■住宅関連情報/2008年2月 ■             これまでの住宅関連情報
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. マンション動向:1月の売れ行きを示す契約率/首都圏は52.7%、近畿圏は57.6%と好不調の目安となる70%を大きく割り込み、バブル崩壊後と並ぶ水準。特に首都圏は改正建築基準法の影響で発売戸数が減少したにもかかわらず、契約率が低迷。販売価格の上昇が続いているため、消費者の購買意欲が落ち込んでいる。※日経2-15/08P13
  2. マンション動向:首都圏の契約率/50%台は2007年12月(59.3%)から2カ月連続。52.7%はバブル崩壊後の1991年8月(49.7%)以来の低水準。地価の上昇や建築価格の高騰分をマンション分譲会社が価格に転嫁、販売価格が前年同月比9.2%増の4,210万円まで上昇、契約率を押し下げている。売れ行きの低迷は郊外で顕著。※同上
  3. マンション動向:1月首都圏の発売戸数/前年同月比19.1%減の2,320戸。発売戸数の減少は5カ月連続、「2月以降も回復のめどが立たない」(不動産経済研究所)ため、販売低迷は続く見通し。1月近畿圏の発売戸数/同44.4%増の1,492戸と大幅増加。1戸当たりの販売価格は同0.9%減の3,136万円。契約率は前月より12.8ポイント下落。※同上
  4. マンション動向:2007年全国のマンション発売戸数/前年比14.2%減の133,670戸と2年連続で前年を下回った。背景/用地仕入れ価格や建築費の高騰を受け、1戸当たりの平均発売価格が3,813万円と前年から7.1%上昇、買い控えを招き、9年ぶりの低水準。平均発売価格は2年連続上昇。大京/30年連続首位転落、5位へ。※日経2-20/08P12
  5. マンション動向:07年マンション発売地域別/首都圏61,021戸で前年比18.1%減、特に東京23区は30%減の16,563戸。近畿圏、北海道を除く全地域で発売戸数減少。発売戸数首位/各地で積極的に物件を増やしてきた穴吹工務店が初の首位。発売価格/上昇している。高値での販売を狙う不動産会社が「売り絞り」しているためとみられる。※同上
  6. マンション動向:08年発売戸数予想/全国は約123,000戸、07年比8.4%減。首都圏は11.5%減の54,000戸、近畿圏は17.3%減の25,000戸、東海・中京圏は1.2%減の10,000戸。改正建築基準法による着工遅れが影響し、発売戸数が減少するほか、今後も高値が続くためという。以上、不動産経済研究所19日まとめ。※同上
  7. 住宅着工動向:1月新設住宅着工戸数/前年同月比5.7%減の86,971戸で7カ月連続で減少。改正建築基準法を施行した07年7月以降、2ケタ台の大幅減が続いていたが1月は1ケタ台に縮小。建築確認の申請件数/減少幅が縮小傾向で、国交省は「法改正の影響は解消にむかいつつある」とみている。※日経3-1/08P5
  8. 住宅着工動向:1月着工戸数(季節調整値/年率換算)/1,187,000戸、前月比13%増。07年9月を底に4カ月連続で増加。建築確認基準が明確になるにつれて混乱は収まりつつある。住宅着工は足元では回復傾向にある。ただ住宅資材の受注などに波及するにはまだ時間がかかるとの指摘もある。※同上
  9. 住宅:パナホ-ム/新製品-家事のしやすい都市型3階建て住宅「ソルビオス ユ-ルキア」。オ-プンキッチンで開放的な空間確保、収納量が大きい棚を台所や洗面所の間など家事の主要動線上に配置。家事作業中の移動距離短縮、使い勝手向上。足場を使わず建設でき、狭小地でも境界ぎりぎりまで建築可。参考標準価格/3.3㎡当たり79万円。※日経2-2/08P35
  10. 住宅:東急ホ-ムと東急アメニックス/4月1日付で合併。東急ホ-ムが存続会社。両社とも東急不動産の全額出資子会社、それぞれ戸建て住宅の販売と住宅リフォ-ムを手がける。両社の施工部門などを統合することで合理化し、経営効率を高めるのが狙い。※日経2-2/08P12
  11. 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/PFIの手法で公務員宿舎の整備ビジネスに参入。第一弾/国が東京・葛飾区で進める公務員宿舎整備工事を151億円(維持・管理費含む)で落札。東京拘置所の建て替えに伴い発生した敷地38,000㎡に地上14階建ての高層住宅・総戸数1,220戸建設するプロジェクト。マンション事業を補完する基幹事業に育成。※日経2-6/08P13
  12. 住宅:昭栄/2007年12月期連結-増収増益。売上高330億円(前期/242)、経常益93.75億円(同/81.13)、利益67.03億円(同/55.80)。08年12月期連結見通し/売上高260億円、経常益82.00億円、利益50.00億円。※日経2-8/08P17
  13. 住宅:大和ハウス工業/2008年3月期連結見込み-純利益は前期比25%減の350億円、従来予想から230億円引き下げ。分譲宅地や別荘用の森林住宅地などで利益回収が難しい数カ所の開発計画を中断。売上高は5%増の1兆7,000億円、予想を据え置く。経常利益は2%減の880億円に下方修正、予想を120億円下回る。※日経2-9/08P13
