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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2008年6月号>      No.0038
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㈱アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国情報  

    四川大地震の中国での報道

(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

四川大地震の中国での報道

 5月12日の午後2時半に四川省で起きたM8.0の大地震、死者の数は8万人に

達するだろうと言われています。

ここに、お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表し、被災者の皆様に心よりお

見舞い申し上げますと共に被災地の一刻も早い復旧を願うものです。

 地震発生時、私は精一機械(広東省中山市)にいましたが、後の報道で香港でも

震度3の揺れだったそうですが、まったく気がつかない状態でした。

しかも、地震を知ったのは日本に居る妻からの電話で、「四川省で大きな地震が有っ

たそうだけど大丈夫?」・・「そう、知らないけど四川は2000km位離れてるから問題

ないけど・・」どうして、日本の方が情報が早いのか・・・。

精一機械でも話題になったのは、地震発生からかなり時間が経ってからだったと思いま

すが、M7.8との報道にもそれがどの位なのか一般に知られていないから、まあよそ事

の感でした。

その日の夜のテレビ報道も、情報量が少なすぎるのか、日本のような緊急報道番組は

無く、いつもの番組のいくつかのチャンネルでテレップが流れていて、四川省汶川でマグネ

チュード7.8の地震が起こって、死者は数千人に・・・との報道があるだけで、中国の報

道はこんな程度なのかと、ちょっとがっかりしました。

しかし、翌日からは、テレビの多くのチャンネルで特別報道番組なるものが放映されて、

発表される犠牲者の数は日々増えていき、相当な被害が出ているようだと皆が実感し

てきているようでしたが、3日目位のテレビ報道で私の感覚では何か違和感を感じるよ

うになったのは、どのチャンネルの報道も同じパターンで、温家宝中国首相が現地を視

察している場面と、軍隊・消防隊等の救助隊が生存者を救出する場面を繰り返し放

映しているのですが、救助方法と言うかその場面を見る限りでは、周りの見物人で何も

していない人が多すぎる・・・・救助されると万歳と拍手・・・最初は感動する感じが・・だ

んだん何か変だなと感じたのはたぶん外国人だけで、中国人は比較対象が無いからそ

のまま受け入れるのだろうなと思いました。

 驚いたのは、銀行では14日には地震被災の義援金の張り紙、早い対応にびっくりし

ましたが、その後各団体や飛行機の中でも救済金集めが・・・・しかも、報道機関(中国

政府指導?)が寄付金のランキング発表で救済金集めを支援?助長(考え方の違い

かもしれませんが、かなり世界の常識とはかけ離れた感覚)。

聞いた話では、学校での寄付金集めで、あの子が幾ら寄付したから・・・私は幾らにしな

ければならないと、親から出させるように、金額を発表して・・・と、これもまったく変な状態

になっているのが、今の中国のだそうです。

義援金ランキング・子供からの寄付金集め・貧困層からも半強制的な救済金集め・・・・

外国への救援依頼や義援金に対して、政治が介入している状態が見えてきている現

状、未だ生存者の救出活動をしているタイミングでの、被災者や救援活動を実際にし

ている人たちを完全に無視したとしか考えれない、19日からの3日間の追悼期間・・・

ちょっと早すぎないかと思うのは私だけでしょうか・・・。

 その他に、手抜き工事の発覚、火事場泥棒的な事件の多発、救済金の横取り等々

(ミャンマーよりはましかも知れませんが)どこの国でも大なり小なりあるでしょうが、中国で

このような事件や上述した問題点の報道や情報が外部に出てきている事は、良い状況

なのだと考えてもいますが、今回の震災の経験と復旧への内外の人々の協力・北京オリ

ンピックの開催・上海国際博覧会等を機会に、急激な経済発展で少し歪められかけて

いる、中国の人々の基本的なものの考え方や行動が、人間としての常識を取り戻す(今

の中国人が常識が無いとは言っていません)きっかけとなってもらえばと思っています。

                                        20080610

                                        車田 修

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2008年5月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連


尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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