今年は１月７日から業務開始なのですが、中国居留ビザの更新も有り７日から精一機械

に来ています。昨年後半から年末にかけて日本・中国・韓国・アメリカの政治関係も新体制

がスタートし、アメリカを除いてそれぞれの国で新しい指導者による方向性が示されつつあり

ますが、今年は昨年の日本と中国及び韓国の領土問題が基となって蔓延した険悪な関係

が改善されることを願っています。

　又、日本国内における不景気を打開できるような経済政策を、速やかに実施してもらうこ

とを望んでいますが、あまりあてにしないで自分たちにできる事を少しでも前進させる方向で新

しい一年に挑戦していきたいと考えております。

　昨年の年始にも日本国内の需要が望めない事から、中国国内や東南アジア・ロシア・南米

への販売に関するアプローチを具体的に進める時期に来ているという話をしていましたが、世

界経済が停滞している時期もあり思ったように情報が集まらない状況の中、昨年後半から中

国の内需が少しずつ出てきているように感じています。　２００９年頃のような勢いはまだありま

せんが、木質関連の業界ではなく窯業系のボードの塗装設備に関する引き合いが急激に増

えてきているようで、まだ一つの商品が伸びている感じではなく、窯業系ボードへの化粧をそれ

ぞれのメーカー毎に、内装材や外装材に対して試行錯誤している感じがします。

　中国全体にも人件費がこの数年でかなり上がってきている事や、都市部での出稼ぎ労働者

不足だけではなく、今年は中国の労働人口がピークを迎え、今後減少傾向に向かうことが判

っており、中国政府の政策も後押ししているように人件費はますます高くなっていく事が予想

されている関係から、省力化・省人化への設備投資の需要が急激に増えてくることが見込まれ

ています。　すでにこの２年余りの間、製品重量が重いこともあますが窯業系の塗装ラインには

自動投入装置や積載装置が当たり前のように配備されるようになってきています。　精一機械

と中国塗料メーカーが共同で開発と販売を始めた、ドアや家具を中心としたスプレー塗装設備

に関しても、ロボットを使った塗装設備が昨年はかなりの数売れているようで、我々が扱う設備

機械の中心は内需であり、中国の内需の回復基調に合わせて受注が増えていくと考えています。