断を実施していない施設も含めると、全体の37.7%(約48,000棟)が危険。※日経6-21/08P3,38
- ゼネコン:奥村組/早期退職の募集に当初見込みを約1割上回る622人が応じた。応募者は30日付で退職。退職金の追加部分を支給するため、2009年3月期に42億円の特別損失が発生する。※日経6-21/08P13
- ゼネコン:ゼネコン準大手・中堅建設会社/不動産事業の売り上げが2009年3月期軒並み減少しそうだ。背景/マンション市況悪化や都市再開発案件の減少。不動産事業が業績を下支えしてきただけに建設事業(収益が低迷中)の収益回復が急務だ。※日経6-20/08P14
- ゼネコン:鹿島や大成建設など建設各社/7月から、鋼材価格の高騰に伴う民間工事の費用上乗せを発注者に要請する方針。日本建設団体連合会など3団体/鉄筋・鉄骨の高騰で工事費全体が3.4-8.2%上昇したと試算、発注企業の業界団体などに契約後でも資材価格上昇分を上積みに応じるよう求める(単品スライド条項・発動)。※日経6-28/08P13
- ゼネコン:倒産/建設会社の丸栄建設(鹿児島県鹿屋市)-7月初旬にも自己破産を申請する。20日/手形決済できず、営業を停止した。負債総額/68億円。借入金が過大だったうえ、建設資材の価格高騰の影響もあり資金繰り行き詰まる。※日経6-22/08P7
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- 原油:石油元売り会社が主要産油国から長期契約で輸入する直接取引原油(DD)の5月積み/前月積み比15-16%の大幅上昇。サウジアラビア産、イラン産、インドネシア産の軽質原油は1バレル120ドル台に。軽質原油は揮発油分が多くガソリンや軽油、ジェット燃料を多く精製できる。中国、インドなどアジアの好調な燃料需要も価格押し上げた要因。※日経6-3/08P26
- 原油:東京原油スポット市場/3日-中東産ドバイ原油の価格が上昇した。終値/1バレル121.96ドル(中心値)、前日比で0.85ドル高い。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が上昇した流れを引き継いだ。※日経6-4/08P26
- 原油:東京原油スポット市場/5日-中東産ドバイ原油が続落。終値/1バレル117.60ドル(中心値)、前日比1.35ドル安い。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が下落した流れを引き継いだ。※日経6-6/08P27
- 原油:東京原油スポット市場/6日-中東産ドバイが急反発した。8月渡しの終値/1バレル121.85ドル(中心値)と前日比4.25ドル高くなった。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が大幅に上昇した流れを引き継いだ。※日経6-7/08P25
- 原油:東京原油スポット市場/9日-ドバイ原油(8月渡し)の終値は1バレル130.95ドル、前週末比9.10ドル高と急伸。終値では初めて130ドル台をつけた。原油相場は5月下旬の最高値更新後に一時下落したが、ドル安と需給逼迫懸念から投機マネ-が再び流入し、騰勢を強めている。※日経6-10/08P3
- 原油:東京原油スポット市場/10日-中東産ドバイ原油の価格が急反落。8月渡しの終値/1バレル127.15ドル(中心値)、前日比で3.80ドル下がった。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が大幅に下落した流れを引き継いだ。※日経6-11/08P26
- 原油:東京原油スポット市場/12日-中東産ドバイ原油が反発。8月渡しの終値/1バレル129.25ドル(中心値)、前月比で2.20ドル上がった。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が大幅に上昇した流れを引き継いだ。※日経6-13/08P24
- 原油:東京原油スポット市場/17日-中東産ドバイ原油が反発。8月渡しの終値/1バレル129.05ドル(中心値)、前日比で0.20ドル上がった。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が、時間外取引で過去最高値を付けた流れを引き継いだ。※日経6-18/08P26
- 原油:東京原油スポット市場/18日-中東産ドバイ原油が反落。8月渡しの終値/1バレル127.85ドル(中心値)、前日比で1.20ドル下がった。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が下落した流れを引き継いだ。※日経6-19/08P22
