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■■□ アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★ <2020年9月号> No.0185
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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)今後の中国経済の不透明な方向性
(2)住宅関連情報 今月の住宅関連情報へのリンク
住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中国レポート
今後の中国経済の不透明な方向性
9月に入っても35℃を超える猛暑日が連日続いている名古屋地区ですが、コロナ感染
症が終息しない中暑い街を歩く人も、ほぼマスクをつけており熱中症が心配されています
が、熱中症で病院に搬送される人は昨年の2倍以上と言われており、2019年は1年間で
7万人が緊急搬送され、1221人が亡くなられています。今年はその2倍以上の犠牲者が
出ると予想され、コロナ感染による犠牲者より多くなりそうです。
アメリカの大統領選挙が11月から12月にかけて行われる予定の中、日本の安部総理
大臣は8月28日に健康を理由に辞任を発表し、政権与党の自由民主党は9月14日に
総裁選挙の投票を行うことに決め、現在総裁選挙に向けての連日の報道がコロナを追い
越している状態です。新型コロナ感染症発生から7か月が過ぎ、世界的な収束も程遠い
状態の中、まだまだ経済回復に関しても先の見通しが立っていない時期に、世界的に大き
な変動が起きているような状態となっています。
中国における新型コロナ感染症に関する発表では、新規感染者が1日当たり20人から
30人程度と、かなり低い状態が維持されているようで、広東省においては省外や海外から
の検疫での感染者を別とすれば、7月以降新規感染者は出ておらず一般の人々の生活も
以前の状態に戻っているようです。中山市においては、累計の感染者数が67人で新規感
染者は6月以降出ていない状態が維持されています。日本は現状第二波と言われる感染
者数と死者数が、やっと落ち着いた傾向になっていますが、未だ連日かなりの数の感染者
数と死者数が報じられており、終息方向に向かっているとはとても言える状態ではありませ
ん。
中国では海外からの入境時の対策は引き続き検査体制を維持していますが、ほぼ中国
全域の生活環境としては終息状態となっているようです。落ち込んだ経済も7月以降急速
に回復しているようで、中国統計局は1月~7月の集計で景気は好転しているとしており、
設備製造業に関して自動車・電子業界を中心に販売が回復しており、7月の全国の工業
利益は昨年同期比で19.6%の増加だったと発表されています。
中国の国内景気は回復しているとして、経済面においても強気の報道が目立ちますが、
米国との対立は大統領選挙とともに益々悪化する方向性を見せており、現在の米中対立
の目玉である中国5社(ファーウエイ・ZTE・ハイクビジョン・ダーファテクノロジー・ハイテラ)との
米国および同盟国からの締め出しを行うとしている状況は、どこからきているのでしょうか。
おおもとは、中国における2017年施工の「国家情報法」の第七条にあります。内容は
「いかなる組織及び国民も、法に基づき国家情報活動を指示し、これに協力し、知り得た
国家情報活動の秘密を守らなければならない」と定められていますが、言い換えれば個人
や民間企業は中国の情報活動に協力しなければならないと解釈されています。
これに対して米国は5Gクリーンネットワーク政策を発表し、これは米国の安全保障の観
点から信頼できないベンダーや通信事業者から5Gネットワークを保護する目的であるとして
おり、現在日本を含む30以上の国と地域が参加しています。2020年4月に5Gクリーンパ
ス、8月にクリーン・キャリア・ストアー・アプリ・クラウド・ケーブルを公表し、信頼できる国とその
ベンダーのみとの取引を行うことを表明しています。
◆5Gクリーンパス:ファーウエイやZTEなどの信頼できないITベンダーの機器を介して、米
国外交施設の5Gネットワークへアクセスしない事を求める。
◆クリーンキャリア:米国が信頼できないと定める中国の通信キャリアが、米国の通信ネット
ワークに接続されていない事を求める。
◆クリーンストアー:米国のアプリストアーから信頼できないアプリの排除を求める(TikTokや
WeChat)
◆クリーンアプリ:信頼できなスマートフォンメーカーが、製造端末にアプリを事前インストー
ル、又はアプリストアーからダウンロードできないよう求める。
◆クリーンクラウド:米国市民の個人情報、知的財産に繋がるビジネス情報を、信頼できな
いクラウドシステムに保存しないよう求める(アリババ、バイドゥ、チャイナモバイル、チャイナ
テレコム、テンセント等)
◆クリーンケーブル:世界中の海底ケーブルから中国ベンダーを排除し、通信の安全性を確
保する
この政策は、着々と進められており、日本を初め30ヶ国が参加しており、各国の通信
事業者や通信機器のメーカー等は、アメリカとの取引をする上においては、ほぼ中国IT企
業との取引をやめなければならない状況が作られつつあるようです。
アメリカの方針がどの程度実施されるかは未確定で、情報ネットワークが世界で分断さ
れてしまう可能性もあり、現実からかけ離れているのではないかとも考えられますが、少なく
とも米国の同盟国で先進国を含めた国々が参加する事から、これらの国も含めて中国の
5G関連とIT企業の排除は加速していくと考えられています。
中国の経済に大きな影響を与える事は避けられないとの見方が一般的です。
2020年09月10日
車田 修
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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2020年8月
目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連
尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。
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