  14. 住宅:東京建物/2007年12月期連結見込み-営業利益は前の期比31%増の450億円前後、4期連続で過去最高更新。オフィスビルの需給逼迫を背景に空室率が低水準で推移、賃料引き上げ順調。分譲マンション販売も好調。売上高は9%減の2,130億円、大型物件なし。経常利益は25%増の約390億円。純利益は26%増の約220億円。※日経2-9/08P13
  15. 住宅:東京建物/2007年12月期連結-減収増益。売上高2132億円(前期/2343)、経常益394.87億円(同/312.89)、利益217.44億円(同/174.06)。08年12月期連結見通し/売上高2350億円、経常益360.00億円、利益220.00億円。主力のオフィスビル賃貸事業は好調見込む。分譲マンションはタワ-型マンションなど引き渡し見込む。※日経2-15/08P17
  16. 住宅:穴吹興産/2007年12月中間期連結-増収減益。売上高287億円(前年同期/280)、経常益7.21億円(同/11.21)、利益3.76億円(同/5.91)。経常益減は事業拡大で人件費など販管費増加。用地取得積極化/支払利息増も収益性圧迫。08年6月期連結見通し/売上高698億円、経常益24.20億円。利益11.10億円。※日経2-16/08P15,35
  17. 住宅:穴吹工務店/2008年見通し-08年に前年比1%増の約5,100戸のマンションを販売する。08年に建築基準法改正の影響が本格的にマンション販売に及ぶ見通しだが、地方都市を中心に安定的な供給体制を維持する。同社/07年マンション発売戸数番付で首位に浮上。高松本社を含め全国62事業所で営業する広域戦略が特徴。※日経2-21/08P39
  18. 住宅:東新住建/2007年12月中間期連結-最終赤字。売上高442億円(前年同期/466)、経常益▲11.79億円(同/▲6.99)、利益▲7.73億円(同/▲5.77)。08年6月期連結見通し/売上高1066億円、経常益16.50億円、利益7.00億円。※日経2-16/08P15
  19. 住宅:檜家住宅/2007年12月期連結-増収減益。売上高165億円(前期/157)、経常益5.16億円(同/6.63)、利益2.36億円(同/3.11)。08年12月期連結見通し/売上高217億円、経常益6.50億円、利益3.90億円。※日経2-16/08P15
  20. 住宅:日本住宅サ-ビス/2007年12月中間期連結-増収増益。売上高30億円(前年同期/27)、経常益2.05億円(同/1.61)、利益1.16億円(同/0.75)。08年6月期連結見通し/売上高67億円、経常益3.70億円、利益2.10億円。※日経2-15/08P17
  21. 住宅:ア-バンライフ/2007年12月期連結-増収増益。売上高197億円(前期/187)、経常益13.18億円(同/12.46)、利益13.07億円(同/12.30)。08年12月期連結見通し/売上高200億円、経常益6.00億円、利益6.00億円。※日経2-15/08P17
  22. 住宅:スウェ-デンハウス/全顧客(販売した住宅約23,000戸)に詳細情報提供-使用している建材や住設機器、リフォ-ムした場所と時期、住宅の設計図、点検経歴、不具合があった場所、断熱性の試験結果など。これまでは原則、同社が一括で保管・管理していた。住宅の品質に対する顧客の安心感を高め、拡販につなげる狙い。※日経2-18/08P9
  23. 住宅:マンション分譲・収益不動産開発の日本エスコン/2007年12月期連結-増収増益。売上高895億円(前期/518)、経常益75.98億円(同/53.24)、利益44.73億円(同/29.10)。経常益/過去最高、大型商業施設などの売却が寄与。08年12月期連結見通し/売上高800億円、経常益80.00億円、利益45.00億円。※日経2-20/08P16
  24. 住宅:創建ホ-ム/2008年2月期連結見込み-最終損益は5億円の赤字(前期/13億円の黒字)。今期2回目の業績下方修正で、従来予想は12億円の黒字。分譲戸建て住宅の販売不振で値引きが膨らんだほか、棚卸し資産評価の厳格化も響いた。売上高は5%減の419億円、経常損益は5億円の赤字(前期/23億円の黒字)。※日経2-23/08P15
  25. 住宅:ジェイホ-ム/2007年12月期連結-最終赤字。売上高7億円(前期/9)、経常益▲0.31億円(同/0.12)、利益▲1.06億円(同/0.13)。08年12月期連結見通し/売上高10億円、経常益0.20億円、利益0.20億円。※日経2-23/08P15
  26. 住宅:積水ハウス/08年夏-燃料電池や省エネ機器を標準装備した「エコ住宅」を発表。太陽光発電などと合わせれば電力使用量の大半を自家発電で賄え、家庭のCO2排出量を大幅に削減可能。燃料電地標準装備の住宅販売は国内初。大和ハウス工業が共同でリチウムイオン電池の開発に取り組むなど、住宅業界はエコ住宅開発機運が高まる。※日経2-29/08P13
  27. 住宅:ユニバ-サルホ-ム/2008年3月期単独見込み/最終損益は4.40億円の赤字、従来予想を3.32億円下回る(前の期/800万円の黒字)。改正建築基準法の影響で住宅の着工数が減少したのが響いた。売上高は6%減の37.43億円、地価上昇で住宅の販売戸数減少など。経常利益は従来予想を3.37億円下回る3.35億円の赤字。※日経3-1/08P16
