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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2013年5月号>      No.0097
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国・北京 [PM 2.5]

(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

 

中国・北京 [PM 2.5]

 

 5月にはいっても日本の天気は安定せず、北海道では積雪があったり、名古屋でも日々

の気温の差が多きく、時には朝夕の温度差が20近くもあり、体調の管理に苦労してい

る人も多いと思います。  

 

 中国広東省においても、今まで経験がないくらいの雨模様の天候が2ヶ月以上続いてお

り、朝久しぶりに天気がいいと思っていても夕方には雨が降るという熱帯地域のような天候

や、一日中しとしとと梅雨時期のような天候が続いたりと、かなりの異常気象ではないかと

思うのですが、あまりニュースにはなっていないようです。

 

 今月の初めに窯業建材の展示会の見学と商談を兼ねて3日ほど北京にいってきました

が、日本と韓国を巻き込んでいる大気汚染の現況である北京の空気は、天気が良いにも

関わらず一日中もやがかかった状態で、今年の始めごろ来た時のように強風で汚染された

空気が飛ばされることもなく、どんよりとした状態がつづいていました。

 

 部屋の中はさほど気にならないのですが、外に出ると排気ガスの臭いがかなりきつく感じら

れ、車での長時間の移動では何となく胸が苦しくなってくるような状態で、感覚的にはかな

りひどい状態になっていると思います。 冬に来たときはほとんどの通行人がマスクをして歩い

ている姿を見かけたのですが、今回はマスクをしている人は皆無といって良いぐらいで、ここの

住民はなれてしまっているのか、気温の上昇とともにマスクなんかしていられないのかもしれま

せん。

 

 中国の首都である北京がこのようになっている事は、世界に対して隠す事も出来ず、現

政府の完全な政策や対策の不備をさらけ出している事になるのですが、日本からの技術

協力の提案にも消極的で、人命よりメンツや共産党保身を優先させる体質はいまだに変

わっていないようです。 有効な対策を立てないで経済発展を優先させた時に日本・アメリ

カ・欧州の先進国の過去の事例から、大気汚染の悪化は容易に推測できるはずであり、

5年以上前から夕方に天安門前の広い道路にひどい渋滞が発生し始めている事から、

北京市内の高速道路計画の不備を見直す事も無かったのか、現時点では市内の各所

で日常的に渋滞が起こっており、粗悪ガソリンを燃料とする車の排ガスが大気汚染の大き

な要因になっているのではないかと思います。

 

 石炭発電所や郊外の工場から排出される排ガスが大きな原因だと報道されていますが、

それらも原因の一因かもしれませんが、北京市内に限っては確実に自動車の排気ガスが

大半の要因だと思います。 行政の計画の不備を前面に出すより企業が悪いと言いたい

のかもしれません。大気汚染が直接の原因で乳幼児の病気が大幅増えてきている事や、

年間に数十万人が大気汚染の原因として死亡している事も海外機関の調査で発表され

てきており、何に変えても早急な対策とその実施が必要だと思いますが、この国はどうも軍

備拡充や党の対面のほうが優先されるようで、具体的な方針が未だに発表されていない

ようです。

 

 現在の中国は、世界中に対して急速な経済発展を成し遂げた事をベースに、自国の

優秀性をアピールする事や、貪欲に資源確保の為の領土拡張を画策しているように見え

ますが、国内問題においては現政府が継続できない状況が迫ってきていると考えてもおか

しくない位多くの問題を抱えており、しかもそれらの問題の多くが世界を巻き込んできてい

る事も事実として認識しておく必要が有ると思います。たとえば食の安全に関しての問題

や大気汚染の問題等は直接世界中に影響を与える事になり、人権問題や戸籍問題・

経済格差問題等の純国内問題においても、世界の多くの企業が中国に生産拠点や販

売拠点を持っている関係からみても何らかの影響が有る事は間違いないと思います。

 

 このように現中国という国家のかじ取りは、世界の環境・経済に大きな影響を与える位

に成長した事を認識し、国内問題に関しても自国の問題だけに収まらない事も認識し

て謙虚な気持ちを持ち、人命尊重をベースに行って欲しいと願っていますが、現実問題と

して現時点における世界で最大の消費地である事は疑う余地は無く、私たち日本人もよ

その国の問題だと放置できない状態まで巻き込まれている事を直視して行かなければなら

ないと思います。

 

 

 

                                      2013年05月10日

 

                                             車田 修

 

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2013年4月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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