■住宅関連情報/2008年4月 ■             
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. マンション動向:2007年度首都圏のマンション新規発売戸数/前年度比17.8%減の58,156戸と大きく落ち込んだ。2年連続のマイナス。6万戸割れは14年ぶり。契約率も66.3%に低下。好不調の目安の70%を割り込んだ。背景/建築費や用地取得費の上昇で販売価格が上がり、所得の伸び悩みに直面する消費者が購入を控えている。※日経4-16/08P3
  2. マンション動向:2007年度近畿圏のマンション新規発売戸数/前年度比7.6%減の28,592戸。2連続のマイナス。契約率/同首都圏。背景/同首都圏。発売下落の最大の要因/販売価格の上昇。首都圏の販売単価(1㎡あたり)は前年度比10.2%高の642,000円(平均販売価格/4,698万円)。08年度/首都・近畿圏とも一段の減少が見込まれる。※同上
  3. 住宅着工動向:3月の新設住宅着工戸数/前年同月比15.6%減の83,991戸と9カ月連続で減少。下げ幅は2月(5.0%)から拡大。改正建築基準法施行の影響はほぼ一巡したが、景気減速による分譲マンション販売減少などが着工戸数を押し下げた。年度ベ-スでも07年度は1,035,598戸となり、1966年度以来、41年ぶりの低水準。※日経5-1/08P3
  4. 住宅着工動向:3月の新設住宅着工数/利用目的別-分譲マンションが前年同月比22.2%減と大幅に落ち込んだ。首都圏などでの販売低迷でマンション会社が新規着工を見送っているのが主因。分譲戸建て住宅は9.3%減。貸家も22.0%減。地域別-首都圏11.7%減、中部圏11.6%減、近畿圏24.5%減、その他地域16.3%減と軒並み減少。※同上
  5. 住宅着工動向:住宅着工の先行指標・建築確認の申請件数/3月-前年同月比13.3%減で2月(5.0%減)より下げ幅が拡大。住宅着工の低迷が長期化する恐れも出てきた。07年度新設住宅着工戸数/前年度比19.4%減で5年ぶりに減少。減少率は74年度(28.5%減)に次ぐ戦後2番目の大きさ。着工戸数水準も66年度以来の低水準。※同上
  6. 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/2008年3月期連結見込み-純利益は前の期比41%減の200億円、従来予想より120億円下方修正。マンション市況の悪化で、建設受注を目的に代行取得した土地取引の採算が低下、建材価格の高騰で建築事業の利益率も低下。売上高は2%増の7,350億円。営業利益は17%減の534億円、従来予想は625億円。※日経4-4/08P9
  7. 住宅:三井ホ-ム/2009年3月期連結見通し-営業利益は前期推定比10%増の50億円弱。景気の先行き不安や金利先高観の後退を背景に住宅市場の低迷は続くが、低価格帯の住宅販売が伸びる。販管費削減が寄与、住宅資材の値上がりによる負担増を吸収。売上高は5%増の2,560億円。経常利益は10%増の50億円前後。※日経4-4/08P16
  8. 住宅:三井ホ-ム/2008年3月期連結-増収減益。売上高2455億円(前期/2437)、経常益47.85億円(同/49.27)、利益21.29億円(同/28.14)。営業利益は前期比4%増の50億円。不動産分譲やマンション向けインテリア商品販売が好調だった。09年3月期連結見通し/売上高2500億円、経常益55.00億円、利益29.00億円。※日経4-29/08P15
  9. 住宅:総和地所/2008年2月期連結見込み-最終損益は15.99億円の赤字(前の期/4.76億円の黒字)。従来予想は1.20億円の黒字。主力のマンション分譲で約20億円分売れ残り、利益を圧迫。売上高は3%減の144億円、従来予想を57億円下回った。首都圏のマンションが落ち込むなか、一部物件は原価を下回る価格で販売。※日経4-4/08P16
  10. 住宅:総和地所/2008年2月期連結-最終赤字。売上高144億円(前期/146)、経常益▲13.69億円(同/8.62)、利益▲15.98億円(同/4.76)。09年2月期連結見通し/売上高160億円、経常益3.00億円、利益1.70億円。※日経4-12/08P15
  11. 住宅:トヨタホ-ム/新製品-鉄骨戸建て住宅「シンセ・カ-ダ モ-ド」。トヨタ自動車と共同で住宅の耐久性を高めたのが特徴。亜鉛、アルミニウム、マグネシウムの合金メツキを利用し、構造部材の鉄骨の防錆性能を高め、60年以上の耐久性確保。有償の定期点検やメンテナンスを実施すれば、最長60年間の保証システムも。価格/3.3㎡56.8万円から。発売/26日。※日経4-9/08P27
  12. 住宅:分譲住宅販売のタカスギホ-ム(大阪府吹田市)/7日-大阪地裁に自己破産を申請。負債総額/約73.5億円。関西や九州を中心に事業を手掛けてきたが、住宅需要の落ち込みで販売用不動産の在庫が膨らみ資金繰りが悪化。ノンバンクからの借り入れに伴う金利負担も重荷になった。※日経4-9/08P12
  13. 住宅:大和ハウス工業/ベネッセコ-ポレ-ションと子育て世代向け住宅の設計を5月から共同で提案する。5月3-18日間/全国64ケ所のモデルハウスで見学会を開く。子育て雑誌でトップシエアのベネッセは子育て世代が求める住宅のマ-ケティング力を持つ。戸建て住宅が低迷する中、同社はベネッセと協力、消費者の声を反映した設計提案力を高める。※日経4-11/08P11
  14. 住宅:大和ハウス工業/2008年3月期連結見込み-経常利益は前の期比32%減の610億円。従来予想は880億円。株式相場の低迷で退職給付の運用損が約220億円発生。同額を営業外費用に計上。本業は好調。最終利益は72%減の130億円、従来予想は350億円。売上高は6%増の1兆7,090億円、従来予想は1兆7,000億円。※日経4-24/08P17
  15. 住宅:創建ホ-ムズ/2008年2月期連結-最終赤字。売上高418億円(前期/440)、経常益▲5.96億円(同/23.32)、利益▲5.82億円(同/13.33)。09年2月期連結見通し/売上高480億円、経常益2.50億円、利益1.80億円。※日経4-11/08P17