  28. 住宅:政策/国土交通省-2008年12月導入予定だった<建築時の耐震強度の審査の義務付け>-木造住宅についての特例廃止-を09年以降に先送りする方針を決めた。背景/耐震強度偽装事件の再発を防ぐために建築確認手続きを厳しくした影響で住宅着工急減。新たな審査強化で再び混乱を深めかねないと判断。※日経2-13/08P1,3
  29. 米国:米国の住宅差し押さえ件数/2007年全体で220万件に上り、前年比で79%増。住宅ロ-ン最大手カントリ-ワイド・ファイナンシャル/15日発表-保有する住宅ロ-ン債権900万件の差し押さえ率が1.48%と過去最高になった。サブプライムロ-ン問題の深刻化で、住宅市場悪化が進んでいる。※日経2-18/08P7
  30. 米国:1月住宅着工件数(季節調整済み/年率換算)/1,012,000戸、前月比0.8%増。3カ月ぶりの増加に転じたが、2007年12月の1,004,000戸(改定値)からわずかな伸び。全体の7割以上を占める1戸建て住宅/743,000戸、前月比5.2%減。91年1月の604,000戸以来、17年ぶりの低水準。住宅市場の冷え込み続く。※日経2-21/08P9
  31. 米国:米国の住宅の値下がりが鮮明になってきた。2007年10-12月の住宅価格指数/前期を1.3%、前年同期を0.3%それぞれ下回った。前年割れは今の基準で比較できる1992年以降初めて。前期比ではメ-ン州を除くすべての州で下がった。※日経2-28/08P9
  32. 米国:1月新築1戸建て住宅販売件数(季節調整済み/年率換算)/588,000戸、前年同月比33.9%減。事前の市場予測600,000戸を下回り、95年2月以来、約13年ぶりの低水準。販売価格の下落も続いた。新築住宅販売の減少は3カ月連続。在庫は6.7カ月と過去最高水準にある。※日経2-29/08P29
住宅リフォ-ム関連
  1. 住宅リフォ-ム:解体した木造住宅などの建材を買い取り・古材として販売するヴィンテ-ジアイモク(松山市)/古材を活用した賃貸住宅の改装事業を全国展開する。築年数がたち空室が増えたアパ-トを中心に、木の香りがする和風の内装を提案する。古材は賃貸物件のオ-ナ-だけでなく、戸建て住宅メ-カ-にも売り込む。※日経2-7/08P35
  2. 住宅リフォ-ム:総合建設業のジョ-・コ-ポレション(松山市)/戸建て住宅の改修や建て替えを希望する団塊世代など中高年層を主なタ-ゲットにしたリフォ-ムの新製品「SUPER(ス-パ-)新チック」を1日から取り扱う。商品を規格化し、従来に比べ工事費や工期をほぼ半分に削減可能。工事は完全定額制で、例えば132㎡の場合、3.3㎡19万円。※日経3-1/08P5
  3. HC:住生活グル-プ/ホ-ムセンタ-(HC)事業強化-同事業を手がけるトステムビバが展開する店舗を09年3月期までに関東中心に5店舗増の87店舗へ。2期連続で既存店舗を閉鎖せず、拡大路線維持。プロ向け建築資材の販売など独自商品を武器に、事業拡大急ぐ。トステムビバ/08年3月期売上見込みは前期比13.2%増の1,243億円。※日経2-19/08P12
住宅ロ-ン関連
  1. 住宅ロ-ン:横浜、千葉など関東周辺の地方銀行7行が進めている住宅ロ-ンの共同開発に、全国の20以上(地銀は64行)の地銀が加わる見通し。女性や地球環境に配慮した住宅購入者らを囲い込む商品をつくる計画で、住宅ロ-ン事業への参入を目指すゆうちぅ銀行(スルガ銀行と提携)を迎え撃つ狙いがある。※日経2-27/08P7
建材・住設・家具・合板・木材関連
  1. 建材:値上げ/旭ファイバ-グラス-グラスウ-ル製品の値上げ表明。理由/原材料(主要燃料の都市ガス、接着剤のフェノ-ル樹脂、包装材料のポリエチレンフィルムなど)コストの上昇。住宅用や建築用など全製品価格を4月1日出荷分から20%以上引き上げる。値上げ表明は約1年ぶり。グラスウ-ルは住宅やビルに使う代表的な断熱材。価格転嫁が狙い。※日経2-8/P26
  2. 建材:値上げ/パラマウント硝子-住宅やビルなどに使う断熱材であるグラスウ-ル製品の値上げ表明。4月1日出荷分から約20%引き上げる。値上げ表明は約1年ぶり。燃料の都市ガスや原料の一部であるフェノ-ル樹脂、プラスチックフィルムの価格が軒並み上昇。運賃も上がっており、「自助努力によるコスト吸収は限界」としている。※日経2-15/08P26
  3. 建材:値上げ/旭化成建材-ビルや工場などの外装材に使うALC(軽量気泡コンクリ-ト)の値上げ表明。関東、中部、東北の最大需要地のゼネコンなどを相手に、3月1日出荷分から8%の引き上げを目指す。重油や鋼材など原燃料価格に加え、運賃などが上昇、製品に転嫁。値上げは約1年ぶり。九州、近畿、北海道は一部値上げ浸透。※日経2-15/08P26
  4. 建材:値上げ/断熱材グラスウ-ルの大手メ-カ-・マグ-住宅やビル用のグラスウ-ル製品の値上げを発表。原燃料(重油や都市ガス、フェノ-ル樹脂など)価格の上昇などが理由で、4月1日出荷分から20%値上げする方針。輸送費も上昇し、製品価格に転嫁する。すでに旭ファイバ-グラスとパラマウント硝子工業が値上げ表明、大手3社がでそろった。※日経2-19/08P26
