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材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国・微信(WeChat)
(2)住宅関連情報
住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア
ップ し
て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中国レポート
中国・微信(WeChat)
日本の気温もやっと平年並みになり、そろそろ冬の到来を感じさせるような季節になって
きましたが、中山も11月に入って日中は29℃位まで上がる事もありますが、過ごしやす
い気候になってきました。
北京・上海のPM2.5の影響が広東省にもあると言われていますが、それよりも、未だ
にマンション建設が中心部や郊外で進められており、その工事の影響でなんとなく埃っぽ
い感じが続いているような気がします。
今回は中国でも急速に浸透している、スマートフォン向けのコミュニケーションソフト
微信(WeChat)に関してのレポートです。
「中国のテレビ局のアナウンサーがある地方の農村で、一人の農民に中国共産党政府
に関するインタビューをしています。」
記者:(あなたは中国共産党政府を支持していますか? 中国を愛していますか?)
農民:{当然です、私は中国を愛していますし、現在生活できているのも中国共産党
政府のおかげだと思っています。}
記者:(それでは、もしあなたが1億元の宝くじに当選したとしたら、その半分を中国共
産党政府に寄付しますか?)
農民:{はい、当然です。私は中国共産党政府を指示していますから、半分で良けれ
ば喜んで寄付します。}
記者:(それでは、もしあなたが家を2軒持っていたら、1軒を中国共産党政府に寄付
することができますか?)
農民:{はい、当然です。私は中国共産党政府を指示していますから、1軒で良ければ
喜ん寄付します。}
記者:(それでは、もしあなたが自家用車を2台持っていたら、1台を中国共産党政府
に寄付することができますか?)
農民:{はい、当然です。私は中国共産党政府を指示していますから、1台で良ければ
喜んで寄付します。}
記者:(それでは、もしあなたが牛を2頭持っていたら、1頭を中国共産党政府に寄付
することができますか?)
農民:{そ・そ・・・・それは難しいですね!!!!}
記者:(え! なぜ高価な物は寄付できるのに、牛を寄付できないのですか?)
農民:{だって・・・私は今、現実に牛を二頭飼っていますから・・・}
END
これは、中国の微信(WeChat)に配信されていた、中国共産党を皮肉った笑い話なので
すが、このようなちょっとおもしろい話とか、ニュース的な物が今の中国では微信によって情報
が連鎖的に広がって行く現象が起きています。
中国では、世界的にユーザーが定着しているFaceBookやツイッターがインターネット上で規
制されて、接続できない事もあり、中国国内での友人間のコミュニケーションツールとして、中
国独自の「QQ」と言うインスタントメッセンジャーサービスが、パソコンの世界に定着しています。
これは、中国のネット系企業で最大のテンセントと言う会社が1999年にサービスを提供し
始めたものですが、その後スマートフォンの普及に合わせて、同社が2011年1月にスマート
フォン向けのインスタントメッセンジャーとして「微信」の提供を始めました、日本の「LINE」(2
011年6月に提供開始)に似ていますが、音声チャットを軸として、文字チャット、テレビ電
話、写真・映像の投稿(FaceBookの簡易版的な物)等「LINE」より使いやすさや機能面で
は先を行っているような気がします。
2013年5月時点で、全世界のユーザー数が4億人を突破したとの事、LINEのユーザー
数は1億5000万人とかなり差を付けられてしまっています。私は最初はLINEのコピーか
と思いましたが・・・違うようですね(LINEより先に提供されている)。
このテンセントという企業は日本ではあまり知られていませんが、ソーシャルネットワークの世
界ではヤッフージャパンの利益やFaceBookを超えており、時価総額から言えばこの世界の
No.1の企業になっています。
先日の天安門前の事件の時も、この微信により瞬時に世界中に映像が連鎖的に配信
され、中国政府の情報規制は、大衆の目に見える範囲で起きたことを封じ込めることが、不
可能な時代になっていることを物語っていると思いますし、最近の政府役人の汚職や府政の
暴動鎮圧現場を告発する元になる映像や写真、資料等が微信のようなツールの広がりによ
って世界中に提供される事に、中国政府の規制が及ばないように願うばかりです。
2013年11月10日
車田 修
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