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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)精一機械(中山)有限公司設立経緯(2)
(2)住宅関連情報
住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中国レポート
精一機械(中山)有限公司設立経緯(2)
今回も、前回に続いて精一機械(中山)有限公司の設立に関する経緯に関しての特集をし
たいと思います。
精一機械(中山)有限公司の設立に関する経緯
2.中国外注委託生産から合弁会社設立への道筋
2001年に中山市四海輸送機械有限公司と取引を開始しましたが、お互いに海外との取引
経験はほとんど無く、決済条件や金銭の支払い方法、輸出入手続きに関しても全く未知の世
界を模索する中で、多くの人々に教えていただきながら進めていきました。 特に大日精化(香港)
が取引の窓口となって頂き、各種手続きの代行ばかりでは無くお互いの信用度を保つ為の要とな
っていただいたことには感謝しております。
その後大日精化(香港)有限公司とは中山市四海輸送機械有限公司との取引をスタートと
して、精一機械(中山)有限公司設立に関する仲介とその後の取引に関しても、私たちの代理
者としてご尽力いただきましたが、大変お世話になった当時の飯村英夫さん(董事)の退職及び
李輝さんの退職後の運営方法の食い違いから、現在は大日精化(香港)有限公司を経由して
の取引は終了しております。 但し、現在も李輝さんは我々のグループの一員として、香港にて
一部の取引の代行や香港設立会社(アドペック香港・四海香港・精一香港)各社の管理等を
するかたわら、精一機械の管理面強化のコンサルタント面においても協力していただいております。
2001年に中国の外注製造会社として、取引を始めた中山市四海輸送機械有限公司に対
して、最初はベルトコンベヤー等の搬送装置を日本からの図面支給にて製造をしてもらい、日本
側から試運転に行き確認した上で送金と輸入をする方法で取引が進められました。 一般的な
前金とかLC決済の方法をとることなく、お互いの信用の元に信頼関係を築いて行くことができまし
た。その後、株式会社杉井鉄工所からの図面支給と技術指導により、ロールコーターを中山市
四海輸送機械有限公司にて外注製造することへの挑戦や、UV照射装置の新型タイプの試作
製造依頼等も行なう中、製造方法やそれに伴う技術的問題点の解決に対するお互いの協議
を繰り返し行う事が、お互いの信頼関係を増幅させて行くことになったと考えております。
2003年には、日本の大手建材メーカーの中国工場に、日本の技術により中国で製造した
最初の塗装ラインとして納入しましたが、一部日本での商品開発が途中のものもあり、完全に
納得がいく設備とは行きませんでしたが、従来の日本向けに製造していたこの種の設備との比
較においては、かなりレベルの高い設備となっていました。 同年には、同じ系列会社の日本の
工場にもフローリングのUV塗装ラインを納入し、 熱風乾燥機を含めた日本国内での納入実績
を作りました。
その後も日本国内向けや韓国向けやマレーシア向けの単体設備やライン設備を、フローリング
の塗装ラインだけではなく乾燥機や自動省力化設備も合わせて、日本設計による中国製造と
しての設備を2005年にかけて数多く納入しました。
当然の結果なのですが、この5年間の実績においても現実的には中国での外注製造という中
における、製造品質の問題点や中国国内における部品調達に関する品質の問題、支給部品
等の輸出入に関する税金問題も含めた製造コスト面での限界が見えてきて、もう少し管理面
やコスト面に直接関与する必要があるのではないかという議論が出て来ました。
これらの方法論としての選択肢としては多くなく、現在中国で図面支給による外注製作を依
頼している、中山市四海輸送機械有限公司との合弁事業として進める事がベストであるとの判
断がありました。 中国国内にて独資にて製造企業を立ち上げるとした場合、アドペックへの出
資会社の総力を挙げても所詮小規模企業の集まりであり、資金力・マンパワー・運営力に関し
ての問題点が多すぎる事、日本人の経営体質によって中国人労働者を使うとしたと場合、通
用する可能性が低い事、中国での起業は当然ながら中国の市場に参入するつもりで行われる
べきであり、それらを実現するための営業販売方法や、金額回収の方法論を私たち日本サイド
が持っていない事等々、どのように考えても独資での進出は難しいと判断しました。
当時の日本企業の中国進出に関しては、中国の各地方の企業融資に対する勧誘が盛ん
に行われており、税制優遇等を前面に打ち出した関係から、大企業や中堅企業が進出の計
画や実行を進めている状況がありました。 それ以前には繊維関係や家具関係等の、軽工業
的な日本の中小企業が数多く中国に進出しましたが、当然資金やマンパワー等の面から中国
企業との合弁事業で進出した企業が多く、中国の経済成長等に合わせた企業規模の増大
(資本の増大)に日本側の企業がついていけなくなる状況が多く発生して、多くの中小企業が
中国から撤退していた経緯があります。 このような教訓から、当時の日本での経済界の方向
性として中国進出は独資で進めるべきで、中国企業との合弁企業は危険すぎるとの考え方が
ありましたが、私たちとしては中山市四海輸送機械有限公司との約4年間の取引に対して、
大きな問題もなく、お互いの信頼関係が構築されて来ているという実感があった事が、結論を
導き出す事に繋がったと思います。
次回に続く
2017年05月10日
車田 修
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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2017年4月
目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連
尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。
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