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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2014年4月号>      No.0108
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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

 

 
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)現地で感じる中国経済状況
(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

 

現地で感じる中国経済状況

 

 名古屋では桜の満開から葉桜になりつつあり、日替わりで寒暖の差が大きく体調維持に

気をつけなければならない時期ですが、中国広東省中山市もまだ夏の様相には程遠いよ

うなぐずついた天候が続いており、日本との温度差を感じる事もなく、過ごしやすい気温とな

っています。しかし、今月末頃には30℃を超える日が現れ、そろそろ高温多湿の季節を迎

えることとなります。

 

 中国の経済状況の日本での報道等では、中国の経済状況の悪化が大気汚染問題や

中国共産党一党独裁の限界説などと一緒に報じられ、特に最近シャドウバンキング問

題が取り上げられ、実際に元金保証も破綻する現実が現れています。 銀行金利に比較

して急上昇する物価や住宅価格の高騰が、より金利の高い理財商品等に流れる現象は

自然の事だと思いますが、その資金の流れや規模を中国政府が把握しきれていない状況

に問題があるとされています。

 

 問題があれば、いずれは中国政府が保証を肩代わりするだろうと考える方向が、どうもそ

うではないと言われ始め、実際に昨年と今年になって2件の破綻が起き、政府は保証しな

いと明言した事から先行きの不安が一気に現実化してきていると言われています。

 

 しかしながら、中国の国内においては経済状況が悪いと言われながら、住宅価格が一部

の地域では大幅に下がったと言われている反面、全体的には住宅価格はいまだに上昇を

続けており、この数年での一般労働者の賃金の急上昇もあり、車の販売も増え続け中産

階級と言われる人々の生活レベルは、急激に上がってきているように感じています。

 

 沿岸都市部の一般労働者の賃金は、各地方政府が設定する最低賃金に比べて倍近

くまで上昇しており、例えば中山市の最低賃金は1800元(約3万円)に対して、精一機

械の工場作業者平均が残業代も含みますが4000元(約6万8千円)を超えています。

これらの現象は人手不足も関係ありますが、政府の誘導や周りの企業との比較において

の結果だと言われています。これは内陸地方都市との賃金格差がますます広がってきてい

るとも考えられるのですが、中国全体としては、一部の富裕層の購買力が中国の経済を支

えてきた特異的な経済成長から、多くの人口を持つ中国として中産階級の確立こそ、これ

からの中国経済を真に支えていく原動力となるという、正に正当な経済成長に乗せようと

している現れだと考えても良いのではないかと思います。

 

 中国においては真の自由経済ではないにしろ、企業活動は社会主義経済から離脱して

おり、安定成長時期に差し掛かり企業間格差が広がりつつあるのも、まともな経済社会に

なりつつある現れかもしれません。これまでの作れば売れる時代が終わり、資金力さえあれば

市場開拓と販売拡大を可能とした企業運営から、メーカーにおいてはそれぞれの企業が持

つ技術力や品質管理力、サービス業においては顧客対応力や販売ノウハウを持っている企

業が生き残っていく時代に入ったのではないかと考えています。

 

 精一機械においても、中国の経済が低迷(今年の成長率は5%を下回る可能性)する中、

日本向けの設備の影響もありますが、この2年間に関して順調に売上金額を伸ばしており、

特に自動化設備の割合も増えてきています。売上に関して昨年2013年は約6000万

元、日本円で10億円を超えています。2010年比で約1.5倍になっていますが、従業員数

はほとんど変化がなく、数字上では生産効率が上がってきていると判断できるのですが、現実

には逆に品質生産管理の充実や生産コストの削減が急務になってきているおり、これからが

真に企業として生き残り、成長を継続させられるかの経営手腕が問われる段階に入ってきて

いると考えています。

 

 中国国内需要と日本の需要や海外向け需要の微妙なバランスで10年近く操業してきて

いますが、より品質の管理と技術開発に力を入れていかなければならないと考え得ています。

 

                                      2014年04月10日

                                             車田 修

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2014年3月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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