  5. 建材:値上げ/ビルや工場、マンションに使う代表的建設用鋼材のH形鋼が急騰した。卸間の取引価格/25日-初めて1トン9万円台に乗せ、最高値を更新。鉄スクラップや銑鉱石など原料価格の上昇を受けメ-カ-の値上げが流通段階に浸透。需要が住宅向けを中心に盛り上がりに欠けるなかで原材料コストの上昇圧力が強まってきた。※日経2-26/08P3
  6. 建材:松下電工/主力の住設建材事業を抜本改革。2007年度(3月末まで)の構造改革骨子①約700人の人員削減②営業拠点を150カ所から2割削減③不採算のエクステリア事業から撤退。改正建築基準法の影響による住宅市場の冷え込みに加え、人口減で市場縮小は避けられないとみた。事業基盤テコ入れでコスト競争力を上げる。※日経2-9/08P10
  7. 建材:松下電工/2008年度の構造改革骨子①短納期対応の受注生産方式を導入②国内17カ所の生産拠点再編に着手(①が定着した段階で計画を策定)③子会社のクボタ松下電工外装の工場再編も検討。松下電器産業グル-プの経営目標/営業利益率8%-松下電工全体は07年度5%、住建事業は1%に満たない。住宅関連は足かせに。※同上
  8. 建材:松下電工/事業構成(2007年度売上高見通し)-連結売上高1兆7,030億円。内訳/電材(照明、配線器具など)7,000億円(41.1%)、電器1,140億円(6.7%)、住設建材(水回り、建材、内装材など)5,220億円(30.7%)、電子材料1,200億円(7.0%)、制御機器2,060億円(12.1%)、その他410億円(2.4%)。※同上
  9. 建材:大倉工業/2007年12月期連結見込み-経常利益は前の期比95%減の1.3億円。07年8月公表の従来予想に比べ3,000万円上回る。売上高は10%減の955.28億円。最終損益は2.55億円の赤字(前の期/7.88億円の黒字)。※日経2-13/08P35
  10. 建材:大倉工業/2007年12月期連結-最終赤字。売上高955億円(前期/1058)、経常益1.30億円(同/25.25)、原材料価格の高騰に価格転嫁追いつかず、利幅が大きく圧縮された、利益▲2.55億円(同/7.88)、6期ぶりに赤字転落。08年12月期連結見通し/売上高960億円、経常益2.50億円、利益1.00億円。※2-21/08P17,39
  11. 建材:大倉工業/人事異動。3月27日付△建材事業部長/取締役営業-満田司△監査役/住友化学技術・経営企画室主席部員-新名清澄△退任/(取締役)大島啓達△(監査役)水野雅之。4月1日付△建材事業部、詫間工場長/栗本健一△名古屋支店建材営業/松原昭則△建材事業部ボ-ド営業グル-プ/丸山千秋。※日経2-21/08P15
  12. 建材:耐火性能偽装問題/イト-キ-建材の耐火性能の偽装問題を受け、国土交通省の認定仕様を満たしていない建材について改めて評価機関の試験を受けた結果、耐火性能の基準を満たさない商品があった。1994年以降に製造されたつい立て(商品名FG)で、25,464面が販売されている。返品や交換に応じる。※日経2-14/08P13
  13. 建材:住生活グル-プ会長/潮田洋一郎氏-「異業種との提携に興味がある」と語る。少子化などを背景とした市場縮小で建材・住設業界では再編機運が高まるも、「今は同業他社の買収にメリットは見いだせない」と否定的。主力のサッシの生産拠点の海外移転が進み、キッチンは手作業が多く、買収で生産規模が膨らんでもコストは下がりにくい。※同下
  14. 建材:住生活グル-プ会長/潮田洋一郎氏-「技術力で商品の魅力を上げる方が、収益力は高まる」と指摘。「例えば、電動部品の専門技術を持つ企業と提携し、既存の製品と組み合わせれば単価向上が期待できる」と、業界の枠を超えた提携による成長戦略を描く。※日経2-18/08P9
  15. 建材動向:木材、鋼材など建材の需要が緩んでいる。建築着工件数の減少を映して荷動きが低迷、在庫が前年を上回る品目が多い。影響は紙にも波及、マンションの販促用チラシなどの需要が落ち込んでいる。着工数は持ち直しつつあるも、素材の需要は着工から遅れて出てくる。在庫が減少に転じるには時間がかかりそうだ。※日経2-29/08P29
  16. 住設:セコム/家庭向け警備サ-ビスの営業活動で旭硝子と提携。旭硝子の高級塗料を使った外装リフォ-ムを提供する全国約600カ所の店舗で、セコムの警備サ-ビスを紹介。セコムは戸建て住宅会社とも同様に提携、新築住宅への警備サ-ビス導入を進めてきた。今後は改装市場で提携先拡げ、家庭向け警備サ-ビスの浸透図る。初年度千件契約狙う。※日経2-15/08P13
  17. 住設:ノ-リツ/2007年12月期連結-最終赤字。売上高1800億円(前期/1820)、経常益30.19億円(同/70.28)、利益▲12.08億円(同/29.96)。08年12月期連結見通し/売上高1860億円、経常益42.00億円、利益20.00億円。※日経2-16/08P15
  18. 住設:立川ブラインド工業/2007年12月期連結-増益。売上高424億円(前期/424)、経常益17.19億円(同/15.10)、利益6.42億円(同/5.39)。08年12月連結見通し/売上高426億円、経常益13.50億円、利益3.40億円。※日経2-16/08P15
