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     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
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                  <2018年12月号>     No.0164

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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

年末年始休業の知らせ

12月28日~1月6日までお休みをさせて頂きます。

ご不便をお掛けいたしますが、ご承知置き下さい。

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

(1港珠澳大橋開通 その2

 

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

中国レポート

 

港珠澳大橋開通 その2

 

暖冬傾向が続いていた日本列島も、12月に入って少しずつ本来の冬の気候に近づい

ているような気がしますが、個人的には、過ごしやすさから言えば暖冬気味の方が良いので

はないかと思います。しかし寒い季節が必要な作物や自然界のバランスにおいては、大変

な事になってしまいますし、寒い気候を利用した事業も多くありますから、勝手なことを言って

はいけないのでしょう。 中国広東省中山市においても今年は例年に比べてやはり気温が

高い日が続いており、12月に入っても日中は25℃から28℃程度で、夜中も20℃前後と

なっていますが、これからは突然10℃以上の気温差が時々現れで、10℃を下回る事もあ

ります。日本に比べて湿度が高めなので、気温よりもかなり寒く感じる状況になります。

 

先月のレポートで、港珠澳大橋の開通を5月と書いてしまいましたが、10月の間違いで

した。

 

10月24日に開通した港珠澳大橋のバスで中国に入国するのは、今回で3回目となり

ますが、行きは香港国際空港から船で中山港まで行く所要時間に比べて、約3時間位短

縮される事から、相当便利になった実感がありますが、実際には船の待ち時間が3時間30

分有る事から、その分が短縮されたのであり、全ての人に対して便利性が高くなったかどうか

は疑問の残るところです。帰路に関しては乗り継ぎの時間の関係もあり、やはり従来通りの

船での移動のとなっています。 最初は3時間の時間短縮と、壮大な海上大橋と海底トン

ネルの長めに少し感動したようなところもあったのですが、慣れてくると少し変かなと感じるとこ

ろも出てきました。

 

問題点を整理してみると、まず空港に隣接された人口島にある香港口岸(出入境管理

所)が出発地点となるのですが、空港からそこまで行く手段として、バスを使うのですが路線

バスであり、無料のシャトルバルではなく6HK$が必要となります。 船を使う場合、以前は、

空港から船乗り場であるスカイピアまで無料バスが運行されており、現在は空港内の無人

電車が運行されています。 基本的に香港に入国する必要はなく、空港のトランジット扱い

で直接中国に入国する事になり、預け荷物は船運航会社がピックアップして到着地まで運

んでくれます。 

 

港珠澳大橋経由の場合、まず香港空港の通関を済ませなければなりませんが、いつも

長蛇の列で所要時間20分程度というところでしょうか、その後荷物をピックアップして香港へ

の入国を済ませ、香港口岸までの路線バス乗り場まで当然徒歩で4~5分程度の移動と

なり、大きな荷物を持っていれば、結構大変な作業となります。 かなり運転の粗い路線バ

スに揺られて5~7分で到着となり、香港空港に到着してから港珠澳大橋のバスに乗るま

でほぼ1時間位必要ですが、その間ほとんどの時間歩いているか、立っての待ち時間という

ことになります。 運動不足解消には効果がありますが、やはり疲れます。

 

 私の推測(常識的な期待)では、香港空港の無人電車が香港口岸(出入境管理

所)まで、スカイピアの船乗り場から延長されており、香港に出国することなく、船と同じよう

なトランジット扱いで、バスで珠海まで行けるのではと思っていましたが、完全に裏切られた

感じです。 たぶん預け荷物の処理をどうするかが大きな問題ではないかと考えますが、有

料で船と同じようにピックアップしてバス乗り場まで持って行くシステムが必要となるのではない

かと思います。

 

香港国際空港内での港珠澳大橋に関する案内が、全く無い状態もなぜだろうと気にな

りますが、あくまで港珠澳大橋は中国の管轄であり、利用客も澳門(マカオ)と珠海に限定

されている関係から、空港の外の問題であるという事なのでしょうか・・・。いずれにしても、

開通から1か月以上経っていますが、私が3回通った日の通行量は少なくシャトルバスのみ

が走っている感じですし、空港近くの香港口岸からの利用客も、土日は結構多いと言われ

ていますが、平日はあまり多くないようです。

 

日本的な感覚で、このような新しい香港と中国本土・マカオを結ぶ全く新しい通行手段

を作ったのであれば、工事期間だけでも数年の年月をかけている関係から、空港からのアク

セスや香港・中国間の自家用車等の通行の規制緩和や、珠海からの各隣都市間のバス

等の交通アクセスの整備が同時進行で進んでスタートするのが当たり前のように思います

が、それぞれの連携が悪いのか計画性の進捗状況が合っていないのか分かりませんが、いか

にも中国的な進め方のような気がします。

 

中国人的な感覚で物事を進める場合、このような状況はあたりまえであると、20年近く

中国人との付き合いの中で、何となく納得している自分があり、数年先にはより便利性を

追求したシステムが完成するのだろうと思います。

 

                                       2018年12月10日

                                                                                                    車田 修

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2018年11月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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