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■■□ アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★ <2022年10月号> No.0210
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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)混沌とした世界情勢
(2)住宅関連情報 今月の住宅関連情報へのリンク
住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
て発信します。
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中国レポート
混沌とした世界情勢
今年は台風の当り年か、8月末から9月末にかけて、日本近郊では11号から18号と8
個の台風が発生しました。台風14号は過去有数の規模と言われ、鹿児島に上陸時点の
中心気圧は935hpaという大型の台風で、九州・四国地方及び東日本でも多くの被害が
でました。今年の9月の天候は、毎週末台風が襲来し、記録的な大雨をもたらし多くの被
害を与えました。気温の変化も大きく、地域によっては厳しい残暑があり、北海道では冬日
に迫る冷え込みと夏日が交互に発生したり、忙しい天候の移り変わりとなりましたが、残暑
も10月の初旬には終わり急激に寒くなる予報となっています。
今年も後3か月を切り、新型コロナウイルスも変異を続ける中、ワクチン接種が進み重症
化の確立が大きく減退した関係から、コロナウイルスと人類との共存の出口が見えてきてい
ますが、その中の3年で世界情勢は大きく動いています。最初の2年間は新型コロナウイル
スの世界中の感染状況や死者数の情報が、人類に恐怖を与え世界中の人々の各国間
の移動に制限がかかりました。人々の直接の対話が減少し、あらゆる生産にも制限がかか
る中、世界中の経済活動が減少傾向となりましたが、情報の流通に関しては、何とかオン
ライン会議やインターネットの活用で、経済の落ち込みを少しでもカバーすることができまし
た。
落ち込んだ経済を回復させる事を第一に考えた多くの国が、鎖国的な規制を徐々に解
放させる中、経済回復のキーとなる中国がいまだに「ゼロコロナ政策」を継続し、一人の独
裁的な愚かな人物の、おのれの権力維持の為に多くの国民が自由を制限され、世界中の
経済の回復の足を引っ張る状況となっています。
今年2月24日に突然ロシアがウクライナに軍事進攻を始め、たった一人の思想と権力
維持の目的のために、多くの人々が犠牲となり破壊活動が続けられています。この権力に
賛同し、協力する一定の人々がいることは間違いないのですが、いかに民主的な考え方の
国と一部の人が権力をもって政治を動かす、専制や独裁的な国との違いがここまで明らか
になるのは、一定の情報が世界中に配信される、技術進化の結果かもしれません。しかし、
このような暴挙が許容される国が実存する事は、事実として認めなければなりません。
国際的な紛争や戦争に関して、30年以上前のイラクと多国籍軍との間の湾岸戦争
や、長期にわたる中東紛争が続いた頃は、テレビニュース上での限られた情報しか、日本に
は届けられなかった事もあり、遠い国の出来事で他人事だとの感覚を、多くの人々が持って
いたと思います。そのころと現在においての人々に渡る情報量は桁違いであり、この30年の
間に世界中を飛び交う旅客機の数も大幅に増え、航空運賃も競争の力により格安方向
に向かった関係から、手軽に世界中の多くの人々が観光やビジネスで、世界中を行きかうよ
うになっていました。
日本・アメリカ・ヨーロッパ・韓国・台湾等、世界の多くの企業は、中国の世界の工場と言
わんばかりに、中国の内需が大きく成長するに合わせて、中国に進出しましたが、中国での
人件費の高騰もあり、東南アジア地区へ生産拠点を広げる現象が現れました。そればかり
ではなく、2012年に発足した中国の現政権による、反民主的な政策が徐々に姿を現し、
専制主義的な政策を打ち出し、アメリカとの貿易摩擦を引き起こしたことも起因していると
思います。
新型コロナ感染が広がる中、世界中の工業生産がグローバル展開として、多くの部品を
世界中で分散して製造している関係から、一時期多くの部品の供給が止まり、各国での
最終製品の製造ラインが停止する現象があらわれました。追い打ちをかけるように、コロナの
感染が落ち着いてきて各国の経済が復興しようとしている中、今度はロシアのウクライナ侵
攻が始まり、エネルギー問題による天然ガスや原油の価格の高騰や、小麦を中心とした食
料問題が始まり、世界中のあらゆるものの生産コスト上昇させる原因となっています。
アメリカの経済回復と大胆な金融緩和に起因した、アメリカのインフレはロシアのウクライナ
侵攻でのエネルギー高騰の影響もあり、少しの金融引き締め策では効果が表れず、アメリカ
は大幅な政策金利を上げる方向に転換しました。その為、日米の金利差がどんどん大きく
なり、急激な円安現象となっています。日本においては金融緩和政策が継続されており、
過去の経済対策の不備からか、賃金が過去20年以上上がらない現象が続き、内需が回
復する傾向の力はなく、政策金利を上げることができない状態となっています。
日本の政治もよく理解できない状態となっており、韓国発祥の旧統一教会問題や前首
相の国葬問題で、多くの国民をいやな気分にさせ、経済対策もスピード感に欠け、大胆で
前向きな政策を打ち出せない状況では、政府の支持率が下がる方向であるのはあたりまえ
かもしれません。
世界情勢や日本の政治や経済もなにか混沌とした状態が続いていますが、早く多くの
人々が明るく、前向きな方向で生きていける時代が戻ってくることを願っています。
まず自分自身の生き方だけでもそうありたいと思っています。
2022年10月10日
車田 修
(2)住宅関連情報
2022年9月
目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連
今月の住宅関連情報へのリンク
尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。
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