  19. 住設:INAX/新製品-洗浄音の低減機能付きトイレ「レジオ」-貯水タンクが無く、空間を有効活用できる。洗浄時に水を渦巻き状に流すほか、便器内の空気を吸引して水が排水口を通る際に空気と混ざり合うのを防ぐため、洗浄音を低減できる。2色用意。価格/黒色- 556,500円、白色-462,000円。6月1日発売。※日経2-28/08P33
  20. 家具:輸入・販売した通信販売会社「ベナ-ル」(上尾市)/中国製電動リクライニングベッドで4歳児が首を挟まれて窒息死した事故で、事故機種と類似機種の無償改修を始める。無償改修の対象/ベナ-ルが2005年4月から08年1月に販売した「ユニバ-サル」シリ-ズの5機種、計24,618台。3月中旬以降/リモコンとモ-タ-の部品交換。※日経2-6/08P42
  21. 家具:フランスベッドホ-ルディングス(HD)/2008年3月期連結見込み-営業利益は前期比59%減の14.7億円。改正建築基準法の影響で住宅関連市場が落ち込んでおり、家具インテリア事業の黒字回復は難しそうだ。売上高は従来予想より33億円少ない、9%減の600億円。経常益は60%減の14.7億円。純利益は75%減の4.9億円。※日経2-7/08P14
  22. 家具:北海道東川町・家具製造8社/子ども用家具・遊具ブランド「ひがしかわキッズコレクション」を立ち上げた。第一弾/子ども用タンスなど14製品発表。無垢材を素材にすべて手作りが特徴。製品は受注生産。価格は20,000-100,000円。納期は1週間-1カ月程度。新ブランドで「家具のまち・東川」をアピ-ル。家具メ-カ-は約40社。※日経2-11/08P20
  23. 家具:コクヨ/2007年12月期連結(決算期変更)-最終赤字。売上高2528億円(07年3月期/3395)、経常益14.61億円(同/118.90)、利益▲53.25億円(同/56.22)。08年12月期連結見通し/売上高3600億円、経常益80.00億円、利益16.00億円。※日経2-14/08P17
  24. 家具:イケア/社長インタビュ--日本の狭い住宅など欧米と異なる日本市場をどう攻略するのか。2店舗の来店者/1,700万人。日本人の金の使い方把握/日本人は家具にあまり金をかけない、欧州に比べ消費に占める家具支出の比率はかなり低い。手ごろ価格でニ-ズ開拓。2008年内に神戸、大阪などに3店舗計画。アジア重視の戦略。※日経2-17/08P5
  25. 家具:イト-キ/2007年12月期連結-経常増益。売上高1184億円(前期/1117)、経常益58.64億円(同/51.91)、利益28.50億円(同/31.91)。08年12月期連結見通し/売上高1235億円、経常益60.00億円、利益33.00億円。※日経2-19/08P17
  26. 家具:大塚家具/2007年12月期単独-増収減益。売上高727億円(前期/700)、経常益47.80億円(同/53.50)、名古屋市内など新店での家具販売が計画を下回り、売上高販管費率が悪化、利益27.99億円(同/33.97)。08年12月期単独見通し/売上高773億円、経常益53.30億円、利益31.40億円。※日経2-21/08P16
  27. 家具:内田洋行/2008年1月中間期連結見込み-経常損益は4.70億円の赤字(前年同期/2.51億円の赤字)。07年9月時点予想は4億円の黒字。企業の事務所移転が想定以上に減り、主力のオフィス家具関連が減収。売上高は670億円で2%増どまり。最終損益は7.10億円の赤字(前年同期/4.48億円の赤字)。※日経2-23/08P15
  28. 家具:内田洋行/2008年1月中間期連結-最終赤字。売上高669億円(前期/659?)、経常益▲4.66億円(同/▲2.51)、利益▲7.08億円(同/▲4.48)。08年7月期連結見通し/売上高1480億円、経常益38.00億円、利益17.00億円。※日経3-1/08P17
  29. 家具:カッシ-ナ・イクシス/2007年12月期連結-増収増益。売上高103億円(前期/102)、経常益4.83億円(同/4.22)、利益2.59億円(同/0.51)。売上は小売り部門不振、法人向け家具販売が伸びた。伊カッシ-ナ社の投資利益1億円が経常益に寄与。08年12月期連結見通し/売上高105億円、経常益4.50億円、利益2.60億円。※日経3-1/08P16,17
  30. 代替合板:建設土木資材のカナフレックスコ-ポレ-ション/セラミックス製コンクリ-トパネルを開発。合板製コンパネと比べ、20回以上利用可能。重量は同程度。価格は従来の約1.2倍。切断やクギ打ち可能。滋賀工場/量産体制整えた。月産能力50万枚。08年内に栃木工場も量産開始。建設現場の型枠として販売、2年後に年間50億円の売り上げ目指す。※日経2-6/08P17
  31. 合板:セイホク/代表品種である針葉樹構造用合板(12mm厚)の出荷価格を3月1日受注分から50円(7%)引き上げ、1枚780円とする方針。2月に30円(4%)引き上げたが、採算改善を図るため、一段の値上げ必要と判断。東京地区で一時、1枚700円を割り込む、07年6月の高値の半値近くまで下落/全メ-カ-赤字レベル。※日経2-21/08P26
  32. 合板:輸入合板/卸値が1年ぶりに反発。代表品種のコンクリ-ト型枠(12mm厚)/東京地区で1枚930-950円程度、1カ月前比30-50円上昇。国内相場の低迷で輸入減少続き、需給関係が引き締まったため。合板の輸入量/2007年6月から前年割れ続く、特に8月以降は前年比2-3割減と大幅減。輸入量の大幅増は当面見込めず。※日経2-22/08P29