  16. 住宅:住友林業/2008年3月期連結見込み-純利益は前の期比89%減の13億円。従来予想は80億円。株式相場の低迷で、年金資金の運用利回りが悪化し退職給付費用が増加。投資有価証券評価損も約38億円発生。売上高は6%減の8,600億円と従来予想を300億円下回る。木材販売が約250億円、住宅が50億円計画未達。※日経4-18/08P15
  17. 住宅:積水化学工業/新製品-「2.5階」部分を自由に活用。戸建て住宅「bj new(ビ-ジェイ ニュ-)」/屋根の一部を斜めに引き上げて2階の空間拡大。2階の床から約1.2mの高さに床を作って空間を区切り最大6.6㎡の「2.5階」と収納スペ-スを設けるのが特徴。価格/120㎡モデルプラン3.3㎡当たり629,000円から。26日発売。※日経4-18/08P33
  18. 住宅:積水化学工業/2008年3月期連結-増収減益。売上高9586億円(前期/9261)、経常益385.47億円(同/469.10)、利益243.00億円(同/255.38)。09年3月期連結見通し/売上高9890億円、経常益530億円、利益270億円。※日経4-29/08P15
  19. 住宅:パナホ-ム/2008年3月期連結見込み-最終赤字。最終損益は6億円の赤字に転落。従来予想は2億円の赤字。新設住宅着工戸数の大幅な減少で市場環境が冷え込んだことに加え、原材料の高騰により利益が落ち込んだことが響いた。コスト削減が期待ほど進まず。売上高は1%減の2,936億円。営業利益は5%増の88億円。※日経4-19/08P14
  20. 住宅:パナホ-ム/2008年3月期連結-最終赤字。売上高2936億円(前期/2968)、経常益94.02億円(同/94.19)、利益▲6.06億円(同/52.39)。09年3月期連結見通し/売上高3000億円、経常益113.00億円、利益57.00億円。※日経4-26/08P15
  21. 住宅:三菱地所ホ-ム/注文住宅の保証期間を従来の2.5倍の50年に延長する。5月から実施。業界では10-20年の保証期間が主流、50年の長期保証は珍しい。屋根と駆体の間に挟み込む防水紙の寿命を2倍の60年に伸ばすなど技術改良を進め、長寿命化を可能にした。※日経4-19/08P11
  22. 住宅:大手ハウスメ-カ-などが加盟するプレハブ建築協会/街並み景観を客観的に評価する新手法を開発した。戸建て分譲団地を主な対象とし、緑地の比率や電柱の地中化など約40の評価項目を設け、合計で100点満点となるよう設計した。街並み景観に関する共通の評価手法は初めてといい、ハウスメ-カ-などが街づくりに役立てる。※日経4-19/08P13
  23. 住宅:エス・バイ・エル/新製品-間取りが変えやすい木造住宅「光風(ko-fu-)」。収納家具や建具を間仕切りにするなど間仕切りが変えやすい。世代が代わっても住める長期優良住宅(200年住宅)認定を想定。デザインは和風に統一。価格/首都圏での標準価格は3.3㎡あたり65万円から。発売中/北海道、沖縄県と一部地区除く。※日経4-22/08P33
  24. 住宅:ミサワホ-ム/2009年3月期連結見通し-営業利益は前期推定比15%増の90億円前後。子会社・ミサワホ-ム九州の不正会計問題で一時大幅に落ち込んだ住宅受注が回復傾向にあるほか、利益率の高い規格型商品の販売割合の増加が貢献。経常利益は19%増の75億円程度。売上高は1%増の4,150億円。※日経4-23/08P17
  25. 住宅:ミサワホ-ム/2008年3月期連結着込み-営業利益は前の期比40%減の78億円前後。従来予想を3億円上回る。販売競争が激しく主力の注文住宅の売上総利益率は計画を若干下回ったようだが、販管費の削減で対応した。賃貸住宅や分譲住宅の販売増も貢献。※日経4-23/08P17
  26. 住宅:ミサワホ-ム/竹中宣雄取締役専務執行役員(59)が6月末に社長に昇格する人事を固めた。水谷和生社長(64)は代表権のある会長に就く。竹中氏は竹中平蔵の実兄。現在、ミサワの営業統括本部長を務める。住宅の営業経験が長い。1972年(昭47年)法大社会卒、ミサワホ-ム入社。95年取締役。07年から現職。和歌山県出身。※日経4-26/08P13
  27. 住宅:旭化成/ニチアス製建材の耐火性能偽装問題に絡み、2008年3月期に改修工事費30億円を特別損失として計上。対象は子会社が販売した戸建て住宅など約22,000棟分。旭化成は同問題で仕様変更や改修工事のため一部住宅の引き渡しが遅れ、08年3月期の住宅部門の営業利益が前の期に比べ約3割減少する見通し。※日経4-24/08P17
  28. 住宅:日本郵政/マンション事業に進出。グル-プの郵政局会社が民間の不動産開発会社と連携し、社宅の跡地に建設・販売する。都心などに保有する優良不動産を高層化して有効活用し、収益の柱とする。郵政局/全国に約2,500の郵政社宅を持ち、東京の千代田、中央、港の都心3区だけで30程度ある。ノウハウ蓄積/単独開発も視野。※日経4-25/08P5
  29. 住宅:大京/2008年3月期連結見込み-純利益は前の期比34%減の162億円。従来予想は305億円。マンション用地など在庫不動産の値下がりに対応し、約40億円の評価損を実施したほか、繰り延べ税金資産の回収可能性を保守的に見積もり、同資産を90-100億円取り崩した。※日経4-26/08P15
  30. 住宅:大東建託/2008年3月期連結-経常減。売上高6410億円(前期/5643)、経常益696.09億円(同/736.56)、利益447.78億円(同/418.23)。09年3月期連結見通し/売上高9760億円、経常益711.00億円、利益411.00億円。※日経4-29/08P15
  31. 住宅:藤和不動産/2008年3月期連結-増収減益。売上高1627億円(前期/1438)、経常益92.63億円(同/161.61)、利益56.36億円(同/118.88)。09年3月期連結見通し/売上高1850億円、経常益80.00億円、利益43.00億円。※日経5-1/08P13
