中国レポート
上海展示会(第十三届中国国際地面材料&舗装技術展覧会)
日中は暑いくらいの日があると思えば、10℃に届かない日もある中を名古屋-上海-
広州(中山)の移動で、温度差に関しての体調の管理をするが大変な思いをしています
が、3月3日に上海新国際展覧中心で開催されている第11回中国国際林業・木工機
械展を4年ぶりに見学してきました。
上海新国際展覧中心は上海浦東空港から出ているリニアレールカー(磁気浮上)の終点
にある龍陽路という地下鉄2号線と交わっている駅の近くにあり、室内展示面積は200,000
m2で、屋外展示面積が100,000m2と言う大きな会場ですが、駅から歩いて正面の入り口
まで1km以上は有ると思います。
今回の会場入り口は反対方向にある入り口からの入場になっていて、地下鉄7号線に乗
り換えて隣の駅の花木路で会場専用のバスに乗り換えてやっと到着・・・・会場の周囲は直
径3km位有るような感じの所です。
実際の展示会の内容はお粗末なもので、以前は世界一の出展を誇るくらい世界中から
の展示参加が行われていたのですが、外国からの出展はほんの一握りで国内メーカーも大
手はほとんど出展を取りやめているようで、リーマンショック以後の景気後退がかなり影響し
ているのでしょうか、中国での景気回復と木工関係の需要がいぜん好調な状況からは考え
られないような内容です。
最近の展覧会離れの傾向が強く現れてきているのか、中国人のコスト意識の強さから出
展するメリットが少ないとの判断が現れてきているのか解りませんが、少なくとも急激に展示
会離れ現象が起きてきているように感じられました。
本来の目的の精一機械の競合先の塗装設備を調べようにも、ほとんど出展されておらず、
今月同じ上海で、第13回中国国際地面材料及舗装技術展覧会が3月22日~24日
に開催されるので、他の仕事の関係もあり再度上海を訪れる予定でいます。
この展示会は、毎年3月に開催されていて精一機械も3年前まで3回くらい出展しており、
お金がかかりすぎる事や出展するメリットが無いとの判断から現在は出展していませんが、
中国内の床板メーカーを中心に他の床材料と併せて数千社が出展しており、その関連製
造機械設備も多くのメーカーが出展している事から、昨年まではかなりの盛況だと聞いてい
ます。
今年はどのような事になっているか解りませんが、中国での床板(特にフローリング)の傾向
や仕上がり具合(現在は世界中に輸出されている)やその製造機械設備(加工機や塗装
設備が多く出展されている)のレベルを調査するには、良い展示会だと思います。
機械設備の出展も、3年前に精一機械が出展していた時は、ドイツ・イタリア・台湾メーカ
ー及び中国メーカーのサンダー・テノーナー・モルダー・塗装設備・端面ワックス塗布設備が多
く出展されていました。
今回もアドペックの出資会社であるヤスダコーポレーションは、この展示会に出展しますので、
皆様も是非上海まで足を運んでみてください。
下記にこの展示会の案内があるアドレスです。
参考にしてください。(中国語ですが・・・)
http://www.domotexasiachinafloor.com/
次回はこの展示化の内容をレポートする予定ですが、
期待はずれでしたら・・・別の何か考えます。
2011年03月10日
車田 修