- 原油:東京原油スポット市場/20日-中東産ドバイ原油(8月渡し)は前日比3.35ドル(2.6%)安い1バレル127.1ドル。7営業日ぶりの安値に落ち込んだ。原油・素材のアジア市場/中東産原油とガスオイル(軽油)など石油製品の価格が急反落した。中国政府が19日、石油製品16-18%値上げすると発表、需要減退懸念強まる。※日経6-21/08P27
- 原油:東京原油スポット市場/23日-中東産ドバイ原油の終値(8月渡し)/前週末比で2.60ドル(2.0%)高い1バレル129.70ドル。産油国と消費国の緊急閣僚会合から一夜明けた23日の原油相場は一段と上昇した。増産幅が事前の予想の範囲内にとどまったことから「短期的な効果は少ない」との見方が広がった。※日経6-24/08P3
- 原油:東京原油スポット市場/24日-中東産ドバイ原油の価格が続伸。8月渡しの終値/1バレル130.45ドル(中心値)、前日比で0.75ドル上がった。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が上昇した流れを引き継いだ。※日経6-25/08P31
- 原油:東京原油スポット市場/25日-中東産ドバイ原油の価格が反落。8月渡しの終値/1バレル130.25ドル(中心値)、前日比で0.20ドル下がった。下落の主因/ドバイ原油が流通するアジア市場での先行きの供給増加。サウジアラビアの増産と、その後発表されたクウェ-トの増産が、中東産原油に対する長期的な供給不安がある程度解消。※日経6-26/08P31
- 原油:東京原油スポット市場/26日-中東産ドバイ原油の価格が続落。8月渡しの終値/1バレル128.05ドル(中心値)、前日比で2.20ドル下がった。※日経6-27/08P27
- 原油:中東産ドバイ原油のスポット価格/30日-過去最高値を更新し、終値で初めて1バレル135ドルを超えた。8月渡しの価格/1バレル136.45ドル、前週末比で1.5ドル高い。連動するニュ-ヨ-ク原油先物市場のWTIが、140ドルを突破するなど最高値を更新した流れを引き継いだ。アジアの中東産需要が底堅いことも価格押上要因。※日経7-1/08P29
- 原油:ニュ-ヨ-ク原油先物相場/6日-最高値を更新。終値/1バレル138.54ドル、140ドルの目前に迫った。米景気の先行き不安から機関投資家が米株式の持ち高を圧縮し、原油など国際商品への資金配分を再び増やしたためだ。株式に比べ規模の小さい市場に投資マネ-が殺到した結果、値動きが荒くなっている。※日経6-8/08P1,3
- 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/9日午前-原油先物相場は反落。WTIで期近の7月物/前週末に一時、1バレル139ドル台と最高値更新したことへの反動から、売りが先行する展開となっている。現地午前9時15分現在/WTIの7月物-先週末比1.97ドル安の1バレル136.57ドル。※日経6-10/08P1,3
- 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/16日午前-原油先物相場が大幅に上昇し、一時1バレル139.89ドルと6月6日につけた史上最高値(139.12ドル)を更新。WTIで期近の7月物/午前9時15分現在-前週末比4.86ドル高の1バレル139.72ドルで推移したいる。※日経6-17/08P1,3
- 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/20日-原油先物相場が反発。WTIで期近の7月物/午前9時15分現在-前日比3.06ドル高の1バレル134.99ドルで取り引きされている。※日経6-21/08P7
- 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/23日-原油先物相場は1バレル135ドル前後でもみ合っている。WTIの8月渡し/午前9時15分現在-1バレル134.73ドルで、前週末比0.63ドル安い。※日経6-24/08P13
- 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/26日午前-原油先物相場は大幅反発。取引直後WTIで期近の8月物は一時、1バレル138ドル台後半までに上昇。対ユ-ロでドルが下落していることを受け、ドルと反対の値動きをしやすい原油に買いが集中。午前9時15分現在/WTI8月物は前日比3.39ドル高い1バレル137.94ドル。※日経6-27/08P9