  32. 住宅:エムジ-ホ-ム/2008年3月期単独-最終赤字。売上高67億円(前期/116)、経常益▲2.51億円(同/4.64)、利益▲2.85億円(同/2.53)。09年3月期連結見通し/売上高78億円、経常益0.70億円、利益0.20億円。※日経5-1/08P13
  33. 住宅:大和住販/30日-東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日、保全命令を受けた。負債総額/大和住販55億500万円、大和建設7億1,800万円。※日経5-1/08P10
  34. 米国:3月の住宅着工件数(季節調整済み/年率換算)/974,000戸、前月比11.9%の大幅減。減少は2カ月連続、市場予測の1,010,000戸も下回った。住宅着工が100万戸を割り込んだのは1991年5月以来。先行指標とされる住宅建設の許可件数/927,000戸と同5.8%のマイナス。住宅市場の低迷は長期化する公算が大きい。※日経4-17/08P3 マンション動向:2008年の首都圏マンション供給予測/△調査会社のト-タルブレイン-在庫(10,763戸と前年末比で3割増加)を抱えるデベロッパ-各社が10-15%の値引きに動く結果、首都圏の需要が回復し、新規発売は前年比6.5%増の65,000戸と4年ぶりに増加。銀行/業績悪化を恐れ、在庫処分を迫り、資金回収圧力を強めている。※日経3-8/08P15
住宅リフォ-ム関連
住宅ロ-ン関連
  1. 欠陥住宅保険:欠陥住宅の被害を補償する保険(欠陥住宅保険)事業に、国交省傘下の財・住宅保証機構、住生活グル-プ子会社の日本住宅保証検査機構とジャパンホ-ムシ-ルド、東京電力系ハウスプラス住宅保証など6,7社参入。4月1日/住宅保険法人の指定申請の受付開始。4月末~5月連休明けに第一号法人指定の見通し/国交省。※日経4-20/P3
  2. 住宅ロ-ン:ゆうちょ銀行/スルガ銀行と提携し5月21日から住宅ロ-ンを取り扱う。女性や個人事業主など、これまでロ-ンを受けにくかった層を開拓、初年度で2,200億円の融資を目指す。ゆうちょ銀の直営店のうち、三大都市圏の主要50店舗で取り扱う。ゆうちょ銀はスルガ銀の代理店として広告宣伝や顧客紹介、契約の締結を担当。※日経4-25/08P5
  3. 住宅ロ-ン:三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行の3行/30日-金利を一定期間固定するタイプのロ-ンすべての期間で上げる。三菱東京UFJ銀行/全期間の金利を上げることを決めている。各行の上げ幅/0.05-0.2%。ロ-ン金利の指標となる長期金利が上昇していることに対応。各行の金利はおおむね07年秋ごろの水準。※日経5-1/08P4
建材・住設・家具・合板・木材関連
  1. 建材:値上げ/建築用鋼材の市中価格が東京市場で一段高となつている。代表品種のH形鋼は初めて1トン11万円台に乗せ、一般形鋼は約34年ぶりの高値をつけた。需要は鈍いが、原材料の高騰と調達難を背景にメ-カ-が供給を削減、流通市場で需給が引き締まっている。大阪では目先上昇が一服しているが、先高観は根強い。※日経4-5/08P25
  2. 建材:値上げ/鋼材-世界的な資源高を受けて鋼材価格が急ピッチで上昇している。建設用の棒鋼、機械などに使う熱延厚鋼の流通価格が28日、それぞれ1トン10万円台に乗せた。いずれも第一次石油危機直後の1973年以来、34年ぶりの水準。先行して値上がりしたH形鋼と冷延薄鋼を加え主要4品目が初めて10万円台へ。※日経4-29/08P3
  3. 建材:値上げ/セメントの国内価格が4年ぶりに上昇。値上がり幅/1割に上がり、第二次オイルショック直後以来の大きさ。燃料の石炭高騰が理由だ。鋼材など素材価格上昇をもたらした世界的な資源高が価格安定の代表品種であるセメントにも波及。公共工事や住宅着工が減少している建設業界に影響が広がりそうだ。※日経4-18/08P1
  4. 建材:値上げ/木造住宅の柱になる集成材が値上がりしている。メ-カ-の値上げが07年末から浸透。指標の国産集成管柱(3m×10.5㎝)の東京地区・プレカット工場向け直販価格/現在-1本当たり1,950-2,000円。最安値だった07年11月ごろに比べ13%高い水準で推移。大手は月産3-4割の減産継続、需給引き締まる。※日経4-23/08P24
  5. 建材:大建工業/新社長-沢木良治氏。1970年(昭45年)名大農卒、大建工業入社。99年取締役。05年専務。愛知県出身。60歳。6月下旬就任。→井辺博行社長は代表権のある会長に。※日経4-9/08P12
  6. 建材:大建工業/人事異動-6月下旬。社長&会長は22)参照。△副社長兼執行役員副社長(同兼専務執行役員)/藤井克己△取締役、上席執行役員/長谷川泰之△同、同/億田正則△顧問(専務兼専務執行役員)/吉見哲△常務執行役員(取締役兼常務執行役員)海外営業統括部長/奥野正寛。※日経4-9/08P12
  7. 建材:トステム/アルミサッシの形材を生産する大生郷工場(茨城県大常総市)を9月末に閉鎖し、生産機能を近隣の下妻工場(下妻市)に移管。136人の従業員は下妻など近隣の工場に異動させる予定。※日経4-9/08P13
  8. 建材:住生活グル-プ/2008年3月連結見込み-営業利益は前の期比39%減の350億円程度。現在の見通しの380億円(33%減)から、さらに減益幅が拡大。退職給付費用の負担増が3月10日の60億円の見込みから90億円程度まで膨らんだため。※日経4-17/08P15
  9. 建材:住生活グル-プ/2008年3月期連結-減収減益。売上高11038億円(前期/11240)、経常益377.16億円(同/675.00)、利益177.08億円(同/351.98)。住宅着工減の影響で、主力のサッシなど戸建て住宅用建材の販売が落ち込んだ。09年3月期連結見通し/売上高11300億円、経常益520.00億円、利益270.00億円。※日経5-1/08P13
