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■■□　　　　　アドペックレポート／住宅＆関連市場情報
□□★　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜2020年2月号＞　　　　　No.0178

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 （株）アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

（1）中国春節と新型コロナウイルス影響 

 

(2）住宅関連情報　　
　　住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に１ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・（1）中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

中国レポート

 

中国春節と新型コロナウイルス影響

 

暖冬の今年の冬も名古屋地区では、立春を過ぎてからの1週間が今年の最低気温を

更新するなど、やっと冬らしい気温となりましたが、その後又3月並みの気温となりそうで未だ

に初雪観測は無く、このまま春に向かっていくかもしれません。地球温暖化のせいなのかは解

かりませんが、中国中山市も今年の冬は最高気温が20℃を切る事が少なく、最低気温も

昨年の記録の0℃近くまで下がる事も無く、10℃以上をキープしています。湿度も高めをキ

ープしているようなので、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスにとっては苦手な環境と

なっていると思います。

 

1月9日、中国湖北省武漢市で原因不明の肺炎患者から新型コロナウイルスが検出さ

れたと、中国当局が発表しましたが、昨年12月以降湖北省武漢市江漢区の武漢華南

解繊卸売市場を中心に、複数の発生が報告され感染が広がる恐れがあるとされていまし

た。今年の中国の春節の休日は1月24日から1月30日となっており、1月20日前には

帰省や観光の為の旅行等で、多くの人の移動がある事も解っており、緊急の対策が求めら

れていたはずなのですが、中国政府が武漢市を封鎖したのは1月23日で中国政府の情

報公開と対策遅れから、封鎖前に数百万の人々が中国国内各地をはじめとして世界中に

移動したとされています。

 

新型コロナウイルスに関する日本での入国規制が始まったのは2月1日の事で、中国の

武漢封鎖から1週間後となっており、対策の遅れが日本での感染患者数の増加につながっ

ているのではないかと言われています。現在、世界で62ヶ国が中国人に対する何らかの入

国制限処置を実施しており、その影響で中国を中心とした人の移動が大きく制限されてい

ますが、私達は中国との関係で多くの中国への往来や東南アジアへの渡航の業務があり、

今回の行き過ぎた入国制限や定期航路の削減により、航空路線の予約が取りにくい状態

が発生するなどスケジュールの調整が上手きできない事態が発生しています。

 

ウイルスの拡散を止める為に各国が水際対策として、いろいろな対策を講じるのは仕方

ないのですが、これらの入国や渡航制限は、現在中国との関係がどうなのかによってそれぞ

れの国の政策が違っており、各国の共通な適切な制限ができないものなのかと思います。

 

オーストラリアは2020年2月1日以降に中国大陸を旅行又は経由した場合の人は入

国禁止、インドは2020年1月15日以降に中国大陸に滞在した人は入国禁止、米国・

ベトナム・インドネシア・イスラエル・シンガポールは過去14日間に中国大陸に滞在した人は

入国禁止、台湾は中国のパスポートと中国・香港・マカオに入境又は滞在した外国人は入

国禁止、フィリピンは中国大陸・香港・マカオからの旅行と経由した人の入国禁止、日本・

韓国・香港は湖北省の中国パスポートと過去14日間に湖北省に滞在した人の入国禁止

となっています。各国での適用除外項目はありますが、大きく分けて中国パスポートと中国

大陸からの旅行者を全て止める政策と、湖北省の中国パスポートと湖北省からの旅行者を

止める政策に分かれていますが、ほとんどがウイルスの最長潜伏期間と言われている過去

14日に限定しています。

 

中国の都市部においては、春節の休日を2月9日まで延長しており、各企業も2月10

～2月15日からの操業としていますが、各国の人の移動の制限がどこまで継続されるかは

予測できない状態となっており、世界経済に大きな影響が出てくるのは確実になってきてい

ます。中国の国内においては、湖北省だけが封鎖されているわけではなく主な都市の空港

でも発行地が湖北省の中国パスポートの人と、過去１４日間に湖北省に滞在したことがあ

る人は、１４日間隔離されることがあるとされています。又各地区の自治体では独自に道路

封鎖を実行して人の往来を制限している地域が多く存在するようで、各企業が２月１０日

に操業を始めようとしても地方出身者の多くが足止めをされている現状から、人が帰ってこな

いという現象が出てくるものと予想されています。

 

中国の湖北省においては２月９日時点で２９６３１人の感染者が出ており、それ以外の

地域においても感染者は増え続けており、浙江省が１０７５人・広東省が１１３１人・河南

省が１０３３人・湖南省が８３８人となっており、中国全土の感染者数は４０２３５人で疑似

患者は２３５８９人で死亡者数者９０９人となっています。死亡率の統計では武漢市で４．

０３％・湖北省が２．９４％・それ以外の地区では０．３１％となっていますので、この新型コ

ロナウイルスはインフルエンザ等と比較しても、増加をある程度食い止める方向に向かう事が

できれば、各国の規制も解除される方向になると思われます。

 

中国以外の国における発症患者数は３１４人で死亡者は１人となっており、日本は中国

以外では患者数が一番多く、１０日時点では９５人となっています。日本においての感染者

も中国武漢からの中国人旅行者と政府のチャーター機で帰国した人と、クルーズ船の乗客

がほとんどを占めており、日本国内での感染は３名程度に限られているのが現状なので、あ

まり神経質にならないほうが良いのかもしれません。今日本で流行のインフルエンザの方が脅

威だと思いますし、各人インフルエンザ対策の予防をしていれば問題ないのではないかと思い

ます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２０年０２月１０日

車田　修

 

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・・・・・（2）住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

２０２０年１月

目次
１．住宅関連

２．リフォーム関連
３．住宅ローン関連
４．建材・住設・家具・合板・木材関連
５．建築・不動産関連
６．塗料・素材関連
７．環境関連
８．アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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