- 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/27日午前-原油先物相場は、WTIで期近の8月物が早朝の時間外で一時142.26ドルを付け最高値を更新。外国為替市場でドル安基調が続いていることや、アジアの株式市場が軒並み下落したことで投資資金が原油など商品市場に向かうとの思惑が支援材料。午前9時15分現在/140.15ドル。※日経6-28/081,3,9
- 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/原油先物相場-WTIで期近の8月物、30日早朝の時間外取引で一時1バレル143.67ドルまで上昇し、27日に付けた最高値を更新。143ドル台は初めて。※日経7-1/08P3
- 素材:合成樹脂/三菱化学・三井化学・旭化成の化学大手3社-合成樹脂など主要な石油化学製品を7月から一斉に値上げする。原油高に伴う原料のナフサや燃料費の急騰を転嫁する狙いで、最大30%と過去最大の上げ幅。3社の値上げ分だけで顧客企業の負担増は2,000億円規模に達する見通し。国内製造業/収益環境悪化。※日経6-11/08P13
- 素材:合成樹脂・包装材などに使う石油化学製品の値上げが相次いでいる。6月に入って三菱化学や三井化学など大手メ-カ-に加え、中堅・中小メ-カ-も値上げ表明。対象品目も合成樹脂や樹脂製の包装材など広範囲にわたる。原料ナフサや燃料費の上昇分の転嫁が目的。塩ビなど建設用途の多い品目はすでに需要低迷/需要減に拍車も。※日経6-24/08P31
- 素材:ベンゼン/住宅用断熱材や食品トレ-の原料になるベンゼンの価格がアジア市場で急騰、2カ月連続で過去最高値を更新。新日本石油がアジアの主要需要家と決める域内取引の指標価格/6月分から1トン1,310ドルと前月比165ドル(14%)上がった。日本や韓国などで生産が減り、需給のタイト感が広がっている。※日経6-12/08P28
- 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料ナフサのスポット価格27日-アジア市場で前日比51ドル高い1トン1,200ドル台に乗せた。年初比で1.4倍に高騰。原油価格の上昇を反映。国内石化各社/合成樹脂や合成ゴムの値上げ表明。ナフサ高騰で値上げ姿勢が強まりそうだ。※日経6-28/08P29
- 素材:日経商品指数42種(1970年=100)の6月末値/198.164、前月比2.5%上昇、前年同月比15.3%上昇。6カ月連続で上昇、28年ぶりに高値(1980年9月/209.800)。半年間の騰落率では42品目の3/4を占める31品目が上昇、横ばいは3品目、下落は8品目。木材/指数134.068、前月比2.2%上昇、前年同月比4.5%減。※日経7-1/08P3,29
- 素材:三菱化学/8月にも、石油化学製品のほぼすべてを値上げする方針を固めた。原油高に伴う原料のナフサ価格高騰を転嫁する狙い。上げ幅は代表的な合成樹脂の場合で1kg10円以上とみられる。6月にも7月からの値上げを発表したばかりで、異例の2カ月連続の値上げ。化学各社/追随する可能性が高い。※日経7-1/08P11
- 塗料:中堅塗料メ-カ-のナトコ/2008年4月中間期連結見込み-経常利益は前年同期比28%減の5.76億円。従来予想は13%減の7億円で減益幅が拡大。塗料事業で原材料価格の高騰が利益を圧迫した。※日経6-4/08P26
- 塗料:ナトコ/2008年4月中間期連結-減収減益。売上高64億円(前年同期/65)、経常益5.76億円(同/8.00)、利益2.42億円(同/4.01)。08年10月期連結見通し/売上高132億円、経常益10.70億円、利益4.90億円。※日経6-11/08P19
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- 廃材:京大/木くずや茶がらなどを原料に、大きさの異なる無数の小さな穴が開いた炭素繊維を開発した。高性能吸着材のほか、表面を金属で覆って触媒などにも利用可能とうい。木くずや端材などは大半が廃棄物として焼却処分しているが、木くずなどを粉末状にし型枠に入れ、窒素中で急速加熱し800℃で約1時間で完成。※日経6-2/08P13