  10. 建材:松下電工/人材活用の多様化(ダイバ-シティ)を通じて企業経営を活性化させる「ダイバ-シティ推進活動」を強化。1日付で人事部内に専門組織「ダイバ-シティ推進室」を発足。女性や外国人、障害者などが働きやすい職場づくりに取り組む。10年度/課長級以上の女性社員を07年度比1.5倍・60人、外国人を同2倍・50人に。※日経4-10/08P11
  11. 建材:松下電工/2008年3月期連結-純利益6%増。売上高17196億円(前期/16673)、経常益834.72億円(同/843.05)、利益454.50億円(同/430.43)。住宅着工戸数の減少で外装材や建材など住設建材が苦戦、照明や配線器具、電子部品などデバイス分野が伸び補った。海外売上高は23%増と伸びた。※日経4-26/08P15
  12. 建材:松下電工/2009年3月期連結見通し-売上高は前期比3%増の17700億円。営業利益は13%増の950億円、構造改革の効果で住設建材事業が持ち直す、07年買収のインドと米国の海外子会社2社が営業利益を30億円押し上げる。純利益は5%減の430億円、10月1日付で「パナソニック電工」への社名変更などの費用100億円計上。※同上
  13. 建材:JKホ-ルディングス/2008年3月期見込み-最終損益は12億円の赤字(前の期/8億円の黒字)。従来予想は1億円の黒字。住宅着工減少の影響で、木材建材販売が不振。売上高は前に期比1%増の2,910億円と従来予想を97億円減。需要期1-3月に落ち込む。営業利益は81%減の6億円。従来予想は4%の減19億円。※日経4-23/08P16
  14. 建材:永大産業/6月27日人事異動-△常務執行役員(執行役員)取締役事業本部建材事業部長兼資材-大道正人△同(同)同事業本部内装システム事業部長-木村康博△取締役、執行役員山口・平生事業所長-山岸秀之△常勤監査役-米野兼史△顧問(常勤監査役)-上田誠△退任-金丸収蔵、岡田君仁、上田誠一。※日経4-23/08P13
  15. 建材:三和ホ-ルディングス/2008年3月期連結見込み-営業利益は165億円前後で前の期比11%減。従来予想180億円を下回る。改正建築基準法施行による住宅着工減が響き、窓シャッタ-など建材の販売が不振。09年3月期も厳しい事業環境が続くうえ、海外子会社ののれん代償却費用が利益圧迫。2期連続の営業減益の公算大。※日経4-23/08P16
  16. 建材:日本軽金属の建材事業子会社・新日軽/人員を1割(400人/正社員の希望退職募集200人と派遣社員200人)削減、三協・立山ホ-ルディングス(HD)との業務提携拡大などの合理化策発表。業務提携/相互のOEM供給商品を拡大し生産を効率化。部材の共有化と共同購入を実施しコスト削減、共同配送の拡大など。※日経4-26/08P9
  17. 建材:日本ノボパン工業/再生建築資材「パ-ティクルボ-ド」を製造するメ-カ-。約40億円を投資し、堺工場に連続プレス機を導入した。従来の多段式プレス機に比べ高温・高圧で加工でき、生産能力が約20%増加したほか品質も向上。連続プレス機はドイツ製、加工温度は最高で従来の170度から230度へ、圧力も向上。加工速度が向上。※日経4-30/08P9
  18. 建材:セブン工業/2008年3月期単独-最終赤字。売上高178億円(前期/205)、経常益▲3.70億円(同/4.45)、利益▲3.34億円(同/1.91)。09年3月期単独見通し/売上高190億円、経常益5.00億円、利益5.20億円。※日経5-1/08P13
  19. 建材:セメント/2007年度の国内販売量-前年度比5.9%減の5,457万トンと、38年ぶりの低水準に落ち込んだ。07年6月の改正建築基準法施行に伴い、国内の住宅着工件数の急減が響いた。セメントの国内販売量は過去最高だった1990年度から35%減少。セメント需要は公共事業の縮小で減少傾向が続いていた。輸出は増加傾向。※日経4-24/08P11
  20. 住設:給排水設備設計のエプコ/6月にも、中小工務店向けに給排水設備の設計から工事、顧客対応まで一括して代行するサ-ビスを始める。改正建築基準法による住宅検査の厳格化を受け、施工業務の管理を徹底したい中小が増えると判断。2009年1月までに5,000戸分契約、2.5億円の売り上げ目指す。担当工事/10年間保証。※日経4-8/08P15
  21. 住設:松下電工/新製品-タンクレス一体型トイレ「アラウ-ノS」。既存モデルと変わらない全自動掃除機能を採用しながら、販売価格は従来に比べて10万円安い20万円前後と、タンク付きトイレの普及価格と同水準まで引き下げた。便座の自動開閉や温風乾燥などの機能を削除。生産性向上図る。価格/199,500-231,000円。発売/7月1日。※日経4-16/08P37
  22. 住設:TOTO/2008年3月期連結-減収減益。売上高5010億円(前期/5122)、経常益192.27億円(同/252.42)、利益132.39億円(同/135.44)。住宅着工減で衛生陶器や水回り商品の販売が不振、原材料値上がりや為替差損発生も利益圧迫。09年3月期連結見通し/売上高5050億円、経常益160億円、利益80億円。※日経4-29/08P15
  23. 家具:ニトリ/2008年2月期連結-増収増益。売上高2172億円(前期/1891))、経常益265.68億円(同/231.01)、利益154.64億円(同/134.34)。カ-ペットなど主力のインテリア用商品が好調で既存店が伸びた。客単価も0.8%上昇。09年2月期連結見通し/売上高1415億円、経常益295.00億円、利益161.00億円。※日経4-5/08P15
  24. 家具:岡村製作所/つくば事業所内にオフィス家具の新工場を建設。総投資額/120億円。稼働予定/2010年6月。首都圏を中心にオフィス需要が堅調、オフィス用のデスクや収納家具の供給を1.5倍に拡大。新工場/地上3階建て、床延べ面積は64,800㎡。年間生産能力/デスク40万台、収納家具80万台へ。オフィス家具事業の7割は首都圏。※日経4-12/08P13
