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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報

□□★                  <2023年6月号>     No.0218

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 (株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング 

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

1中山市四海智能装有限公司新工場地鎮祭

(2)住宅関連情報 今月の住宅関連情報へのリンク 
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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中国レポート

中山市四海智能装有限公司新工場地鎮祭

東海地方は例年より8日早く、5月29日頃梅雨入りしたと気象庁が発表しましたが、

台風2号や前線の影響で、6月2日から3日にかけての豪雨により三河地区と浜松地区

で、浸水による住宅被害や土砂崩れがおきました。被災された方々に、心よりお見舞い申

し上げます。

今年の夏は東海地方も暑くなるとの予報が出ていますが、中国広東省も今年は5月中

ごろから30℃を超え、40℃に近い日も現れるような異常気温となっているようです。

 

今回は、「中山市四海智能装有限公司」の地鎮祭に参加した時のレポートをお届けし

ます。

 

中山市智能装備有限公司は、私どもアドペックグループとして2003年に精一機械(中

山)有限公司を設立した、合弁先の企業で当時は四海輸送機械有限公司の名称でし

た。 四海輸送機械は1996年に中国の軽工業の国営企業解体により、その企業の技

術者達が中心となって設立した、搬送装置を中心に製造する企業でしたが、当時オーナー

企業が中心だった中国の中小企業としては珍しく、合議制の経営管理体制となっており、

私どもとの関係も良好にこれまで推移してきています。

 

 設立から2010年頃までは、主に中国の家電メーカーMediaグループの、製造組み立て

ライン等の、搬送コンベヤーを中心に製造販売しており、東芝・パナソニック等の日系企業

向けにも製造販売していました。 HUAWEIの一級設備供給メーカーとなり、2012年には

自動化設備部門を設立し、自社工場の近代化(レーザー切断機の導入等)を推進しなが

ら自動化物流倉庫分野に進出し、自動化仕分けシステム等を手掛けてきました。

 

 2013年頃から、世界の自動車分野が電気自動車の方向に向かうことが想定される

中、中国の電池メーカーの電池の製造設備計画が急激に進んでいき、四海輸送機械とし

てその分野への搬送機械の進出の準備を始めました。工場の製造品質管理のシステム

や、外注製作品への品質管理を強化するとともに、営業的にも力を入れてきました。

 

 2020年以降のコロナパンデミックの影響はありましたが、自動車分野におけるリチウムイオ

ン電池の製造が、急激に増えることに合わせて、四海輸送機械から四海智能設備に社名

を変更しました。 中国の電池製造ではトップクラスとなる、BYDCATLが主な客先とな

り、主に電池の組み立て工程や、試験工程、充放電工程等の繋ぎの搬送ライン用のコン

ベヤーや自動化設備を供給することとなり、急激に増えていく需要に対応する為に、この5

年間で、設計技術者や品質管理者の増員を図り、主に部品を外注製作に依存し、自社

工場の他に、4か所の貸工場を稼働させ、主に組み立てと試運転を中心とした製造システ

ムに移行しています。

 

 現状において、従業員は約500人、設計技術者が40人の規模となっており、昨年の売

上金額は日本円で約200億円の規模に急成長しています。最初にこの会社を訪問した2

000年は、従業員は150人位でしたが、売上金額ベースでは多分40倍くらいの規模に

なっています。これからの2年間で、売り上げ規模が400億円まであがる予想となっているよ

うで、 現状の貸工場の家賃を含めた経費がかなり多くなってきている事から、幅70M・長さ

150Mの7階建てのビル工場を建設することに決めたようです。

 

 2023年5月18日、中山市西区の新たに造成された工業団地の一画で、朝10時から

中山市四海智能装備有限公司の地鎮祭(起工式)の式典が行われましたので、私も参

加しました。気温は30℃を超え蒸し暑い中、大型のテントと舞台が設置され、中国でよく

あるお祝いの式典が開催されましたが、来賓の政府の人たち(今回は中山市西区の副区

長レベルの人、数人)は、いつも通り10時5分ごろ少し遅れて登場、これが一般的らしい。

 

 朝9時15分から、神様にお祈りする地鎮祭の儀式が行われたようですが、関係者だけで

行われ、土地の神や風水の原則に基づいて、建築の安全と成功を祈る儀式で、豚の頭

(子豚の丸焼き)・魚・果物・米・お酒等を飾った祭壇を設置して、関係者でお祈りするよう

な感じです。

 

 地鎮祭のあとの起工式では、政府の来賓の挨拶から始まり(日本や中国でも同じような

内容)、四海智能装備の董事長である鮑さんの挨拶は、中国の政府の人たちの努力によ

り起工式にこぎつけた等の感謝を述べてからのもので、中国では当たり前の事ですが、これ

がないと中国では何も始まらないのです。

 

 約1時間の式典の後は近くのレストランでの宴会ですが、お昼の宴会ということもあるので

しょうが、以前のような白酒での乾杯は無く、ビールのみで食事を楽しむ形態が今は主流に

なっているようです。

 

 今後の四海智能装備有限公司のますますの発展と、成功を期待しています。

 

起工式の写真を数枚、掲載します。

 

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    2023年06月10日

         車田 修

2)住宅関連情報

 

2022年5月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

今月の住宅関連情報へのリンク

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

これまでのアドペックレポート

 

 

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