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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報

□□★                  <2020年7月号>     No.0183

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 (株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

1国産ランプ対応・電子点灯UV照射装置

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

 

国産ランプ対応・電子点灯UV照射装置

 

日本列島の今年の梅雨は雨天が続く傾向にあり、7月に入っても沖縄以外はいつ梅雨

が明けるか判らない状況のなか、各地で豪雨となっており、九州地区や東海地区山間部

では河川の氾濫と決壊や、土砂災害が発生して多くの犠牲者が出ております。コロナウイル

スも収束方向に向かっているとは言えない状況が東京&関東地区を中心に続いています。

ウイルス感染や自然災害の報道がこれほど多く続き、世界中の人々の行動制限が長期化

する事で、人類に多くのストレスが蓄積されており、それが今後どのような結果として現れる

のか心配しています。

 

今回は、弊社が提供している木質フローリングの塗装ラインに使用される、UV塗料の硬

化用、電子点灯方式のUV照射装置の紹介をしたいと思います。

 

従来、UV塗料の乾燥・硬化の為のUV照射装置には、トランスとコンデンサーを組み合

わせた電源装置が多くの業界で使われてきました。近年では照明装置がLEDに変わってい

く中、一部の産業界においても印刷や塗料の乾燥・硬化に、LED-UVランプを使用した照

射装置が使われるようになってきていますが、装置のコスト面及びインクや塗料が限定される

事から、まだまだ普及段階にはかなりの時間が必要ではないかと言われています。

 

照明がLEDに変わるまで、蛍光灯がトランスを使ったグローランプ点灯方式から、電子電

源を使用した点灯方式に変わったように、工業用のUV照射装置の電源も10年くらい前か

ら電子式の点灯方式が多く採用されるようになってきました。

 

弊社においても2012年頃中国精一機械において、イタリア製の電子点灯UV装置を

組み込んだ照射装置を販売し始めましたが、その後中国製の電子点灯装置も出回るよう

になり、中国においては従来のトランス電源から急速に電子電源方式に移行していきまし

た。

 

日本においても印刷業界を中心に、インバーター方式と言われる電子制御方式の電源

装置が使用されるようになっていましたが、装置が高額で性能面見おいても電子電源のメリ

ットが大きくない等の理由から、UV塗料の硬化への普及は現時点においても進んでいませ

ん。

 

ヨーロッパや中国においては、塗料の硬化にも電子電源の点灯方式が広く普及していま

すが、日本においては各UV照射電源装置のメーカーにおける、電子式電源の開発がUV

照射装置自体の需要減もあり、積極的に進められなかった事もあり、ヨーロッパや中国製の

電子電源に比べてコストが非常に高く、機能的にも見劣りするものとなっています。

 

性能面においての大きな差としては、電子点灯装置の最大のメリットと言われる、調光

範囲が日本製は100%~50%の物がほとんどですが、ヨーロッパや中国製においては10

0%~10%となっており、トランス式照射装置の100%一定もしくは100%と50%減光

機能と比較した場合、使用条件が広くなり電力消費面においても大きなメリットが出せる

性能となっています。

 

電子電源はランプに対するエネルギー効率面においてもトランス電源に比べて良いとされ

ていますが、実際の使用条件における省電力の面からのメリットとしては、トランス電源装置

に比べて、調光範囲が大きい事、点灯時のランプが安定するまでの時間が短い事、再点

灯時間も短い事などにより、ライン等の準備段階における点灯開始タイミングを遅らせる事

ができ、準備段階・ライン品種替え・ライントラブル時において、出力を20%以下で待機さ

せる事による省電力化のメリットはかなり大きいのではないかと考えています。

 

 中国における実績をベースに、電子点灯を日本国内で販売するにあたり、工業用一次

側電源電圧がヨーロッパや中国では400V級であり、日本の200V級電源に適用させるよ

うメーカーにて試作してもらいましたが、調光範囲を10%まで安定して落とす為には、一般

的に日本で使用されている10A基準のUVランプより、20A基準のランプが良いとされてい

た事から、日本導入の初期の段階では、20A基準ランプを組み込む条件の電源装置とし

て販売を始めました。

 

 その後、既存のラインに使用されているUV照射装置の更新の場合、使用ランプメーカー

やランプ仕様が変わる事で、塗料等の硬化性が変わる可能性もあり、それを実証しなけれ

ば設備更新時に使用してもらえない可能性もある事が想定されました。この問題を解決す

る為に従来使用されている日本製等の10A基準のUVランプを使用する事での装置を、メ

ーカーに依頼した結果、一次側電源が200V級の場合調光範囲がある程度限定されま

すが20%以下までは可能であることが解り、今後日本向けの電源は10A級のランプが使

用できる装置で販売をする事としました。

 

今回、新たに国産ランプ対応のパンフレットを作成しましたので、参考にしてください。

 

2020年07月10日

             車田 修

    

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2020年6月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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