  25. 合板:セイホク/代表品種である国産針葉樹構造用合板(12mm厚)の4月出荷価格-前月と同額の1枚780円に据え置く。年初から2度の値上げを打ち出していたが、需要不振を理由に値上げを見送った。4-5月も平均生産量の約3割の減産継続。2月輸入合板/前年同月比43.5%減の215,553立方m、16年ぶりの低水準。※日経4-10/08P22
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:ゼファ-/2008年3月期連結見込み-純利益は前の期比91%減の5.60億円。従来予想は65億円。物件の買い手が資金調達できず、取引が予定通り成立せきず、売上高が計画を250億円下回った。売上高は15%減の1,090億円。経常利益は47%減の62億円。年間配当は3260円少ない671円、従来予想は4,365円。※日経4-5/08P15
  2. 不動産:ア-バンコ-ポレ-ション/米不動産会社のリアロジ-・グル-プと共同で米国や日本の富裕層向けの不動産仲介ビジネスに参入。東京・千代田に米競売会社「サザビ-ズ」ブランドで営業店舗設立、富裕層対象に営業開始、2-3年後に100-150億円規模の不動産仲介を手がける。1億円以上の金融資産を持つ日本国内の富裕者数/約150万人。※日経4-5/08P12
  3. 不動産:不動産ファンド運営のアセット・マネジャ-ズ・ホ-ルディングス/2008年2月期連結-増収減益。売上高708億円(前期/568)、経常益136.37億円(同/175.49)、利益55.05億円(同/94.19)。物件の資産価値下落などで利益率が大幅低下。09年2月期連結見通し/売上高1106億円、経常益62.00億円、利益20.00億円。※日経4-12/08P14,15
  4. 不動産:東急不動産/2008年3月期連結見込み-経常利益は前の期比24%増の750億円。従来予想700億円から50億円上方修正。特別目的会社が保有するオフィスビルの売却配当が期初予想を大きく上回った。分譲マンション販売も堅調。売上高は6,270億円で9%増。従来予想は6,400億円。東急ホ-ムズなど連結子会社が計画未達。※日経4-15/08P17
  5. 不動産:東急不動産/2009年3月期連結見通し-純利益は前期推定285億円比12%増の320億円前後。前期に商業施設やリゾ-ト施設の減損損失79億円を計上した影響がなくなる。新規ビルの通期稼働やオフィスビルの売却益計上も業績に寄与。営業利益は770億円前後と前期推定815億円比6%程度減益。主力の賃貸事業が減益。※日経4-17/08P14
  6. 不動産:住友不動産/2011年度までに東京都心部で9棟、約88万㎡のオフィスビル建設に乗り出す。総事業費/約6,600億円で同社の再開発としては過去最大。マンション市場などは低迷しているが、都内のオフィス需要は堅調に推移するとみて、日本橋で大型ビルを着工、旧六本木プリンスホテルなどを超高層ビルに建て替える。※日経4-20/08P5
  7. 不動産:野村不動産ホ-ルディングス/2008年3月期連結見込み-経常利益は前の期比26%増の600円前後と過去最高を更新。従来予想は580億円。ファンドなどに開発した不動産を売却する資産運用開発事業が好調。売上高は13%増の4,150億円と従来予想並みを確保。営業利益は27%増の690億円前後。従来予想は680億円。※日経4-29/08P14
  8. 不動産:三井不動産と三菱地所/2008年3月期連結-経常利益がともに過去最高を更新。オフィスビルの需給逼迫で賃貸事業が好調だったほか、分譲マンションも堅調だった。三井不動産/経常利益1628.35億円(前期/1423.24億円)。三菱地所/経常利益1620.61億円(同/1516.74億円)。※日経5-1/08P12,13
  9. 不動産:オフィスビル/3月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率/前月比0.1ポイント高い1.9%。2007年3月以降、1%台が続いている。シ-ビ-・リチャ-ドエリスまとめ。※日経4-9/08P12
  10. 不動産:オフィスビル/3月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率/2.89%、前月比0.12ポイント上昇。上昇は2カ月連続。三鬼商事まとめ。※日経4-11/08P13
  11. 不動産:オフィスビル/森トラスト調査まとめ-東京23区の大規模(延べ床面積1万㎡以上)オフィスの2008-2011年の供給量は過去4年間(04-07年)の平均に比べて40.8%の大幅な減少となる見通し。都心部の大型開発が一巡、年間平均の供給量は71万㎡にとどまる。07年は119万㎡、08年は43.6%減の67万㎡の見通し。※日経4-18/08P11
  12. ゼネコン:大手ゼネコン/公共工事の削減に対応し、国内土木部門を縮小。中長期的に公共工事が減少するなか、海外や大都市圏での民間工事の受注・施工に営業資源を重点的に投入。07年の国内土木工事の受注額/2兆6,872億円、05年比約3割減。06年度海外土木工事の受注額/前年度比1.5倍の6,913億円に拡大。※日経4-5/08P11
  13. ゼネコン:フジタ/都市開発事業の担当者を増員。2008年度初めの130人を09年度末には3割増の170人体制へ。開発に特化した研修制度を08年から開始。フジタは都市開発事業を経営の中心に据える考えだ。増員は中途採用や定年退職者の再雇用、他部門からの異動で対応。※日経4-12/08P11   
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:日本の石油会社が主要産油国から長期契約で輸入する直接取引(DD)原油の3月積み/主力のサウジアラビア産エキストラライトが初めて1バレル100ドル台の大台に乗せるなど軒並み過去最高を更新。値決めの基準になる中東産ドバイ原油のスポット価格高騰が主因。日本の原油輸入の約8割はDDで調達/石油製品価格に上昇圧力も。※4-2/08P28
  2. 原油:東京原油スポット市場/2日-中東産ドバイ原油価格が上昇。6月渡しの終値/1バレル95.05ドル(中心値)、前日比で0.35ドル(0.4%)高い。ニュ-ヨ-ク原油先物相場が時間外取引で上昇した流れを引き継いだ。※日経4-3/08P22