  33. 木材:合板原料となるロシア産カラ松丸太/対日輸出価格が軟化し約1年ぶりの安値水準となっている。1立方m125-130ドル程度(運賃・保険料込み)で2007年5月の高値から約2割下落。背景/改正建築基準法施行による住宅着工減が続き、合板需要が低迷。合板メ-カ-/07年8月から減産継続。現地/130ドル割ると採算割れと。※日経2-8/08P26
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:オフィスビル/1月東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均賃料(募集ベ-ス)-3.3㎡当たり22,452円、前月比2%(454円)高く、2年6カ月連続で上昇。三鬼商事情報。※日経2-8/08P12
  2. 不動産:オフィスビル/1月末東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率/前月末比横ばいの1.7%。11カ月連続で1%台。空室が少ない状態が続いている。1月末平均賃料(募集ベ-ス)/3.3㎡当たり14,510円、前月末比0.7%(110円)上昇。生駒デ-タサ-ビスシステム情報。※日経2-15/08P13
  3. 不動産:オフィスビル/森ビル-東京23区の大規模オフィスビル(延べ床面積1万㎡以上)を対象とした市場動向調査。2008年のオフィスビル供給量/前年比45.3%減の65万㎡に落ち込む見通し。オフィスビル供給量減少は2年連続、70万㎡を割り込むのは1999年(36万㎡)以来。4-5年前の用地取得が低位で推移/大規模用地不足が要因。※日経2-26/08P13
  4. 不動産:滞納家賃保証・不動産ファンド運営のリプラス/2007年12月期連結-増収増益。売上高351億円(前期/114)、経常益30.48億円(同/25.80)、利益11.84億円(同/11.03)。08年12月期連結見通し/売上高700億円、経常益55.00億円、利益30.00億円。賃貸保証事業の品ぞろえ拡充、ファンドによる新規物件取得拡大。※日経2-19/08P16,17
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:石油会社が産油国と長期契約して輸入する直接取引(DD)原油の1月積み/主要6油種のうち4油種が過去最高値更新。他の2油種は2007年11月に次ぐ過去2番目の高値。背景/基準となる中東産ドバイの1月の平均スポット価格が上昇したため。最も多く輸入するサウジアラビア産軽質原油は初めて1バレル93ドル台に。※日経2-2/08P25
  2. 原油:東京原油スポット価格/5日-中東産ドバイが反発。3月渡しの終値/前日比0.45ドル高い1バレル85.85ドル(中心値)。濃霧で米国の原油輸入に遅れが生じたと伝わり、米欧の指標原油先物が前日に上昇した流れを引き継いだ。※日経2-6/08P30
  3. 原油:東京原油スポット市場/8日-中東産ドバイが反発。3月渡しの終値/前日比1.40ドル高い1バレル84.95ドル(中心値)。ナイジェリア産原油の輸出減少観測などを背景に、米欧の指標原油相場が前日に上昇した流れを引き継いだ。※日経2-9/08P25
  4. 原油:東京原油スポット市場/12日-中東産ドバイが大幅続伸。4月渡しの終値/前週末比3.75ドル高い1バレル88.70ドル(中心値)と、1月10日以来ほぼ1カ月ぶりの高値をつけた。米欧の指標原油が急伸した流れを受けた。ベネズエラが対米石油輸出を停止する可能性を示唆、米国では精油所事故も起き供給懸念が強まった。※日経2-13/08P24
  5. 原油:東京原油スポット市場/13日-中東産ドバイが反落。4月渡しの終値/前日比0.30ドル安い1バレル88.40ドル(中心値)。米国の原油・ガソリン在庫が増えるとの観測が広がり、米欧の指標原油先物が前日に反落した流れを引き継いだ。※日経2-14/08P28
  6. 原油:東京原油スポット市場/15日-中東産ドバイが続伸、終値でも約1カ月ぶりに1バレル90ドルを超えた。4月渡し/前日比1.25ドル高い1バレル90.35ドル(中心値)。午前の取引では90.50ドルだった。ベネズエラの対米輸出減少懸念などを受け、米欧の指標原油先物が前日に上昇した流れを引き継いだ。※日経2-16/08P27
  7. 原油:東京原油スポット市場/19日-中東産ドバイが4営業日続伸。4月渡し/前日比で0.30ドル高い1バレル90.85ドル(中心値)。イランの石油相が、石油輸出国機構が3月の総会で減産を決める可能性を示唆したことなどを受け、ロンドン市場の原油先物が前日に上昇した流れを引き継いだ。※日経2-20/08P28
  8. 原油:東京原油スポット市場/20日-アジアの指標原油である中東産ドバイが大幅続伸、前日比2.20ドル高い1バレル93.05ドルと、1月4日の92.40ドルを抜いて最高値をつけた。※日経2-21/08P3
  9. 原油:東京原油スポット市場/21日-中東産ドバイが続伸、初めて1バレル94ドル台に。4月渡しの終値/前日比1.00ドル高い1バレル94.05ドル(中心値)、2日連続で最高値更新。ニュ-ヨ-ク原油先物が前日に続伸した流れ受けた。米国の再利上げ観測強まり、ドル安予想台頭。ドル資産の目減り警戒/投資家が原油など国際商品買いへ。※日経2-22/08P29