- 太陽電池:シャ-プ/国内の住宅向け太陽電池の新製品-太陽光を電力に変換する効率を高めるなどして、同じ面積でも従来品に比べて2-5割増しの発電能力を確保できるようにした。都市部の狭い住宅にも設置できるようにすることで国内販売をテコ入れしたい考え。太陽電池モジュ-ルを18日から発売。費用/1kw60-70万円。※日経9-5/08P11
- 太陽電池:シャ-プと関西電力/堺市の臨海部に世界最大級(発電能力年28メガワット/2カ所合計/一般住宅7,000軒分)の太陽光発電所を建設。シャ-プが太陽電池工場を建設中の「液晶コンビナ-ト」と隣接する2カ所に発電所を作り、関西電力は国内電力会社としては初めて本格的な太陽光発電事業に参入。事業費/100億円規模。※日経6-18/08P11
- 太陽電池:関西電力とシャ-プ/23日-堺市に太陽光発電所を建設すると正式発表。関連62)。※日経6-24/08P37
- 99)燃料電池:トヨタ自動車、松下電器産業など家庭用燃料電池を手がける各社/同電池の統一名称を「ENE・FARM(エネファ-ム)」とする。今後、国やメ-カ-、エネルギ-事業者などがこの統一呼称を使う。各社が2009年に家庭用燃料電池を本格販売するのを前に、認知度を高めて普及を促す狙いだ。※日経6-26/08P13
- 燃料電池:松下電器産業/家庭用燃料電池事業で都市ガス3社(共同開発中の東京ガス、国内3位の東邦ガス、同4位の西部ガス-3社の都市ガス供給戸数は国内全世帯数の約3割)と提携した。09年初の量産開始に備えて販路を確保。1台100万円程度で販売。生産設備も増強、15年には年産20万台体制に。※日経7-1/08P1,3
- 燃料電池:新日本石油/ミサワホ-ム総合研究所やNECなどと共同で燃料電池と太陽光発電などを組み合わせた次世代システムを開発する。燃料電池単体では全体の6割程度しかまかなえないが、新システムはほぼ全量まかなえるようになる。価格/70-200万円を想定。同社/09年度に燃料電池を本格販売する計画。※同上
- 環境技術:7月2日/トヨタ、松下、キャノン、新日本製鉄、三菱商事、シャ-プ、京デラなど14社の首脳が発起人で「世界省エネルギ-等ビジネス推進協議会」の設立を決める。国内大手企業が共同で、途上国の省エネ市場を開拓する。関連の技術を持つ約100社が集まり、政府と連携し、具体的な要望などの情報を共有/ビジネスにつなげる。※日経6-29/08P1
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- アジア:中国/四川大震災の復興に伴う建材需要増加への観測が広がっている。上海市など仮設住宅に使う鋼材の値上げを禁じたものの、武漢鉄鋼など現地企業の値上げで中国内の鋼材価格は上昇。水道管のほか床や壁など建材分野に使う塩ビも「需要拡大が見込まれる」(総合商社)。丸太や合板も需要が増える公算がある。※日経6-7/08P25
- アジア:中国/旭化成-江蘇省で進めていた感光性樹脂の増産工事が完了、稼働を始めた。年産能力/55%増の2億8,000万㎡に拡大。日本を含めた同社の年産能力/年3億7,000万㎡、同分野では世界最大手となる。※日経6-10/08P15
- アジア:中国/穴吹工務店-中国でマンション管理事業を09年から開始。上海市の穴吹のグル-プ企業が、上海市政府系企業と折半出資で子会社「上海陸家嘴穴吹物業経営管理(上海市)」を設立した。当面は合併会社が09年完成をまざし建設中の日本人向け賃貸マンション(総戸数/413戸)の管理を請け負う。将来は他社物件も。※日経6-12/08P37
- アジア:中国/70大中都市-5月の建築物販売価格が前年同月比9.2%上昇。上昇幅は前月を0.9ポイント下回った。新築住宅の販売価格/10.2%上昇、上昇幅は同0.6ポイント減。上昇率上位(%)/ウルチム22.8、海口17.6、寧波16.6、北京15.7、杭州15.2。経済住宅/3.8%、一般分譲住宅/10.6%、高級分譲住宅/12.3%、中古/8.8%上昇。※京貿
- アジア:中国/1-5月の都市部固定資産投資は前年同期比25.6%増の4兆264億元。経済成長の主要な推進力である固定資産投資は依然として活発。伸び率は基本的に07年と変わらなかった。不動産開発投資は31.9%増の9,519億元で、伸び率は1-4月を0.2ポイント下回ったが、前年同期を4.4ポイント上回った。※京貿
- アジア:中国/トクヤマ-セッ江省で建材の添加剤(乾式シリカ)の生産能力を09年に倍増する。約46億円を投じて新工場棟を建設、年産能力を10,000トンにする。経済発展が続くアジア地域で需要が増えているのに対応。同社の徳山製造所と合わせた現在のグル-プ全体の年産能力は25,000トン。この増強で2割増の30,000トンになる。※日経6-24/08P13