  3. 原油:東京原油スポット市場/3日-中東産ドバイが続伸。6月渡しの終値/前日比2.15ドル(2.3%)高い1バレル97.20ドル(中心値)。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が上昇した流れを引き継いだ。※日経4-4/08P24
  4. 原油:東京原油スポット市場/4日-中東産ドバイ原油が反落。6月渡しの終値/前日比0.40ドル(0.4%)安い1バレル96.80ドル(中心値)。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が下落した流れを引き継いだ。※日経4-5/08P25
  5. 原油:東京原油スポット市場/7日-中東産ドバイ原油が反発。6月渡しの終値/1バレル98.90ドル(中心値)となり、前週末比2.10ドル(2.2%)高い。前週末のニュ-ヨ-ク原油先物相場が大幅に上昇した流れを引き継いだ。※日経4-8/08P24
  6. 原油:東京原油スポット市場/8日-中東産ドバイ原油が100ドル台に乗せた。6月渡しの終値/1バレル100.45ドル(中心値)となり、終値でも3月17日以来、約3週間ぶりに100ドル台に乗せた。前日比では1.55ドル(1.6%)高い。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が、ガソリン価格高などを受けて大幅に上昇した流れを引き継いだ。※日経4-9/08P24
  7. 原油:東京原油スポット市場/9日-中東産ドバイ原油価格が高値圏で推移。6月渡しの終値/1バレル99.90ドル(中心値)。前日比0.55ドル(0.5%)安いが、7日から100ドル前後の最高値圏で推移。ドバイ原油価格に大きな影響を与えるニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所のWTI先物が、先週末から1バレル100ドル台後半の高値で推移の影響。※日経4-10/08P22
  8. 原油:東京原油スポット市場/10日-中東産ドバイ原油の価格は3月17日に付けた最高値を更新。6月渡しの終値/1バレル101.70ドル(中心値)。前日比では1.80ドル(1.8%)高い。投機資金の流入を背景に、ニュ-ヨ-クの原油先物相場が上昇していることが主因。※日経4-11/08P1
  9. 原油:東京原油スポット市場/11日-中東産ドバイ原油価格が2日連続で最高値を更新。取引の中心となっている6月渡しの終値/1バレル101.95ドル(中心値)、前日比0.25ドル高い。ニュ-ヨ-ク原油先物相場が時間外取引で一時上昇したことを受けた。ドバイ原油の高騰はガソリン、軽油や石化製品の国内価格に一段の上昇圧力に。※日経4-12/08P1
  10. 原油:東京原油スポット市場/14日-中東産ドバイが反落。6月渡しの終値/前週末比で0.35ドル(0.3%)安い1バレル101.60ドル(中心値)。ニュ-ヨ-ク原油先物相場が時間外取引で一時下げたことを受けた。※日経4-15/08P26
  11. 原油:東京原油スポット市場/16日-中東産ドバイ原油の価格は過去最高を更新。6月渡しの終値/1バレル104.75ドル(中心値)、前日比で1.45ドル(1.4%)上昇。前日にニュ-ヨ-ク原油先物相場が過去最高値を付けたことに連動。ドルに先安観が強いため先高をにらんで上げた側面もある。※日経4-17/08P27
  12. 原油:東京原油スポット市場/17日-中東産ドバイ原油の価格は3日連続で過去最高値を更新。6月渡しの終値/1バレル106.00ドル(中心値)、前日比1.25ドル(1.2%)上昇。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が過去最高値を付けたことが主因。※日経4-18/07P26
  13. 原油:東京原油スポット市場/21日-中東産ドバイ価格が2営業日ぶりに最高値を更新。6月渡しの終値/1バレル107.25ドル(中心値)、前週末比1.25ドル高い。先週初から再び上昇基調を強めておりこの一週間で5.65ドル(5.6%)上昇。先週末のニュ-ヨ-ク原油先物が過去最高を付けたことが主因。ドバイ原油の先高観は強い。※日経4-22/08P29
  14. 原油:東京原油スポット市場/23日-中東産ドバイ原油は6月渡しの終値が前日比1.65ドル(1.5%)高い1バレル109.55ドル(中心値)と、過去最高値を更新。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が最高値を付けた流れを受けた。※日経4-24/08P28
  15. 原油:東京原油スポット市場/25日-中東産ドバイ原油の価格が9営業日ぶりに反落。6月渡しの終値/1バレル107.05ドル(中心値)となり、前日比で2.95ドル(2.7%)安い。ドル安に連動して上昇していたため、ドルが反発したことが下落の主因。前日のニュ-ヨ-ク原油先物相場が大幅に下げたことも反映した。※日経4-26/08P25
  16. 原油:東京原油スポット市場/28日-ドバイ原油価格が過去最高を更新し、終値ベ-スで1バレル110ドルを超えた。6月渡しの価格/1バレル110.30ドル(中心値)、前週末比3.25ドル(3.0%)高い。ドバイ原油は、日本が原油輸入の9割を依存する中東産原油全体の価格指標になるだけに、原油価格を一段と押し上げる要因にも。※日経4-29/08P22
  17. 原油:東京原油スポット市場/30日-中東産ドバイ原油は前日のニュ-ヨ-ク相場安を受け急反落。6月渡しの終値/1バレル107.65ドル(中心値)と28日終値に比べ2.65ドル(2.4%)安い。※日経5-1/08P20
  18. 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/15日-WTI期近の5月物が大幅続伸した。一時、1バレル113.93ドルをつけ最高値を更新した。※日経4-16/08P1