  10. 原油:東京原油スポット市場/22日-中東産ドバイが7営業日ぶりに低下。4月渡しの終値/1バレル91.60ドル(中心値)。過去最高値を更新した前日より2.45ドル安い。米国の原油在庫が増加(原油6週連続で増加/暖房油など減り、ガソリンが増加)し、米欧の指標原油先物が前日に下落した流れを引き継いだ。※日経2-23/08P27
  11. 原油:東京原油スポット市場/25日-中東産ドバイが反発。4月渡しの終値/前週末比で1.25ドル高い1バレル92.85ドル(中心値)。トルコ軍がイラン北部に侵攻したと前週末に伝わったため。※日経2-26/08P30
  12. 原油:東京原油スポット市場/27日-中東産ドバイが終値でも過去最高値を更新。4月渡しの終値/前日比2.25ドル高い1バレル94.70ドル(中心値)と、これまでの最高値だった22日の94.05ドルを上回った。ニュ-ヨ-ク原油先物が時間外で続伸した流れを受けた。ドル安の進行に加え、米株価下落に一服感が出たことが買いを誘った。※日経2-28/08P28
  13. 原油:東京原油スポット市場/28日-中東産ドバイが反落。4月渡しの終値/過去最高をつけた前日より1.65ドル安い1バレル93.05ドル(中心値)。米国の原油・ガソリン在庫が増え、米欧の指標原油先物が下落した流れを受けた。※日経2-29/08P29
  14. 原油:東京原油スポット市場/29日-中東産ドバイが初めて1バレル96ドルにのせた。4月渡しの終値/前日比2.95ドル高い1バレル96.00ドル(中心値)。米欧の指標原油先物が前日に最高値をつけた流れを受けた。石油輸出国機構議長が3月5日の総会での増産に否定的な発言をしたことも強材料視されている。※日経3-1/08P27
  15. 原油:ニュ-ヨ-ク原油先物相場/19日-再び1バレル100ドルを超えた。年初に初めて100ドルを突破後は、米景気の不透明感から下落を続けていた。原油高が進む背景/米景気減退とインフレ懸念の同時進行がある。米国の金融政策がドル資産離れを招く一方、インフレに強いとされる原油や金などに投機マネ-が流入する傾向が再び強まった。※日経2-21/08P3
  16. 原油:ニュ-ヨ-ク原油先物相場/27日-ニュ-ヨ-ク・マ-カンタイル取引所で原油先物相場は続伸。WTIで期近の4月物は、同日の時間外取引で一時1バレル102.08ドルと初めて102ドル台をつけ、過去最高値を更新。日経2-28/08P1
  17. 素材:合成樹脂や<塗料>の原料に使う基礎石油化学品が国内外で値上がり。アジア市場/新日石とアジアの需要家が決めるベンゼンの2月契約価格-前月比30ドル(3%)高い1トン1015ドル、値上がりは3カ月ぶり。米国のベンゼン高が背景。国内/トルエンとキシレンの市中価格-前月比13-15円(10%強)上昇。ナフサ上昇が背景。※日経2-5/08P26
  18. 素材:新日本製鐵/自動車や家電、機械向けなど主要な鋼板全般について1-2割程度値上げする方針固めた。鉄鉱石など鉄鋼原料価格高騰が避けられないと、4月実施を目指し近く顧客に要請。実現すれば鋼板価格はバブル期の水準を超え、過去最高値に迫る。顧客企業が最終製品の値上げに踏み切れば、経済や生活に影響。※日経2-11/08P1,3,9
  19. 素材:ナフサ/原油高を受け、プラスチックなど石油化学製品の基礎原料ナフサも上昇した。アジアスポット市場/20日-前日比で14ドル高い1トン899ドルに上昇、1月4日の887ドルを上回り、約1カ月半ぶりに過去最高値更新。※日経2-21/08P3
  20. 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料ナフサ-初めて900ドル台に乗せた。アジアのスポット市場/21日-1トン905ドル(東京オ-プンスペック/中心値)と前日比6ドル(0.7%)上げた。原油高を受けて2日連続で最高値更新。※日経2-22/08P29
  21. 素材:合成樹脂/包装材や建築資材に使う汎用合成樹脂のアジアでの取引価格が強基調にある。中国や東南アジアの需要拡大を背景に、ナフサ高を理由とした化学各社の値上げが浸透した。ポリエチレンとポリプロピレンは2007年春から一本調子で値上がりし、過去最高値を更新し続けている。塩化ビニ-ル樹脂も先高観が強い。※日経2-26/08P30
  22. 素材:企業間取引価格で構成する日経商品指数42種/2月末値-180.651(1970年平均=100)と前月比で7.713ポイント(4.5%)の大幅増。2カ月連続で上昇。1985年3月(181.003)以来、23年ぶりの高水準。非鉄金属が上昇したほか、鋼材や石油製品が上げた。海外需要に支えられて上昇。木材/132.774、前月比2.0%増。※日経3-1/08P27
環境関連
  1. バイオ燃料:ビ-ル大手/食糧廃棄物や食用でない植物に含まれるセルロ-ズからのバイオ燃料製造に乗り出す。サッポロビ-ルの技術を使ったプラントが3月に稼働するほか、サントリ-やキリンビ-ルもセルロ-ズからエタノ-ルを生産する技術の研究に着手。発酵などで蓄積したノウハウを活用、需要拡大が見込まれるバイオ燃料の本格的な事業化を目指す。※日経2-6/08P15