- アジア:中国/中国政府方針-四川大地震の被災地の復興に向けて建設する基金・08年約1兆円(700億元)を拠出し、うち400億元は地震で倒壊した農家の住宅再建に充てることを決めた。低所得者の多い農村部の復興を優先することで、社会不安が高まるのを防ぐ狙いがあるとみられる。※日経6-25/08P6
- アジア:日本/韓国LG-日本でLED照明事業。日本向けの新製品を開発(蛍光管型/20w型と40w型)、7月に法人向けに販売。蛍光灯に比べ省電力でCO2排出も少ないため、工場などで需要が高いと判断。3年後に年間150万本、300億円程度の販売を目指す。LGグル-プの「LG・CNS」がLED照明「E-TUBU」を販売。※日経6-19/08P11
- 欧州:フランス/フランス政府-温暖化ガス排出を大幅に削減するための包括的対策に乗り出す。2020年以降に建設する一般住宅を含むすべての建物に太陽光発電など再生可能エネルギ-による発電装置の設置を義務付けるほか、同年をメドに石油、石炭など化石燃料の発電所での使用を事実上ゼロにする。※日経6-18/08P1
- 海外:国内照明大手の松下・東芝/省エネ商品で世界市場の開拓を加速する。松下電器産業/主力のインドネシア工場で低消費電力の電球型蛍光灯の生産を倍増、2012年には同製品の海外販売を現在の約10倍の1,000万個に引き上げる。東芝/グル-プの照明会社との協力を強化し、LED照明を欧米などに販売する。需要拡大見込む。※日経6-22/08P7
- 海外:INAX/アラブ首長国連邦(UAE)にショ-ルムを開設した。同社とって中東での初めてのショ-ル-ムで、主に法人向け需要を見込む。ホテルなどの建設ラッシュが続くUAEでは高機能な衛生陶器などの人気が高まっており、音楽が流れるシャワ-トイレや自動水栓などを中心に販売する。※日経6-28/08P15
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■トピックス:2008年7-9月産業天気図 <日経6-30/08P1,26,27,29> ○日経/29日まとめ:主要30業種の産業天気図の7-9月期予測/「曇り」「小雨」が合わせて21業種と全体の2/3を超えた。4-6月期の当初予測(3月末時点。)と比べ石油、貨物輸送、食品・飲料、百貨店など7業種の天気が悪化。原燃料高の影響などが多くの業種に広がってきた。住宅関連産業は次の通り。 ○マンション・住宅/「小雨」→「小雨」:5月の首都圏のマンション発売戸数は前年同月比17.7%減。前年実績を下回るのは9カ月連続。5月末時点の首都圏の在庫数は依然高水準で、発売戸数は低調が続く。1戸当たりの価格は18カ月連続で上昇。上昇幅は縮小傾向。 ○建設・セメント/「小雨」→「小雨」:マンション需要の低迷が長引く。審査厳格化の影響で、コスト抑制のための設計変更が認められないケ-スも。土木は国土交通省が鋼材などの価格上昇分の価格転嫁を容認する姿勢で、採算が改善する兆しも。セメントは国内の低迷に対応し、輸出を拡大。 ○産業・工作機械/「薄日」→「薄日」:工作機械の国内受注は減産幅の拡大が続く。中小企業を中心に工作機械の投資を抑制する動きが広がる。秋からの受注拡大が期待されていた自動車業界向けは先行き不透明。海外ではエネルギ-や航空機など資源高の恩恵 を受ける業界からの受注は引き続き堅調。 ○石油/「曇り」→「小雨」:原油高高騰が収束する可能性は小さく、原油調達コストはさらに上昇。ガソリンスタンド向け卸価格への転嫁で、レギュラ-ガソリンの店頭価格は高値が当分続きそう。消費者の買い控えが広がり事業環境は厳しさを増す。海外の油田・ガス田開発も需要は大きいが、競争が厳しい。 ○化学/「曇り」→「曇り」:石化主原料のナフサは急騰し、化学各社は7月からの主要製品の一斉大幅値上げを打ち出した。主要製品は価格水準が過去最高値圏になる見通しで、需要家の抵抗感は増す。転嫁が円滑に進まない場合は収益悪化が避けられない。化学製品の使用量削減や切り替えが起きるケ-スも。 ○鉄鋼・非鉄/「薄日」→「薄日」:鉄鋼はBRICsがけん引して世界的に需要が好調。日本の鉄鋼大手はフル生産を続ける。過去最大の鋼材値上げを実施。さらに資源高が進み、今後、価格転嫁できるかどうかに注目があつまる。非鉄はアルミニウムなどの地金価格高騰が収益を圧迫し始める。 ■情報源:※日経=日本経済新聞・四国版
※京貿=日本国際貿易促進協会京都総局 ※国貿=国際貿易 |
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