  19. 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/16日-原油先物相場が続伸。WTI期近の5月物が早朝の時間外取引で一時、1バレル114.53ドルと連日で最高値を更新。ドル安や需給ひっぱく観測が買い材料となったが、その後は一進一退。※日経4-17/08P7
  20. 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/17日-ニュ-ヨ-ク原油先物相場が連日、最高値を更新している。早朝の時間外取引ではWTI期近の5月物が一時1バレル115.54ドルまで上昇。米精油所の稼働率が低下し、先行きの供給不安を呼び起こしやすくなっているためだ。投資家/先物やオプションを活発に取引した。※日経4-18/08P7
  21. 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/21日-原油相場はもみあい。前週にナイジェリアの石油パイプラインが破壊されたとの報道などを受け、早朝の時間外取引で1バレル117.60ドルをつけ過去最高値を更新。その後、利益確定売りで急落。116ドル台でもみ合いとなっている。※日経4-22/08P1
  22. 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/22日-時間外取引で原油先物相場が続伸。WTI期近の5月物/一時、1バレル118.05ドル(速報値)まで上昇、最高値更新。※日経4-23/08P7
  23. 原油:ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所/22日-原油先物相場は1バレル119.37ドル(期近)となり、7営業日連続で過去最高値を更新。年初に初めて1バレル100ドルを超え、その後の上げ幅は2割に迫る。ドル安の進行を受けた投機マネ-の流入が加速、市場では「130ドルを照準に入れた」との見方が強まってきた。ドル/先安観根強い。※日経4-24/08P3
  24. 原油:「原油 130ドル台視野」/先高観強まる・ドル安受けファンド買い。原油価格が騰勢を強め、最高値を更新し続けている。ニュ-ヨ-ク市場の原油先物相場は4月以降、ドル安を受けて買い進められた。中東産ドバイ原油も2日連続で最高値更新。市場では「原油価格は1バレル130ドル台も視野に入ってきた」との見方も出てきた。※日経4-23/08P24
  25. 素材:水道管などに使う塩ビの輸出価格が一段高。主力の中国向けは4月積みが1トン1,120ドル程度(運賃込み)と前月比50ドル(5%)高い。上昇は4カ月連続。中国や中東地域の需要拡大が背景。最大消費国の中国は急速な都市化で、08年の塩ビ需要が前年比8-9%増の予想。中国産塩ビ値上がり/日本品への調達意欲強。※日経4-4/08P24
  26. 素材:水道管などに使う塩ビの輸出価格がさらに高くなった。主力の中国向け5月積み/前月比55ドル(5%)高い1トン1,175ドル前後(運賃込み)と、5カ月連続上昇。中国で需要が増える一方、日本メ-カ-が輸出を減らし需給が引き締まった。日本メ-カ-/円高・ドル安で採算が悪化、輸出撤退や大幅削減の動きが出ている。※日経5-1/08P20
  27. 素材:主要商品の国内卸価格を指数化した日経商品指数42種(1970年=100)の4月末値/187.634に上昇、前年同月比19.449ポイント上がり、上昇率は11.6%と3カ月連続で10%を超えた。前月末比では3.0%(5.489ポイント)高く、4カ月連続で上昇。84年2月末(187.683)以来の高水準。木材/132.318、前月比0.6%減。※日経5-1/08P20
  28. 素材:ナフサ/石化製品の基礎原料ナフサのスポット価格が過去最高値を更新。指標の東京オ-プンスペック/8日-1トン919ドル前後。3月12日と4月7日に付けたこれまでの最高値(915)を上回った。原油価格が騰勢を強めたことを反映した。※日経4-9/08P24
  29. 素材:ナフサ/石化製品の基礎原料ナフサのスポット価格/過去最高を更新。指標の東京オ-プンスペック/10日-1トン931ドル前後と、前日比18ドル(2%)上昇し、8日に付けたこれまでの最高値(919)を上回った。原油価格が騰勢を強めたためだ。※日経4-11/08P24
  30. 素材:ナフサ/スポット価格が過去最高を更新。指標の東京オ-プンスペック/16日-1トン942ドル前後と、前日比18ドル(2%)上昇。10日に付けたこれまでの最高値(931ドル)を上回った。原油価格の騰勢を反映した。※日経4-17/08P27
  31. 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料ナフサのスポット価格は2日続けて最高値を更新。指標の東京オ-プンスペック/17日-1トン952ドル前後と最高値を更新。前日比では10ドル(1%)高い。※日経4-48/08P26
  32. 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料ナフサのスポット価格-指標の東京オ-プンスペックが1トン955ドル(中心値)となり、3日続けて最高値を更新。前日比3ドル(0.3%)高い。前日までの原油高を反映しきれていなかったため、割安感が出て需要が強まった。※日経4-191/08P27
  33. 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料ナフサ21日-指標の東京オ-プンスペックが1トン966ドル前後となり、4営業日続けて最高値を更新。前週末比では11ドル(1.2%)高い。原油価格が騰勢を強めたためだ。※日経4-22/08P29
  34. 素材:ナフサ/ナフサのスポット価格22日-指標の東京オ-プンスペックが1トン968ドル(中心値)となり、5営業日続けて最高値を更新。前日比で2ドル(2%)高い。ロンドン市場の北海ブレント原油の高騰を反映した。ポリエチレンやポリプロピレンを原料とする石油化学製品は上昇基調にある。ナフサの騰勢を受けて上昇ピッチは速まりそうだ。※日経4-23/08P24