  2. 再生偽装:三井化学グル-プ/事務用ファイルの表紙などに使われる再生樹脂(プラスチック)で、2000年から再生品の配合率を偽って出荷していた。同社はコクヨ子会社など2社に同樹脂製品を供給、8年間に出荷した再生品の8割で偽装。材料メ-カ-による偽装/資源の有効利用をめざす<リサイクル社会>の前提を大きく揺るがす。※日経2-9/08P1,9
  3. 太陽電池:シャ-プ/大和ハウス工業・大日本印刷(電極技術)と提携-住宅用蓄電池を共同開発。09年度にも共同でリチウムイオン型専用電池の量産を始める計画。太陽光発電装置で起こした電気を家庭内で蓄電が可能になり、家庭のCO2排出を大幅削減できる。大和ハウスと組み、地球温暖化防止に向けた家庭のエネルギ-転換に取り組む。※日経2-26/08P1,13
  4. 太陽電池:新日本石油/家庭用太陽電池販売に参入。太陽電池大手の三洋電機と提携、製品を仕入れ、石油製品の全国販売網を通じ08年度にも発売。新日石は三洋と燃料電池事業でも組んでおり、太陽電池に協力を拡大。ガソリンなど石油製品市場が縮小する中、環境負荷が小さい新エネルギ-の太陽電池と燃料電池を2本柱に育成。※日経2-28/08P1
  5. 緑化:サントリ-/土を使わない新しい屋上・壁面緑化基盤材(ウレタンをベ-ス)を開発、環境緑化事業に進出。土を使った従来の基盤材より軽く・約半分、植え替えや水やりなども比較的容易。通気性も良く、自動かん水設備を備える。屋上緑化の「緑の屋根」と壁面緑化の「花のかべ」の名称で販売。価格は現在の基盤材と同水準。※日経2-26/08P15
  6. 燃料電池:新日本石油・西部ガスエネルギ-・福岡県/福岡県前原市の住宅団地で家庭用燃料電池システムの実証実験を共同で始める。約150世帯を対象に10月から設置開始。同システムにより一般家庭でCO2排出量を最大3割程度削減できるという。※日経2-27/08P15
アジア関係/その他
  1. アジア:中国/松下電工-2008年度から中国で照明や空調、防災防犯などの設備を地域単位で一括制御する新事業開始。次世代インタ-ネット通信規格に対応し、LAN(構内情報通信網)経由で大量の機器を遠隔地からパソコン上で一元管理するため、地域インフラのエネルギ-効率を大幅に改善できる。第一弾/北京五輪会場を受注。※日経2-2/08P12
  2. アジア:中国/2007年第4四半期の70大中都市の建物価格は前年同期比10.2%、建物賃貸料は3.1%、土地取引価格は10.7%、不動産管理サ-ビス料は0.4%それぞれ上昇。建物価格の上昇率は前年同期比2ポイント上昇、うち新築分譲住宅は11.4%の上昇で、同2.4ポイント上回った。中古住宅の販売価格は9.8%上昇で、同2.2ポイント上回った。※京貿
  3. アジア:中国/2007年の林業生産総額は前年比9.9%増の1.17兆元の見通し。地域別/広東1,315億元、福建1,200億元、セッ江1,116億元、山東851億元、江蘇800億元。木材生産量/6,974万立方m、合板/7,365万立方m。木材製品は1億トンを超えた。※国貿
  4. 外:INAX/住宅用などに使うタイルの海外販売を強化。台湾の現地法人を通じて新たに内装タイルの販売を始めるほか、欧州でタイル販売網を拡充するため英国とフランスでも代理店の選定に着手。同社はタイル販売では国内首位。※日経2-4/08P9
□トピックス:図書紹介 200年住める木造住宅のつくり方-低価格でも、長持ちする良い家は手に入る 
○著者:金城一守/株式会社ゼロ・コ-ポレ-ション代表取締役社長1948年生まれ、兵庫県淡路島出身。81年に同社の前身である京都住宅販売を設立(96年/現在の社名に変更)。地域密着型の営業を重視しており、無用な拡大路線を取らないことを標榜。また、顧客との信頼関係を確立するため、施工過程やクレ-ムの徹底公開を実践している。2007年には京都まちなか住宅の改善に対する功績を認められ「都市住宅学会賞・環境賞」。また、ゼロ・コ-ポレ-ションとしても「2004年度グッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)」を受賞している。
著書に「不動産の賢い見方」「まちなか建築にみる安心・安全の家づくり」などがある(著者略歴より)。
○発行:ダイヤモンド社 2008年1月18日第1刷発行
○価格:¥1500+税
○目次:はじめに-「30年住宅」から「200年住宅」へ 
 第1章-木造住宅の本当の寿命
 第2章-200年住むための「軸組み」
 第3章-200年木造住宅を支える建材と工法
 第4章-良質な施工業者の条件
 第5章-低価格と高品質を両立させる家づくり
 あとがき
○はじめに:・・・しっかりした建築システムで施工された建物は、メンテナンスを適切に行い続ければ、軸組みを良い状態のまま200年残すことも不可能ではありません。最も重要な時期組みさえ残れば、他の部分は修繕・交換しながら住み続けることができます。住む人の建て替え費用は軽減され、住み慣れた場所を離れる必要もなく、長くその土地に暮らすことができます。また、長寿を約束された住宅であれば、建物自体の価値も上がり、財産としても大きな意味をもつことになります。・・・
□情報源:※日経=日本経済新聞 ※京貿=日本国際貿易促進協会京都総局
         ※国貿=国際貿易