  35. 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料ナフサ-国内外で最高値更新。国産品/1-3月の価格が28日-1キロリットル66,700円に決定。27年ぶりに最高値を更新した前期からさらに5,100円(8%)上昇。アジア市場のスポット価格/28日-1トン995ドル前後と先週末より31ドル(3%)上昇、初の1,000ドルに迫った。需要拡大と原油高が背景。※日経4-29/08P
環境関連
  1. 燃料電池:松下電器産業/発電効率が約39%(火力発電に近い効率)と世界最高の発電効率を持つ家庭用燃料電池を開発した。2009年に実用機種を発売、15年までに価格を50万円台(出力1kw/一般家庭の約6割の電力をまかなえる)に引き下げて年間10万台超の販売を目指す。普及期に入った太陽光発電を追撃。※日経4-15/08P11
  2. 太陽電池:新日本石油/東大先端科学技術研究センタ-と次世代型太陽電池の共同研究に乗り出す。4月中に先端研内に「ENEOSラボ」を開設、新日石は3年内に10人の研究院を派遣。発電効率が40%で火力発電所並みの発電コストの高効率太陽光発電システムの開発を目指す。取り組むのは有機薄膜太陽電池。2015年をメドに開発。※日経4-15/08P11
  3. 太陽電池:三洋電機/2010年をメドにシリコン使用量を大幅に減らせる薄膜型太陽電池の量産を始める。研究開発費を大幅に増やすなどして当初計画に比べ2年前倒しする。薄膜型は発電量当たりの価格が従来に比べ半分程度に抑えられるとみられており、09年度に同型の専用工場を稼働させる予定のシャ-プを追い上げる。※日経4-23/08P11
  4. 太陽電池:経済産業省/産学官連携-6月にも太陽光発電の研究開発拠点を新設。産学官が連携/2030年にも太陽光を電力に変換する変換効率を40%超に引き上げる。発電コストも火力発電所に並ぶ水準まで下げることをめざす。50年に世界の温暖化ガス半減目標に向け、自然エネルギ-の柱となる太陽光発電の技術開発を加速。※日経4-30/08P3
アジア関係/その他
  1. 海外:欧米/国内の家具関連企業が相次ぎ海外市場の本格開拓に乗り出す。家電製品などで品質の良さに定評のある「日本製」を全面に出し、欧米中心に販売。家具の輸出額/07年で1,251億円、輸入額の1/5水準。カッシ-ナ・イクシス/08年夏にも日本製家具を初めて米国に輸出。フランスベッド/08年内にも、欧州向けに新ブランド販売。※日経4-3/08P13
  2. 海外:ロシア/宇部三菱セメント(UMC)と住友大阪セメント-ロシアのセメント市場に参入。4月中に同国向け輸出開始。日本のセメント企業がロシア向けに大規模な輸出をするのは初。資源価格の高騰を背景にロシア経済が急成長し日系企業の進出が相次ぐなか、都市開発やインフラ整備が進んでいる。両社はロシアの大手セメントメ-カ-と提携。国内市場縮小対応。※日経4-8/08P13
  3. アジア:中国/コクヨ-中国で、コピ-や製本などを手掛けるオフィスコンビニ事業を拡大。上海市で事業展開する米企業の同業他社・米コピ-・サ-ビス・インタ-ナショナルの現地法人・上海西枝図文(略称SCG/上海市)を買収。現在は上海が中心、09年をメドに北京にも進出。買収額/数億円程度か。4月から新ブランド「コクヨイ-ジ-ドキュメント易優図文」を採用。※日経4-5/08P12
  4. アジア:中国/丸紅と東急不動産:香港財閥系企業の新華グル-プと組み、シン陽で大型の商業施設と分譲マンションの複合施設を建設。総事業費390億円。投資比率/新華70%、丸紅25%、東急不動産5%。09年9月までに900戸の分譲マンションと商業施設を建設。11年から15年にかけてオフィスビルを追加、商業施設も増設。東急不は初。※日経4-21/08P9
  5. その他:脱中国/日立製作所-家電生産子会社の日立アプライアンス(日立AP)は家庭用エアコンの生産体制を再編。日本向け製品の心臓部の「室外機」を中国と日本で生産しているが、中国の<人件費の高騰>で日本に生産を集約する。競争が激化する家庭用エアコン分野/松下やダイキンもコスト削減に向け生産体制を見直している。※日経4-5/08P13
□トピックス:先読みビジネス天気/マンション-価格高騰・購入手控え続く <日経4-29/08P13>
 ○マンション分譲会社の経営環境は厳しさを増している/需要が低迷しているうえ、鋼材など資材価格の高騰で建築費の上昇に歯止めがかからない。値下げして在庫処分を急ぐ例も一部にあるが、多くは用地を高値で仕込んでいるために、販売価格を引き下げられない。業界全体が袋小路に入り込みつつある。
 ○「契約を見直して、請負価格を引き上げてくれませんか」とういゼネコンからマンション分譲会社への要請が増え始めた。ここ半年でゼネコンの鋼材調達価格は3割強上昇しており、その分の一部、転嫁させてほしいという。価格の高騰が消費者の購入意欲をそいでいるなか、マンション分譲会社側にしてみれば到底、のめる話しではない。
 ○不動産経済研究所情報/07年度首都圏のマンション新規発売戸数は前年度比17.8%減の58,156戸。近畿圏も7.6%減。いずれも14年ぶりの低水準。改正建築基準法施行の影響で、供給戸数が減少したことも響いたが、問題はむしろ価格だ。07年度の1㎡当たりの発売価格(東京23区)は86.1万円。バブル崩壊後では底値だった01年度(64.4万円)に比べ3割強上昇。この結果、契約率は東京・近畿圏とも07年度は66.3%。好不調の境目とされる70%を割り込んでいる。そのうえ、原材料価格の高騰が、さらなる価格引き上げ要因になっている。値下げすべきだとうい意見もあるが、値下げしようにも、できる体力のないマンション分譲会社の方が多い。
 ○多くの在庫を抱える大手不動産会社もあり、「少なくとも1年は業界環境は厳しい」との見方が大勢を占めている。住宅の需要回復を軸とした景気拡大のシナリオは現実には難しそうだ。
□情報源:※日経=日本経済新聞 ※京貿=日本国際貿易促進協会京都総局
※国貿=国際貿易